暇だから独り言

レス116 HIT数 13248 あ+ あ-


2021/01/13 23:44(更新日時)

はじめに


自伝&ノンフィクション&官能表現有 です。


基本、独り言なのでレスは求めません。


中傷ダメです😣


名前はここ。


顔は鈴木えみ風。


性格は天真爛漫風ナイーブ。


趣味はSex。


特技は欲しいものを手に入れること。



No.1427928 (スレ作成日時)

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No.51

秋山芳樹…彼と出会わなければ、と何度も思った。失ったものが多すぎる。

家族からの信頼、友達からの信頼、おばあちゃんからの信頼、親の資産、バイト先の友達、服、バッグ、卒アル…

逆に学んだことも多かった。

男は暴力を振るうってこと、ヤクザやチンピラはそこら中にいること、警察は意外と頼りになること、借金の怖さ、働ける幸せ…

約2年半、19歳で出会い、私は22歳手前になっていた。

軽く男性不信にもなった。

発作的に過呼吸と意味のない涙に襲われる体質にもなった。

テレビでイケメン俳優が出ていたら、チャンネルを変えたくなる。

一人でネットサーフィンして、見たいサイトを見ていると罪悪感に襲われる。

もうしばらく、男とSexは勘弁だった。

そんなもの、なくていい。

自由に色んなことができることにいちいち感動した。

とにかく家族からの信頼を取り戻すことが全てだった。

No.52

家族孝行しながら、仕事も頑張った。

彼氏を作る気はさらさらなかったけど、ドキドキする人はできた。

手の届かない人。

手が届かないことが変な安心感にも繋がる。

テレビであるスポーツを観戦していて見つけた、あまり知られていない選手のファンになった。

ファンで十分。でも熱狂的だった。

タイミングよく、その選手がイベントで近くに来ることになった。

まいちゃんを誘って、観に行った。

少しでも彼の記憶に残りたくて、地酒をプレゼントに準備していた。

渡せたら渡そう。

イベント後半、やっと渡すチャンスが来た。

私はドキドキしながら彼に近づいて、地酒にアドレスを書いたメッセージカードを付けて渡した。

まいちゃんとキャーキャー舞い上がった。

なんかこんなの久々。

楽しかった。

その日の夜、信じられないことに、その選手からMailが届いた。

………こんなこと、アリ?

『お酒ありがとうございました。ココさんみたいな綺麗な方に応援していただいて光栄です。』


携帯からだった。

ハァーー??マジ?

