暇だから独り言
はじめに
自伝&ノンフィクション&官能表現有 です。
基本、独り言なのでレスは求めません。
中傷ダメです😣
名前はここ。
顔は鈴木えみ風。
性格は天真爛漫風ナイーブ。
趣味はSex。
特技は欲しいものを手に入れること。
- 投稿制限
- ハンドル名必須
いつもまきちゃんと遊んだ。
まきちゃんは刺激的なことを私に色々教えてくれる。悪いことばかり。
見つかったら警察に捕まるようなこともいっぱい。
転校生のいじめの見張り役も頼まれてやった。
まきちゃんがどこからか仕入れてきたエロ本で、この世には凄いおっぱいがあることも初めて知った。
真面目な教育と厳しい躾しか受けてこなかった私には全部が衝撃的。
毎回『いいの?』とまきちゃんに聞くと
『大丈夫×2^^v』
まきちゃんを信じて一緒に悪いことを楽しんだ。
そのうち私はまきちゃんが居なくても悪いことができるようになった。
お母さんとデパートに行ったとき、キティちゃんのメモ帳を2つポケットに入れた。…できた。
凄く緊張した。デパートを出るまでキョロキョロしてた。
でも、こんなに可愛いメモ帳、普段は買ってもらえないから凄く嬉しかった。
小学2年生。
ある日、まきちゃんちで遊んでるとき、まきちゃんのお母さんがお買い物に行った。まきちゃんと二人きりになった。
まきちゃんは、正方形の柔らかいクッションを持ってきた。
まきちゃんは自分のスカートをまくりあげて、床に置いたクッションの上にまたがって俯せになった。
クッション越しに自分のオマ●コをグイグイ手で押している。
『こうすると気持ちいいんだよ』
オットセイみたいな動きをしながらまきちゃんが私にそれを真似るように促す。
何してるんだろ?????
全くわからない私。いつものようにまきちゃんの真似をする。
同じようにやってみるけど、全然気持ちよくない。
『わかんない^^;』と言うと、私を仰向けにして、まきちゃんが上に重なってきた。
□高岡優貴
□1歳年下
□高身長
□とろけるような正統派イケメン
中学に入って私はバスケ部に入った。
私はブスな自分の顔が嫌いだった。左右非対象の一重の目の形。ニキビ肌だし。足も太いし。
だから、自分の女を磨くことなんて手遅れだと諦めていた。
鏡も極力見ないようにしていた。
部活の仲間といつもつるんで笑って過ごせれば満足だった。
イジメみたいな事もよくしてた。先生に呼び出されても『オシオキですよ』とか本気でそう思って答えていた。
ブスのくせに気だけは強い。
先輩にもよく呼び出しくらったけど、何故かみんな翌日には謝りに来てくれた。そして、決まって仲良くなろーよと誘われる。
ハイ…と答えるだけ答えといて、しれっとフェードアウトしながら上手く消えた。面倒すぎる。
私達が2年生になって、後輩ってゆうのができた。なんか気持ちい。ワクワクする。
後輩の中に、一際目立つ話題のイケメンがいた。高岡優貴くん。
私はイケメンが苦手だった。ブスだから。イケメンはブスが嫌いで、見下してくる。ブスには冷たいし。
だから高岡くんになんて全く興味ないフリをしていた。フリをしてるうちに、どうせ接点もないと思うとほんとに興味も沸かなくなる。…つか諦めか。
そんなある日、とんでもない吉報(?)が。高岡くんがバスケ部に入ってくるらしい。
『うそ!うそ!?』
テンション上がるブス。
あんなイケメンが同じ部活の後輩になるなんて、そんな上手い話があるのか!神様!
ブスは大興奮した。
接点が発生してくる。しかも、凄くナチュラルに。
近くで顔を拝見できるだけでも有り難い。
でも、忘れるな、私はブス。ブスは馴れ馴れしくイケメンに話しかけることなんてできない。
せいぜい、遠くで優しさをアピールしたり、すれ違い様にイケメンの香りを吸わせて頂く程度。
話し掛けられない限り、会話をすることもないだろう。それでもブスの興奮はおさまらない。
以前より楽しい部活が始まった。
以前の部活に行く感覚とは全く違う。
毎日休まず行った。以前より男子の使うコートにボールがよく転がっていくようになった。
私以外のメンバーも、3年の先輩達も声がデカくなった。
イケメンはすごいなぁ。大勢のメスのモチベーションをここまで変化させるか。
数日経って気づいた。
イケメンと帰る方向が一緒だ。
いつも帰り道、前か後ろにイケメン+その友達2人の3人組がいる。
私達は気の強いブス2人組。毎日ギャハハと大笑いをしながら帰る。
イケメンがいることに気づくとギャハハのボリュームが上がる。
ハイ、そこがブス。
でもそれが唯一のアドレナ放出方法。それだけで満足なんです。
しばらくそんな日々を過ごす。
なんだか、ブスをわきまえていたのが功を奏したのか、イケメンとブスは歩み寄っていった。
お昼休みも一緒にバスケをして、帰るときもブス+イケメンの5人組で帰るようになっていた。
相変わらずギャハハなノリだった。ブスだもん。イケメンがいるからってぶっても何にもならないことはわかってるし。
ブスだもん。でも、だからこその安心感を与えたのかもしれない。
そのうち、先輩である私達は彼をアダナで呼ぶようになった。『高ちゃん』
校内で高ちゃーん!と遠くから手を振ったりもするようになった。デカイ声で呼ばれて恥ずかしそうに手を振り返す高ちゃん。
