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レス82 HIT数 2635 あ+ あ-

名無し
14/11/20 21:51(更新日時)

外はくっそ寒い。


雪も降ってる。


寂しい季節になったなあ









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No.2158233 14/11/15 14:11(スレ作成日時)

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No.51 14/11/15 18:27
名無し 

母さんは俺の手を引いて歩く。


近所にアパートを借りたそうで、転校もしなくていい。


俺は母さんに思い切って聞いてみた。


俺「母さんお腹、赤ちゃんいるの?」


母「......気付いた?そう、赤ちゃんいるの。来月には生まれるよ。健人の弟か妹。」


やはり母のお腹には赤ちゃんがいた。


俺「母さん、顔どうしたの?」


母「いや、転んじゃったの。母さんドジだからね(笑)」


こんな会話をしながらアパートに着いた。

No.52 14/11/15 18:34
名無し 

アパートはじいちゃん家から歩いて10分くらいの近場。


部屋に入ると、知らない男がいた。


母の顔とお腹を見た時から、なんとなくそうなんじゃないかとは思ってた。


男は昼間から酒を呑んでいた。


母と同じくらいの年齢。


髪はボサボサ、髭伸び放題。


男「おー来たか!優美の息子ちゃん!」


母「健人っていうの。小3。健人、挨拶は?」


俺「こんにちは。」


男「健人、俺が今日からお前の父ちゃんだ、言う事聞けよ」


俺はこれからの生活に不安を覚えた。










No.53 14/11/15 18:36
名無し 

母のお腹の赤ちゃんはこの男の子供。


再婚したらしい。


男は無職。


昼間から毎日酒を呑み、昼寝している。


母は大きなお腹で仕事に行っている。


No.54 14/11/15 18:38
名無し 

俺は学校から帰ると養父がいるから帰りたくなかった。


正直、伯母と悟よりきつい。


酒を呑んだ養父は俺に絡んでくる。


そして当たり散らしてくる。


一緒に暮らし始めて間も無く、俺の妹が生まれた。


No.55 14/11/15 18:42
名無し 

退院した母は妹を連れて帰ってきた。


妹は小さくて可愛かった。


でも泣き出すとちょっとうるさい。


2DKのボロボロアパート。


酒を呑んで昼寝する養父は泣いてる妹に暴言を吐く。


イライラして物に当たり散らしたり、壁を殴り穴を開けたり。


俺は養父に憎しみを抱くようになった。




No.56 14/11/15 18:44
名無し 

養父もやはり暴力的な男。


夜中に泣いてる妹にイラつき、母さんを責める。


そして母さんを殴る。


俺には手を出してくる事はなかったけど、寝室で息を潜めて怯えていた毎日。


母さんと一緒に暮らせて嬉しいはずなのに、養父のせいで全て台無しだった。


No.57 14/11/15 18:52
名無し 

ある日、泣いてる妹の声で目が覚めた。


妹が俺の隣で泣いている。


涙を流して顔を真っ赤にして必死に泣いてる。


俺「母さん、美結(妹)泣いてるよー」


俺は美結を抱っこして寝室のドアを開けた。


居間は派手に散らかってる。


ゴミ袋のゴミも散乱していて、壁にかけていた時計も床に落ちていて、ガラスが割れている。


俺「母さん?」


泣いてる美結を抱っこしたまま、ガラスを踏まないように台所に行く。


俺「母さん?美結がー....」


母さんがいない。





No.58 14/11/15 18:58
名無し 

養父もいない。


俺は不安になってくる。


風呂にもトイレにも誰もいない。


