お元気ですか?

レス136 HIT数 3991 あ+ あ-


2010/09/21 22:34(更新日時)

16年間。ありがとう

私は幸せです


写真もない
もう会うこともない


でもあなたとの思い出は未だにセピア色には染まらないみたい

No.1420415 (スレ作成日時)

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No.51

11月、高校三年だった私と国臣は大学受験を控えていた


私はちょっと遠いB大学
国臣は九州か地元か………って悩んでいた


受験を無視して
もうすぐクリスマスだなー

国臣と過ごせたらな🎵


………本当に楽しみにしていたのに
初めて彼氏と過ごせると思ってたのに




『別れよう』

No.52

………時が止まった



『別れよう。もう電話もしない。会わない。俺に関わらないでくれ』



国臣は
私を汚物のように汚らわしい目で見ていた



私は急な事………
そういえばここんとこそっけなかったな………


受験で悩んでるんじゃなかったんだ………



なんで??



なんで??

No.53

『………なんで?私何かした?せめて理由教えてほしい』



………国臣は少し間をあけて


『お前………○高の奴とやったやろ』



……………K助のこと?



何で?!
何で知ってるの!?



この時はわからなかった

No.54

○高で俺の連れの連れと二股かけてる



そう国臣は言った



………全然ちがう‼‼



なにそれ!?



あまりの曲解に頭がおかしくなりそう

No.55

『ごめんなさい……早く相談すればよかった』



『でも……私二股なんかしてない……やったというより二人に無理矢理やられたんだよ……レイプだよ……それからずっとつきまとわれてた。ちゃんと彼氏いる事も言ったのに、ずっとつきまとわれてた………』



『…………ごめんなさい………国臣……レイプされた事、どうしても言えなかった………』




………しばらく沈黙が続いた

No.56

『…………何でそうなったんだよ?』


『道端で襲われたのか?』


国臣重たく疑わしい声で質問してきた



私はT君という近所の子
K助の事を話した


久しぶりだったからそのまま家に行って話していたと



そこで国臣は激怒した

No.57

『そんなん軽々しく行くからだろ!!警戒心ってもんがないのかよ!!ふざけんな!!』



『………ごめんなさい……』
私は下を向いて泣いていた


国臣はレイプより
警戒心のない私に怒っていた



『軽々しい行動だったと反省してる……レイプも私の警戒心のなさにも原因あるとは思う………ごめんなさい………私……二股はしていません………それだけは信じてほしい………』



謝る事しかできなかった

No.58

二股よりレイプより
そんな軽々しい行動をした私を許せなかった国臣


そうだよね
私が何も考えずに行動したから………


どんなに謝っても聞いてもらえず


私は別れを認めざるを得なかった


こうして国臣との付き合いは
7ヶ月で終わった

No.59

帰り道


いつも二人で乗ってた電車

………1人なんだ


これから1人で乗るんだ



何時の電車で
何番目の車両で待ってる……


それも
もう………ないんだな……


ない………?


私………フラれたの?