No.53

マジだ。

ヤバイ嬉しい。

楽しくなってきた。



私は事あるごとに選手にMailした。

でもウザいと続かなくなるので、2週間に1回のペースに抑えた。

次第に私は彼にタメ口でMailするほどになっていった。

明らかに仲良くなっていた。

メル友でいられるだけで幸せ。

というか、傷心気味だった私には、メル友くらいがちょうど良かった。

彼とのメル友期間が半年くらい経った頃、新しい彼氏ができた。



【9人目】
□猪原圭
□タメ 大学院生
□サーファー 正統派イケメン



久々に友達の紹介を受けた。

思いの外、かなりのイケメンだった。

しかもサーファーで筋肉質。

でも、まだ彼氏は必要なくて、彼からのアプローチをかわしてずっと返事を濁してた。

それが逆に火をつけてしまったのか、彼からのアプローチは本格的になっていった。

1ヶ月程かわしてきた頃、夜景に花束を用意されて、コロっと落ちた。

花束恐るべし。

仕事終わり、毎日彼家に帰って一緒にご飯を食べて、12時には実家に帰る。

No.54

自分で平日は12時、と門限を作って家族孝行は続けた。

サーファーの彼、圭は、毎朝海に行き、昼は学校に行き、夜は私と過ごした。

ごくごく普通のカップル。

圭には、以前のDV男の話をして、全部受け入れてもらった。

圭と軽い口論になったときがあった。一先ず仲直りをしてファミレスを出た後、帰り道でいきなり過呼吸が出た。時間差だったから自分でも驚いた。

…まだ治ってなかったんだ。

ちょっとショックだった。

DV男と別れて半年以上経つのに。

圭と過ごす日々は楽しかった。特別な問題は何もない。

ナイーブになってる今の私にはちょうど良かったんだろうけど、なんか刺激が足りなかった。

正直、だんだん圭のことを好きかもよくわからなくなってきた。

ただただ楽しいだけの付き合いじゃ飽き足らなくなっていた。

お泊りの日は圭が寝た後、彼の腕枕を振りほどいて一服していた。

演技してるのかな。

ほんとは彼氏とかいらないんじゃないかな。

なんか私、やっぱり前回のショックでおかしくなったんかな。

よくわからない。

No.55

歯車が狂いはじめる。

私の愛情の薄さを圭に指摘されはじめる。

自分でもよくわからないから、とりあえず言い訳ばっかり。

もうなんか疲れてきた。

彼の発言が怪しくなってきた。

あたしの携帯見てるっぽい発言。

女かよ。

あたしでも見てないのに。

携帯には、あのスポーツ選手との今も続くMailが。

『俺、全部知ってんだよ』

上から目線な言い方。

もう面倒くさい、こいつ。

別れ話に突入。あーー面倒くさい。眠い。

彼を立てようと?好きなフリを続けようと?して、別れたくないフリをした。

気まずい一晩を乗り気って、翌朝、

『別れよう。寝たら落ちついた。』

と彼に言った。

昨晩とは打って変わって毅然とした態度に驚く彼。

なんか爽快な気分。朝ごはんに、フランスパンに焼いたベーコンと卵を挟んだやつを作ってテーブルに出した。

『うわーん』

彼が声を上げて子供みたいに泣きだした。

ドン引きしながらも、『今までありがとうね』と、別れの言葉を残して帰った。

はー終わった。

No.56

□横沢たけし
□タメ 大学生
□沖縄リズムの和み系



飽き飽きしていた圭との恋人生活も終わり、また暇になった。


飽き飽きしても、いざ無くなってしまうと淋しくなる。しかもフラれた形だから尚更。


前に友達に紹介してもらって、放置していたたけしに連絡してみた。


たけしは決してかっこよくはないけど、身体が大きくて、受け身な性格で、楽チンなやつ。


すぐ遊んでくれた。


圭と別れた話しも、スポーツ選手との話しも、何話しても平気。


エッチしたいと言えば、してくれる。


変に私に気持ちを傾けたりしないところが好き。


エッチも下手じゃないし。


少しぽちゃ体型だから、なんか包まれるようで気持ち良い。


アソコもぽっちゃりしてて、舐めごたえがある。


終わったら即寝したりするけど、そゆとこも好き。


たけしと週2~3ペースでセ●レの関係。


ある日圭から食事に誘われて、復縁を迫られたけど、一笑して終わった。


やだめんどくさいの。


だから圭は嫌なんだよ。

No.57

圭はレストランを出て、一人で何か言ってた。


『酒入ってたからダメだったのかな…』


私に聞こえるくらいの独り言。


酔ってるフリして聞いてないフリをした私。


彼なりに一応意気込んで復縁を持ち掛けたらしい。


別れて1週間、色々考えてたのかな。少し可哀相にもなったけど、私には圭に気持ちがないから。


私は別れて1週間もしないうちに、他の男とエッチしてたのに。


車に乗り込み、ヤケ気味に冗談ぽく圭が言う。


『なんでダメなんだよ?まだ新しい男できたわけじゃないでしょ?』


『できてはないけど、エッチはしたよ』


『え?早っ!笑 ……なんでするんだよ!』


『笑……だって彼氏今いないし、自由だもん』


『はー……………わかったよ』


わかったて何がじゃ。


諦めついてない臭いプンプンの『わかったよ』


優越感に浸りながら、家まで送ってもらった。


もう圭とは会わない。


気持ちがないのに付き合った私も悪かった。


不思議と素直に反省した。

No.58

圭とはもう誘われても会わないと決めてしばらく経った頃、異変が起こる。


生理が来ない。


病院に行くと、妊娠していた。


一瞬、たけしと圭どっちの子かわからなかったけど、6週と言われて圭の子だとわかった。


ただただ嬉しかった。


あたしなんかでも妊娠できるんだ。


身体を粗末に扱ってきたのに。


でも産まない。


産まないことに対する罪悪感よりも嬉しさが勝って感覚が麻痺する。


別れた男の子供は産めない。


妊娠がわかった時点で産まないと決めているくせに異常に喜んだ。


誰かに言いたくて、会わないと決めた圭に即報告して会った。


圭は反省して手術費用は全額出すと言ったが、お金を貰う気はなかったので半額ずつ負担することにした。


圭は申し訳ないと言ってヘコんでいたけど、私はずっとテンション高く『ママですよー』とか言ってた。


産まないくせに何言ってんだ。

数日後、手術は20分足らずで部分麻酔だけで終わった。


あっさりし過ぎだ。

No.59

術後は少しは大人しく過ごしたが、しばらくして、またたけしとの気楽なセ●レ生活が続いた。


同時にスポーツ選手とのMailも続いていた。


誰からも束縛されない自由なSexがある生活。適度なドキドキもある。


でもなんか物足りない。


その虚しさを埋めるように、たけしとのSexでは我が儘放題だった。


ヤリたくなったら何も言わずに彼のモノを舐める。


彼が眠たそうでもお構いなしに。


大好きなク●ニもいっぱいしてもらう。


彼の顔の上に跨がり、両手で彼の頭を掴んでイクまで腰を振った。


彼も喜んで顔をべちゃべちゃにしながら舐めてくれた。


彼の無精髭がじょりじょり擦れる感覚も気持ちいい。


固く立てた彼の舌を出し入れしたり、クリを剥いてペロペロしてもらう。


気がすむまでイったら、逆向きに跨がって、彼の固くなったモノを愛でた。


私も彼も負けじとお互いの秘部をびしょ濡れにして弄りまくる。


快楽の追求を楽しんでいた。

No.60

【11人目】
□金浜悠二
□スポーツ選手
□3歳年上


例のスポーツ選手とは相変わらずメル友だった。


『試合頑張ってね』


『合宿お疲れ様』


『こっちはいい天気だよ』


少しずつ距離は近づいていった。


海外に試合で行っている彼から 『そっち台風きてるね。大丈夫?』とか、試合中なのに…嬉しかった。


なんか私、一ファンでいなきゃいけないと思ってたけど、その必要もないのかな。


ちょっとアクションしてみようかな。


綿密に計画を練った。


『今度仕事でそっちに行くんだけど、ご飯でもどうかな?』


仕事で、はウソ。Okされたら行くつもりで誘ってみた。


彼から返事がきた。


『いいよ。会えるの楽しみだな。』


まじー??あっさり夢叶っちゃった。


会う約束の日までウキウキで過ごした。服を買いに行って、会話を考えて、路線を調べて。


田舎から都会に一人旅。


行けば大ファンのあの人と二人で食事ができる。


興奮して眠れない日が続いた。

No.61

いざ当日。


12時発の羽田行きの飛行機を予約していた。


起きたの12時。


こんなことってアリ??


行くなってこと??


いやいや…気を取り直して予約を取り直す。旅費がダブってしまったけど、そんなの関係ない。今日行かなきゃ会えない。


運よく空席があった。


猛烈にバタバタしながら支度して家を出た。


羽田に到着。東京は2度目。さあ、ゴールできるかな。下調べしといた路線通りに進む。景色を楽しむ余裕なんてない。間違いなくゴールすることだけを考えて。緊張しっぱなしで羽田から筑波まで。彼に会う緊張と都会を一人旅の緊張。


電車を乗り継ぎ、彼と待ち合わせの駅にいざ到着。


疲れた。


緊張し過ぎて疲れた。


駅の階段を下りていく。思ったより人がいない。少し緊張からも解放されながら歩いた。


階段を下り終わって、視線の遠くに一人、壁に寄り掛かる男の人。


いた!


テレビでしか見たことない人が。

No.62

Mailだけだと、相手の存在感みたいなのが薄れてたから。やっぱり姿を生で見るって…すごい衝撃。


普通にしなきゃ。Mailではあんなに友達みたいにしてたんだから。キョドったらダサい。


手をふりながら小走りで彼に笑顔で近づいた。くっきり顔を認識した。頭の中で色んな物質が放出される感じ。意識を保つのがムズい。


『こんにちは笑 やっと着いた~!』


こんなんでいいのかな、と思いながら喋る。


彼は優しく車に案内してくれた。彼の車に乗ってレストランに向かった。大ファンの選手のプライベートに感動しっぱなし。車内では興奮して喜びを表現しまくった。彼にもベタベタタッチしまくっていた。