何たる進歩。イケメンとブスの融合。
それを遠巻きに不快そうに見守る非ブス組。
感じたことのない優越感。
ブスは少しずつ確実に調子に乗っていく。
ある日の帰り道、またギャハハと5人で楽しく歩いていた。イケメン組とブス組のいつものバイバイ地点で、高ちゃんが私に奇跡の一言を発した。
『明日(日曜日)遊ばない?』
ブスはこういう時の適切な回答を知らない。
確実にテンパり、顔を赤くして、ブスらしからぬ態度に出る。
ブ『え~なんで?』
首を絞めてやりたい。
高『遊ぼうよ』
ブ『…いいよ~。え~じゃあ、どおする?何する~?』
ギュっと絞めてやりたい。焦んな、ブス。
高『んーわかんないけど、電話するね、帰ってから』
ブ『え~電話番号とか知らないし~ギャーハハハ』
うるせぇブス。もうすこしだ頑張れ。
この時点で、二人の距離は20m近く離れてしまっている。恐怖のあまり、ブスは後ずさりしてしまっていた。だからかなりお互いに大声。
高『じゃあ俺の番号はぁ、09X…』
ブ『(海馬を最大限に膨張させて、モーレツな記憶力を発揮中)』
ブ『あたしはぁ、ゼロキュウ…』
異性に番号を伝えてるブスな自分を客観視してしまって、今にも吹き出しそうだった。
高ちゃんとは、その後急激に仲良くなっていった。
電話はほぼ毎日した。
数人で遊んだりするのも増えていった。
お昼休みは一緒に遊ぶか、お互い目の届くところで遊んだ。
時間割をお互いに渡して、行動を把握しあった。
校内で見かければ手を振って。
ドキドキが楽しくてしょうがない毎日だった。
こんなの初めて。
そして、どちらからともなく付き合う話をして、二人は『付き合ってる』ことになった。
その頃私は、ブスな自分をあまり卑下しないようになってきた。
ブスだと開き直ってばっかりもいられない気分になっていた。
だって。校内トップのイケメンが私を好きになったんだから。
心から不思議で仕方ないけれど、そうなんだ。
案の定、校内の女子からは納得がいかない、との圧が押し寄せてくる。
でも私は本来持っている気の強さと、ブスが調子に乗るときの凄まじい怖いもの知らずさで簡単に乗り切った。
■浅野麻衣子
■同級生 親友
■スタイルは良いがブスくて下品で面白い
隣のクラスの不良っぽくてちょっと目立つまいちゃん。ちょっと自分と同じ匂いがする。まいちゃんが得意の下ネタで私を笑かして、私達は初めて喋った。
笑えれば何でもよかったそのときの私達は、気があってすぐ仲良くなった。
高ちゃんとは1ヶ月もしないうちに『付き合ってる』を解消していた。チュウも何もしなかった。そんなことは求めてなかったし。
ただただ、楽しい時間を過ごせたことに満足してた。
何より、私はもしかしたらそこまでブスじゃないのかもしれない、と希望を与えてくれたことに感謝した。
友達に戻る、なんて器用なこともできず、何度も再アタックするも、撃沈しまくっていた。
それがまた楽しかったんだけど。
別れた後も批判の圧を与えてくる女子達は健在だったけど、それもまた心地よくて引き続き楽しんだ。
まいちゃんはその子達とは真逆だった。完全に私の味方…というより、私に憧れていた。
鏡を見ることがあまり苦痛ではなくなってきた。研究は毎日続く。周りの反応も気になるので、ナチュラルに変化させていった。
髪の色を少し抜いて、ピアスを開けて。目は左右とも二重にして。
私は進学校に進み、まいちゃんは夜間の定時制に進んだ。
私は入学式からアイプチとナチュラルメイクをして行った。元々こういう顔ですといった堂々とした態度を貫いた。
その頃はもう自分のことをブスという認識はなかった。
毎朝5時半起きで、自然な二重まぶたの作成に1時間くらいかけた。バレては全てが水の泡だと思っていたから早起きは苦痛じゃなかった。
めちゃくちゃ早起き頑張って3年間バレずにきた。あまりにもバレないので体育祭で何故か自分でカミングアウトした。
一同驚いた。
その頃まいちゃんは、完全にヤンキー+ギャルになっていってた。たまに会う度、化粧もどんどんケバくなる。
私なら絶対にチョイスしないようなギラギラした夜用の服をきて、街にナンパ待ちに出掛けていたそうな。
飲み屋さんでバイトも始めてた。歩いてれば10㍍毎にナンパされるよ^^と嬉しそうに話しながら目をひんむいて手慣れた手つきでアイプチを作成してる。
まいちゃんの化粧を見てるのが好きだった。
パタリロみたいなえんぴつでさっと書けそうな顔が、徐々にゴテゴテのケバい美人に変身していくのが楽しい。
中学のときは私にひっついてきてたまいちゃんの方がお姉さんみたいになった。
それが居心地がよくて、まいちゃん家にはたまにだけど通い続けた。
そのうち、まいちゃんにも初めての彼氏ができたときくらいから私も遠慮して通う回数も減ってった。
大学生活
親の進めた地元の大学に進学して、同時に飲食店でバイトを始めた。
車の免許も取って、身軽に動けるようになった。
親に押さえ付けられた家庭だからバイトを理由に夜みんなが寝静まった頃にしか家に帰らなくなってた。
月に2~3回は合コン。
ある日のコンパで、私はゲロゲロに酔い潰れた。一人でソファーに寝てしまった。
起きたときには男女がペアになる形になって席替えされてた。