電車の窓越しの自分の姿見てわかった



私………いっぱい涙流れてる

No.60

別れた時って
どんなに最低な奴でも
いい思い出ばかり思い出すんだよね


初めて出会った時


歌がうまくて惚れた瞬間


初めてキスした時



はっきり言って今は迷惑だ
思い出すのが辛いのに
思い出してしまう



ますます別れたのが信じられなくなる


明日も普通に笑ってる国臣が側にいる感じがする………

そう信じてやまない……



ただいまとだけ言い
部屋に走った


その日は泣いた


泣きすぎて疲れ果てて気が付かないうちに寝てしまった

No.61

学校………行きたくないな………


でも1人も辛いな……



どっちを選んでも泣いてしまうのが解ってるから



1人よりはマシかと学校へ行った



あ~嫌だな

電車に乗るだけでも
景色見るだけでも
涙出てしまうよ


いつになったら止まるんだろう

No.62

『……ムヒ……どうしたん?』


おはようも忘れて千枝が心配そうに話かけてきた



ごまかしのきかないくらい泣きはらした目
私は日本人にしては目が大きいから余計目立つ



『別れた………』


精一杯の言葉を発したと共に
クラス中のみんなが私に集中した


千枝はケンカしたと思ってたみたく
驚きをかくせなかったようだ

No.63

千枝にトイレ強制連行された後
『なんで!?』


『なんでなん!?』


予想通りの質問

正直あまり答えたくない



いずれ千枝の彼氏にも伝わるだろうから
知り合いのT君やK助に………と
正直に話した




千枝は怒り混ざった口調で

『何でもっと早く言わなかったの!?言ってくれてたら彼氏にも相談して何かしら対策あったかもしれないのに!!』

No.64

そうだよね………
私が逆の立場でも同じ事思うだろう



でも言えなかった
千枝ならともかく
千枝の彼氏にレイプされた事バレるのが嫌だった



しかしごまかしたところで鈍感な人でも察しがつくだろう



千枝はため息つきながら

『なんとかならんかな………?二股かけてるわけないじゃん……男友達で昔から知ってるならそんなに警戒心もないって!どんな奴かわかるんだから!』



私もそう思ってたよ

それであんな目にあった



男と女の感覚の違いか
人それぞれか



そんな事どうでもよかった
結果的に国臣を失ったんだから

No.65

『やり直したいんでしょ?だったら早くしないと……もう一度気持ちぶつけてみたら?』



『大丈夫かな……別れ言われた時も謝りまくったし別れたくないって何度もお願いしたけどダメだったよ』

『じゃあ時間おいて………ってダメだわ!!時間ない!!』




意味わかんない



『国臣君九州の大学受けるんだよ!!』



………え?
確定なの??

No.66

別れと同じくらいの衝撃が背中に流れた


『それ………確定なの?』
千枝に質問したけど
もう立っているのがやっとだよ……


『彼氏から聞いたんよ。二週間くらい前かな?だから遠距離なるじゃん?知ってると思ってたからあえて言わなかった』



私……気を失っていいですか??





別れる前は『悩み中』だった
私がいるから離れたくないとは言っていた



別れたし
繋ぎ止めるものはないもんね



そうか………私に言わなかったのは
二週間前からもう別れを決めてたんだな………



九州に行くかもしれないという事実より
二週間前から別れを決めていたのがショックだった


だって
いっぱいキスしてたし
いっぱい抱き合ってたし



……あれは何だったんだ?

