お元気ですか？

遠距離恋愛生活が始まった

どんなもんか想像つかない

周りに遠距離してる人もいない


国臣はバイトと課題の日々で

私は母親がうるさい為
バイトが短期間のしかできず課題も楽だったので

私から連絡する事が多かった


電話がなかなか繋がらなくて
手紙は一週間に一度出したりしてたけど
返事どころか
『手紙届いた』の連絡すらなかった


全く連絡ないわけじゃないけど


たまに連絡繋がったと思えば
課題とバイトで疲れてるのか
国臣は私に当たり散らすばかりだった

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当たり散らす内容は
はっきり言って私には全く関係ない話


『バイトの後輩が使えない』

『課題が大変で寝ていない』

そんな内容だった


寝てないなら寝たら？
って気を使ったつもりが

『せっかく電話したのにそんな事言うのか？』
と、怒られたりもしていた


明るい話題にしようと
『もうすぐ学園祭じゃない？女装しないの？』って聞いても


『そんな余裕あると思うか？』って返事だったり


私が
『もうすぐこっちの学園祭だわー。私焼きそば作るんだよー🐤』
って話しただけで

『お前はいいな、遊んでばっかりで！社会にでたら今のままではいられないんだから………◇◆＆＊□△(社会に対する説教)』


何で学園祭の話でこうなるの？



連絡つくたびに将来社会に出たらとか


ことある事に説教なので
私は泣いてばかりいた

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最初は課題とバイトの往復で疲れてると思ったので
泣きながらも説教や話を聞いていた


と、いうより聞かないと別れると言わんばかりの言い方された


電話は深夜が多かった

大学の近所に住んでる国臣と違い
私は片道二時間の短大だったので朝早い時はかなり辛い

私だって課題がある時もあるし


説教されてる間


課題やりたいから
明日早いから………って言っても

『こんな大事な時によくそんな事言えるな！』


と、怒られ切るに切れなかった



おかしい………絶対おかしいよ？


課題ってそんなにきついわけ？？
眠れないくらいハードなわけ？

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兄貴の知り合いで
国臣と同じ専科の人がいたので
課題の事を話して
そんなに大変なのか聞いてみた


返事は
『そんなに大したことないよ？大学によって違うだろうけど眠れないほどじゃないよ。ムヒちゃんの彼氏課題を貯めてんじゃないかな(笑)』



あっけない返事

確かに毎日課題、課題っていうのもおかしい話


しかも大学二回生で



初めて国臣に疑いを持った


それからの電話は
説教されながらも



『あんた大袈裟よ』


『何説教たれてんの？あんたが課題大変なようにあたしも課題ある時は大変なのよ』


と、言い返すようになった

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説教されたり優しい時もあったり

会えば変わると思ってたから我慢できた



なんとか付き合いを続けながら12月


クリスマスを迎えた



国臣は九州に残るみたく
がっかりしてたら



『よかったら来る？』



初のお誘い✨✨


短期間バイトのお金があったので
即『行きます！』と返事した


クリスマスイブ前の23日
九州に行く事が決まった

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九州は親戚のおばあちゃんがいるから
全く初めてではないけど
1人で九州は初めてだった


母親は珍しく許してくれた


私は新幹線に乗って九州に向かった



会ったら優しい国臣になるかな？
観光もしたいな🎵


新幹線の中
1人で勝手に国臣とのデートプランを立てて
にんまりしていた

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北九州から国臣に言われた通りの電車に乗り
どこか全くわからない駅に国臣はいた


頭ボサボサ………
こいつ寝起きだ⤵⤵ってバレバレ💧



それでも良かった
久しぶりに会えたのが嬉しくてたまらなかった




とりあえず荷物を置こうって事になり
国臣の住むアパートに向かった

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国臣の部屋は
足場がないくらい汚かった

元々掃除ができないタイプらしいけど
ここまでとは…………💧


荷物を置いて
どこか行くかな？と思ってたのに


部屋について30分もたたないうちに身体の関係になった



幸せだった………と思う




しかし
終わった後
２人で横になっていた時



『俺、夜に集まりがあるんだよ。だから観光するなり寝るなりしといて』




……………は⁉⁉

聞いてないよ……⁉⁉⁉

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『いやいや💦私来るのわかってたでしょ？何で予定入れるの？』


