女嫌い 激増のワケ
史上空前の女価値低落時代はなぜ到来したのか?
正確にいうと、25才とも28才とも30才とも35才ともいわれる、女限界説は常識化してしまった。
これほど、女の価値が下がったことは歴史上なかったと思う。
悲しいけど、この現実とどう向き合いますか?
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自由な社会に参加すると、そうした豊さを満喫できる。
が、一方では二極化が発生して貧困をも生む。生き方の運不運とか戦略不足が二極化を形成する。
世界一のイチローは、年間700打席出場する。そこで200本以上のヒットを打つ。
野球の世界は3割打てば一流といわれるから、210本打てばよい。
もし、これが2割9分の選手ならば、203本だ。これだと目立たない。
その差は7本。
160試合に出るとしたら、22試合につき他の選手よりも1本だけ多くヒットを打てば世界一なのだ。
世界一と並みのプロの価値(報酬)には、天と地の差がある。
CMのオファーも雲泥の差がある。後輩からの尊敬を神扱いだろう。
寄付もできるし、交遊もハイレベルになる。
つまり、自由な社会には飛びきりの才能や成功が待っているが、ほんの僅か幸運に恵まれなかったり、ほんの僅か戦略を欠くと脱落するのだ。
だからこそ、考え方が重要といえる。考え方一つで、誰だってうまく行く。
ヒット7本のヒントを得ればよいのだ。
自由満喫レベルに達すると、今度は堕落との戦いが待っている。
アメリカ人は、3人に1人が肥満に悩んでいるという。ポテトチップスやフライドポテトもほどほどにしなければ、あっという間に体重100キロを突破してしまう。
身軽さを失えば、足の筋肉は減り、腹の贅肉がたまる。有酸素運動もキツくなり、動脈も固まる。
マラソングッズは飛ぶように売れ、皇居周辺には虫が集まるようにマラソンランナーが集合する。
成功戦略とは、成功した後のことも考えておかないと、すぐに脱落してしまう。
成功者は、打合せをしていたかのようにこう語る。
『ボクは、これをやっているときが一番楽しいんです』
すなわち、成功とはカネを手に入れることではなく、カネを手に入れる方法を好きになることなのだ。
目的地は、好きな仕事であり、カネは副産物でしかない。
たまに聞くセリフにこういうのがある。
『カネはあとからついてきます』
好きになる気持ちとは、計り知れないパワーを持っている。
これは人間ならではの感情だ。人工的愛情かもしれない。
無償の愛情と人工的な愛情が持つパワーを知ることだ。
無償の愛情とは、説明不要の愛情関係である。
人工的愛情とは、人間が意図して作り上げた愛情関係である。
意図して作り上げた愛情関係は、人間ならではのものであり、その人の価値観が反映されて形となる。
しかし、人工的に創出したものであるし、人工的に消滅させることも可能だ。
この創出から消滅までの間は、まるで無償の愛情関係かのような態様をとるから、一見、永遠な愛情と錯覚しがちである。
また、こうした愛情を、対象者へ降り注ぐことで、自己満足を得ることができる。
犠牲的で献身的な愛情は、他者のために存在するため、尊い行為として、無意識に位置づけられるのだ。
しかし、ある一定の条件が揃うと、人工的愛情は消滅してしまう。
こうした脳が営む愛情と心が営む愛情の違いは、あまり区別されないが、その理由は、区別することが、脳の愛情を否定しかねないからだ。
脳は、人間の行動の全てを司る。脳が何かしらの判断をすると、心の抵抗と戦い、葛藤が起きる。
人工的愛情とは、人間がだけが持つ貴重な価値なのだ。
人工的愛情とは、意図ある関係の中で、無償のような(無償と思いこめるような)愛情関係を結ぶことである。
実は、無償ではないことを認識しているものの、無償であると自覚する。
なんかあからさまに言うと悲しくなるけれども、そこが人間らしいのである。
人工的愛情は、合理性を欠く。そもそも、愛情の対象者は行き当たりばったりで選択される。
少し運命がズレると、愛情対象者とはならない。
また、愛情対象者に対して、何かしらの条件を設定したうえで選択している。
さらに、愛情供給を継続するかどうかは、進行状況に応じて、常時チェックが行われている。
そして、進行中に破綻要件が発生すると、無償愛情の提供を打ち切る。
すなわち、人工的なのである。
これは当然といえば当然の話であり、人間の行動は大半が合理性に基づいているのだ。
しかし、これをそのようにグサリと指摘してしまうのは、よいことではない。
なぜならば、人間のつながりを希薄にしてしまうからだ。
なのに、女性たちはその禁じ手を破ってしまった。
女性たちは、この20年間で、結婚制度を人工的な関係にしてしまった。
具体的に言うと、結婚をまるで契約書を取り交わすように扱うことにした。
例えば、学歴条件や身長条件、年収条件を提示したうえで、相手の絞り込みを行い、その後初めて真剣に面接へと進む。
結果的に、相手を気に入れば恋愛がスタートし、問題がなければ結婚する。