No.67

私は国臣が受験するという九州の大学を調べた


共学だけど私にはとても無理だった



と、いうのも
特殊な高校の為一般的な学科が授業になく
よほど勉強しないとまず無理だろう………



元々成績の悪い私には
絶対無理な話だった




諦めたくない一心で
何かないかと
隅から読んでみると一番最後に姉妹大学があるのがわかった



そこの姉妹大学には私でも可能な特殊科があるのがわかった



何の迷いもなく受験することに決め
その日に願書を買って帰った

No.68

私は家に帰って
九州の大学受けたいと親に話した



もちろん大反対



うちは超がつく過保護

夜の7:00に帰っても怒られる
泊まりなんてもってのほか
千枝の家に何回か泊まったけど
母親の送り迎えと親に挨拶は絶対

千枝の母親も珍しがってた

今思えば
それが普通なのかもしれないけど
当時の私は恥ずかしくてしょうがなかった




母親は不倫相手と朝帰りするくせに

そんな納得できない過保護にかなり窮屈さを感じていて
いつか絶対出ていくと心に決めていた

No.69

千枝に電話しようと


受話器を持って番号を押した………つもりが




無意識に国臣の番号を押していた



すぐ気づいて切ったけど



………何やってんだろ……


もう終わったのに



番号押すのも癖になってるじゃない……




国臣以外の番号が押せない…………



受話器を持ったまま涙を流していた

No.70

あまりに泣き続ける私を見かねたのか


母親が

『色んな出会い、別れを経験して人間成長するのよ……辛いのはわかるけど、また誰かがムヒを好きになってムヒも誰かを好きになるわよ』



その通りです
確かにそうだよ



わかってるけど…………

No.71

………そうだよね……


国臣が九州の大学行って
私も姉妹大学行って


でもヨリが戻るかどうかわからない

もし国臣に新しい彼女が出来たら
私は嫌でも見てしまう事があるかもしれない……



私には耐えれそうもない



受験が終わったらもう一度気持ちをぶつけよう


それでダメだったら諦めるしかない…………ね……


大学に入れば交流も増えるよね………



片親だし
いくら過保護で不倫とかあっても負担はかけられないしな………



涙流しながらも
冷静に考えて



私は地元の大学と隣の県の短大を受験する事に決めた


国臣に近づきたい一心だった私には辛すぎる決意だった

No.72

母親にその事を話すと
安心したような表情だった

国臣と離れたくない私には
納得できない選択だったけど仕方ない



国臣に会いたい
声が聞きたい………


そんな気持ちのままクリスマスを迎えた

No.73

クリスマスか……

世間はみんな彼氏や家族やと一緒に過ごしているのに

母親は不倫相手と過ごすそうで私は1人だった


テレビも恋人専用といわんばかりの番組だらけ


失恋した人には辛い


私はなんとなく出掛けた

遠くのH市に行くつもりが
S街で降りてしまった




一番降りたらいけない場所なのに
もう癖ついてるんだな

No.74

仕方ないからS街をうろついてた


しかしどこへ行っても国臣と一緒にいた場所ばかり


地図かけるくらい
一緒に手繋いで笑って歩いてたからな………


S街は国臣に偶然会える可能性が高いのも知っていた


私……国臣を探してるんだ………


気づいた時
国臣とよく一緒に過ごした駅から近い公園にいた



よりによって雪が降った



その時まさかの人に偶然会った

No.75

あれ…………?


千枝の彼氏の貴司君が1人でいた

意外な人の偶然にびっくりしたと共に

国臣じゃないのかというがっかりさもあった



『あれ?千枝と待ち合わせ?』



『………いや……ケンカして全然会ってないんだ……多分もう別れると思う』



まさか?!



そんな素振り全然なかったのに
いや、あったかもしれないけど自分の事ばかりで周りがみえてなかったともいうか……



千枝は顔は普通だけど
オシャレでスタイルもよく結構もてるので
男が絶えない女だった



男にはワガママな女と思われても仕方ない部分もあったけど
女には優しかったし
私は千枝が好きだった

No.76

貴司君がベンチの隣に座った
国臣以外の男が隣にいる
…………


クリスマス
雪が降ってる中
ベンチに国臣座ってる……


そんなシチュエーションを10月くらいから想像していたのに
楽しみにしていたのに……


現実は違う男となんて………



貴司君には悪いけど落胆した

No.77

『ムヒちゃん大丈夫なん?めちゃくちゃ痩せたじゃん?』


痩せた事すら気づかなかった



『国臣……元気?九州の大学受けるんでしょ?』


『知ってるなら言うけどそうだよ。今のままなら確実に行くと思う』



やっぱりな………



『別れた理由聞いたよ。ひどいな!!俺も国臣に話したんだよ。ムヒちゃんも悪いけど一番悪いのはレイプした奴らだと思うって………ムヒちゃんも被害者だよって言ったんだよ』


『でもダメだったでしょう……』



『うん、国臣頑固だからな……それに国臣の友人が嘘つくわけないってのもあったんだと思う。ムヒちゃんには言わなかったけど、国臣はあんまりムヒちゃんの言い分信じてなかった』



そんな…………
違うのに………



『俺はムヒちゃんを信じてるよ?だって二股かけるような子には見えないし千枝からもムヒちゃんが国臣をどれだけ好きかってのも聞いてたからね……』




ムヒちゃんを信じる




どれだけ国臣にそう言ってほしいと願ったか

No.78

『そういえば国臣と付き合って男性不信なおったの?前の彼氏最低な奴って聞いたよ』




…………!!




何で知ってるの?って聞かずともわかる



千枝………しゃべりすぎ😢
まぁいーか



治ったも何も………

No.79

『国臣ずっと気にしてたからさ。ムヒちゃんの男性不信。俺で治せるのかどうかって………』


『いつも言ってたよ……ムヒちゃんには壁があるって』



………!!?




確かに最初は国臣の事警戒していた
この人楽しいけど
学校違うし好きな人身近にできるんじゃない?って
男は裏切るもんやと常に思ってた



……気づいたら自分が男性不信なのも忘れてたよ
無意識のうちに壁作ってたのかな??



