私物語日記📖

レス53 HIT数 3383 あ+ あ-


2011/02/19 22:54(更新日時)

※恋を中心に振り返るような日記というか自分で好きなだけ言って、語り逃げです。完全に。

書いたらスッキリしそうで…。

No.1516777 (スレ作成日時)

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No.1

語り日記1


覚えていますか?


私は覚えています。
あなたの背中。


学校が終わって、私は友達と地元の駅近くのデパートで買い物したり、ご飯食べたりしていた。今日は、デパートの近くのパチンコ店がリニューアルオープンしたらしい。店先で男性店員が空気を入れて膨らませた風船を配っていた。私はすっごく風船が欲しかった…、なんで風船って欲しくなっちゃうんだろ…。子供みたい。まぁまだ子供っちゃ子供。

つづく

No.2

>> 1 一緒にいた友達も同じ気持ちだったみたい。「風船!もらいにいこうよ!」って私の手をひっぱって、男性店員の所に駆け寄る。「風船ください!」と友達が声を掛けると、店員さんは、笑顔で「はい」と2個渡してくれた。友達は「お兄さん!ありがとっ」てお礼をした。私も恥ずかしいと思いつつ「ありがとうございます」と、お礼を言って風船を受けとる。


つづく

No.3

>> 2 友達と私は、もぅすごく、ご機嫌で風船もらっちゃったねって、キャッキャッはしゃいでいた。何を思ったのだろうか、友達が風船の紐をパッと離して、またすぐ掴んでみせた…。ふざけだしたのだ。ほら、私凄いでしょ~?って子供みたいな目をして私を見てきた。


はいはい、凄いね~。でも気をつけないと風船が飛んで行っちゃうよ?


もちろん風船には空気が入っているから手を離すと風船は空へと逃げて行く。危険な遊びだ。


つづく

No.4

>> 3 デパートの脇を2人で歩きながら友達は、まだやっている。
私はヒヤヒヤしながらも、そのスリルに興奮し見て笑っていた…


友達はそれに飽きたのか風船を手が届くギリギリまで逃がしジャンプして捕まえるという…だんだん…エスカレートしていった…。

…何回目だろうか、ついに友達はやってしまったのだ…。

つづく

No.5

>> 4 そう……紐を掴み損ねたのだ(笑)風船はスッと空へ逃げて行く…………………


アレ?逃げて行かない!!風船は、偶然にも店の天井にひっかかり空へとは逃げれなかったのだ。友達は「良かったぁ~」と、風船へ手を伸ばす…

No.6

>> 5 が…届かない。ジャンプしても届かない!すぐそこに風船の紐は垂れ下がっているのに、どうしてもあと数センチ…届かない。助走をつけてからの~ジャンプ!…届かない。学生鞄でつつく!…届くけど掴めない…。私たちのすぐ頭の上に風船はあるのに…

くっ……もどかしい…。。。

つづく

No.7

>> 6 私達は必死だった…その姿は天から降りてきた蜘蛛の糸を掴んで、我先に天国へ行きたいと必死の形相で手を伸ばし糸を掴もうとする……まるで…(笑)。。


つづく

No.8

>> 7 数分後。。。。


私たち2人は、笑い出していた。大爆笑だ(笑)
周りの人が引くくらいに笑っていた。恥ずかしさよりも込み上げてくる笑いが勝った。
何が可笑しいって、だって風船が取れないんだもの。それだけなのに、可笑しくてしかたがない。
ほら、箸が転がっても可笑しい年頃っていうじゃないですか。そんな年頃だったから。


つづく

No.9

>> 8 私と友達のどちらかが風船へ手を伸ばす度に、どちらかが吹き出し、ジャンプ出来ずに地面にへたりこんでお腹を抱えて笑い出す。笑い死にしそうなほどの苦しさが2人を襲う。