結婚生活が反復されると、資金の使用権限が話し合われ、その大半の管理権を奪う。
生活において、妻としてようやく全力を投入し、犠牲的かつ献身的奉仕を実践する。
永久の愛情が存在しないのではなく、もともと愛情は人工的に設定されただけなのだ。
にもかかわらず、いつからか妻は、すっかり愛情に包まれた気分に浸る。
いまから十数年前、契約条件的な結婚が横行。
彼女たちは、口々にお相手の年収条件を公表し、競争が発生した。
あれから日本は長引く不況に陥った。
その間に、身長条件は解除され、学歴条件は意味を薄めた。
今や年収条件だけが残り、しかもそのバーは下がり続けて、ついに400万円にまで暴落している。
実は、今の日本においてこの400万円を満たす男性は、全体の25%しか存在しないのだ。
だから、その僅か25%の男性をめがけて、ますます競争は激化してしまった。
この競争下において、目の色を変えない女性は少数派だろう。
こうして、契約条件的な結婚は行き詰まりをみせている。
人工的な愛情が発動する機会さえ、減少し始めたのだ。
こうした女性たちの計算による婚姻計画は、男性たちに対しても公表された。
当時の男性たちは、条件にかなうよう努力した。それには理由がある。結婚できない男性には欠陥があるというのが定説だったのだ。
次第に、男性の価値は年収へ収れんされていくようになった。
計算式に基づいたコストパフォーマンスを満たす男性が結婚相手となるのだ。
双方が折り合えば恋愛が始まる。恋愛は駆け引きを通じて力関係を形成する。
女性たちの思惑は、安定だ。
やがて、女性たちは新たな条件を追加する。
家事を分担しよう。
立場が弱く、能力の劣る男性たちは、この条件を呑んだ。
家事を分担してくれる男性は、素敵な旦那様という栄誉を得られるから、黙って皿を洗い、ニコニコして洗濯物をたたんだ。
そうなって、妻は感謝の言葉を口にする。
『あなたはステキな旦那様。あなたと結婚してよかった』
2人は、深い愛情で結ばれているのだろうが、キャッシュカードは妻のポケットに入っている。
ティファニーの指輪やペンダントが流行った。
男性が、人工的な愛情を演出するための定番の小道具である。
男性による人工的愛情は、とても多い。というより、人生の大半は、人工的愛情を作っては壊し、作っては壊しを繰り返して過ごす。
彼らの目的は、性行為だ。
目的を果たすためであれば、高価なネックレスなど、なんてことはない。
愛情もへったくれも微塵もないのだが、性行為への熱意が錯覚を起こさせる。
寝ても覚めてもターゲットの肉体を妄想し、モノにすることに意識を集中する。
この人工的愛情の演出力が、優れているか、劣っているかで男性の人生は大違いになるのだ。
人工的愛情のどこに、純粋な愛情がブレンドされているのだろうか。
男も女も、主たる目的は違えど、条件が満たされれば、ピュアな気持ちになる。
この構造は、とても複雑だ。パートナーに対するいたわりや励まし、甘えや癒やしは、けしてウソではない。
基礎条件に納得したとき以降、人間は素直になり、誠意を示そうとする。
そして、約束事が破られたり、期待に反したとき、誠意は失せてしまう。
その際の忍耐力は、人によって差がある。
所詮は、互いに他人ではあるけれども深い契りを交わすから、忍耐力が限界を迎えたときの爆発は大きい。
つまり、傷つく。
薄々は、主たる目的が、カネであったり、性行為であったりという疑念の中で、人は傷つくことを想定しているのかもしれない。
びくびくしつつ、メインレースに何万円つぎ込むかを考えているギャンブラーのようだ。
世の中には、欲望に満ちた人間がウヨウヨしている。
ところが、露骨に欲望人間ですとは、宣言しない場合も多い。
人は見かけによらないから、見た目だけでは、判別は容易ではない。
とにかく、何割かの男女は、ギトギトな欲望を腹の底に潜ませている。
どうすればそうした人種を見抜くことができるのだろうか。
肉食恐竜の生き残りみたいなオスやメスは、必ず自分を表現するはずだ。
職業か、友人か、親か、趣味か、会話か、なんとかして識別し危険を回避しなければならない。
見た目だけではわからないけれども、男女に当てはまる共通項は、とりあえず金目(かねめ)の持ち物だと思う。
視野に、金目(かねめ)の持ち物がロックされたら、だいたい警戒体制に入ったほうがよい。
肉食恐竜は、無意味にハデなのだ。
長居は無用だ。
レベル3とか4の危険人物は、結構身近にいるものだ。
彼らは、絶えず獲物を物色している。チータがバンビの群れをじっと見つめるように、狙っている。
男の場合、女ならどれでもいいわけだから、群の中からトロそうなバンビを選ぶ。
女のうち、マズそうな底だまり20~30%には手を出さないが、あとはどれでも同じだ。
ただ、上位10~20%には手が届かないから、実質的に、残り60%くらいの中からトロいのを選ぶ。
この水準の女たちは、一様に駆け引きをする。取り立てて優れてもいないし、カスでもないから、気をつかう。