治ってたんだ……


今更気づいた




私………本気だったよ


国臣に会いたいよ…………


雪が頬に当たる


私の涙で溶ける




国臣………ごめんね………

違う意味で忘れられないクリスマスになった

No.80

年末
お正月を過ぎたら受験シーズン
そして卒業……



私は地元と隣県の大学
両方合格し
地元に通う事に決めた


千枝は大阪の大学に行く事が決まり
『遠距離になるから……』……と、貴司君と別れたそうだ


卒業式はみんなでカラオケ行って大騒ぎした




国臣は九州行きが正式に決まった
でも、いつ向かうのかはわからない


貴司君からの最後の情報



11月から少しはふっきれたかと思ってたのに

忘れた日など1日もなく
思い出しては泣く日々を送っていた



国臣が
九州行くまでにどうしても気持ちを伝えたくて


夜……電話した

No.81

『……はい、もしもし』


『あ………あの……ムヒと言いますが国臣君……』



『あぁ?!』



あぁ?!って………



もの凄く嫌そうな声

低くてドスのきいた………


何電話してきてんの?ってのが即わかる



国臣本人だった

No.82

何でそこまで嫌そうな態度をとられないといけないのか全くわからなかった


国臣の声で
確実に無理だと悟った



『あ……あの……久しぶり……元気?』


普通の会話の内容がこんなに怖いなんて……



元気だよ。もなく
『何??』



国臣からは冷たい返事が返ってきた

No.83

『あ……あの……別れて少ししかたってないけど……私……まだ国臣を忘れられなくて………好きで好きでたまらなくて……』



『で?』



もう切りたい気持ちを我慢して

『国臣が許してくれるなら………やり直したい……』


言った…………!!!





しかし

『無理。それだけ?じゃあね。あ、二度とかけてくるなよ』

ガチャ切りされた



………ありえない!!



確かに国臣からしたら私は最低な女かもしれないけど……

ここまで嫌われるか?!



かけ直しても
もっと嫌われる


このまま国臣は九州へ行く

もう確実に会えない………
嫌だ!国臣が他の女となんて考えたくもない!!


助けて………


誰か助けて…………



私は部屋で泣きじゃくった

No.84

4月

私は地元の短大に入学した

吹っ切れたくて荒れていた私は
高校時代とは比べものにならないほど変わっていた


茶髪
スパイラル、ツイストのような髪
服装もかなりダサかったのに
今でいうギャルみたいな服装になっていた


卒業後
国臣との事から誰とも連絡しなくなり
人付き合いも激減
性格も明るいはずだったのに
冷たい女扱いされるようになった


わざとじゃない
泣きそうなのを我慢してるだけ




こんなんでも
地元の大学だから高校の同級生も何人かいたので
クラスで浮いてる存在にはならずにすんだけど


言われる事はひとつ
『変わった……前のほうがよかった』



私もそう思う

No.85

それなりに話すけど
友達と呼べる人はいなかった


学校の行き帰り
みんなは笑いながら登校するのに
私はいつも1人だった



学校でのはみ出し者が
たまに私に近づくくらい。


恋愛もあるわけがなく
一夜限りとか援交とか



『寂しい……』


そうでもしないと壊れそうだった
気持ちが孤独してるのはわかってたけど
ぬくもりがほしかった



出会いが全くなかったわけじゃない
誰かを好きになりたいのに

国臣の存在が大き過ぎて

国臣と比べてしまって

どうしても踏み込めなかった



あれだけ好きだった
『夜明けのブレス』が

大嫌いになっていた

No.86

国臣
私、最低な女になってるよ………
ごめんね


寂しいんだ



国臣を失って


私は自分も失ってしまってるよ



……呆れたでしょ………



もう九州で彼女出来た?


別れたけど嫉妬していい?

私………まだ好きです


こんなにも
会いたくて仕方ないです



届きもしない手紙を書いては捨てて
そんな毎日を送っていた

No.87

短大二年目


援交や一夜限りとかが
何故かバレて完全孤立


別にどうでもいい。
あんたたちには関係ない



高校時代の人なつっこい私は完璧なくなっていた



こんな自分が嫌だった
変わりたくても何をすれば良いのか完全に見失ってた



8月
電話がかかってきた
母親がとった

私にだそうだ


『誰?』

聞きながらめんどくさそうに電話機に向かう


『国臣くん』


………………!!!

私は隣部屋までダッシュした

No.88

何で………?
何で今頃……?

私が嫌いなんじゃないの?

