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匿名( s08Kc )
10/12/12 07:49(更新日時)

高校の頃からずっと音楽をやってきた。
バンドでの演奏、路上の弾き語り、DTMによるネット上でのコラボetc.
洋楽、邦楽、ゲーム音楽などジャンル問わず色々やってきた。
ある日、知人のギター講師から
『ウチの生徒のバンドの面倒を見て欲しい』
と頼まれた。
転職して土日休みになった矢先。
嫁さんとは休みも合わないし、土日の暇潰しにはもってこいだと思い承諾した。
音楽はずっと趣味として続けいるが、バンドは数年ぶり。
嫁さんと出会った頃にはパソコンで細々とDTMをやってるだけの時期だった。
『ステージでの勇姿が見たい』という嫁さんの口車に乗せられたのもあり、早速生徒さん達のバンドにヘルプで参加することになった。
前置きが長くなったが、デコボコなバンドが徐々にマシになっていく様をのんびり書いていこうと思います✏

No.1460241 10/11/08 17:55(スレ作成日時)

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No.1 10/11/09 20:06
匿名 ( s08Kc )

6月。
メンバーと初顔合わせ&いきなりスタジオ。
見学という話だったが、せっかくなので事前に聞いていた2曲を仕上げてギターで参加した。

…酷い。
まずとにかく音が無駄にデカい。
自分の音が聴こえないから音量を上げていくうちにいつしか『爆音合戦』になっていた、という典型的なパターン。
初心者ならまだしも…
ベース以外全員が楽器歴数年で、バンドを結成して半年以上が経過しているのに…💧
去年の終わりに結成して、メンバー全員が週一回のレッスンと月一回のスタジオ練習を行っているのにこの酷さは…💧
なるほど。
県内でも大人気のギター講師が手を焼くわけだ。
てか…
俺にどうしろと💧
音量だけの問題なら解決策は腐るほどあるしノウハウも把握してる。
が、問題は想像してた以上に山積みだった。

No.2 10/11/10 12:40
匿名 ( s08Kc )

まずヴォーカルの坂本さん(仮名 34歳)。
声質はいいが、声量がないうえに選曲がマズ過ぎてサビが全く歌えてない。
ライブを観るお客さんは当然、大半が素人さんである。
ドラムやベースの細かい部分はまだしもヴォーカルの良し悪しはさすがに素人さんでも分かる。
極端な話、
バックが超一流プロでヴォーカルがヘボいバンドと
ヴォーカルが超一流でバックはそこそこなバンド。
おそらく確実に後者の方がお客さんからの評価は高いだろう。
バンドはヴォーカルの声量に合わせた音量で演奏するのがセオリー。
自分の歌が聴こえなければ、ヴォーカルは余計に無理をして歌のクオリティも劇的に下がる。
それ以前にライブで歌が聴こえないバンドなど論外である(笑)
とりあえず、ヴォーカルが自分の声を聴きやすい環境を作るために全員に音量を下げてもらうことにした。
が、ここでまた障害が。
ドラムの磯貝君(仮名 29歳)である。

No.3 10/11/11 08:17
匿名 ( s08Kc )

ドラムの磯貝君(仮名)。
彼は色んなジャンルのバンドに参加しているし歴も長い。
実際、彼が参加しているバンドのライブも何度か観させてもらったがお世辞抜きに素晴らしい。
が、力加減が出来ないのである。
会場が広くて『全力で叩いても音量が足りない』のなら、マイクで拾えばいい。
しかし今回はその逆である。
よって、ドラムがある程度加減しないと全体の音量がデカくなり過ぎる。
かといってヴォーカルマイクを上げ過ぎると、ハウリング(マイクがキーンと鳴るアレです)しやすくなる。
ましてや声量のないヴォーカルが歌っているのだから尚更上げないとヴォーカルが聴こえない。
ギターやベースはアンプのボリュームを上げればいくらでも音量は跳ね上がる。
結論から言って、ヴォーカルの限界値に合わせてドラムなどの生楽器は音量を加減するしか方法はないのである。
で、エレキギターなどの電子楽器はそれに合わせて音量を設定するわけだ。

では何故、そんな彼が同じ会場でライブをやっているのに他バンドだと素晴らしい演奏が出来るのか?
『モニタリング』である。

No.4 10/11/11 17:55
匿名 ( s08Kc )

ドラムの磯貝君は俺とは昔からの顔馴染みであり、彼が初心者の頃のイメージしかなかったので凄まじい成長ぶりに驚いた。
何度か一緒に音を出したこともあるのだが、とにかくよく『ハシる』ので、素人が聴いても『なんかめちゃくちゃテンポ速くない?』というレベルだった。
そのくせ、『ダカダカダン!』とフィルインを入れた後は逆に『モタる』という…
ハッキリ言ってしまえば、ライブなど到底無理なレベルだった。
そんな彼の急激な成長の鍵となったのは『クリック』(メトロノーム)である。
曲のテンポに合わせてメトロノームを設定し、ヘッドホンでモニタリングしながら叩く。
実は彼にそれをさせたのは彼が参加しているバンドのメンバーであった。
昭和の歌謡曲を演奏するベテランばかりのバンドである。
メンバー全員が年齢的に一回り上であるため、彼は渋々それに従ったとのこと。
だが彼いわく、
『ヘッドホンしながらだとこじんまりとした演奏になっちゃうんだよなー…』と不満げ。
試してみたところ、やはり狙い通りの結果であった。
うるさ過ぎないし、正確さも増したうえに曲にメリハリがついた。

No.5 10/11/11 18:07
匿名 ( s08Kc )

磯貝君のドラムが適度な音量になったので、すかさずそれに合わせてヴォーカル以外の音量を下げるように指示。
お互いの邪魔にならない位置関係や音作りもメンバー各自にアドバイスし、再度音合わせをしてみた。
とても『素晴らしい演奏』とは言い難いが、いい意味で全体のバランスは激変した。
先ほどまでは
耳が痛くなるような爆音のギターとドラム。
かすかに聴こえる苦しそうなヴォーカル。
低音の出し過ぎで、ギターやドラム、果てはヴォーカルまでマスキングしてしまっているベース。
ライブハウスでこんな演奏を聴いたら、どれだけ演奏が上手くても三分しないうちにお客さんの八割は出口に向かうだろう。
それが激変した。
『ヘタクソなりに皆、一生懸命演奏してる』ようには見えるぐらいにはなった。
かくして、
音量問題は解決した。
…が、一番の問題児はヴォーカルでもドラムでもなかった。
ギターの松田君
(仮名24歳)である。

No.6 10/12/12 07:49
通りすがり ( ♀ VJd11 )

続きが聞きたいです♪

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