彼は落ち着いて、でもずっと笑顔で私と会話した。


食事をして、お酒を一緒に飲む。1年メル友でいたから、会話は自然と盛り上がった。大満足だった。私の夢は叶った。


店を出て、私は予約してたホテルに帰るつもりでいた。彼は代行を呼んだ。


代行が到着すると私は車に誘導された。


駅まで送ってくれるんだ。


何も疑わず乗った。

No.63

到着したのは彼のマンション。


持ち帰られてしまった。なんてラッキー。お気に召してくれたみたい。


『おじゃましまーす』


普通に家に上がる。


『えっ!照』なんて寒いこと言わないし。


ソファーに二人で座ってテレビを見た。テレビでは彼の仲間の試合の結果のニュース。


写真を一緒にたくさん撮った。彼は最初嫌がったが、半ば強引に。


先に彼がお風呂へ。私は後から入った。お風呂から上がると部屋の明かりは消され彼はベッドにいた。


『失礼しまーす^^』


躊躇なく私も彼の横に寝た。

No.64

彼に借りたTシャツ姿でベッドに潜り込んだ。

間もなくテレビを消す彼。部屋が暗くなる。

彼の腕を取って腕枕をねだった。腕枕をした途端、重なる二人の唇。

彼は無言だけど、

『俺とこんなことできるなんて興奮するだろ?』

とでも言うような目つき。

『ついに…だ…!』とガッツポーズしたい気持ちと、

『こんな人でも私を抱きたいのか…人間だもの?』という不思議な安心感と、

彼のblogでわーきゃー言ってるほかのファンの人に対する優越感と、

『誰にでもしてるんだろうな』ってゆう疑い。

いろんな気持ちで頭はごちゃごちゃだった。

彼は飢えたように早々と私に触ってきた。

駅で会った時点で、ヤろうと決めていたのかな、と思った。

たわわな胸を揉みしだき、乳首を優しく口に含む。

筋肉隆々な体格とは反対にすべてが優しくソフト。

脇腹にキス、とか。


おへそにキス、とか。


まったり、ねっとりしたSex。

よがる私の目を時々見つめながらいやらしい事を楽しむ彼。

No.65

仰向けで裸に寝かされた私にまたがり、彼は下半身をこすりつけながら鼻息を荒げる。

脚をM字に広げられ、彼が優しくそこに息を吹き掛ける。

感じて声を漏らす私。

私の目をまた見つめて、下半身の中心部を避けてサイドを舐め上げる。右、左…

充分焦らされて、私のアソコからはひとりでに音がする程蜜が溢れる。

間もなく彼が指で中心部を弄る。

固く突起したクリをぷにぷに摘んだり、割れ目に指を入れて中でもいやらしい指使いで刺激してくる。

身体がびくびくする。

指を抜いたかと思えば、彼の唇が私のソコを包み込む。

チュッパチュッパ音を立てながら、舌を固くしながら私のソコを何度も舐め上げる。

気を失いそうになる。いやらしい声が止まらない。

私がイキそうになり、彼の両頬を手で覆いアソコに押し付けると、彼もクリを集中的に吸う。

頭真っ白になるくらい気持ちいい。

身体をよじり、喘ぐだけ喘いで私は果てた。

果てた後も、彼は私のアソコを両手で拡げて、顔を埋めてむしゃぶりついてきた。

『もう…ダメぇ!』

やっと振り払った。

No.66

しばらく動けなくなって、ハァハァしながら身体の痺れが取れるのを待つ。

……今度は私がする番。

『交代ー^^』

今度は私が彼にまたがる。

まだ溢れる蜜が太ももを伝って垂れる。

彼がしたように私もねっとり彼の身体を愛撫した。

首筋を舐め上げ、耳を舐め…乳首を舐めながら腹筋を摩り…

どんどん下に潜り込む。

下半身に顔を近づける。

跳ね上がった彼のモノを無視して、その下のキュッと引き締まった玉にキス…口を大きく開けて舌で包み込む。


彼の脚をM字にさせて、ア●ルから玉まで舌を這わせた。

彼がやっと声を漏らした。

あんなに憧れた人がM字にされて、私に身体を預けて情けない声を漏らす姿。

なんか快感。

存分にア●ルを攻めたら、ア●ル~玉~跳ね上がるオチ●ポという長距離を優しくねっとり舐める。

チロチロ、チュバチュバ。

何度か長距離移動を繰り返して、先っぽをくわえた。

甘い汁がいっぱい出てた。

ストローみたいにチュウチュウ吸う。

彼は我慢限界。

No.67

彼が私に覆い被さり、挿入の体勢になる。が、また焦らされる。

モノの先端で、割れ目を上下に摩る。入るか入らないかくらいの圧で。

ヌチャ…ヌチャ…

音を立てるのを楽しむ彼。

割れ目に意識が集中する。彼の視線もびんびん感じる。大好きな人にアソコを見せつける。

『入れて…』

この言葉を待っていたかのように即入れてきた。

すごい人と一つになってる…感動。

ゆっくり中で擦りながらまた私の目をじっと見つめる彼。

何を考えてるんだろ…?

無言だし、別世界の人だから心が読めない。

色んな体勢でしばらく突き合って、彼は果てた。

果てた後も彼は沢山キスしてくれた。

一瞬でも愛してくれたのかな…

よく読めないままだったけど幸せだった。

彼の腕に包まれて、キスされながら私は眠った。

翌朝、目覚めてから二人布団の中でじゃれ合った。

昨晩以上にキスしてくれた。

彼はまた固くなっている下半身を当ててきた。

No.68

私が欲しがるのを待ったみたいだけど、私は欲しがらなかった。

また会ってもらうため?

いつでも股を開くと思わせないため?

ただの意地悪?

駅まで送ってもらって彼との夢のような時間は終わった。

私が見えなくなるまで彼はずっと見送ってくれた。

来たときとは真逆の晴々しい気分で帰った。

帰ってからは、前より少し近づいた関係でのメル友になった。

彼のことを『悠ニ』と下の名前で呼ぶようになった。

お互いまた会いたいって思ってた。


そして私は、また退屈な日常に戻っていく。


会社では着実に自分の立場を確立させていった。

仕事が出来れば会社ではある程度の人間関係は思う通りにいく。

持ち前の人懐っこさで、一番年下のくせに、一番自由に動きまくっていた。

居心地はいい。

でも何か足りない。

恋がしたい。

ドキドキしたい。

強引に好きな人でも作ろうかな。

社内恋愛はこのメンバーじゃ期待できない。

来社キラーになるしかなかった。

No.69

【12人目】
□西 智則
□仕事で出会ったエンジニア
□5歳年上 ソフト爽やか系


来社するお客様全てをいやらしい目で見た。

『なし』

『なし』

『オッサン過ぎ』

『……おしい』

『ムリ』


そんなに上手い事現れる訳無い。

ぶっちゃけ今までイケメンとしか付き合ったことない。

エッチも、沖縄なごみ系のたけしくらいだ、イケメンじゃなかったのは。

社会人になるとこんなにイケメン率が下がるものか…

長らくボツが続いた頃、


作業服のせいで、またオッサンか…と思ってたけど、あのエンジニア、よさ気じゃない?

顔は…


全然アリ!


調査開始!

先輩(男)に色んな質問をしてくるように頼んだ。

歳はいくつですか?

彼女いますか?

結婚してますか?

返答は…

歳は28歳

彼女アリ

未婚


『いこう!彼女はあんまり関係ない!結婚さえしてなければオケ!』


先輩から奪い取った彼の名刺に載ったメアドにダイレクトメールを送る作戦。

一応先輩に前フリを頼んだ。

『うちの●●(私)からメール来ると思うんで…(汗』

No.70

前フリをもうひとつ。

私も絡んでおこう。

『こんにちは~』

得意分野の満遍ない笑みでお茶を出しにいった。

『西さんってーいくつですかぁ?(知ってるくせに)』

『僕28です。』

彼は少し驚きながら答えた。

『へぇ~若く見られるでしょ』

初絡みなのに図々しく。

欲しいものを手に入れるためだったら、どんな不自然さにも挑む。

かなり不自然。

でも平気。楽しい。ワクワクする。

立てた計画を進めるための一過程。

私は好きな人を作って、毎日ドキドキしたいんだ。

そして刺激的な毎日を過ごすんだ。

この歳で暇と退屈なんてあっちゃいけない。


彼が帰ったあと、早速ダイレクトメールの文章を考えた。

『今日は西さんとお話できて嬉しかったです。今度お食事でも誘ってください。また来て下さいね-』

今のところツッコミ所満載。

不自然窮まりない。

でも楽しい。

『彼女いるんで…』とかって断られるのかな?