ただ、気をつかうのは、食べるまでの間だから、その期間だけ男は、まるで別人になるのが普通だ。
この別人期間中のナチュラル具合が、オスの技量といえる。
チータが、身をかがめて草村の影から獲物に近づく。そして、油断したバンビに接近し、一気に飛びつく。
首を噛みきる。
後は、ゆっくりいただき、平らげたら、去っていく。
そして、いつもの自分に戻る。
60%の中間層女性は、常にチーターに狙われている。
その中でも、獲物にされる女性は、だいたい決まっている。
スキがある女性、断るのがヘタクソな女性、その気になりやすい女性が狙われやすい。
タイプに合わせて、チーターは冷静に空気を読む。余裕を感じさせながらも、真摯な思いを告白する。
焦ってはならない。チャンスがやってくるまで辛抱強く待つ。
実は、この期間が非常に大切なのだ。女性という動物は、自分に非がないことを要求する。
つまり、理由が必要なのだ。一番のチャンスは、女性側が悩みを抱えたときといえる。
弱ったところを狙うのは、野生のセオリーといえる。弱った獲物に、酒を飲ませ、思考能力が低下したところで襲いかかる。
要するに、レイプ犯罪者とあまり変わらない。違うのは、ほぼ合意に近いというスタイルをいかに作るかの違いだけだ。
弱った彼女の生殖器を開き、カラダに割って入る瞬間、チーターの征服感は最大値に達する。
と、不思議なことに、あとは一転して、下り坂に入る。
そう、そこまでの興奮に比べると、あとは急速に冷めていくのだ。
ひどい場合は、面倒くさくなるほど冷める。
征服後は、接触頻度が月に一回くらいにまで低下する。
軽いキープは続けるが、さほどの執着はない。一度味わったら、急に『どれも似たようなものだ』という冷静さを取り戻す。
ときには、グロい対象物とさえ感じたり、チャラい女だと軽蔑してみたりするから、なんとも不思議だ。
5個入りの肉まんを買ってきて、2個か3個あたりまでは食えるが、後は冷凍庫行きになるのに近い。
そして忘れた頃にまた食う。
元彼から、忘れた頃に電話がかかってくるのはそういうことだ。
しかし、一流のチーターは、飽きた頃が一番神経を使う。
自分が飽きたのではなく、彼女が自分を嫌うように演出しなければならないからだ。
そして『もう一回だけ会ってほしい。お前を忘れられない』とメールを打つ。
女性は『ゴメンナサイ。もう…会わないほうがいい』と返信する。
これで任務完了なのだ。
いつからか、ここ20年間くらいだろうか、男女の関係は様変わりした。
食うか食われるかの駆け引きを楽しむ関係を恐れつつ、理想を追う。
または、とりあえずの関係に持ち込んでおきながら、実質的に破綻し、パートナーを裏切る。
どのインターネット掲示板をみても、そんな事例が満載だ。
いかにもラブラブなカップルをみても、一時的な状態にすぎないと推測される。
とにかく、すぐに不満を募らせる人間たち。不満に耐えれば、鬱(うつ)症状が出る人々。
揚々とした高度成長期の面影は今はない。
生き方を探ろうにも、あまりに閉塞的で、あまりにワナの多い社会。
人それぞれ、自分だけの希望を、どこにみつけるかにかかっている。
オバタリアン、エロジジイと互いに罵り(ののしり)あうようにもなった男女。
オバタリアンは、エロジジイのことが死ぬほど嫌いだし、エロジジイはオバタリアンを絞め殺したいほど嫌いだ。
その傍(かたわ)ら、オバタリアンはジャニーズが大好きで、朝鮮半島にも頻繁に足を運ぶ。
若い男には涎(よだれ)を垂らしている。
もちろん、エロジジイもメイド喫茶やAKB48やグラドルに目がない。
若い女の子に涎を垂らしている。
ということは、とても素直な話だ。ババアやジジイになると、ジジイやババアが嫌いな一方で、若い男の子や女の子が好きになる。
理由は簡単だ。
美しくて、可愛いし、礼儀正しいからだ。
日本人のババアやジジイの醜さやふてぶてしさは、世界でも群を抜いている。
これも理由は簡単だ。
カネを持っている(いた)からだ。カネを持っていれば偉いと考えているのだ。
3億か5億くらい稼いだジジイやババアはゴロゴロいた。これが人間関係を変えた原因なのだ。
カネを持ったババアは、醜い生き物の頂点に立つ。
40才あたりを超えてくると、ブヨブヨとし始め、途端にふてぶてしさを増す。
なのに、相変わらず化粧を続け、蛾のように舞う。赤い口紅は不気味に光り、誰を意識してか、やたら笑う。
笑うとシワが現れて、目をそらしたくなる。
本心は、そう感じていても、男性は気を使うから、「いつまでもお美しいですね」と、ひきつりながらも、なんとか被害から逃れて生きている。
そんなババアたちも若い頃は、ハゲたパパが不動産屋か街の金貸しをやっていたので、遊びまくった。
当時、着用していたビキニの水着も、今は小さくて使えない。
オバタリアンを養ってきた中高年オヤジの疲れた背中をみると泣ける。
エロジジイの臭気がリビングに漂う日本の家庭は独特だ。
磨いても意味のないゴルフセットやつり道具は、エロジジイの必需品であった。
彼らは、会社の経費で、バーやキャバレーへ行き、カラオケをやって、40代を過ごした。