まだ朦朧としていた私は、ヘラヘラしながら自分も相手を探した。
寝てる間に参加したらしいタトゥーだらけの坊主のよく喋る男がニヤつきながら私の横に座った。
さぞ簡単に喰えそうな女に見えてただろう。
『出ようよ』
『うん』
酔いに任せて何も考えず、友達にも何の断りもなく店を出た。
私の車を彼が運転し、朦朧とした私をどこかに運んだ。何を喋ったのかも記憶にない。
どこかの駐車場。
車の座席を倒されて、彼が覆いかぶさってくる。
キスをされながら胸を揉まれる。
□名前不明
□合コンで知り合う
□入れ墨ボウズのガテン系
初めて男に触られる感触が気持ちいい。
『初めてが車でかぁ…なんか虚しいなぁ…しかもこいつ誰…まいっか…』
彼はニヤつきながら私の結んだ髪を解いた。
胸上くらいの乱れた茶色い痛んだ髪。
白い肌にFカップの柔らかい胸。自分でもエロい上半身だと思う。
したいようにしてくれと思った。
男は両手で胸をわしづかみにして寄せたり乳首をつまんだりしながら揉みまくった。
美味しそうに乳首に吸い付いたり指先でつまんだり顔を埋めたりして弄ぶ。
男の右手が私のスカートを捲り上げてパンツの中に手を入れて指先で割れ目をめちゃくちゃにいじる。
間もなく男に全ての服を脱がされて、男もいつの間にか裸になっていた。
名前も知らない好きでもないこの男の携えた元気に上を向いたモノを私は気持ち悪いと思った。
気持ち悪いモノを擦り付けられてすぐに割れ目に捩込まれ、上に重なって男が激しく動く。
男は凄く気持ちよさそうな顔をしているけど、私はあまり気持ちよくなかった。
【2人目】
□吉岡宏輔
□1歳年上
□ヤクザの下っ端のチンピラ
□スタイルは良い。顔は良いが目つきが怖い。
大学では友達はたくさんできたけど、なんか面白くない日々が続いた。
刺激がない。
『彼氏欲しー』が口癖の私を見兼ねたバイト先の先輩が男を紹介してくれた。
背がめっちゃ高い。顔も整っているけれど、ヤンキーな雰囲気満々な男だった。
待ち合わせして、向かった居酒屋でお酒を飲んで、いいくらいに酔っ払って陽気にフラつく私の肩を簡単に抱き寄せる。
『もうちょっと一緒にいたいって思ったんだけど、ココちゃんは?』
『私もだよ』
思ってもないのに、さらっと平気でウソが言える。
それにしても、チンピラのくせに意外と丁寧な誘い方するな。
きったないホテルに入った。意気がってるくせに金はないらしい。ダサ。
入るなりAVをつけて、他愛もない会話をした。
私はAVをみたことがなかったから、実は凄くちゃんと見たかった。
シャワーを別々に浴びて、湿気を帯びた汚らしいベッドに横になる。
キス、胸の愛撫を受けて、次は下をいじられる。
男の爪が長いのか、ただ下手くそなのか、私が未熟なのか、手マンが全然きもちよくない。
表面を撫でられてる内はいいけど、指が挿入されるとオシッコがしたくなって何度も中断した。
男も少し心配そうな顔をしてる。
何度やってもダメなので、諦めて男は自分のモノを無理矢理捩込んできた。身長と態度のデカさに反比例して小さいモノ。
手マンの不快感で、すっかり渇いた私のソコは、悲鳴をあげそうだった。
男はガンガン自己中に突くだけ突いて、さっさとイってしまった。
そのあとしばらく二人でAV観賞して、男が『舐めて』と言ってきた。
別に嫌だとも思わず、萎れたソレを言われるがまま口に含んだ。
男の指示通りの上下運動をして、『そうそう…上手いね』と言われると素直に嬉しかった。
この頃私にとってSexは、愛の表現でも何でもなく、ただのお勉強だった。
上手くできて褒められると意欲が湧いた。
もっと男を喜ばせる女にならなければ。
昔嫌いだった自分の顔のことは、随分好きになった。
洋服も、友達のまいちゃんの影響を受けて派手になっていった。
昔はアイプチが必須アイテムだったが、長年の努力が実って、すっぴんでも自然な二重のラインができた。
まぶたの脂肪が少ないと跡がつきやすいんだよ、と恨めしそうにまいちゃんに言われた。
まいちゃんは今だにアイプチが手放せない。
そのまいちゃんがデキ婚することになった。相手は初めての彼氏。
まいちゃんはどんどん妊婦さんになっていった。
旦那さんの為に毎日手料理も頑張っていた。
潔癖症だから毎日畳とたんすを水拭きしていた。
私がタバコの灰を落とすと、さっと台拭きで拭いた。
まいちゃんは派手だけど、旦那さん以外の男を知らないし、一途だし、お腹が大きくなっても家事を怠らないし、尊敬するところばっかりだった。
でも、大学の話と、男の話は嫌がった。
悔しかったのかもしれない。
だから私はまいちゃんにはバカな話ばかりして笑わせた。
なかなかちゃんとした彼氏ができなくて困っていた。
大学での友達グループは上物揃いだったから、高レベルの当たりのコンパが多かった。
そこでNo.1を独り占めすることも多かった。
でも、最後まで上手く運べない。完全にテクニック不足。
男を落とす術を持ち合わせてなかった。
喜ばせる言葉を知らない。
プライドを傷つける言葉がどれなのかを知らない。
どうやったら可愛がってもらえるかがわからない。
甘え方もわからない。
お酒の適量もわからない。
メールの技術もナイ。
好きな人もできない!