どう転ぶかわかんない。

No.71

数日待ってようやく返信がきた。

『ごめんなさい、忙しくてお返事遅れました。お食事ですかあ、僕なんかで良ければいつでも行きましょう。また美味しいコーヒー入れてください。』

この前の少しオドオドしたような反応からしたら意外に前向きな返答。

それから何度かメールのやり取りをした。

彼女がいるってことだったから必要最低限に回数を抑えて、昼間しかしなかった。

彼女にバレたら計画が水の泡。

彼女の存在についてはお互い話題に触れず。

彼が来社するたびドキドキした。

どんどん彼を好きになっていった。

彼が来る度、会社のOL仲間でキャッキャ騒いで。

そうそう。こういうのがしたかったんだ。

そのうち、二人で食事に行くことができた。

毎週私から誘った。

食事の後、決まってドライブした。

星を見たり。海に行ったり。

ドライブしたらバイバイ。

充分楽しかったし、ずっとこれが続いてもよかった。

彼女から少しの間、彼を拝借して。

楽しい時間を二人きりですごす。

彼は優しくて、紳士で大人。

No.72

妹のように可愛がってくれたし、私もお兄ちゃんのように甘えた。

食事に行くようになって1ヶ月が経った。

また食事して、またドライブして、いつもの様に車の座席を倒して暗い空の星を見てた。

ずいぶん仲良くなった二人は手も握った事がないけど寄り添ってじゃれあって一時を過ごす。

彼が眠たそうにしてる。

寝転がったまま『もう帰ろっか』と言うと、彼が腕をこっちに差し出してきた。

寝ぼけてる?と思って私が彼の腕を退けようとすると、彼が私の頭を持って、差し出した腕に乗せた。

強制腕枕。

そして、覆い被さって私を包み込んで、耳元に熱い息をかけてきた。

思わず身体が反応して『いやっ……』といやらしい声をだしてしまう。

彼は私の手首を強く押さえて抵抗できないようにした。

優しいお兄ちゃんが変わった…

彼は私を強く抱きしめて、また耳に息を吹き掛けて、そして舐めてきた。

耳が性感帯だってはじめて気づいた。

自分でも驚くくらい感じて自然に声が出た。

彼がどんどん興奮して激しくなっていき、手が胸に伸びる。

No.73

胸を激しく揉まれたり、乳首をコリコリされたり…

ソフトで受け身で大人しいそうな外見とは正反対にエロに関しては少し変態ぽい感じがした。

そのギャップに驚きながらも私の手も彼の下半身をまさぐった。

すると彼が急に動きを止めた。

二人して息を整える。

『…うーん……俺は言ったゾ!』

???????はい?

『え?……何を?』


急に何を……?

よく聞けば、彼女がいることを、最初のリサーチ時に言ったゾ!ってことだった。

『知らなかったもん…』としらをきると、

『え?まじ??』と彼。

『……うそーん^^』と私。

ハァ……とうなだれる彼。

私に手を出したことをすごーく悔やんでる感じで。

でも後悔先にたたず。

『なんで彼女いるって知ってて俺に…』
『だって誘ったら来てくれるんだもん』
『…だよねえ………。いいの…?』
『気になんない^^』
『……………よし!ホテル行こ!』
『笑 …じゃ、もうちょっとここ(車)でしてからね^^』

せっかくだから彼をもっと引き付けてから間を置きたかった。

No.74

後部座席と前の座席を繋げて車内をベッドみたいにした。

スカートははいたまま、パンティは片方の太ももに脱がされた状態で激しく手マ●されてびちゃびちゃになった。

開き直った彼はズボンを下げてパンツ一枚になってた。

パンツの上から撫でただけで巨大なのがわかった。

こんなに控えめな性格で、か細い身体なのに、ここだけはデカい。意外すぎる。

彼のパンツを下ろして、デカいモノを握った。

夜が明けようとしていて周りがだんだん明るくなりはじめていた。

お互い乱れた格好なのが少し恥ずかしい。

彼のモノを口に含んで優しくフェ●した。

ルームミラーに私が四つん這いでフェ●する後ろ姿が映るのを見て

『いいねーエロいねー』と彼は満足そうに言った。

もっと興奮させたくてお尻を突き出して鏡にオ●ンコを見せつけ彼によく見えるようにした。

フェ●が一段落して、ホテルに向かって車を発進させた。二人ともとんでもない格好で。

既に太陽が昇ってる。周りの明るさで自分達も冷静になって妙に気まずい。

でも二人の頭の中はSexでいっぱい。

No.75

ホテルに着いてSex再開。

彼の手マ●は痛かった。

中指の先端でクリだけを強くグリグリし続ける。

激しすぎて、乾いてきて、痛い。

でも彼が好きだから感じてるフリをする。

しかも彼はなかなか逝かない。挿入が長いのも辛かった。

でも正常位で身体を密着させると彼はすぐイった。

密着に弱いらしい。


Sexは合わなかったけど、それからも週1ペースでデートしてSexした。

たまに彼女から電話も来たけど彼は私の見えないところに行って電話にでていた。

彼女のことはあまり気にならないから何も知らない。

彼は私の身体でストレス発散していた。それでも全然よかった。お互い様。

バイブとか色んな玩具を試したがった。

ア●ルも開発された。

痛くて入らなくて何度か失敗したけど、一回成功したらコツをつかんで、ア●ルも日常的になった。

二人で毎回快楽の追求を楽しんだ。

居心地はいいけど、あたしは2番目。これくらいがちょうどいい。

No.76

西さんの浮気相手生活は2年くらい続いた。

適度な忙しさが心地良い。

毎回向こうから誘ってくるようになっていた。

身軽にいつでも何時でもあいにいった。

だいたいマックをドライブスルーしてホテルに持ち込んで食べて、一緒にお風呂→エッチの流れ。

西さんは30歳近いのに元気で夜更かし体質だったから、だいたい夜中2時くらいには帰る、6時間くらいのデート。

あたしにとっては大好きな西さんを彼女から拝借できる貴重な時間。

でも2番目ってことをわきまえすぎて、自分でも不思議なくらい奪う行動には出なかった。

西さんの落ち着いた話し方が好き。

あたしの悩みもいつもスッキリさせてくれる。

こんな人が彼氏だったらいいなっていつも思ってた。いつも笑顔でいられる。

癒し、癒される関係。

『好き』って言うと、少し固まって『冗談なのか本気なのかわかんない』っていつも笑ってかわされた。

それでも、そんな西さんが好きって思えたし、それ以上は何も言わなかった。そう言われるの慣れてたし。

本気で好きになってもらえる期待もしてなかったし。

でも、後から判ったけど、私のことを『大事な子』って言ってたんだって。

嬉しくて泣きそうだったよ。知らなかったよ…そんな風に思ってくれてたなんて。

知ってたらもう少し私がんばったよ!

No.77

その間、憧れのスポーツ選手悠ニの女も同時進行でやってた。

合宿の度に呼ばれる。といっても、3ヶ月に一度くらい。合宿にしか呼ばなくなったってことは家に呼べない理由ができた?

でも会える奇跡だけで嬉しかったから、呼ばれれば喜んで飛んでいく、便利な女。


西さんは私に飽きたのか、忙しくなってきたのか、会う回数が減ってきた。

去るもの追うこともせず、まぁもともと2番目だから追っても意味ないしっていうのが一番だったけど…

そうなってくると暇になる。

周りはちゃんとした彼氏とか旦那の話ばっかり。

いい歳こいて私も浮気相手ばかりやってられない。

ここは駄目元で、悠ニに告ってみよう。てゆうかフラれて終わらせよう。こんなの。

また一人東京に飛んだ。

1日目の夜、普通に楽しく過ごした。

2日目は悠ニの合宿が終わって、メールした。

『私、こっちに越してきてもいいと思ってるよ。悠ニが本気で付き合ってくれたら』



『ごめん、申し訳ないと思いながら言えなかったんだけど、5月に彼女できた。好きだけど、付き合えない。』


『好きだけど』っていらなくない?


想定内だったけど、やっぱり悲しい。

ワンワン泣けた。

しかもすがった。

『じゃあ最後にお別れ言いに今から会いにいく!』

『会わないほうがいいよ…』

『今からいくから!!』

タクシー急かしながら飛んでいった。

ジャージ姿で彼が待ってた。

気が済むまで泣いて、困らせた。

彼は困って?気まずくて?じっと私を見ながら黙ってた。

ほんとに最後まで何を考えてるのか読めない。

『もし、私がもともと近くに住んでたら、付き合ってた?』

とか聞いた。彼は、

『んーーーんーー…わかんない』だって。


No.78

とりあえず悠ニとの恋はこれでおわり!!