今や60才を迎え、団塊世代として枯れてしまった。
枯れてはきたが、最近はムダに元気なジジイも増えた。
ジジイが元気かどうかなど、どうでもよい人たちは、「いつまでもお若いですね」と、ニコリと挨拶をする。
ジジイは、その一言にますます気をよくして、ジョギングを始める。
10キロも走ると、シワだらけの顔面が紅潮し、目玉だけが生命力を物語り、この世のものとは思えない形相でラストスパートする。
エロジジイは、健康に気を使いながら、キャバクラやソープへよく行く。
商店主や社長なら、領収書を書いてもらえば、いつでもタダみたいなものなのだ。
似合わないスニーカーを履いたジジイが街に増えた。
昔のお年寄りは、若い人に人生を語った。
今のお年寄りは、若い人を追い回す。
随分と人間は変わるものだと思う。
60才以上のジジイやババアになると、だいたい人生が見えてくるので、あとは自分たちの生きたいようにスローに生きる。
なかなか死なない年寄りも、やがてカラダや脳にガタが来ると、周囲のお荷物になり始める。
医学の進化は、若い世代には迷惑だ。
早く高専賃や特養(特別養護施設)を整備し、老人ホームなどへ入ってもらわないと、若い人間は困ることになる。
ジジイやババアが、駅の階段や繁華街の人通りでモタモタしていると、ビジネスマンや学生は迷惑なのだ。
また、嫁に入った専業主婦にとっても、ボケた亭主の親が大きな負担になる。
日本の高速老齢化は、いずれ『隔離と安楽死』のススメを選択することになると思う。
老人に学ぶ時代が終わろうとしている。
日本においては、戦後まもなくマイホーム政策が取られた。
今や4000万世帯を超えるマイホームが建ち、目的は完遂した。
日本のお父さんたちは、30代でマイホームを作り65才くらいで寿命を終える予定だった。
その間、約30年間は住宅ローンを返済した。
そのための専用ローンが住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)のローンだった。
破格の長期で低金利という世界の一流企業でもかなわない有利な住宅ローンが提供されて、マイホーム政策は見事に成功したのだ。
おかげで住宅産業は潤い繁栄を続けてきた。
しかし、長きにわたる供給の結果、もはや顧客が減り始めた。
家は余っているのだ。
人間と同じように、ボロ家がたくさん残ってしまった。
これを活用しない手はない。もったいないからだ。
空き家は全体の15%に達しようとしているから、600万戸以上になるのだろう。
だから、再生したり、国が借り上げたりして、少しでも有効活用されようとしている。
老人も同じだ。
少しでも役に立つように動いてくれたら、数百万人のパワーが使える。
ただ、彼らが労働市場に出てくるのはやめてほしい。
側面からボランティア的に活動するか、老人向けの新たな市場を創出するための足がかりになってほしいと思う。
どうせ時間だけはたっぷりあるのだろうから、家でゴロゴロしながらでも社会に役立ってほしい。
そのためには、まずパソコンを覚えることだ。
パソコンをみんな買ってくれたら、それだけでも活性化につながる。
つぎに、パソコンを活用してほしい。そうすればショッピングや旅行も増えるかもしれない。
また、パソコン上で、誰かの何かの作業を手伝えるかもしれない。(思いつかないが)
結果的に、ヒマだらけのジジイが元気に暮らせれば医療費も減る。(寿命がさらに伸びるだけだと困るが)
とにかく、役立ってほしい。
結果論でしかないけれど、団塊世代は日本の高度成長期を支え、大きな恩恵を受けた。
その子供たちも同様に、金持ちニッポンを享受してきた。
これら一連の世代は、繁栄した島国を生き、今もその余韻の中で暮らしている。
日本はその間に、様変わりした。
それは、すべて結果論でしかない。欲望は次第にエスカレートする以外にないことが証明された。
自由が浸透し、日本人にバラバラな考え方が広がっている。
相変わらず勤勉な者もいれば、犯罪者すれすれの生き方を選ぶものもいる。
世界で活躍する人がいる一方、仕事もせずブラブラしている人もいる。
他の人と自分を比べても仕方がない時代を迎えている。
日本の祭りが終わり、膨大な数の高齢者が残ることになった。
一方で、若者たちを含めた失業率は5%に及ぶ。年金制度はガタガタになり、彼らの老後は危うい。
この落差を考えたとき、高齢者たちには、何らかの責務があるといったら言い過ぎだろうか。
今の高齢者は若い。まだ元気なのだ。ただし、発想は古く、技能も昔のものだ。
でも資金はある。
若者たちへ有意義に環流させ、新たなチャレンジにつなげる方策はないのだろうか。
それとも、高齢者たちはちびちびと計画的に貯蓄を消費し、残った資金を次世代に相続すべきなのだろうか。
いまはまだ年金・福祉へ巨大な費用が回されている。
日本はこのまま枯れていくのか。
高齢者たちが国に対して、貢献する方策はないものだろうか。
彼らはカネで動いた世代だ。朝から晩までカネを稼ぎ続けてリタイアした。