私は手当たり次第に男を探した。
出会い系にも手を出した。
そこで出会ったのが
【3人目】
□西川和馬
□1歳年上
□ソフトなイケメンニート
顔が優しかったから、すぐに彼の家に行った。
優しくて穏やかだから私もすぐに心を開いた。
田舎の平屋の古い実家の一室が彼の部屋。
簡単に進入できる庭から直接彼の部屋に上がる。
敷きっぱなしの布団に二人で入ってじゃれる。布団の暖かさが気持ちいい。
そのうち私からキスしてお互い身体のいろんなところを揉み合う。
私の下の部分を直に遠慮気味に彼が触る。触るけどなかなか濡れない。
『キスいっぱいすると私濡れるよ』
私はそのときの自分の体質を彼に教えた。
濡らすために抱き合いながらずっとキスした。
気持ちが高ぶってきて湿ってくる。
なんか愛し合ってる感じがした。
こんなに抱きしめられたのが初めてだったからかな。
嬉しかった。
彼が上に重なって、彼のモノが私の中で擦れた。
擦り続けたけど、なかなか彼はいかない。
諦めて口でした。
聞いたら、自分の手か、口でしかイケないんだって…
でも、彼の優しい雰囲気がカバーした。
彼の腕枕で一眠りして、私は家に帰った。
簡単に彼のことを好きと思った。
帰ってすぐに彼にメール。
『楽しかったよぉ。かずくんのこと好きかも。付き合ってほしいな』
『え!こちらこそお願いしますって感じだよ!ありがとう』
かずくんと私は未熟ながら真剣に付き合った。
会うたびSexはしたけど、毎回最後はフェラで締めた。
私はオ●ニー以外での『イク』を未経験のままだったけど、かずくんと身体を重ねてる気持ち良さだけで満足してた。
過剰に喘いで、喜びを表現した。
『演技』でしかなかった。
かずくんの女友達との付き合いを強烈に批判したり感情のままにぶつけた。
付き合ってるんだから当然だと思ってた。
相手の気持ちを全然考えない付き合い。
よく泣くヒステリックな面倒くさい女。
そんなのが長続きする訳もなく、私は半年もしないうちにフラれた。
かなり私は落ち込んだ。
また彼氏なしの生活に戻ることが嫌だった。
完全に男に依存する女になってしまった。
男なしでは生きていけない。だからひと時の寂しさの穴埋めのためならだれにでも躊躇なく股を開く。
男に求められてないと存在価値を見失う。
ヤリマン、阿婆擦れ。
どう言われても納得できる。ムカつきもしない。
そうです私がヤリマンです。
【4人目】
□佐久間京平
□タメ 隣の大学
□彼女と遠距離中 バカ
大学の飲み会で知り合った隣の大学の面白い男。
バカさが居心地がよくてよく一緒に家飲みをした。
毎回DVDを借りて京平の家にいってお酒を飲む。
京平には遠い地元に彼女がいた。
だから毎回添い寝で済んでたけど、ある日気づいた。
京平の下半身がビンビンだった。寝てるフリも下手くそなバカ。可愛く思えた。
こっち向きに寝てる京平に背中を向けてくっついた。
京平の手をおっぱいに誘導すると迷いなく揉んできた。
長い間後ろから胸を揉みしだかれて私もエロい気分になる。
あん…あん…と気持ち良さそうな声を出す。
京平も興奮して、揉んだり乳首をつねったり激しくなる。
私は振り返って京平の上から覆いかぶさってキスをした。
京平の分厚い唇を舐めまわしながら京平の下で破裂しそうなモノを撫でる。
どんどん固くなる。
固いオチ●チン大好き。
四つん這いで作業中の私の上の服を京平は脱がし、ブラから飛び出しそうなおっぱいがエロい。
左右のおっぱいをブラの上から飛び出させ、よりエロい格好で京平を誘う。
京平の顔にそれを押し当てて、乳首を吸わせる。
『おっぱいおいしい?』
どこで覚えたのかそんな言葉も言うようになってた。
されるがままの京平。
私は下に潜り込み、パンパンになった京平のモノを舐めはじめた。
前カレのフェラ依存のお陰で上手になった。
京平は顔をしかめて目をつぶってる。
私はフェラをすると濡れる体質になってた。
もう我慢できなくなった私は京平のビンビンのソレにまたがり、前後に腰を振った。
感じまくる京平の両手を取って自分の胸を揉ませた。
『イキそうになったら言わなきゃダメだよ』
『う…うん………』
苦しそうに京平は答える。
『あぁ…ダメだ…っ』
京平は回転して私を下にして、少し不器用に腰を振りだした。
M字に開かれた私の脚を押さえ付けながら京平はイった。
それからも何度かSexしたけど、浮気がバレそうになったこともあって、どちらともなく会わなくなった。
【5人目】
□名前不明
□タメ 歯医者の親の手伝い
□鋭い目つきのヤン系
また飲み会で知り合った何を考えてるかわからない、県北訛りの男。
また一晩だけの男。
あー今日エッチしたいなぁ…
と思ったら結構誰でもいい。手当たり次第。
視線とかタッチとかを適当にして、誘ってくるように仕向ける。
誘われて彼の一人暮らしする家へ。
シャワーも浴びずに男が早速触ってきて、すぐに裸にされた。
されるがままの私。最初は乱暴な感じがムカついてキモかった。
でも、喘いで気持ちいいフリはしていた。
彼がおっぱいを堪能した後、下の方に潜っていく。
私の脚をM字に開かせて、顔を近づける。指で開いたり閉じたり…恥ずかしかった。
ここまで割れ目を間近で観察されたのは初めて。
恥ずかしいけど止めないでほしい。
もっと見られたい。
彼は割れ目の観察を堪能した後、クリを剥いて優しく舐め始めた。
初めのク●ニ。
こんなに気持ち良いことがあったんだと驚いた。
舌と唾液のネットリした感覚。
何時間でもしてほしい。
私コレ大好き。
気持ち良すぎて、異常なくらい喘いで身体をのけ反った。
演技じゃなかった。
男はさらに続けた。
舐め続けながら、ずぶ濡れの穴に指を入れてゆっくり刺激してきた。
ダブル攻撃…
ヤバい、なにこれ気持ちイ…っ
私は初めてオ●ニー以外でイった。
Sexは良かったけど、男のことは嫌いだった。
別にどう思われてもいいや、と思って一眠りしてさっさと帰った。
もう連絡も取らないだろう。
数日後、大学の友達に言われた。
『この前ココちゃんと帰った男から電話あったんだけどー!まじしつこくってさぁ!!番号教えた?』
『…記憶にない』
一眠りしてる間に携帯で友達の番号を見られたか??