あり得ないくらい泣いて、みんなに同情されたけど、目的を果たして達成感に満たされた。


西さんからは、連絡もしばらくなかったので、自然消滅だと認識して、未練はなかった。


はぁ~二人ともイイ男だったなぁ(はぁと

こんな気持ちで終われてよかった。とても。


次はどんな男性に出会うのかな。


男も好きだし、恋する自分はもっと好き。なんとも気楽な時代だった。


また男探しの期間に入る。


しかし、学生の頃とは違い、社会人になった今、なかなかイイ合コンに巡り会えなくなった。


ぽっちゃり、ジジイだったり、、、


いけてない。


気づいた。


こっちもあっちも余り物。


コンパで彼氏を見つけようなんて、学生時代には簡単にできたけど今は違う。


自分の見る目も少しばかり成長した。(つもり)

高くなったハードル。


しかも私の住むこの街はまあまあ田舎。

どんどん男は都会に出ていき、田舎に女は残る。

いつの日だったか、市役所の待合室で、電光掲示板で見た我が街の人口の情報…

『男1に対して女3』


競争だね。ハードルさげなきゃかな。

見た目も中身も超イケメンなんて言ってたら置いてきぼりくらうな。

No.79

□池内栄一郎
□バツ1 子持ち(2人)
□ドレッドヘアのタトゥー野郎


クリスマスイブ。

彼氏なしって、こんなにも寂しかったっけ?

街はこんなにキラキラしてたっけ?

約1カ月前から寂しさでどうにかなりそうだった私は、必死でイブの予定を探した。

どんな誘いにも乗った。

あまり仲良くない会社の同僚がコンパのメンバーを探していた。

迷わず参加。日程はイブ。



いざ当日。

あたしのあまり好きではないガヤついたコンパ。

くっだらないことでゲラゲラ笑う男達。

身内ネタなんて全然つまらない。

確実に1次会でサイナラするつもりでいた。

コンパのゲームも苦手な私。

でも楽しいフリして参加していた。

席替えのとき、私の横を陣取るドレッドヘアのへらへらした人。他の男達より1つ年上らしく、りーさんと呼ばれていた。


『俺の席ここー!もうぜーたい動かな~い!』


あれ、なんか見た目に似合わずかわいいぞ、この人…

このりーさんという人はいつもこんなキャラらしく、周りはりーさんのその子供っぽいワガママを笑顔で聞いていた。

りーさんのそれまでの印象は、周りの他の男達より口数少なくて、でも笑うとこは爆笑しながらも、グラスを片付けたり気の利くラガメン。


一番対角線上にいて、暗くて遠くて顔もあまり認識していなかった。


隣に来た彼はもじもじしながら私に初めて話しかけた。下を向きながらたまにチラっと私の目をみながら、一生懸命な感じに思えた。


『彼氏とか居たら、別に全然いいんだけど、もしいないんだったらアドレスとか教えてほしいんだけど…』


イブにコンパしてる私には彼氏なんかいない。


『いいよ』


アドレス聞かれて断ったことはいままでない。

悪い気がして。

嫌になったら無視すれば済むこと。

その場の雰囲気も壊せないし。



意外にコンパは盛り上がっていた。でも、相手にされない女の子は先に帰ったりもしていた。

一次会が終わって、私はそそくさと帰る支度をした。

やはり私的には2次会にいくまで気持ちが乗ってなかった。

すると、りーさんがビックリした顔で

『え?!帰るの?うそでしょ…』

とひき止めた。私はあまり人に可哀想なことはできないタイプ。

りーさんのために、2次会に参加した。

No.80

お酒のせいなのか、2次会の記憶はあまりないが、りーさんは常に私の隣にいた。


コンパから帰った夜、りーさんからmailが届いた。

『今日は楽しかったよ。ありがとう。りーさんって呼ばれてます(^q^)俺はここちゃんのこと、ここりんって呼びますw』


なんか無邪気でかわいくてオシャレな人。

友達になったら楽しいかも。


歳は5歳くらい上だったかな。


クリスマスプレゼントに楽しい出会いを貰った気分だった。


それから私達は数日後の夜中にいきなり遊ぶことになった。


ファミレスで軽くご飯を食べて、あてもなくドライブ。私の行きたいところにあちこち行った。運転はりーさん。


『なんか私がつれ回してる気分』


『それくらいの気分でいてくれたほうが俺は嬉しいよ』


すごく気使い屋なりーさん。


ドライブが終わって私の実家まで送ってもらい、またねと車を出ようとしたとき、りーさんが、

『ちゅう…したいな』と、もじもじしなから言った。

断る理由もないので、いいよ、と微笑むとりーさんにキスされた。

じゃ、と車を降りようとすると、

『あ、あ、もう一回…!』とせがまれ、またキス。少し長めのキスをしていると、りーさんの手が胸に、下に。


パンティーに手を入れて割れ目を弄られた。


『もう、なんで男って触りたいの。』
そんなことを思いながらも、アンアンと声を出して可愛子ぶった。


でもすぐにりーさんの手を制止して、ニコっと微笑んで終わらせた。


りーさんは私を抱きしめ、

『女の子抱きしめるの久しぶり…』

と、嬉しそうに噛み締めるように言った。

No.81

りーさんは常におもしろくてヘラヘラしていて、でも背中と腕には個性的なタトゥーがいっぱいあって、なんかかっこいい。でも自分に自信がないと言っていた。掴み所のない、可愛い人。