美結は泣いてる。


不安でどうしようもなくなったけど、とりあえず美結にミルクを作ろうと、鍋にお湯を沸かして、母さんがやっているように真似してミルクを作ってみた。


母さんがやっていたようにミルクを水で冷やす。


自分の手に出して熱くないのを確認してから、美結に飲ませた。


美結は勢いよく飲んだ。


寝室に戻り、最後にオムツを取り替えて、美結を横に寝かせて俺も寝た。


No.59 14/11/15 19:00
名無し 

今度は目覚ましの音で目が覚めた。


隣には傷だらけの母さんが寝ていた。


居間のソファには酔っ払った養父が寝ていた。


誰も起こさず一人で学校に行く用意をして、そっと家を出た。





No.60 14/11/15 19:03
名無し 

学校から帰宅後、母さんと美結と買い物に行った。


俺「母さん、何で昨日いなかったの?」


母「気付いてた?ちょっと用事があってね、父さんと一緒に友達の家に行ってたの」


嘘だってすぐにわかった。


傷も養父に殴られたからだってわかってた。


でもこれ以上聞けなかった。


母さんを苦しめたくない。


No.61 14/11/15 19:07
名無し 

そんな事が度々あったが、母さんはまた水商売をするようになった。


養父が働かないから生活のためだった。


俺が美結の世話を任された。


なんとか美結を泣かせないようにしなきゃいけないのが大変だった。


泣かせたら養父がキレて暴れるから。


毎日怯えていた。


早く母さんが帰って来ないかと、毎日毎日思ってた。


No.62 14/11/15 19:13
名無し 

俺が4年生になり、美結が1歳になり、美結が歩き出した頃。


俺がトイレに行ってる間に、美結は歩き回り、養父が飲んでいた酒のコップをひっくり返してしまった。


「ごらぁー!!!!」


養父の怒鳴り声が聞こえた。


慌ててトイレを出る。


美結の元に駆け寄る。


俺「父さんごめんなさい。ごめんなさい。美結わざとじゃないから....許してください。ごめんなさい。」


怒りを沈めようとひたすら謝る。


養父「この糞ガキ、俺の大事な酒ひっくり返したんだぞ!!許せねぇ」


養父は美結を突き飛ばした。


美結は転んでギャンギャン泣いてる。


養父の怒りは余計にヒートアップ。


No.63 14/11/15 19:17
名無し 

養父は美結がこぼしてしまった空のコップを持ってひっくり返ってる美結の前に立った。


美結がコップで殴られると思い、美結に駆け寄り、またひたすら謝る。


俺「父さんごめんなさい。ごめんなさい。」


養父「うるせーな、お前はどけろ!!」


俺「だって、美結死んじゃう」


養父「俺が人殺しだって言いてーのか!このクソガキが!!じゃあお前が代わりにやられるんだな!?」


養父はそう言って、俺を殴る蹴るの暴行を加えた。





No.64 14/11/15 19:21
名無し 

俺は美結と一緒にそのまま押し入れにぶち込まれた。


美結がずっと泣いてる。


でももう俺も動けない。


美結はそのうち泣き疲れて俺にくっついて寝てしまった。


悔しい、辛い、憎い。


美結は絶対俺が守ると決めた。


あんな糞親父には負けねー。


No.65 14/11/15 19:24
名無し 

母さんが朝方帰ってきて、俺と美結を押し入れから出して布団に寝かせてくれた。


母さんはひたすら俺に謝ってた。


母「健人、ごめんね。本当にごめんね。苦労ばっかりさせて本当にごめんね。美結のこと頼むね。」


俺は寝たふりしてたと思うけど、母さんがこんなようなことを言っていた。


No.66 14/11/15 19:32
名無し 

今は虐待が疑われる場合は即通報してくださいとかって、結構うるさく言われてるけど、昔はそこまでうるさく言われてなくて、近所の人もうちに関わりたくないから、見て見ぬふりしてた。