って、私利用された感じ?
そこまでするか??
……ま……いっか。
やっぱり変な男だったみたい。
怖~!
【6人目】
□赤木大樹
□2コ上
□バイト先の厳しい先輩 顔は冷たそうだが整ってるタレ目
バイトは大学より楽しかった。
同じ歳くらいの子達で遊び感覚でやれてたから。
他の店舗にヘルプで行かされてもすぐにその店舗にも溶け込んだ。
そのヘルプ先で知り合った先輩。
接客指導は厳しくて、ちやほやとかもしてくれない。
自分の所属店舗と比べて、ヘルプ先の店舗はいい人ばっかりだけど仕事に厳しかった。
仕事終わり、慣れない雰囲気に疲れてクタクタで帰ろうとする私に声をかけてきた先輩。
『飲まない?ウチで』
飲み会とかウチ飲みとか、毎日のようにしてたから何の抵抗もなく
『行く行くー♪』
赤木さんはヘルプ先の店舗の中でも偉そうな立場の人だった。
この人を押さえておけばあとのみんなとも早く近づけそう!とか考えて簡単に付いて行った。
コンビニで適当に酒とおつまみを買って先輩の家に行った。
お香の薫りがする部屋。
インテリアにもこだわってる感じのまあまあお洒落な狭い部屋。
それだけでちょっとテンションが上がった。
赤木さんはよく喋った。
バイトでストレスを貯めてるのかと思うくらい。
バイト先の話がやっぱり多い。仕事に熱い感じの人。
関西訛りの口調で色んな話をしてる。
私は飽きもせず、赤木さんの話を楽しんだ。
お酒もオツマミも進む。
『彼女は?』
『おらんよ。面倒くさい』
へぇ~大人ぁ~
なんかいちいち新鮮で、一緒にいるのが楽しかった。
そして、私はエッチしたくなる。
『眠い…』
と、へったくそなウソをいきなり言う。
いっそのこと『エッチしたい』と言った方がマシな気がする。
『一緒に寝てよ』
『…じゃあ風呂はいってくるわ…』
ちょっと赤木さんが戸惑ってるのがわかる。
でも気にしない。酒のせいにすればいい。
赤木さんはお風呂に行った。
赤木さんが風呂から戻ってきて一服しながら言う。
『風呂いいの?』
『うん、いい』
迷惑な女。赤木さんからしてみれば、洗えよって感じなのかな。
人ん家のお風呂にはなかなか抵抗があった。
そのくせ人のベッドには先に入って背中を向けて横になってる私。
『来て~』
酔ってますよ、とアピールしながら大胆に誘う。
しょうがねぇなあ…みたいな顔をしながら赤木さんが布団に入ってきた。
『腕枕して』
腕を差し出す彼。
なんかこの人甘えやすい。
お兄さんぶる人にはすんなり甘えられる。
彼の方に向き直って腕枕してもらい、へへっと笑うと、また、しょうがねぇなあという顔をする。
しばらくして、彼が私の方に横向きになる。
きたきた。
顔をちかづける。
鼻と鼻をつつかせる。
ふざけたように軽くキスする。
また軽いキス。
次はディープ。舌が彼を挑発する。
全部私からやった。
その挑発に乗ってきた彼の舌。
『あーあ。しちゃった』
『しちゃったねー^^』
にこやかに返答する私。
次に主導権が彼にうつる。
あとはしたいようにしてくれればいいだけ。
半分ふざけたようなSexをした。
彼の身体にキスマークをアホみたいにつけまくって遊んだ。
上半身だけで10こくらい。
思う存分エロい遊びをしたあとは真剣なSexになっていった。
赤木さんは言葉攻めするのが好き。
耳元で息を吹き掛けながら囁く。
『どこが気持ちいいの?』
『言わないとわかんないよ』
『何がどこに欲しいの?』
『言わないと止めるよ?』
私も言葉攻めに興奮して、くちゅくちゅの音が部屋に大きく響いてく。
赤木さんのモノが捩込まれてきた。
ぐっちょりだったからスルっと入ってしまった重量感のある彼のモノ。
大きかった。
彼が動く度に大きく突き上げられて気持ちいい。
四つん這いにさせられて後ろから突かれたり、座って対面して揺さぶられたり
おもちゃのようにされるのが快感だった。
Mっ気が開花した。
バイトのメンバーとは朝まで街で飲み、大学の美人メンバーとはコンパしまくり、ギャル友まいちゃんとは男漁りに街に出て。
私のこれまで生きてきた中で一番自由な時間。
悩むような事は一つもなかった。というか、考えようともしなかった。
『シタイ』と思ったら適当に相手をみつけてすぐやった。
Sexでストレス発散するような生活。
カラオケ行く?くらいのノリでできちゃうSex。
価値はない。私にもSexにも。
□斎藤直樹
□3歳年上
□札幌からきたサーファ-
深夜。夜遊び帰りの駐車場、そこでバイトしてた彼にナンパされた。
顔がタイプだったから、いつものノリで連絡先を交換して、とりあえずその日は遊び疲れたから帰ろうとする。
車に乗り込み、発進しようとしたとき彼が車の窓をノックした。
『もうすぐバイト上がれるから遊ばない?』
『いーよ、どこいく?』
『んー…?』
『今日は疲れた』
『うちくる?』
外じゃないなら疲れないと思って、即答でOKする。
自分の車は置いていくことにして、バイト上がりの彼の車に乗って彼家に向かった。
さすがサーファー。部屋は簡素でお香臭い。サーフィン愛してるのがわかる自由人っぽい部屋。
『明日も朝から海いく。あ、寝てていーからね。海から帰ってきたら送るよ。』
間接照明だけの暗い部屋で、DVDを観る。
今日会ったばかりなのに、ローソファーに座る彼の前で抱っこされる形。
彼の胸板に身体をあずける。長い間付き合ってるカップルのような落ち着き様。
今にも寝てしまいそう。
もちろんすんなり寝せてくれる訳もない。
キャミソールの上に荒い編み目のオフショルダーというダラっとした格好の服。