『昨日急に決まったから。22時には帰るよ』



かなりむかついたけど
ケンカしたくなかったので仕方なく了承



ありえねー💢💢💢💢


どこから来たと思ってんのよ💨💨💨💨


観光といっても全くわからない


私は寝て待つ事にした

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起きたら夜０時


………帰ってねーじゃん💢💢💢💢



なにこれ⁉⁉⁉
普通私優先しない？？



明日あるからいいか………と思いながらも


あまりの放置に
怒りが沸き上がってきた

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…………二度寝して


起きたら朝………



さすがに帰ってたけど
何時に帰ったかわからない


何時でもいーよ……

今日ちゃんとしてくれたら………

って思ってた


私が帰る時間は18時

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お昼12時


14時……


16時………


一向に起きる気配がない


そろそろ出ないと新幹線に間に合わない………

と、いうより何なの？？
そっちからおいでゆーといて
新幹線代請求したろか💢💢💢

かなり頭にきて
とうとうキレた


『ちょっといい加減にしてよ！！私もう出ないと間に合わないから！！』



国臣は寝ぼけた感じで


『え………？今何時？？』

『16時過ぎてます！！』



『マジ？？駅まで送るわ………』

寝ぼけた状態で着替える国臣



送るわじゃねーだろが！！
他に言うことあるんじゃない？
かなり頭にきて
ずっと睨んでいた

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駅まで無言で


『じゃあ……帰ったら電話して……』と言い残し
国臣は駅を去った


ありえない………


何こいつ？？



私は怒りがおさまらないまま電車に乗り
北九州から新幹線に乗り換えた



地元に着いて
怒りと放心状態のまま家に着いた


母親にどうだったか聞かれ
ありのまますべてを話したら
『なにそれ！！ひどいでしょ！！私でも怒るわ！！』
私より激怒していた

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次の日
誰に聞いても
『それは彼氏が悪い』
という意見をもらい


夜国臣に電話した


珍しく出た


『帰ったら電話してゆーたやろ！』
と怒る国臣に


『母親が電話使ってたからね。あんたあたしに言うことあるんじゃない？』


強気で
怒り混ざった口調で言い返した




『え？来てくれてありがとうとか？』



………本当にわかってないの？！



私は
『どこから来たかわかってる？観光ひとつすら出来ずしかも放置されて………集まりかなんかしらんけどもう少し優先してくれてもいいんじゃないの？！』


かなり怒ってた私



一言ごめんと謝ってくれたらよかったものの


『またそんな昔の事を………疲れてるのに………』


怒り口調で言われた



さすがにブチキレた

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『あんた最低やね。そんな疲れてるんなら最初から来いとか言わないでくれる？次そんなんされたらもう絶対行かないから』


『疲れた中時間あけたじゃんか！』


『時間あけたというのは私を優先してから発生する言葉でしょ？国臣は遠くの彼女より近くの友人優先したんだよ？そんなに友人が大事ならそれでもいい。でも私には理解できないから理解できる彼女を探して』


『そうか、じゃあ別れよう』


はい？？ 普通謝るんじゃないのか？

『は？普通謝るもんじゃないの？』

『理解してくれる彼女見つけろって言ったじゃん。ってことは別れてもいいって事やろ？』

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別れるまでは考えてなかった
好きだし次ちゃんとしてくれたらいいと思ってた

『いや、次ちゃんとしてくれたらいいと思ってたよ？それに私悪くないじゃん？』


『そうじゃなくて彼女見つけろって言うことがもう別れようって事だと思うから。わかった。そうするよ』

『ちょっと………別れようなんて言ってない……』

『いや、もういいよ、じゃ』


ガチャ切りされた


またワケわからない 一方的な別れを告げられた


それから何回か電話したけど全く繋がらない
繋がっても声聞いた瞬間ガチャ切りされる



遠距離恋愛はあっけなく終わった

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………なんなの……？


また一方的？


しかも今回きっかけ作ったの国臣じゃない………



涙は出なかった

私が悪かったのか？という疑問感が残った



高校の時の国臣はどこへ行ったの？？


社会にとか説教とか……

怒りっぽい人じゃなかった

環境が関係あるかもしれないけど

少なくとも私を放置する人じゃなかった……


私の知ってる国臣は……
全く消えていた………

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それ以来国臣とは連絡とれる事もなく

会う事もなく
短大卒業


私は就職した


女性だらけの職場なので
出会いなんかあるわけなかった


新しい彼氏もできないまま就職三年目を迎えた


生活に困ってたので
夜、水商売のアルバイトを始めた


母親には内緒
でも夜遅いからうるさく言われた

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母親は相変わらず不倫相手と朝帰り
仕事してるからとはいえ完璧な家事放棄