誰も助けてくれなかった。


ボッコボコにやられた後数日間、傷やアザが目立たなくなるまで、学校を欠席させられた。


虐待が学校にバレないように。


俺が6年生になるまで、こんな生活が続き、美結の身代わりになり、暴行を受け続けた。


6年生の時、俺は隆弘の家に泊まりに行く事になった。


美結も3歳。


だいぶ手もかからなくなってきてたけど、度々養父を怒らせていた。


その日は母が仕事を休んでくれた。


隆弘の家で、すき焼きをたべさせてもらい、広いお風呂に一緒に入った。


幸せだった。


楽しかった。


いっぱい笑った。


布団もフカフカ。


寝心地がいい。


でもふと家の事が心配になった。


眠れない。


俺はそっと隆弘の家を出て、自分の家に帰った。


No.67 14/11/15 19:38
名無し 

ビクビクしながら家に向かう。


家の前につくと、やはり養父が怒鳴っている。


そっとドアを開けて家に入る。


居間のドアを開ける。


母が謝っていて、美結が泣いている。


養父を見ると養父が包丁を持って、母に「殺すぞごらぁ」と言っている。


俺はもう我慢出来なくなった。


美結のため、母さんのため我慢してきたけど、こんな奴といたら本当に殺されると思った。


俺「クソジジィ、いい加減にしろよ!お前が死ねよ!!」


そう叫んで転がっていた灰皿を養父に投げつけた。


養父の肩に命中。


No.68 14/11/15 19:44
名無し 

養父「何寝ぼけたこと言ってんじゃこのやろー!!お前もう一度言ってみろ!!」


そう言って俺に向かってくる。


俺「お前が死ねよクソジジィ!」


もう何がなんだかわからないけど、養父に立ち向かっていった。


母「やめなさい健人!!父さんに謝りなさい!!健人!!」


当時の俺の身長140cmちょい。


養父は多分180cm近くあったと思う。


でももう我慢出来なかった。


後先考えずに殴りかかったのは若かったからかな。


今ならじいちゃんや周りの大人に助け求めるけど、当時の俺はそこまで頭が回らなかった。


No.69 14/11/15 19:47
名無し 

俺は養父にかなうわけもなく、包丁を首に突きつけられた。


俺「殺したいなら殺せよ!!その代わり母さんと美結にはもう手出すな!!」とかなんとか、状況も考えずに無謀な事を言った気がする。


さすがに母さんが止めに入り、養父も少し落ち着きを取り戻し、養父は包丁を壁に投げつけた。


No.70 14/11/15 19:52
名無し 

俺と養父一緒に暮らせないと判断した母は、俺をじいちゃんの家に預ける事にした。


一人、じいちゃんの家に逆戻り。


母さんと美結はとりあえずアパートで暮らし、引越し先を決めたら俺を迎えに来ると言う。


じいちゃんの家に逆戻りして、1週間、2週間、1ヶ月とすぎていった。


冷静になって考えたらさすがに養父が怖くなって、アパートに様子を見に行く事は出来なかった。


小学校卒業を前に、やはり気になる。


隆弘に着いてきてもらって、アパートの前まで行った。





No.71 14/11/15 20:04
名無し 

アパートの前に着くと、玄関の前に置いてあった美結の三輪車がなくなっている。


嫌な予感がした。


意を決して、ドアを開けてみる。


玄関にあったはずの、母さんと美結の靴も傘もカッパもなくなっている。


慌てて家の中に入る。


養父がソファで酒を飲んでいた。


養父「久しぶりだなー。お前ちょっと背伸びたな。」


俺「母さんは?美結は?」


養父「優美と美結ならとっくに引越したわ。お前聞いてねぇのか?」


俺「どこ!?どこに引越したの!?」


養父「俺も知らねんだよ。お前また捨てられたのか(笑)」





養父「まぁあれだ、多分優美はまた男作るだろうから、お前優美といても幸せにはなれねぇよ。優美探すよりじいさんとこで世話になった方がいいと思うぞ」


俺はまた母さんに捨てられた。


邪魔だったんだろう。


何も言われずにそのまま母さんは美結と共に姿を消した。


ガッカリしてアパートを出ようとした。


養父「まぁ元気でな!捨てられたからって捻くれんなよ!幸せになれよ!」



隆弘も多分俺にどう声をかけたらいいかわからなかったんだろう。


俺の後を黙ってついてきて、何も言葉を交わすことなく、じいちゃん家の前で別れた。









No.72 14/11/15 20:11
名無し 

家に着いて、そのまま自分の部屋に上がった。


食事もせず、風呂にも入らず、布団にこもってた。