彼の手先は器用に私の服に滑り込み、キャミソールからおっぱいを飛び出させ、編み目の間から乳首を突起させた。
全身網タイってこんな感じなのかな。
彼は編み目の間から突起する私の乳首を後ろから両手でクリクリしてきた。
その『ヘンタイ』っぽい格好に自分でも興奮した。
DVDを観ながら、何食わぬ顔で無言で、クリクリしたり、編み目越しにわし掴みしたり。
彼の手は飽きもせずおっぱいの愛撫を続ける。
みるみるうちに背中に当たる彼のモノが固く膨らんでいくのを感じる。
『フェラさせて』
おもむろにズボンを降ろす彼。
すると今までには見たことないサイズの彼のモノが…
ビョーン
スリムなペットボトルくらいはあるかもしれない。
しばらく固まる私。
まづは手では触れずに裏筋に下からキスをする。
先っぽの方にも執拗にキスをして、カリの段差の感触を楽しむようにペロペロ舐め回す。
カリのツルンとした感触が大好き。
彼のモノは、浮き立つ血管までカチカチ。
彼にフェラを制止され、今度は私が気持ちよくしてもらう番。
スカートはそのまま、パンティだけを脱がされて、既に溢れる愛液を彼が綺麗に舐め上げてくれた。
『入れて…』とおねだりすると、ズッシリおっきい彼のモノを突き刺された。
彼も我慢できそうにないのか、ゆっくりそっとピストンする。
『あぁ…あ…』と声を漏らしながら。
彼は間もなく果てた。
私は間もなく睡魔に襲われて寝てしまった。
翌朝目を覚ますと、知らない家に私一人。
あ、そっか…昨日のサーファーん家か。
テレビをつけて、化粧を直す。
まだ彼は帰ってこない。
ヒマだな~足ないから帰れないし…
寝転んでごろごろする。
ふとステンレス棚の下に落ちてる紙に気づいた。
何気に手を伸ばして紙を確認する。
まだハサミを入れてないプリクラだ。
彼とその横ではにかむ清楚系美人の大人っぽい彼女らしき人。
やっぱり彼女にするならこういう系だよね~。
私みたいな女は遊び用になっちゃうよね~。
なんか妙に納得して、プリクラを落ちてた位置に戻した。
しばらくして彼が海から帰ってきた。
『おかえり』
『おはよ。目覚めた?送ろっか。』
『うん』
やっと帰れる。家でもう一眠りしたかった。
彼とはそれからセ●レになった。
私を呼び出す頻度からして、彼女とは遠距離っぽかった。
やっぱ男は遠距離だと自由にしちゃうのね。
あんなに美人が彼女でも、私と頻繁にエッチしたいんだ。
遠距離なんて、するもんじゃないな。
【8人目】
□秋山芳樹
□タメ おっパブのボーイ
□借金まみれのDV男
バイトの後輩がバイトを掛け持ちしていた。
掛け持ち先はおっぱいパブ。バイト料がかなりいいらしい。
その子が言ってきた。
『ココちゃんまだ募集中?』
『うん^^誰かいんの?』
『うん、まあまあカッコいいよ。ココちゃん紹介していい?』
『うん、よろしく-』
…いつものノリ。でもこの軽い返事で自分の人生にいらない傷を作ることになる。
数日経って、後輩が彼の連絡先を教えてきた。
間もなく彼から連絡がきた。
早速今日遊ぶ約束をした。
待ち合わせ場所に車で向かう。
しばらくして、ダボついた服装にサラサラ髪の可愛い顔した彼が窓をノックした。
『はじめまして-^^運転してょ』
『うん!いいよ!』
顔がタイプ。後輩のいう通り、まあまあカッコ良かったから自然と笑顔になる。
彼に運転させて、ファミレスに向かった。
色んな話をして楽しかった。
彼は嬉しそうな顔で目を輝かせながら私と喋った。
『こんな可愛い子紹介してもらえるなんて!』
彼は何度もそう言った。
私はどんどんいい気分になっていって、彼がいい人にしか見えない。
ご飯を食べ終えて、彼の住むおっパブのボーイ用の寮に向かった。
他のボーイも住んでるからそーっと忍び込む。
彼の部屋は6畳くらいのフローリング部屋。
敷っぱなしの布団だけの部屋。
間もなくSexに突入した。
彼の好きな体位は、バック。
バックから入れて、私の上体を起こして、おっぱいを揉みながらクリも弄る。
私を突き上げながら上手に両手で弄る。
あらゆる部分が同時に気持ちいいから私もそれが好きだった。
いつしか私達は毎日会うようになり、付き合ってることになり、毎日Sexした。
3ヶ月が経った頃、初めて喧嘩になった。
原因はほんのささいな事。
彼は嫉妬妄想型だった。
ささいなことから妄想が広がり、一人で怒りを抑えられなくなり私に牙を剥いた。
牙を剥いたら、私に理不尽な罵声を飛ばす。
私も気が強いせいで、負けじと言い返す。
私の口からは彼のプライドを傷つける言葉がどんどん出てきた。
彼が私を押し倒し、黙らせるためか、何度も身体を蹴る。
初めて人に蹴られた。
痛い、とかではなくてびっくりしてうずくまったまま固まった。
……怖い……
びっくりして涙が止まらない。
何もしゃべらなくなった私はただただ泣いた。
数十分経った頃、私も彼も落ち着いた。
『ごめんな、だってお前が俺を怒らせるから…ごめんな…もうこんな悪いことしたらダメだよ。またこうやってお前殴られるからね。わかった?』
真顔でそう私を諭そうとする彼。
…こいつ、頭おかしい………
そういえば私と電話が繋がらないと、私の実家に車があるか確認に来たり、バイト先に来て外から私の様子を伺に来ていたり。
おかしいストーカーまがいの行動は多々あった。
でももう逃げられない。
実家を知られているから何をされるかと思うと怖かった。
もう逃げられなくなっていた。
実家を知られている。
私はそれからこの暴力に2~3ヶ月に1回合いながらも堪えて彼と付き合い続けた。