嬉しいのに疑問だらけ


『あの……何?』


『もしもし』も久しぶりも言わず
質問してしまった

No.89

『久しぶり。元気してた?』

『うん………』


国臣は
高校の時の明るい口調で話してきた


一年半忘れられなくて
声が聞きたくて
会いたくてたまらなかった人と会話している………


信じられなかった

何を話せばいいのかわからなかった

No.90

『あのときはごめんな……一方的に別れを告げて』


国臣が謝ってきた


あの内容は今更どうでもよかったので


『いいよ………』

としか返事できなかった



『来週地元に帰るから会わないか?』



………いきなりまさかの展開✨✨✨

No.91

次の週の土曜日の夕方

S街で国臣と再会の約束をした


何が何だかわからなくて
しいて言えば
これは現実か?夢か?と
試しに兄貴のほっぺをつねったら痛がってた
その後すぐ兄貴にどつかれた
痛い……

夢じゃない!!


会える……………!!

No.92

再会の日を迎えた


前日に服装選びとかしなかったので楽だった

だって何来ても高校の時とは全く違うんだから



S街の駅につくと


少し茶髪で髪が伸びた国臣がいた



高校の時は黒髪ショートだったので
ちょっとだけ変わった感じ

No.93

高校の時、2人でよく過ごした街で再会


すっぴんで黒髪ミディアムだったのに
B系に変わった私


あれだけファッションダサかったのに
今時の服を着てる私



そんな私を見て国臣はちょっとびっくりしていた


私は援交のせいか男慣れしてた部分もあり

意外と冷静だった



緊張とドキドキは前日まで激しかったけど💦💦




『久しぶり………』



かける声が重なった

No.94

『九州どう?楽しい?』


『楽しいよ。それなりにね。そっちは?』


『………楽しいよ……』


そう言うしかないとはいえ
再会していきなり嘘ついた



とりあえずカフェに入った

No.95

カフェで普通に話していた

学園祭で女装大会して準優勝した話
写真見てかなり笑った

相変わらずアホやってんなー💦💦



二時間くらいずっとしゃべってた



久しぶりの楽しい時間


心の底から笑ったのは久しぶりだ


会話中
国臣が私の現状を聞いてこなかったのが幸いだった

No.96

国臣出会った街……
ちょっと前までは
恋人として手をつないで歩いてたのに



今は少し離れて歩いてる
そんな違和感を感じながら時間が経っていった



夜になっていた
私と国臣は気がついたらまた公園にいた


『俺らここばっかやな💦進歩ないなー』



『いいんじゃない?国臣らしいわよ』




そんな会話をしていた途中



いきなり国臣に抱きしめられた

No.97

え…………?


えぇ?!




『な………何?!なんなの!?』




『いや………俺……こんなん言えたもんじゃないけど……九州行って……彼女いた時もあったけど………ムヒを忘れられなくて…………最後にあんな冷たい態度とったけど………』


『まだムヒの事好きだ…………』




……………!!!!!

No.98

………こんな事ってあるの??



別れた2人が
一年半連絡もなく
会ったりもなかったのに

お互いが忘れられなくて

お互い離れても好き同士だったなんて………




私は泣いた

嬉し泣きなんてもうないと思ってたのに……


国臣のぬくもりにもう一度触れるとか絶対ないと思ってたのに…………



奇跡すぎる…………




『私もずっと忘れられなくて……ずっと好きでした。それなりに出会いはあったけど……どうしても国臣の事、忘れるなんてできなかった……』



『今………本当に嬉しい………』



私は国臣に抱かれながらずっと泣いていた



国臣は何も言わず私の頭を優しく撫でてくれていた

No.99

再び国臣と付き合う事になり
私は嬉しくてしょうがなかった


しかし九州………初めての遠距離



特に不安じゃなかった


だって連絡なくても一年半お互い好き合ってたんだからと
意味があるのかないのか
別れる事はないと自信を持っていた

No.100

その日はホテルに泊まり身体の関係を久しぶりに持った
一年半の空白を取り戻すかのように



幸せだった………
この人しかいない!


本当に心から思えた






翌日の夜
国臣はに九州へ戻った

本当はいたかったけど大学の課題を残していたらしい

私は国臣の住所と番号を聞いて
駅まで見送った

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