笑いがどうにも止まらない。


風船ひとつでこんなに苦しめられるとは………。
そんな私たちを見て笑って通りすぎる人…。
いつの間にか見学者までいた。頑張れって言う人もいた。


つづく

No.10

>> 9 さすがに、お互い、ちょっとどうすんのよ的な雰囲気。どうにかしないとヤバイ。焦る。

No.11

>> 10 友達が何か思い出したようにその場に私を置いて近くの店に走っていく… 訳がわからずオロオロな私。頭上の風船と自分の風船を持って立つ私。それに気づいて笑って通りすぎる人。見学者。すごく恥ずかしくなって、さらに一人でオロオロオロオロ。

つづく

No.12

>> 11 その時だった。

私の目の前で人がジャンプしたのだ。突然の事にびっくりして短い悲鳴をあげる。

No.13

>> 12 「…はい。」
その男性は、たった今まで私たちの頭上にあり、私達を笑い死にさせようと苦しめていた風船を簡単に、あっさり取り、私に風船を渡す。

へ?…風船が…目の前に
。あ!取ってくれたんだ!
今の時まで、男の人は何人も通り過ぎたのに、誰も私達に手を差しのべてくれる人はいなかった…。
この人は違った。


つづく

No.14

>> 13 その時、友達は、明らかに店から借りたであろう、傘とほうきを手に走ってきていた(笑)

傘とほうきでどうやって紐を掴むのだろうか…。あぁ、この子は、とりあえず長いものを持ってきたんだなぁ。。。

傘とホウキで細い紐をどうやって掴むつもりなのだろうか。想像すると、また笑いが込み上げる。

つづく

No.15

>> 14 いやいや、笑っている場合ではない。


「す、すいません。あ、ありがとうございます!」

私はお礼を伝え、男性の方に向きなおすと、男性はもぅ私に背を向けて、私に右手をあげ、ヒラヒラと手を振って去っていった。


つづく

No.16

>> 15 顔…見なかった…。


友達に風船取ってもらったよ!って伝える。誰に!?と聞かれても、わからない。男の人。としか答えられなかった。

つづく

No.17

>> 16 私達は、それぞれの手に風船を持ち、また歩きだす。
友達は親切な人が風船を取ってくれたくらいにしか思ってなかっただろう…。


つづく

No.18

>> 17 でも私は違った…

男性が風船を取るためにジャンプした時に、近くにいた私の体に少し触れた…。香水だろう…微かにした大人の香り…。。風船を渡してくれた大きな手…。 一瞬のできごとなのに私は色んなものを感じていた。

初めて、大人の男の人というものを感じた。

つづく

No.19

>> 18 心臓はバクバク。顔は熱いし。説明できない感情。

「ちゃんとお礼を言いたかったなぁ」

また会えるだろうか…

顔も見てないのに?

無理だ…

でももしかしたら会えるかも…

これは恋だったのかもしれない。

つづく

No.20

>> 19 それから2日後。。
再会はすぐだった。

いつもの駅、いつもの改札、ホーム…私は友達と歩いていた。
私は見つけた。横を通りすぎた時の感覚。見覚えのある後ろ姿。あの人だ。

今ならまだ、
…間に合う?

…声かける?

…お礼を言う?

でも出来なかった…

その人の隣には、女の人がいたから。
楽しそうに話してるのがわかる。2人の笑い声。顔を…顔を初めて見た。

顔も知らなかったのに、好きになっていたのか私…それともただの恋かぶれ…?
つづく

No.21

>> 20 あの人は私に気づかない…。

私は気づいても、あの人はきっと…もぅこれからずっと気づくことはない。
悲しい寂しい気持ちが込み上げる。


どうすることもできない。

でも…どうしようとも思わなかった。


友達が私を呼ぶ。
私は、何も見なかったように返事をして歩きだす。

私はただ、「恋をしちゃった女の子」になりたかっただけなんだろう…。



さようなら…風船のあなた…。

No.22

日記として書いてますが…
みなさんは

どんな恋をしてきた…していますか??

みんな、1人1人違う想い。

他人からは普通だと思われても、私にとっては、ありえない…奇跡の出来事。


みなさんも、そうじゃないですか?

No.23

語り日記2


※出てくる名前は仮名です。

過去の体験を自分なりに楽しく書いてます。

No.24

あの時私が振り返った時…あなたの元に引き返していたら…
私達、、、何か変わっていましたか?