世の中は、経済戦争を続けている。だから、頭ごなしに彼らの生き様を否定することはできない。
ただ、枯れ始めた国内に住み、社会保障制度の下に生きる以上、やるべきことはあるはずだ。
問題は、彼らの価値観だろう。彼らは、このままスローライフを楽しむつもりだと思う。
高齢者たちは、公的年金で生活の保全を図りつつ、貯蓄で美味いものを食ったり、旅行を楽しみたいのだと思う。
人生の大半を日本の経済成長に捧げてきて、ようやく余暇を楽しむセカンドステージに立った。
ところが、彼らが残したものは、予想外にも曲がり角に立った国の危機と疑り深い人間社会の2つだった。
しかも、自分たちの高齢化がさらに国を苦しめる。膨大な数の高齢者たちが国の息の根を止める。
彼らにできることは何か。その答えはあるのだろうか。
高価なトロを食ったことがあるだろうか。スーパーマーケットや街の寿司屋にはない上物。
甘くとろけるトロを味わうと、幸せな気持ちになる。
日本人は、世界のマグロ消費の大半を牛耳っている。
ウニやイクラやホタテなども上物はやはり違う。
ただし、微妙に違うだけだといえば、そういう言い方もできる。
ワインだって同じことだ。数十万を支払って、高級クラブで飲むワインは美味い気がする。
しかし、違いは少しだけかもしれない。
その証拠に、高価なものと廉価なものを、明確に見分けることができる人間は限られているのだ。
日本人は、そういうことが大好きだ。
隣の住人が貧しかろうが、病人が出ようが、交通事故が起きようが、レストランの予約をキャンセルする人はいない。
日本が立ち直れないとしたら、その原因は、日本人の心の中にある。
些細な贅沢を追求することをやめて、地道な貢献と奉仕の精神に立ち戻れるシニアはどれくらいいるだろう。
子供夫婦や孫の人気取りよりも、社会的活動を生きがいにできるシニアはどれくらいいるだろう。
セカンドライフの自由を投げ打つことは、そう簡単ではない。
なぜなら欲望はエスカレートするしかないからだ。
いったん脳裏に刻まれた快楽は、脳が覚えている。
バブルを体験してきたシニアたちは、史上稀にみる快楽ステップを登り続け、セカンドライフの入口に立っている。
上質のトロや良質ワインがやはり捨てられないのだ。
貧しかった戦後を生き延びて、マイホームを立て、車を購入し、ゴルフに明け暮れ、カラオケ三昧の日々を過ごしたシニアたちは、巨額の借金を残したまま生涯を終えるのだろう。
彼らの作った飽食カルチャーは、次世代が引き継ぎ、東南アジアや中東のハングリーな若者たちには歯が立たない。
ちょうど、長い休暇をリゾートで過ごした後、職場へ出勤しても、月曜日ボケするのに似ている。
ボケたままのシニアたちは、まだまだ遊び足りない。
一方で、老人の孤独死もしばしば問題になる。
日本の世帯スタイルの標準はいまや1人住まい、つまり単身者が一番多い。
非婚・少子化が進み高齢化が進行すると、いよいよもって単身者世帯が増えていくだろう。
単身者は気楽でイイなんて、言ってはいられない。日本には十分な仕事がないのだ。
仕事をやらなければ、老後の年金ももらえない。いや、そもそも年金制度自体が危うい。
仕事はない、老後が心配、一人ぼっちなどでは、社会として成立しない。
みんな生活保護を受けて暮らすしかなくなる。
実は、現在の日本は、まっしぐらにそんな社会構造に向かっている。
ハローワークでは就職支援訓練に生活支援給付をセットして、なんとか労働市場への返り咲きを応援している。
これに失敗すると、完全な生活保護に落ちる。いったん生活保護に陥ると、再び労働市場に返り咲くのは困難なのだ。
しかし、必死の崖っぷち政策を打つ政府も、根本的な悩みを解決できない。
世の中の仕事量自体が足りないのだ。
仕事は、伸びゆく大陸へ逃げてしまい。国内は枯れていく。
仕事を作るしかないのに、そこへの支援は乏しいのが実情だ。
一に雇用、二に雇用、三に雇用、雇用、雇用、雇用と、叫んだ人がいた。
しかし、なかなか仕事を作り出すのは難しい。福祉や介護が必要なのはわかっているが、過酷な労働を選択する人は少ない。
いよいよ追い詰められれば、そういう職業・職場へ入っていく人も出てくるとは思うが、彼らが心底望んだ仕事ではないというところが心配だ。
やはり、日本の場合は、過去の経緯が特殊なため、仕事を選ぶ傾向がとても強い。
また、消費者へ目を向けると、有力候補は
①小リッチ高齢者
②バブル外国人
しかいないだろう。
選び道は、あまりないのに言い出す人は少ない。
選挙に負けるからだ。
・若者たちに仕事を。
・定年したシニアたちに役割を。
それには何が必要なのかというと、社会のルールというか慣習だろう。
バラバラに生きる日本人に、再び慣習を作り上げなければならない。
具体的に言うと、若者たちに夢のある仕事をさせるため、高齢者は別の役割を担う必要がある。
付加価値が高く、拡大が見込まれる市場に、シニアがウロウロしないことだ。
しかし、投資を促し資金援助の役割は、やはりリッチシニアが担うべきではないか。