じいちゃんが部屋に来た。


じいちゃん「お前、アパートに行ったのか?」


俺「.......。」


じいちゃん「まだ12歳になったばかりのお前には辛い現実だろうが、あれが優美の出した答えなんだよ。わかってやれ。」


じいちゃんは全てを知っていた。


俺を騙した共犯だ。






でも今ならわかる。


じいちゃんは俺が母さんについて行っても幸せになれないってわかってた。


だからじいちゃんは俺を育ててく決心をしてくれて、この家に戻してくれた。


でも当時の俺にそんな事理解出来るはずがない。


じいちゃんも敵だと認識してしまったんだ。

No.73 14/11/15 20:15
名無し 

母さんに捨てられた事、信用していたじいちゃんに裏切られたと感じた事で俺は完全に捻くれ、大人を信用出来なくなってしまった。


時期も悪かった。


ちょうど中学入学直前。


この後、もうみなさん想像してる通り、荒れに荒れまくります。








No.74 14/11/15 20:18
名無し 

中学に入学し、俺は一切大人を信用しなくなった。


素行の悪い先輩達とつるみ、同級生も同じような奴らと仲良くなった。


予想外だったのが幸せな家庭で育ったはずの隆弘がグレ出した事。


まぁ裕福でも両親揃っていても、成績の事でグチグチうるさく言われるようで。


反抗期も重なり、隆弘も両親に反発し始めた。


No.75 14/11/15 20:22
名無し 

家でも伯母、悟、じいちゃんに反発しまくりだった。


もう昔のようにはいかねーんだよ!


黙ってイジメられ、怒鳴られてた俺はもういない。


伯母も悟も俺に何かを言ってくる事はなくなった。


そんな時、また事件が起きる。


俺は取り返しのつかない事をしてしまう。




No.76 14/11/15 20:26
名無し 

俺はその日学校をサボって家で寝ていた。


インターフォンが鳴りまくってる。


うるせーなと思いながらもドアを開ける。


俺「どちらさん?」


高校の制服を着た女子が立っている。


俺「??なんか用っすか?」


女子「あの、あなた健人くん?私、悟の彼女です」


俺「彼女?」


あいつ彼女いたんだなーと思いながら、家に上げる。



No.77 14/11/15 20:29
名無し 

おとなしーい感じの女の子。


悟の学校は今日休みで、でも悟は出かけていた。


俺は一応お茶を出した。


俺「そのうち悟帰ってくると思うんで、適当にテレビでも見て待っててください」


俺が自分の部屋に戻ろうとしたら、彼女が急に泣き出した。


えぇー!?めんどくせーな。


No.78 14/11/15 20:36
名無し 

俺「なんかあったんすか?」


仕方なく話を聞こうとする。


彼女は泣いてるばかりで話そうとしない。


俺「あの、俺で良かったら聞きますけど」


彼女はなかなか話だそうとしない。


俺も困ってしまった。


そのまましばらく彼女は泣き続ける。


やっと話出した。


彼女「実は悟にフラれたんです」


俺「まじっすか。アイツ贅沢っすね」


彼女「もう辛くて辛くて、昨日も寝てなくて。」


俺「うわっ、そりゃ大変ですね。帰って寝た方がいいっすよ。あんな奴忘れましょうよ!!あんなのよりいい男いっぱいいるじゃないっすか!!」


彼女「....,..」


俺「男はアイツだけじゃないし!ほら、俺とかどうっすか?(笑)」


彼女全くタイプじゃないし、普通に冗談のつもりで言っただけだった。


No.79 14/11/15 20:40
名無し 

彼女「.......」


俺「ほら、帰って寝た方がいいですよ。悟もいつ帰って来るかわからないし、また改めて来てください」


彼女も帰る気になったのか、立ち上がり、玄関へ向かう。


俺も玄関まで見送る。


何を思ったのか、彼女が急に俺に抱きついてきた!!!??


俺「えっちょっと!何やってんすか!」


彼女「家に帰っても誰もいないんです。寂しいので.....」


No.80 14/11/15 20:45
名無し 

タイミング悪っっ.....。


悟が帰ってきた。


抱きつかれてるところを目撃されてしまった。


悟「何やってんだよお前ら!!!」




No.81 14/11/15 23:04
大学生81 ( ♀ )

つづき、
あした読みます。

No.82 14/11/20 21:51
大学生81 ( ♀ )

主さん?
お元気ですか~

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