私は実家にもほとんど帰らなくなった。洋服を取りに帰るくらい。親にも嫌われた。
そんなある日、彼がバイトを首になった。
寮を追い出されて、私達は車で生活することになる。
部屋を借りるお金も足りない、彼の借金の利息の支払いもある。
そんな中また喧嘩。
私が男と接点があることが気に入らないらしく、バイトをやめてこいとの事。
収入源はそこしかないのに。
お金の心配よりも、また殴られる恐怖が勝って、適当なウソをバイト先に告げて辞めさせてもらった。
お金がない。
家もない。
2~3日に1回しかお風呂にも入れない。
さすがにSexする気にもならなかった。
彼も私もお金を借りれる人を探した。
絶対にしたくなかったことをとことんやらされた。
ヤミ金から私の名義でお金を借りた。
友達からお金を借りた。
最終的には、大好きなおばあちゃんにまでお金を借りた。
おばあちゃんは黙っててくれると約束した。
絶対いつかちゃんと返すことを心に誓った。
おばあちゃんから借りたお金のお陰で、私達は家を借りれた。
その家で、彼と私の同棲生活は始まったが、暴力と嫉妬妄想はやむことはない。激しさを増すばかり。
私は外に働きにも出させてもらえない。
テレビでイケメン俳優が出ているのを見ていれば指摘される。
外で男性のコンビニ店員とお釣りのやり取りで指先が触れたと指摘される。
すれ違う男性がお前を見ていたとキレられる。
昔の男が触れていると思うと気が狂うと言われ、下着、洋服、靴、バッグ、アクセ、ポーチ、身の回りの物すべてを川に投げ捨てられる。
楽しかった高校の卒アルまで捨てられる。
彼に抵抗できない私。
恐怖で押さえ付けられ、言いなりの軟禁状態。
私に完全に依存する彼。
嫌々ながら、毎日Sexはさせられた。
最低最悪の日々。
彼の仕事はなかなか決まらず、不安定な日々。
ヤクザに利用されることも多かった彼。
ボロボロになっていく私。
彼と昼間Sexして、部屋でダラダラ過ごしていたある日、玄関のチャイムが鳴った。
恐る恐るのぞき穴を確認しに行く彼。
『ヤッベー来た…』
彼が言う。
けたたましく鳴るチャイム。
パンティとTシャツだけの姿の私に
『隠れろ!ベランダ!』
と彼が言う。
状況がつかめないけど、彼の表情から相当ヤバいことはわかる。
ベランダの端っこに隠れた私。耳を澄ませる。
玄関を開けた彼と、恐ろしい口調の男達が何やら話をしている。
何を話してるのかは聞こえないけど、私は寒いベランダで一人恐怖に堪えた。
なんとなく、ヤクザと金の話をしていることはわかった。
5分程して、彼らは外にでていった。
外に出た彼らをベランダからこっそり覗くと、一人はスキンヘッド、一人はガタイの良いいかにもな奴だった。
…改めて恐怖に震えた。
もし部屋に乗り込んできてたらどうなっただろう。
連れていかれたのかな…
しばらくして話を終えた彼が帰ってきた。
『大丈夫』
全く信用ならない言葉で終わった。
この頃既に私は大学を辞めていた。
自分の意思で。
馬鹿みたいに自由な生活に飽きていたし、学校はつまらないし、その道に進む気もなくなっていた。
思い立ったら即行動。
誰にも相談することなく学校の事務室に向かい
『退学したいんですけど』
それから数日後、両親と先生達との6者面談。
いくら説得されても、親の涙を見ても揺るがない。
『いや、もう決めたんで。そんな泣かれても。』
淡々と聞かれたことに答えて、済ませた。
後処理は親に任せた。
将来返済型の奨学金は1年分。
親は私に冷たく当たるようになった。
親からしてみれば、高い入学金を払って大学まで通わせて、車も買い与えて、朝帰りしても見過ごしてきてやったのに!という感じだろうか。
私からしてみれば、別の道に進みたかったのに、親はその道を批難し、バカにし、半ば強制的に甘い言葉に私を乗せて親の希望する道の大学を受験を進め、受験したら受かってしまい、必死な親に反論するのも面倒くさくて流れに身を任せて通った結果、やはり興味がもてずにこのありさま、という感じだ。
こんな親には絶対になりたくない。
子供がいくつになろうとも自分の思うように子供の道を操作しようという馬鹿な欲求。
いつまで経っても、子供は自分の支配下。正しい自分が全て誘導してあげないと、この子は何もわからない、何も考えられないんだから、という馬鹿な勘違い。
おそらく自分(親)の希望する4年大学を卒業させ、一流企業に就職させ、公務員と結婚させ、経済的に安定した生活をさせるのが、うちの馬鹿親の計画。
残念ながら、あなたの洗脳が上手くいったのは大学受験の頃まで。
辞めた後、親が猫撫で声で妥協案を提示してきた。
『ココちゃん、前にココちゃんが行きたいって言ってた英語の大学あったでしょ、あっちに今から通ってもいいのよ』
この馬鹿にはとことんムカムカする。
自分(親)の希望大学がダメなら、とにかく『4年大学』ならどこでもいいからとにかく卒業させる、という親からの妥協案。
『1年遅れて入る気ないし』
また親は泣いた。
もう勝手に泣いてろ、と思う。
DVの彼の仕事はまだ決まらない。
決まっても、すぐ辞めるか、ヤクザみたいな人にいいように使われて散々な目に合う。
本当に運に見放された人。
この人の不幸をなんとかしてあげなければ、みたいな変な使命感が沸いて来た。
なかなか上手くいかない彼は、一日家で過ごす私にだんだんイラつきはじめる。
ある日の口論で、彼がついに言った。
『じゃあお前も仕事探してみろよ!!』
言ったね?ついに。
私、働いていいんだね?