その後はmailを毎晩やりとりしてどんどん仲良くなった。


『俺はここりんが好きー』

りーさんはストレートに言ってくれる。でも私の気持ちは全然追い付かなかった。軽いノリの人だから、私も適当に流しておけばいいかな。それくらいの気持ちでいた。


2回目のデートで、ふざけ半分でホテルに行くことになった。


遊びなれていた私はなんにも考えずに。


別々にお風呂に入り、ラブホの大画面テレビで映画を見ながらふざけていちゃいちゃした。


りーさんは何度も私の目をじっと見つめて照れながら『ここりんのことが好きー』と言った。


私は笑いながら、自分からは何も言わなかった。


今考えれば、一生懸命思いを伝えてくれているのに私の態度は酷かった。


これからりーさんとどうなる、とか、何にも考えずに。



ふざけてチュッチュしてるうちにSEXに突入。


フェラが好きな私は、りーさんのお●ンポをナメナメ…りーさんはいっぱい声を出して感じてくれた。

それが嬉しくて私もいやらしい音を響かせる。

チュパチュパ…ジュポジュポ…


『あ…あ…!あッ…』エッチのときのりーさんも可愛い。あたしの頭をくしゃくしゃに持ちながら感じまくる。

No.82

疲れて横になると、りーさんが覆い被さる。

胸の愛撫もそそそこに、すぐ下に潜り込んだ。

ずーっと舐められていた。意識も途切れるほど気持ちよくて、むしゃぶりつかれ、何度いったかわからない…


顔をべちょべちょにしたりーさんが、今度はディープキスをしながら、自分のオ●ンチンをねじ込んできた。


私はク●ニでいきまくった後だったから、挿入の気持ちよさは薄かった。


『も~ココリン好きぃ~』と言いながら、腰を振るりーさん。


私はりーさんを喜ばせたくてイクふりを何度かした。

 
りーさんはそれに満足したのか嬉しそうに果てた。


『俺ク●ニ好きなんだ~』


そんなことを言われると、変態にしか思えない。変態な姿を平気で晒せる、と思って私も大胆になった。


その日は、泊まって朝まで何回もSEXした。


自分でオマ●コを指で広げたり、彼の顔面に股がってグリグリ押し付けたり…りーさんは喜ぶばかり。


日が昇る頃家に帰り、そこからゆっくり眠った。

No.83

三度目のデートのとき、会ったときから彼の表情が固かった。


あまり気にもせずに、食事していると、


『実は言わなきゃいけないことがあって、、』と神妙に言われた。



『なーに?』


『実は俺子供が二人いて、バツイチなんだ、、、』


『あ、そーなんだ?』


『うん…ほんとはこの前言おうと思ってたんだけど、言えなくて…友達にコレ相談したら、すっげー怒られて…何で言わなかったのかって…ごめん』


『え?別に、いーよ、そのくらい』


『…じゃあ、これからも遊んでくれるの?』



『…うん、全然!』

バツイチも個性。それくらいにしか考えてなかった。


バツイチで子持ちなんて、りーさんらしくて、なんか格好いいとさえ思っていた。


でも、三度しか会ってないのに、バツイチだから、とか子持ちだからって言うだけの理由で判断するのが難しかったのも事実。


No.84

りーさんは、仕事帰りに私に会いに来て、子供たちが起きる朝方には帰っていった。


家には両親がいるから、育児のほとんどは両親に任せていたらしい。


週2、3回のデート。お互い実家住まいなので、毎回外食したあとホテル。


付き合ってはない。一緒にいると楽しいただのセ●レ。のはず。


でもりーさんはずっと真っ直ぐな思いを伝えてくれていた。


ある日、聞いてみた『早く新しいお母さんを子供たちのためにつくらなきゃ、とか焦ってたりする?』



『焦ってるっちゃー焦ってんのかな、、、』


軽はずみな自分の行動を少し反省しはじめた。


わたしもちゃんと向き合わなければ。

好きになれるのかな。まずはそこから。


でも半年ほど何も進展せず、答えを出せないまま関係を続けていた。


りーさんがしびれをきらしてきた。


私はその頃資格取得のために仕事終わりに学校に通って忙しい日々を過ごしていた。


学校の休み時間に電話がかかってきた。ちょっと迷惑だな、とか思いながら出ると、最初は何気ない会話。そして


『ココリンはさあ、どうしたいの?俺と、、、』


『え?』



『だってずっと付き合ってくれるのかちゃんと答えてくれないじゃん。』



『あー…いいよ。付き合ってる、で。』


『投げやりな感じじゃなくて?』



『うん』



『…そっか。わかった。ごめんね、学校の時間に。』



別に結婚しなきゃいけないわけじゃないし、いっか。くらいの気持ちだった。


じゃあ、もう会わない、ってなるより心の安定を保てる選択をした。



半年も一緒にいれば、少しずつだが好きになっていた。

No.85

それから私たちは付き合った。


子供も一緒に遊ぶこともたまにあった。


私はなつかれていたけど、やはり他人の子供のことは何とも思わない。


むしろ邪魔だとも思っていた。


表面的には幼稚園の先生のように子供と接したが、疲れる。彼のモトヨメの血が混じってると思うと馬鹿らしくも思えた。


でも彼のことはどんどん好きになっていった。


子供がいるから、丸一日彼と過ごしたことがなかった。


彼もそれは自分のポリシーのように守っていた。


それがだんだん面白くなくなってきた。


子供相手に彼を取り合いしてる気分。


そんなある日、今日は初めて完全にお泊まりができる、という日がやってきた。



会う前からワクワクが止まらない。


りーさんも同じ気持ちだった。


呼び方は、りーさんからえーちゃんに変わっていた。


すごくバカップルの私達。



好きー!と言い合ってはチュッチュするような馬鹿さ。



こんなに愛し合うなんて最初の印象からは想像できなかったけど、


私は完全にえーちゃんの中身の可愛さとかかっこよさにやられていた。

No.86

付き合って3年めくらいから、えーちゃんは結婚をちらつかすようになってきた。


いい年して結婚に興味がなかった私はあまり真剣に受け止めれず、右から左だった。


でも何度も何度もそれが続くと、さすがに意識する。


意識すると、『シングルファーザーとの結婚』は相当大きな悩み事となった。


えーちゃんのことは大好き。



これ以上相性の合う異性が他に現れる気がしない。



でも子供のことは愛せない。



もし結婚して子供を産めば、その子は3人目。



えーちゃんと私の収入で、3人子供を育てるなんて、考えただけでゾッとする。



前の嫁が一人でも子供を引き取ってくれたらな。


でも、えーちゃんは子供を手放したりしないだろうな。



じゃあ、私が我慢をすればいいのかな。



貧乏生活で、血の繋がらない子供を二人抱えて、新婚気分を味わうことも許されず、即お母さん役を担う…



こんなの出来る人いるのか?



わたしが未熟なだけか?



わたしが人でなしなのか?



出来るわけないんだが…



でも愛するえーちゃんと一緒にいられる権利を得るためなら、我慢できるかもしれないのかな?