若者たちは、この資金的バックアップの下、新たなビジネスを創出する。
もし失敗したら、リッチシニアたちが損失を被る。成功すればリッチシニアは儲かる。
しかし、精神的には支援だ。ウルサイ口出しも困る。
次に、定年シニアたちは相互扶助的なコミュニティー活動を行う。
町内の老人のお世話をして、買い物や通院を助け、生活をサポートする。
自分が年を取れば、また次の定年世代が面倒をみてくれる。
いわば、サポート年金だ。自分がサポートすれば、老後はサポートを受けられる。
定年後の健康管理にも有効だ。
電子ブックなるものが普及を始めている。新聞もデジタル型に姿を変えつつある。
いままで入力や割付、レイアウト、製版などを担当してきた人たちは不要になるかもしれない。
また、印刷物を販売していた書店や新聞販売店だって、この先どうなるかわからない。
中間の取次も役割が小さくなるかもしれない。
一方、購入者側もデジタルなら安い。体裁にこだわらなければ、いままで1500円で買っていたものが300円くらいで購入可能になる。
制作の人手が減れば、コストダウンになるが、売上高も激減だ。
こうした合理化・省力化の時代に雇用を拡大するのは、大変難しい。
いままでになかったものを考えなければ、需要は創造できないからだ。
また、一つ一つの商品単価が安いから、使い捨て的なものでないとビジネスは継続しない。
それを思いつくかどうかだ。
新しいビジネスとは、いままでになかった世界を作る必要が出てきた。
しかも、ビジネスというからには永続的に収益をあげられないと成り立たない。
社会が何を歓迎するか。消費者は何を望んでいるか。
これからのビジネスは、作曲家や画家や小説家のような創造力がないと、市場を形成できない。
しかも、これまでの商品のように作品(製品)をCDに焼いたり、本にしていたのでは失敗する。
遊び続けてきた日本消費者が受け入れるものは、何なのか。
たぶん、その答えは、彼らの欲望の中にみつかるのだ。
欲望を形にするしかない。
シニアが会社を退職すると、退職金を受け取り家庭に入る。自由な時間がようやく手に入るのだ。
40年間もの長い年月を会社に捧げ働き続けてきた。朝は遅刻しないように、夜は夜更かししないように、毎日を通勤に費やしてきた。
『今日から、仕事に行かなくてもよい』
どんな気持ちがするのだろうか。ゆっくりしたいのだろう。趣味に打ち込みたいだろう。旅行に行きたいだろう。古い友人に会ってみたいだろう。
人間の欲望が満たされようとするとき、希望が溢れる。晴れ晴れとリタイア後の生活に突入したいのだ。
それに、時間はたっぷりあるから、ゆっくり考えればよいのだ。
ところが、人生はそう甘くない。
意気揚々としたセカンドライフは、長くは続かない。不思議と行き詰まるのだ。
それほど、人間の心はワガママにできている。
会社に出ていれば、ツライことも多いが、満たされることも多い。
例えば、自分と異なる意見を聞けるし、誉めてもらえるし、何かを完成させることができるし。
要するに、どんな立場であろうとも、自分を主役にすることができるのだ。
人間は、自分の人生で主役を演じて、それに酔って生きている。
主役じゃないと、人生はつまらないのだと思う。
だからセカンドライフは、楽しくない。半年か一年もしたら、楽しくなくなるだろう。
自由は寂しい。
ほとんどの人は、よく自分の主張をする。みんな主張の中身を分析して、相手の関心の在処(ありか)や知識のレベルを判断する。
主張の中身が新鮮でなければ、その人は面白くない人という結論が出される。
主張の中身がよくそこらで聞くようなウケウリばかりだと、面白くない。
かといって、斬新すぎてとてもついていけないというのも、理解に苦しむから歓迎されないし、ヘタをすると人間性を疑われてしまう。
また、主張のしすぎや主張がないというのも、相手としては疲れてしまう。
要は、センスと発想によって、人間の魅力は決定される。
これを定年後のセカンドライフに実践するのは極めて難しいのだ。
たとえ会話がヘタであっても、それを受け入れてくれる相手に出会えるとラッキーだ。
相手にしてみれば、得るものは全くないにもかかわらず話を聞いてくれるのだから、本来は感謝しなければならないのに、センスのない人は感謝をしない。
そして、相手を失う。
会社勤めをしていた頃はタテ社会だったから、後輩や部下が話を聞いてくれたし、出入りの業者もニコニコしてくれた。
しかし、もうそんな人はセカンドライフでは現れないのだ。
会社勤めを終えた男たちには、それだけではない過酷な人生が待ち受けている。
妻の存在だ。
定年した男性に立ちはだかる最強の敵は、実は妻だ。
ようやく自由になり、妻とゆっくり過ごそうと考えていた男性は、異様な反応に驚く。
妻は、自分を待ってはいなかった。いや、妻こそ自由になりたがっていることを知る。
40年間もの間、家族のために働いてきたのに、妻は定年後の自分を待ちわびてはいない。
生命保険の定期部分の契約期限が切れると同時に、妻は行動を起こす。
どういうことなんだ?