ちょっとだけ自由になれるかもしれない。
『わかった』
翌日から必死に面接受けまくった。
最初は歯科助手を当たった。
5~6件断られた。
進学校を出て、大学中退して、飲食店でしかバイトした経験がない私。
資格も経験もない私を雇ってくれるとこなんてなかなかなかったけど、根拠のない自信はあった。
歯科助手を諦めて、事務員の募集を当たった。
4~5件落ちた後、1件だけ前向きな返事を貰えた。
中小企業の小さな事務所。
『やる気だけで取ったから』
何を言われても嬉しかった。
『ハイ!頑張ります!ありがとうございます!』
ハタチの何も知らない私はある程度、元気と笑顔があれば許された。
私にとって仕事の時間は軟禁からの解放時間。自然と元気と笑顔は出てくる。
お局からの厭味も、先輩からのキツイ言葉も、何も辛く感じなかった。
でも家に帰ればあの男がいる。
暴力も2~3ヶ月に一度は受けつづけた。
私は仕事を頑張った。
会社での自分の存在を確立させるために何でもやった。若いせいか、一番可愛がってもらった。
先輩とも仲良くなっていった。
問題は男のことだけ。
DVを受けて、眼帯をして仕事に行ったある日、まだ就業時間なのに、家にいる男から変なMailが届く。
『早く帰ってこい』
寒気がした。
私なにかした?
昨日の続き?
胸騒ぎが止まらなくて、ガタガタ震える。
『先輩…』
先輩に相談した。
『今日は帰らない方がいいね…』
『私、警察いきます』
それしか思いつかなかった。
先輩も心配して警察署について来てくれた。
取調室?みたいなところで話を一通りした。
眼帯を外して、真っ黒に腫れた左目の写真も撮られた。
『で…立件するの?カレシを。あなたが立件するなら、カレシには前科がつくの。それが嫌なら私達は話を聞いておしまい』
いらいらしたような口調でそう言われた。
『します』
即答した。
意外な回答だったのか、警察は少し驚いたような表情をして、そこからテキパキ動き出した。
『じゃあ、カレシを今から呼び出すから、あなたはこの部屋にいてね。隣の部屋にカレシを連れて来るから。で、あなたの身元引受人は、親御さんを呼ぶね。』
間もなく彼が到着した。
隣の部屋に耳を澄ませた。
私と話すときとは全然違う警察の人の声が聞こえてきた。
めちゃくちゃ怖い怒鳴り声。
机を叩くような音も響く。
『女の子の顔をあんな目に合わせて…』とか聞こえてきた。
急に彼に同情の気持ちが沸いてきて可哀相なことをした気にすらなる。
暴力を振るわれながらも2~3年一緒に過ごした彼。
情が湧かない訳がない。
私は一人で署の部屋で泣いた。
自分のバカさとか、罪悪感とか、色んな後悔で押し潰されそうになる。
しばらくして私の両親と兄弟が署に到着し、私のいる部屋に入ってきた。少しホッとした。
間もなく隣の部屋から警察の人が戻ってきた。
その人の話に寄ると、彼は出頭してきた時、『彼女は大丈夫ですか?!』と、血相変えて飛んできたらしい。
親に一通り警察から事情を話す。
案の定、ヒステリックに、何故か警察に噛み付く母。と黙りこくる父。
そして彼が入室する。
ヒステリックなやり取りがしばらく行われていたが、私は下を向いて黙っていた。
親は、私が暴力を定期的に受けていたこと、借金を作ったことを初めて知る。
『ま…縁がなかったということで…諦めてくれ』
父が彼に静かに言う。
署で数時間話し合いが続いた。
そこでわかったのが、私名義で作らせた借り入れを枠いっぱい彼が使って、自分の返済に当てていた事実。
総額100万円くらい。
若くて金融の知識もない、常識もない私はまんまと騙されていた。
その場で念書を交わしたり、色んな手続きを親と彼がやっている。
『彼女の住む場所、勤務先に近づいたらストーカー規制法ですぐお前をパクるぞ!』
警察の人はそう彼に釘刺した。
『ハイっ…!』
ビビりまくってやけに大声で返事をする彼。
その後、同棲していた部屋に全員で行き、私の荷物をまとめる。
『へぇ~ここで私の娘を蹴ったり殴ったりしたの~私に同じようにやってごらん!!ほら早く!!』
母親の怒りはおさまらない。
もう私は泣きつかれたのか何なのか、抜け殻のようになっていた。
家族の顔も直視できない。
消えてしまいたかった。
少ない荷物を纏めて実家に戻った。
『お前は今回の金のことも何も考えなくていいから。風呂入って寝なさい。』
気づかってくれる父の言葉に甘えて、自分の部屋に篭った。
私はそれから、実家で家族に毎日申し訳ない顔をしながら過ごした。
大人しく、お利口に、穏やかに家族と接しながら過ごした。
自己戒めの日々。
あれだけの事をしてしまったから仕方なかった。
日記掲示板のスレ一覧
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388レス 4809HIT 負け犬 (50代 ♀) -
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459レス 3114HIT 匿名さん -
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