結局、私が出来るか出来ないか、それだけ。



私は運命に身を任せることにした。



えーちゃん以上に相性の合う異性が現れれば、神様が『出来ないからやめとけ。普通の結婚をしろ』と言ってるんだ、ということにしよう。



じゃあ、えーちゃん以外の男も見なきゃ。


悩み事の解決策はこうなった。

No.87

私は消失していたハンティング魂を奮い起こした。無理矢理。


探さなきゃ。誰か。



焦っていた。



えーちゃんと子供達のことも考えると、あまりチンタラしてられない。



早く答えを出さなきゃ。



私はとにかく男を探した。



えーちゃんに対してベタ惚れのこの気持ちを紛らわしてくれる人が現れて欲しかった。




□尾崎佑樹
□地元で昔モテていた1こ年上
□東京でメディア関係の仕事




『浮気をしなきゃ!』



そんな気持ちで毎日過ごしていた。




そのときはまっていたmixiでメッセージが届いていた。




『いきなりごめんなさい。コミュ見てたら、小中高一緒だったから、気になってメッセージしました。もしよかったら仲良くしてください(^-^;』



その人が誰なのかはすぐにわかった。



喋ったことはないけど、小学5年のとき好きだった一個上の先輩だった。



『尾崎先輩ですよね?小学校の頃、好きだったんですよ笑 声かけてもらってビックリです!』



と返信した。


『そうなんだ?俺はなんとなーくしかわからない(*_*)ごめんなさい笑 今度帰省するから、ご飯でもいきませんか?』



『先輩に誘ってもらえるなんて嬉しいです☆是非行きましょう♪』



トントンと話は進み、会う約束をした。

No.88

先輩と会う日、えーちゃんには同窓会があると嘘をついて行った。



待ち合わせ場所にはマフラーをぐるぐる巻いた、お洒落な服をきた男性が。



親しみを込めた顔をして近づくと、先輩は学生の頃とあまり変わらない顔をしていた。



色黒で細身で、眠そうなタレ目でニヤリとしながら上から見てくる。チャラい。



確か昔もこんな感じだった。変わってないな。




こんな人のこと好きだったんだな。



冷静に先輩を観察していた。


私のお気に入りのお店でご飯を食べて、お喋りをした。



好きだった人というのは何故か美化されて記憶に留まっている。



こんなにペラペラと自慢話をし続けられると、作り笑顔も痙攣しそうになる。


私この人、嫌いだ。




もう話を聞いてるのも疲れたので、『カラオケいきたいなー』と言ったら乗ってくれて、お店を出た。



カラオケ屋まで二人並んで歩いたが、やっぱりイケメンチャラ男と並んで歩くのは気持ちがよい。



でも、えーちゃんの友達にでも見られたら大変…という心配もあった。



カラオケ屋に着き、並んでくっついて座る。



二人とも3曲くらいずつ歌った頃、先輩がニヤニヤして目を合わせてくる。


『エッチなことしよーよ』と、解釈した。 



エッチなことは大好きな私は、『いいよ』という顔をした。



そして先輩は私の肩を抱き寄せながらキス。



遊び人のキス。



遊び人のキスは気持ちいい。ソフトで深い。甘い気持ちになるキス。




もう少し肉厚の舌だったら最高なのに。先輩の舌は薄くてペラペラだった。


先輩はキスをしたまま私の胸を服の上から揉みしだいた。ゆっくり堪能するように。



『おっぱい大きいね』


キスを離して先輩が耳元でエロく言う。


『そうかな?』と照れたように答えて、先輩の唇に舌を伸ばしてキスをせがんだ。

No.89



遊び人の先輩には友達も多く、キスの最中、電話が鳴った。


しばらく放っておいた彼も、んもう!という感じで電話に出て、



相手は男友達だろうか、ニヤけながら「ハイハイ?今ちょっと忙しいから笑 はいはーい」と、そそくさと電話を切り、また私に向き合う。



キス、おっぱい揉み揉み…



どこまでカラオケ屋でやんのかな、とか考えていた。



次は、スカートを捲し上げてパンティの上からお○ンコを弄り始めた。



お○ンコを弄られるのは大好きだから、私も彼のお○ンポを探した。



触りあいっこ。大好き興奮する。



パンティの横から指を侵入させて、割れ目を直に指でなぞる…


キス上手いから、もう濡れてたし、遊び人のオマ○このなぞり方は、また絶妙で


この人遊んでるなってすぐ理解した。

私もエッチなことになると大胆だから、座席に両脚を乗せてM字に開いて、お○ンボを焦らすように摩って


先輩にももっと興奮してもらおうとエロい女になる。


先輩は遂に濡れまくりでヌルヌルの
私の割れ目に指を二本入れてきた。


掻き回すように出し入れし、顔は胸に埋めて乳首をベロベロ舐めて


もうカラオケ屋で乱れまくりの二人。


小5の頃憧れていた先輩とこんなことになっているなんて、と考えるとまた幸福感も増した。


一方、同窓会と信じて待っているえーちゃんのことを思い出すと、なんてことしてるんだ、と少し焦る。

No.90

メチャクチャ面白い💦

続き待ってる😄

No.91

>> 90 ありがとうございます。また思い出しながら少しずつ書いていきます。
ニーズがあったなんてびっくりです。

No.92



バテバテになるほど前戯を楽しんだ先輩と私は


カラオケ屋だということを思い出した。


出よう。そして移動しよう。


そんな暗黙の会話をしてカラオケ屋を出た。


先輩は帰省してきた身。


この地の案内は私が、と言わんばかりに


「こっちだよ」


と、先輩の腕を引っ張っていた。



先輩は「積極的な女の子いいね〜」と嬉しそう。



ホテルに着いて、エッチ再開。


もう先輩は酔ってて、お任せ〜という感じ。


私は、任務のように、先輩のアレをそびえ立たせ、


上に乗って腰を振る。



さすがチャラ男、おチン●ンも大きい。というか、太い。太すぎる。



挿入させただけで、もう気持ちいいっていう体験は初めてだった。


先輩も目を閉じて、眉間にシワをよせて



なんか…すごいいいみたい。


だからゆっくり、ずっとずーっと腰を振った。



なんかこんなSexもあるんだ、と思うような



静かな、でも通じ合ってるような、心身ともに快楽に浸されているような



そんなSexだった。



そんなSexも、果てればあっけないもので、私は急に時間を気にしはじめた。


これは浮気だった。



あんまり遅くなるとバレルかもしれない。


終った瞬間別人格になったように、私は帰る支度を始めた。



一方先輩は、「相性ってあるんだね……」



と、まだ浸ってる。


そ、そんなに良かったんだね。。と、少しびっくりしながら


「帰ろ!」と、色気なく支度した。



私に合わせて仕方無く着替える先輩。


やった後なので親友のようになった私たち。


タクシー探していると、先輩が



「あ、ラーメン食いてぇ」



食欲も満たせてあげないとね。


食べたくなかったけど付き合った。



たべ終わり、やっとタクシーに乗れて、車内で何故か2人手をつないでいた。


仲良しな感じ。



それがあったから、今でも先輩のことは、なんとなくいい印象で終わっている。

No.93




それからは、先輩からは音沙汰なく、私も一夜のSexだけの人という認識で終った。



その2〜3ヶ月後だろうか、mixiで、先輩が「結婚しました」の報告記事を書いていた。



最後の悪あがき…だったんですね、いわゆる。



相手が極上の相性でよかったね。おめでとうございました。



恨みも、後悔も、嫉妬も感じない。



なんにも感じない。



ネタにはなる。



そんなかんじ。



(以下、あまり思い入れが無い為サクサク行きます)


□西宮悟

□会社の違う部署の雰囲気イケメン

□料理人




また、別の人探さなきゃ。


私の探索の日々はつづく。


前から、同年代ぽくって気になっていた


ちがう部署の彼にターゲットを絞った。



同僚(男)に協力してもらい、なんとか直メゲット。



仕事の内容からはじまり、ps的に、私的な内容を投下していく。



ご飯でもいけたらいいですね(はぁと

がんばってくださいね(はぁと


この2文で、だいたいは進展確定。



もう、なんて言うか…事務的な作業とさえ思う。

No.94



西宮さんとも、早々とご飯の日程が決まった。


私は、任務遂行。


彼は、ガチガチに緊張、そしてニヤニヤ。



「いやーココさんとご飯行けるなんて夢にも思わなかったよ…ほんとありがとね。」


「いえいえ、わたしが西宮さんと仲よくなりたかったから勝手に誘ってしまって(てへ」


基本的に男の言葉を信用しない私。


そう言えば私が喜んでまたを開くと思ってるんだろうな。


その程度にしか思えなくなっている。


だから私も適当なことを平気で言える。


会話は途切れることは殆どない。


途切れたらエロい目でいじらしく見つめれば喜んでくれる。



もう、ほんとやだ。事務的。



いい男探すのって大変。



ご飯のあとは、タクシーまで送るねって事で、10分強手をつないで歩いた。


もうここが、最終タクシー乗り場っていうところまで歩いた。



私は、人目が気になるからはやくタクシーに乗ってしまいたいのに。



西宮さんが手放してくれない。



最後の地点で



「ここが最後だね…………」


と向きあった2人。




なんだかロマンチックな雰囲気になっている彼と、冷静なわたし。




彼が顔を近づけてくる。



無抵抗な私。



したいようにさせよう。



誘ったのは私だ。



さあ、どうぞ。

No.95



西宮さんが軽いキスをしてきた。


そして抱きしめてくれる。



優しい人だな、と思った。



キス→ハグを、たぶん…10回くらい繰り返した。



そんなに別れが惜しいのか。



ハグの度に、何か言う。



「嬉しかった」



とか



「離したくない」



とか



「まだ一緒にいたい」




とか



「でも困らせたくない」




とか



じゃあ、帰させてくださいよ。




私はその度、「うふ」っと微笑む。



結局、ホテル行きたいってことだったみたい。



浮気してる私的には、無駄なリスクは冒したくない。



気分の乗らないSexは絶対しない。




すこし苛々すらしてきた。

No.96



結局その日は私の粘り勝ちで、ホテルに行かずに済んだ。




ホテルに行きたい事をロマンチックな言葉で伝えてくる、



しかも長い。



しかもお酒のせいで赤ら顔で鼻の下が伸びている。



そんな西宮さんにとことん幻滅した私は、



もう会わなくてもどっちでもよくなっていた。




「はい、次」



そんな気分だった。



でも西宮さんの心には火がついたらしく、それからもメールがしつこかった。



しばらくぱたりとメールが止んでいたと思っていたら、いきなり




「もー!会いてぇよ!!」



と、少しキレられたようなメールが届いた。




「会いましょう(はぁと」




もう面倒臭いことになった。



でも自分の蒔いた種。



実の収穫までが私の任務。か?