今でも

時々思い出します。あなたのこと。

No.25

>> 24 「今日は誰が行くの…?」私達のグループは、授業が終わった放課後の教室の一ヵ所に集まり、コソコソ話す。こんな会話が出てきたのは、一体いつからだろうか…。高校に入学して2ヶ月くらいすぎたあたりからか…始まりは真理子先輩が私達のグループに目をつけたかから。。

No.26

>> 25 年下だし、言うことを聞くからだろう。そう、この先輩があんなことに誘わなければ…。
「私は先週付き合ったよ」
「私は昨日」

「私は…」

みんな、嫌なのだ。できれば避けたい…みんなそう思っている。

何をみんなが嫌がっているのか…。

No.27

>> 26 真理子先輩の「ナンパ待ち」に付き合うからだ。

学校から少し離れたコンビニがその場所に良いらしい。それに放課後、付き合わせられるのだ。

No.28

>> 27 その場所に行って何をするかと言うと、ただ声をかけてくれる人を待ち、かけてきたら話す。仲良くなったらメアド交換みたいな…

そんな感じだ。

No.29

>> 28 でも話をするのもメアドを交換するのも真理子先輩だ。
私達はただのおとも的存在。

全員逆らえないがために我慢して付き合う。先輩が連れて行くのは、必ず私達の中から1人。

まるで生け贄…

No.30

>> 29 「幸!今日行くよ!」

先輩が教室のドアから、幸を呼んでいる。

先輩きた…

みんな 同じ事を思ったに違いない。

「あぁ…今日は幸が…」


幸に、また明日ねって声をかける。幸を見るみんなの顔は同情の眼差し…

付いて行きたいが先輩がそれを許さない。

No.31

>> 30 教室に置いていかれた私達は、顔を見合せ、ため息をつく。
カラオケ行く?
誰かが言う。

マッ○行く?
誰かが言う。

毎日毎日同じことの繰り返し。
でも、気が許せる仲間だから毎日すごく楽しかった。

No.32

>> 31 友達がいれば私は幸せだった。でも中学の時は散々だった。友達の接し方がわからなかった私が悪かったのだ。そのせいでいつも喧嘩事が絶えなかった。

だから高校に行ったら友達は大事にしようって、守ってあげようって思った。

No.33

>> 32 次の日、

真理子先輩に付き合った幸に昨日は大丈夫だったか。怖い思いはしなかったか問い詰める。

「あはは。いつもと一緒だよ。先輩が待つのに飽きたから解散して終わり。」

そう。 大体の日は、先輩が待つのに飽きて終了。解散。

No.34

>> 33 「そっか。良かった!いい加減にうちら誘うの辞めてくれないかな」

そんな話で盛り上がっていた。

「今日は誘わないでしょ~」
また放課後集まり、逃げるように私達は学校を後にしようとしていた。

No.35

>> 34 「花ちゃん!!行こー」

!!

私を呼び止めるのは…

あぁ…真理子先輩…


「はい…。」


明希が「花は、こういうの苦手でしょ。大丈夫?」コソっと話かける。

「うーん。大丈夫。
今日もどうせすぐ解散でしょ」って笑う。

みんなにまたね!と

手を振って先輩の元へ歩く。

No.36

>> 35 先輩とあの場所へ歩き出す。

先輩はルンルンだ。

まったく…男にしか興味ねーのかよ。

心中でつぶやく。

自分でも思う…私は口が悪い。
でも、表には一切出さない。絶対に。表は童顔のいい子ちゃんを作る。これが楽だし、そうしていれば周りと上手くいく。

No.37

>> 36 ------
あの場所に着く。

夏が近いとは言っても、コンクリートに座るのは冷たい、車止めに腰をおろすと並んで座った。

先輩は隣で化粧を直し始める。いつものパターンだ。

「はぁ…」
とにかくつまらない。
私は座ってるだけ。時々、持っているお菓子やジュースを口にする。

No.38

>> 37 どれくらい座っていただろうか…。

自転車に乗った男2人が近寄ってくる。

ん?見覚えがある…。

同じ1年のC組の不良か…。名前…わかんないや。
嫌だなぁ…。関わりたくない。

私の気持ちとは反対に2人はどんどん近づいてくる。

No.39

>> 38 「先輩…?なにやってるんすか?」

2人の内1人が真理子先輩に声をかける。

真理子先輩との会話で2人の名前が出てきた。
広田と須藤。

「何って。。わかるでしょ?…待ってんの!ねぇ花ちゃん」

私に話を振るなよ!