男性は理解に苦しむ。
そして、バカな男性は、簡単な結論に、ようやく気づく。
そう、ずっとダマされていた。ただそれだけの話だ。
妻は、もう何十年も前から、男性の定年を区切りに自由になるつもりだったのだ。
ダマされていた。
男は、甘い。
今の時代の女性は、間抜けな男性とは違って、メリットのないことはしない。
定年後の亭主など、どこに魅力があるというのだ。それでなくとも、散々ガマンしてきたのに、一日中家の中にいる亭主の何を尊敬しろというのか。
正論としか言えない。
魅力はないと思う。尊敬できないと思う。ウザイと思う。
たぶん、これは妻のほうが圧倒的に正しい。
でも、最終的にここへ追い込んで去っていくのは、手口としては相当に卑怯だ。
いまどきマフィアだって、そこまではやらない。
しかし、妻たちは、残り20~30年間を亭主とは過ごしたくないのだ。
何度考えても、むなしい。男たちの末路は、ワビシイ。そして、妻たちは正しい。
世相的にみると、男性の定年時期は、人生にとって最も危険なターニングポイントだ。
そんな段階で、パートナーに裏切られたら、おそらく人生全体を否定された気持ちになるだろう。
裏切りの中でも、かなり凶悪なレベルだと思う。
一口に裏切りといっても、結婚前に遊びまくっていた裏切りとか、結婚後に浮気していた裏切りとか、真剣に向き合わない裏切りとか、いろいろだが、熟年離婚は冷酷だ。
それだけ過去の怨念が詰まっているのかもしれないが、恐ろしい計画性を想像すると身の毛もよだつ。
捨てられて傷ついた男性たちは、一人になって、何を思うのだろう。
『俺が悪かったんだ』だろうか、『女なんか信用するんじゃなかった』だろうか。
とにかく、ようやくその時になって、プロポーズのときの異常心理が理解できるかもしれない。
半日も、ミクルを見てれば、女の怖さがわかるのに。
>> 441
専業主婦の日常は、その人次第で、ハードコースやお気楽コースがセレクトできる。
お気楽コースを何十年も続けていた専業主婦にとって、夫の定年退職はまさに一大事だろう。
『やべー』とか舌打ちしている様子が思い浮かぶ。
そういう妻ならば、夫としても、案外、熟年離婚はプラスなのかもしれない。せいせいする(気休めだが)。
さて、そうではなくて、亭主関白のもとで肝をカミ続けてきた妻にとっては、恨みも蓄積しているだろう。
また、男は何度か浮気をするものだから、そういう…見なくてよいものを見てしまったとか、聞いてしまったとか、裏切り行為に遭った妻も怨念の塊になるだろう。
熟年離婚。妻の報復とみるか、妻の逃亡とみるか、……。
火に飛び込むか、崖から落ちるか、みたいな選択でしかない。
とにかく、熟年夫婦は難しい。一昔前ならば、亭主が定年退職したからといって、『やべー』なんて舌打ちする奥さんはいなかったが、今は違う。
亭主が一日中家にいて、メシ、フロ、お茶とリクエストを出すだけの存在感がウザイわけだ。
たまに会話になると、『どうだ?明日、映画にでも行くか?』と、提案されて、ギクッとしてしまう。
亭主がエラそうな人であればあるほど、並んでロードショーなど観たくないものだ。
卒婚という言葉があるらしい。夫婦は別々に自立して、最小限の接触だけにとどめる生き方なんだそうだ。
最小限の接触ね。
人生の結論とは、予想がとっても難しい。
それなら定年亭主も何かやればよい。
『まあ、ゆっくり自分の趣味でもやりますよ、あっはは』
といっていた亭主も、半年くらいすると、ヒマになってしまうらしい。
だから、図書館へ行って、マクドナルドに寄って、夕方帰宅する。
思った通り、夕飯が完成していたらよいが、時々は妻がいない。
だから、コンビニの弁当で食事を済ませる。たまにだから風呂も自分で沸かして(ボタン押すだけだが)、ゆっくりつかって、テレビでも見る。
こうした生活を反復していると、どうみても社会のお荷物でしかない。
誰の役にも立っていないし、誰にも誉められない。
そこで、子供夫婦に小金を渡す。感謝されたいのだ。子供夫婦は喜んで、孫の顔を見せる。
……終わり。
20年間、それを続けるのか? それでよいのか?
これが日本の命題なのだ。遊び呆ける妻も同じことだが、一応、個人消費者として役立っている。
亭主は、マクドナルドで買うコーヒーとハンバーガーくらいなものだ。
じゃあ、なにができる?サラリーマン上がりの亭主は何をやればよいのだろうか。
そんなお父さんたちに、事業をやってくださいと頼んでも、せいぜい友人が3人か5人いるだけだから、厳しいと思う。
だったら、何人か集まって共同でビジネスを立ち上げ、できたら若者を雇ってください。
これもリスキーだし、客の開拓ができないだろう。
一番困るのは『俺も働こう』とヘンな決心をして若者の市場に割り込んでくるお父さんだ。
一方、ボランティアでどこかの団体に参画するほど、コミュニケーション能力がない場合、行き場がない。
信じられないかもしれないが、そういうお父さんは結構多い。
せいぜい散歩をして、犬と遊び、パソコンで若い女の画像を収集するか、掲示板を荒らすのが日課なのだ。
なってみないとわからないが、かなり侘びしい毎日だろう。
ただし、健康管理にはウルサイので、80才すぎまで歩き回る。
年金財政はパンクだ。
日本は稼いだ。稼いだからシニアには、財産が残り、国には借金が残った。
年金制度は、思わぬ不況と少子化によって先行き絶望的なのに、国民の義務だから、せっせと払い込まねばならない。
だから、少しはお父さんやお母さまにも、助けていただけたらありがたいのだ。
ところが、若い人たちもそれなりに楽しんでいたりするから、どうも盛り上がってこない。
就職先がなかったり、ヒッキーもたくさんいるはずなのに、世間はアンドロイドやぷるぷる化粧品や恋愛ドラマが目立つから、誰も助けてくれない。
ハラハラしても仕方がないと言えば、仕方がないのだが、本当にこのままでよいの?