私はいい加減うんざりしていた


仕事の飲み会とかも
夜遅いとうるさくて


私の地元は高卒が多く夜しか遊べない


なのに夜20時にジュース買うのでさえうるさく言われたりして


『私の周り働いてるからご飯食べたりとか夜しか無理なのよ』


と、言っても


『働いてる友達なんかいなくていい！』


何から何まで私を縛りつける母親にうんざりきて
家出を決めた

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三年間
恋愛が全くないわけじゃなかった


それなりに付き合った人もいた


でも最後に思い出すのは
国臣だった…………



高校の時ほど泣いたりはなかったけど
あんな別れ方した分納得いってない部分があって

心にずっとひっかかっていた



『会いたい………』



それだけだった



でも、地元にいたらいつまでも国臣の影がつきまとう
どこへ行っても国臣を探している………

ここにいたら私は一生誰にも本気になれない……



今度は私から遠くへ行こう


家が嫌な事もあり
国臣と離れようと決めたのもあり



私は関西へ行く事に決めた

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知人の紹介で
私は関西の寮付きの水商売で働く事になった



母親には関西で働くとしか言ってない

かなり反対されたけど


『自分は不倫相手と朝帰りばかりしてるのに私は友人と食事すら止められる。こんな束縛された生活私には耐えれません』
とバッサリ切った




国臣に関西に行く事だけ告げよう……


私が関西に行ったからってついてくるわけない

何より国臣は都会嫌いなのを知っていたから



国臣の姓名はかなり珍しく日本でも数件しかない


探すのは簡単だった

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何でわざわざ知らせる必要があるのかわからなかった

追いかけてほしかった？

そんなわけないか……



期待してる？何かを………？


わからない


ただ
その時は関西に行くからと一言だけ言いたかっただけ。


何年振りかの電話……
久しぶりに緊張した


『はい。もしもし？』


出たのは国臣の母親だった

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『あの……すみません。ムヒと申しますが国臣さんいらっしゃいますか？』


『国臣？今いないわよ？携帯番号知らないの？』


『はい。。知らないです……』


『うーん、じゃあ携帯教えるからそっちにかけてー』


………アバウトな母親だな～😓



私は国臣の携帯を教えてもらい
即かけた



なかなか出ない………
知らない番号だからだろう

『はい、もしもし？』



出た………💦
久しぶりの声だった

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『あ、国臣？久しぶり……ムヒです。実家にかけたらお母さんが携帯教えてくれたの』


『………そうか……で？』


『私、関西行くから。それだけよ』



不思議と冷静に話せた

緊張もなくなってた



『そうか、関西に行くんだね。わかった』



『そうよ……じゃあ……』

あっさりな会話……

久しぶりなのにね



『さよなら』と
初めて私からガチャ切りした


それからＳ街に向かった

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Ｓ街………

国臣と初めて出会った場所

あ……ここのアイス2人で食べたな……


このゲーム国臣好きだったな～
私がいっつも勝ってたから相当悔しがってたよな～



あ……この服…国臣好きそう……


ここの屋上でよくキスしたな……


歩けば歩くほど胸が締め付けられる


就職してた三年間
電話したいのすごい我慢していた


毎日毎日
声聞きたかったけど



高校の時の……あの別れた後の電話の態度取られたりするんだろうな……


二回目は無理だ……耐えれない……


そう思うとできなかった

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こんなに長い間忘れられない恋愛は初めてだ


これから先あるのかな……？


私に……国臣以上に好きになれる人現れるかな？



関西行けば……都会だし
色んな事あるよね……


一年半振りに戻った時は
『運命』かと思ったりもしたけど……
違ったんだね………


『運命』でありたかったな……




………さよなら……



私はためらいもなく
国臣の携帯番号を消した

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……関西二年目


私は水商売をずっと続けていた


関西に来た当初は田舎くさいと相当バカにされ
悔しい思いを何回もしたし

何がどこにあるかわからないし友人もいないしで鬱になったりもした



絶対地元には帰りたくなかったので
寮を出て
私を好きだと言ってくれる
男のマンションに押し入った
高級飲み屋街に移り
関西の人はノリもよく
朝まで飲んだりクラブ行ったりの毎日