「はい…」 と小さく返事する。

広田と須藤が私を見るのがわかって、顔を下に背けた。

No.40

>> 39 どうか、私に気づかないでくれ…


「お前。B組だろ?」

チッ…よくわかったな。
私に気づいたのは、広田だった。

No.41

>> 40 「そうですけど…」
下をむいたまま返事を返した。
広田は、

「お前も待ってるのか?へぇ~。見かけと違って大胆だな。いや、意外にカラオケとかでヤってるタイプか?」
は…?
まさかこんなことを言われると思わず、びっくりした。
怒りを押さえ
「…そういうことはしません」と返す。

何?カラオケでヤるって
馬鹿じゃないの。

絶対、私の事馬鹿にしてるコイツ。

No.42

>> 41 「お前…どうみてもナンパ待ちできる度胸はなさそうだけど(笑)?」

…まだ言うかこの男。

私だって好きでいるんじゃないわよ。と、言いかけてやめた。隣には先輩がいる。

広田は、何か言いたそうな私を見てニヤニヤしている。
…ムカツク。

No.43

>> 42 限界だ。帰りたい。
その時、須藤が
「もう帰りましょうよ。送りますよ?」と先輩に言った。
あぁ!良かった!帰れる。須藤様!なんていいタイミング!

No.44

>> 43 「じゃぁ帰ろっか、花ちゃん」 「はい!帰りましょう!」元気よく返事をする。

先輩はここからでも歩いて帰れる距離。私は電車だから駅に向かう。方向はまったく違う。

No.45

>> 44 私の思った通り、広田たち2人も先輩と同じ方向らしい。

「じゃぁ、先輩また。さようなら。」先輩に挨拶する。
あとの2人は無視して、背を向けた。


良かった…。やっと1人になった…。帰ろう帰ろう。

No.46

>> 45 1人歩き出す。

その時、
「おい。お前。どこ行くんだ?送るって。ってゆーかお前ん家どこだよ?」広田が怒ったように言ってきた。
「あ、花ちゃんは電車なんだよね?」先輩が代わりに返事する。

私は 笑顔で
「そうなんですよ~。みなさんとは方向が違うみたいですね。私は大丈夫ですから。ありがとうございます~さようなら!」
と言ってやった。

No.47

>> 46 「そうか、じゃぁな」

と言われるのはわかってた。もぅ疲れた。早く帰りたい。っていうか、ほっておいてほしい…。

すると広田は、「じゃぁ俺、駅まで行く」と言った。

「え?…うっ…」

うぅ…嫌だ。

No.48

>> 47 何のつもりだろう。
最悪だ。

ほっておいてって言ったのに…(言ってないけど)

先輩は須藤に。

私は広田に送ってもらうはめになった。

No.49

>> 48 なんだこの光景は…。


並んで歩くも…無言。。
耐えられない! 男と並んで歩くなんて恥ずかしい。逃げ出したい。今すぐ!

駅には15分くらいで着くはずなのに、何時間も歩いている気がした。

No.50

>> 49 その時、車道側を歩いていた私と歩道側を歩いていた広田が入れ替わる。自然に…。

コイツ慣れてるな…
…いやらしい。

でも、こういう所に女子はキュンとするんだなぁ。

だって私も、ドキッとした。嬉しかった。

  • << 51 「なぁ。本気であそこで男、待ってたんか?」 いきなりの質問にドッキリする。 「あぁ…。私は違いますけど。先輩がここに来たいのに誘うからついてきただけです。先輩は本気なんじゃないですか?私だけじゃなくて友達も連れてきてますよ何回も。」 「ふーん。そっ。わかってたけど」 なによ。 わかってるなら聞かないでよ。
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