まだ、遊びたいの?
繰り返しになるけれども、今の日本はいろんな人たちで構成されている。
だから、面倒な問題で『みんな右向け~』と、号令をかけても揃わない。
何年前だかに定額給付と称して、政府がカネを配って回ったが、それでも辞退者がいたくらいだから、面倒な話になればバラバラになる。
逆に、流行は大合唱でブーム化する。人気スターも国民的アイドルがすぐに誕生する。
そういえば、民主党に投票した国民はスゴかった。それまでの与党であった自民党をあっさり捨てて、民主党に大移動した。
しかし、国民の読みは甘かった。こういうミーハー素人をダマすのは、マスコミを抱き込めば可能なのだ。
バカな国民は、またマスコミが与党を叩くから、そのつど大移動を繰り返すだろう。
まるで笑い話みたいだが、真面目な顔をして大騒ぎするのだ。
ほとんどはテレビや新聞で、貫禄のあるおじさんやおばさんがしゃべったことをパクっているだけなんだが。
そして、投票の日曜日には国民の義務だとか誇らしげに自慢しながら、近所の小学校へ行くのだ。
買い物のついでに、投票をして、選挙速報をみる。
『ほおら、俺の目は正しかった』投票政党が勝利したのだ。
妻は、ウットリして、お父さんの顔をみる(それはないか)。
単純に言って、不況時には国民に不満が溜まる。
だから、与党を叩けば、喜ぶ人間の数が多い。
ということは、新聞、雑誌、テレビは、部数を増やして広告を取りたいから与党を叩く。
お父さんやお母さまは、それを読むから、与党が倒れやすくなる。
さらに、若者は未来に失望感を抱いているから与党がキライなのだ。
多くの若者は欲望を満たし、ラクをしたい。そのため、部数の多い雑誌や視聴率の高いドラマやバラエティー番組をみる。
失望感を一時的にせよ、忘れさせてくれるメーカーが好きなのだ。
景気の浮き沈みによって、国民は大移動するメカニズムになっている。
太平洋戦争など、国民が扇動したようなものだ。
思いもよらず、浅はかなのは自分である。世間は自分そのものを写している。
ネット社会は、その自分たちが情報発信する絶望的社会なのだ。
悲しいかな、庶民には情報がない。
新聞や雑誌やテレビが情報と思っていたら、寝ぼけている。あれは決定事項ばかりだ。
本当の情報は、中央官庁のエリートが政治家を巻き込んでシナリオを作る。
外部の息のかかった識者が集められて審議会なる過程を経て、大臣に提案する形をとるのだ。
大臣が了承したら、閣議なるものを通して、国会で成立を目指す。
初めから与党の政治家が絡んでいて、後ろ盾になる業界の意向を汲んでいるだけだ。
こうして旅芸人の一座みたいなことをして、政策が実行されている。
つまり、パワーがある人間がパワーのある政治家と組み、パワーのある官僚に考えさせて、パワーのある民間識者を抱き込み、パワーある政党が支持を得るという連鎖になっている。
最後は多数決で決まるから、出来レースなんだが、ねじれ国会の現在、マスメディアは与党を叩き、紛糾させて、祭りを盛り上げているにすぎない。
どうせ国民はそんなことは知らないし、不満をぶつけるものがほしいから、キオスクで雑誌を買うわけだ。
政権が転覆したら、もっと盛り上がるから、最近はすぐに与党の責任者が交代する。
いわば、一種のショーともいえる様相を呈している。
- << 452 では主さんはどこから情報を得ているのですか?
企業の提携だって、海外進出だって、上場だって、新聞や雑誌やテレビで見れるのは、実際に動き出してからの話だ。
ただ、情報が入ったからと言って、我々ができるのはせいぜい株式を買ったり売ったりするのが関の山といえる。
世界情勢に精通していても、別にガソリンを買い込んで六畳間に備蓄したりはしない。
庶民に有用な情報とは、もっとネチネチしたものが多い。
開発部のAさんが独立するらしい、B常務は社内に女がいるらしいとか、駅前に弁当屋ができるらしいとか、水枕は心地よいらしいとか、そんな情報を役立てている。
言い換えると、下世話な情報ばかりといえる。
結局、そういう情報をネタに、上手い汁を吸いたいとか、人気を集めたいとか、節約したいとか、快適性を求めたいとか、結構、アニマルな活用なのだ。
従って、デカイことに携わっている人とセコいことに携わっている人とは、自ずと関心事が異なってくる。
主婦やOLはセコいのが当たり前だから、お父さんたちとは、接点が生まれにくいのだ。
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