男関係はその日限りだけとか

私を好きな男性は利用するだけの存在


お金貯めて1人暮らしするまでの居候
それまでは身体の関係になっても彼氏顔されても
別にいいやと思ってるし




完璧『嫌な女』になり変わっていた

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露出の服にTバックにと


地元では絶対着ないような服を愛用するようになった



男をアゴで使うようになったのは
好きじゃないからできただけ

本気ならしないよって言いたいとこだけど




その『本気』が未だにない

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1月
母親から連絡があり
私に謝ってきた


どうか地元に戻ってきてほしい
せめて隣県にしてほしい


何かあった時すぐ駆けつけられない


………と


私は拒否した


母親に国臣と離れたいからというのも
ようやく話した


くだらないかもしれないけど
これしか方法がない

地元に帰っても平気になったと判断したらそっちで暮らす………と




そこまで好きで苦しんでいたのかと
理解してもらえたようだ


2月に実家に用事があったので1日だけ帰り


母親と和解して
再び関西に戻った

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関西三年目

7月


行きつけの店で友人の
『彩月』と飲んでいい感じに酔っていた



『彼氏ほしいよなー』


『ほんまやで⤵⤵なんかないかな～』

なんて話していた



深夜2:00
私の携帯に見知らぬ番号からかかってきた



客かな～？うざいな～と
仕方なく出た



『はい』


『もしもし、俺だけど』


客ではない声
つーか誰だよ？本気わからん


『誰？』


『△…□＊◆』


全く聞き取れない


『聞こえへん。誰やの？』


『…………国臣！！』



『は？！』



今頃何で！？

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『何で私の携帯知ってるの？』


『お前関西行くって言った時俺の携帯にかけてきたやろ？履歴が残ってたから』

………明らかに嘘
いくらなんでも三年も履歴が残るわけない

しかも一回しかかけてないのに



嘘つけ！とも言わず
用件を聞いた


『何？どうしたの？』

『お前関西にいるんだよな？』


『そうやけど何？』


『嘘つけ！お前駅で見たぞ！』


………嘘はお前だろ
と、言いたいのを我慢して

『………誰かと間違えてない？』


と言い返した

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あれは絶対私だと言ってきかないので
埒が明かない


『いつ見たの？どこの駅よ？』


『2月くらいかな？H駅で見たぞ』


……確かに2月実家に帰ってたし新幹線のあるH駅にもいた


それからは地元に帰ってない


国臣にその事を話すと納得していたのかわからないけど
嘘つき呼ばわりはしなくなった


それから普通に世間話


私は水商売の事を正直に話した


意外にも
『お前ならやりそうだな』
って上から言われた



はっきり言ってうざかった

今友達と飲んでるからと
電話を切り上げ
店に戻った

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店に戻って彩月と飲み直した

『誰だったん？えらい長かったやん？』


『ごめ～ん💦💦地元の元彼氏💦💦』


『えー？何でまた？？』



私は国臣との事をすべて話した

関西に来てから初めて自分の恋愛話を他人に聞かせた




彩月は
『性格悪い男やな～ちょっと変わってんな💦💦でも、まだムヒの事を好きなんやろな………どないすんの？？』


『どうもこうも……』


わからない


何が？って国臣がわからない！！

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何で………？


何で…………？！


短大の時もそうだ



少し落ち着いたかな？って時に連絡が来る………



何でこんなに年月空けるの？


国臣を忘れたくて
離れたくて関西に来たのに

携帯だってすぐ消したのに………


意味ないじゃん………！！

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何がしたいんだろう………

全くわからない………



でも、地元が恋しくなることもなく


会いたいけど距離が距離なので諦めも簡単につくのもあって


何らかわりない生活を送っていた


国臣に連絡はするものの
回数も週1⃣あるかないかだった




10月
国臣が出張で東京行くから帰り大阪寄るから会わないか？
と連絡が来た


その日は仕事を休み
会うことにした

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夜20時に待ち合わせ


久しぶりに見る国臣は
スーツを着ていたが


……身長が低いせいかあまり似合わない⤵⤵

あれ？そんなに小柄だった？


高校の時は細かったけど
20歳を越えたら外人体型になるという遺伝を見事受け継いで
私は国臣よりでかくなっていた

こんなにちっちゃかったのか………


国臣は
少し老けたようにも見えた


緊張なんか全くなかった

久しぶりで嬉しいのは変わりなかったけど………

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