人目を気にしなくてもいいように、そのとき一人暮らしをしていたマンションに招いた。



一回Sexさせてあげれば、この人は大人しくなるだろう。

No.97



もう仕事をこなすかのような気分。



うちに入ったとたん、西宮さんは正座して伏し目がちに自分の腿を両手で摩っている。



ソワソワ。



アニメで見たことあるような、「ザ.ソワソワ」。




サムいからやめてくんないかな、そういうの。と冷ややかに緊張する彼を見ながら



表面上は笑顔でがんばった。



DVDを何本か見て、眠くなった頃、西宮さんが私の体を引き寄せた。



そして見つめ、抱きしめる。



見たかったDVDを観れて、穏やかな気分になった私も、少しずつ乗ってきた。


何度も軽めのキスをして2人甘い雰囲気になる。



でも、ちょいちょい、マニュアル通りの行動に引く。



頭をなでなで。女性は必ず喜ぶとでも書いてあったのか。なでなでが長い。


目を見つめて近距離で「かわいいね」


私は心の中で「こんな顔してたんですね、少し美化しすぎていたので残念です」



女性が喜びそうな言葉を目を見て囁きながら、ゆっくり私の服のボタンを外していく



早送りしたい。



でもどんなSexするんだろう、この人は、という興味はある。




私は上半身裸にされ、いざ、肌に触れると、貪るように喰らいついてくる。



息を荒くして、両手で胸を鷲掴みにして谷間に顔を埋めて荒々しく揉みしだく。



私も、こういうのは嫌いじゃないので自然と「あっ…っんあっ…ダメっ…」と喘いでいた。



ここからはレイプみたいな荒々しいSex。



西宮さんはベルトを外してチャックを下ろし、自分のモノを取り出して、仰向けの状態の私の口元に押し当てた。




硬くなっていたそれを口に突っ込まれ、頭を両手で支えられる。




口に含んだ状態で、舌をうまくまとわりつかせて愛撫した。



手も使って、口からお●ンポを取り出して、玉と竿の境目辺りから先端にかけて



唇を吸い付かすように、舌もペロペロさせながら舐め上げた。



その様子をたまらなそうな表情で嬉しそうに見下す彼。

No.98



だいすきなお●ンポで遊ぶ私を見ながら、スカートをめくり上げ、パンティの上からお●ンコを強めに指でなぞる



クリを探して、摘んでみたり、パンティを引っ張り上げてお●ンコのもっこりを楽しんだり




69の体勢になり、私はフェラを堪能し、西宮さんはお●ンコ観察を始めた。



パンティの横からお●ンコをのぞかせて、割れ目を両手の指で全開にしたりビラビラを開いたり閉じたり



指に唾をつけてクリを下からはね上げるように撫でたり



その度、体をビクつかせる私をみて「可愛いよ…」と笑顔で言う



お●ンコを弄り回されて、私もたまらなくなり、もっと虐めてと言わんばかりに脚をM字に広げ、お●ンコを突き出す



穴に指を出し入れされた後、ぐっちょぐちょになったソコを西宮さんは音を立てながら舐め始めた



クリを指でコリコリしながら割れ目を激しく舐めるから、私も激しく喘いだ 



西宮さんのお●ンポを強く握りしめながら私は絶頂に達した



それを見届けた西宮さんは、挿入の体勢に入り、向き合う



キスをして「すっごい可愛いかったよ」




照れた素振りをしながらお●ンポを握って、「いいから早くいれて…」



ヌルっと入ったとたん、西宮さんは激しく腰を振り出した。



挿入してからは人が変わったかのように、すごく喘ぐ彼



「あぁ!あぁ!最高っ!最高っ!」




最高って…



一度果てたあとだった私は、冷静に喘ぐ彼を見ていた。




「最高っ!」を6回くらい言った頃に、西宮さんは私のお腹に白いのを飛び散らした。

No.99




西宮さんとはそれから殆ど連絡を取らなかった。



彼は二度目の融合を求めたけれど、私は一度サセた強みがあったのでキッパリと断ることができた。




↑ツッコミ大募集




本命彼氏のえーちゃんは、私の変化に少し気づいている風だった。



私も後ろめたさから、えーちゃんの顔色を伺ってしまう。




『…何か怒ってる?機嫌悪くない?』




と言った時




『怒られるようなことしたからそう思う…とか?』



と言われて、焦った。




焦ったけれど、大好きなシングルファーザーの嫁にこのままなるのか、好きになれそうな普通の人を新たに探すのか…




御歳27歳、30歳までに子供を産みたい願望が込み上げてきていたから必死だった。



私の中では人生を左右しかねない大きな課題だったので、罪悪感を跳ね除けた。




西宮さんもダメだった。次!次!(焦




gw直前に虱潰しに宿を探すくらい事務的で、焦りがあった。




【婚活】【肉食系女子】というワードが流行りはじめた頃だったかな、確か。。



まさにそれだった。




ガツガツするのとかなんかやだ〜と悠長なことをおっしゃる同級生もいたけれど、この際何と思われてもいいから堂々とガツガツした。





No.100

【16人目】

□田村亮司
□××運送勤務
□制服マジック


私の中での異性へのハードルは右肩下がり。




水面直下で虫が飛んでくるのをじっと待つ魚のように、私は会社の受付席でじっと来社する獲物を待った。




この際もう、歳が近くてニートじゃなくてハゲじゃなくてデブじゃなければ誰でもよかった。



たまに来る××運送のお兄さん。




帽子でしかも伏し目がちだからあまりちゃんと顔を確認できない。




でもたまに目を合わせた時の照れたような態度と細長い指がくすぐる。




…いっとこうか…ふぅ




荷物の受け取りが終わり、彼は事務所を出て行った。




同僚に気づかれないように彼を追いかけ私も事務所の外へ。




××運送『?』




私『(ニコニコ)お疲れ様です❤︎』



××運送『(デレっ』




私『(おし。完了)』




それから会話する仲になり、アドレスを交換し、初めてのデート…






………これが噂の……制服マジック!!!





私服だっさーーーー!




私服キッツーーーー!





全身黒!エナメル素材ですかそれは!!?テカテカしていますが!!?どんだけパンツぴちぴちですか!!どんだけ靴トンガれば気が済むんですか!?!そしてその首元と手首についているSMの首輪みたいなのは何ですか!?!何個シルバーゴツリングはめてるんですか!そして貴方のその髪色は何色ですか?!!




パンク初体験。

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