53年間の闇・そして継続？

これからゆっくりと53年間の出来事を書いていきたいと思います。
読みづらい、誤字、不快、等々あるかもしれませんがお許し下さい。
また、レス頂いても返答ができない場合もあります。

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私が８歳の夏、父は水の事故で他界しました。
それまでは酒癖の悪い兄を父が抑えてました。「寒い」と言う兄に布団を何枚も被せ、窒息死するのではないかと心配した事もありました。
あの時、窒息死してくれていたら地獄を見ないで済んだのかな？父は明治生まれで頑固、子供には厳しく、今でいう虐待だったようです。

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そして９歳の時から悪夢は始まりました。兄は最初の奥さんと離婚した事もあってか、毎晩お酒を飲んで帰宅するようになりました。
兄は酒乱で父を恨んで仏壇に八つ当たりをして仏具はバラバラ、位牌は壊れる、家の家具や物は手当たり次第に投げ、玄関、部屋の仕切り戸のガラスは拳で割る、母に殴る蹴るの暴力を振るう！
９歳の私にはどうすることもできませんでした。

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ある日、母が薬缶を火にかけていて沸騰したので「忙しい母を呼ぶまでもない。私が火から下ろそう」と思い、タオルをたたみ薬缶を持ち上げたら滑ってしまい、足に熱湯を浴びてしまいました。
膝から下は大火傷！
今でも痕が残ってます。
母は慌てて病院へ走りました。
親孝行のつもりが返って迷惑をかけてしまいました。

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私が火傷しても兄はお酒を飲み続け毎晩のように暴れました。そして、飲みすぎで戻した汚物を母と２人で片付けました。他の兄姉は結婚してみんな別居です。
忘れもしない小学５年生の時、いつものように兄が酔っ払って帰って来て、母を酷く殴りました。
母の顔はお岩さんのように青紫に腫れ上がり、子供の私でも普通でないと思いました。
すぐ近くに住んでいる長女の家へ行きました。
姉は赤ちゃんが産まれたばかりで、夫婦、赤ちゃんと並んで寝ていました。
姉夫婦に訳を話し、母を横にさせてくれるように頼みました。姉からの返事は
「こんな狭い部屋にどうやって寝るだん？無理だよ！」
帰れと言わんばかりです。
仕方ないから「せめて暫くここに座らせて!」と頼み、３人が寝ている枕元で座ったまま夜を明かしました。
真夏の暑い日でした。

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毎日が嫌で生きているのが辛くてたまりませんでした。
学校へ行けば「汚い」とイジメられました。洋服はきちんと洗濯してあるし、毎日お風呂も入ってました。「汚い」の意味がわからない…

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そして、中学生になり、学校でのイジメは少なくなりました。隣りのクラスに親友ができました。
もう１人の友達のお父さんも酒乱でその子は兄弟が６人いるにもかかわらず父親が働かないので兄弟は新聞配達、牛乳配達をして生計を立てていました。
その子（仮に小夜子）の影響で私と親友（仮にゆきえ）は朝刊配達を始めました。
家の生活も厳しく、兄の給料は全てお酒になっていたから少しでも母を助けたいと思いました。

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私は俳優の加藤剛の大ファンで毎週「大岡越前」を楽しみにしていました。
月曜日、ゆきえが私の家に遊びに来ていました。
「大岡越前終わったら途中まで送って行くね」と言った私に「大岡越前家で観るわ、カラーテレビだもん」と言われました。私の家ではカラーテレビを買う余裕はありません。
悔しくて、ローンですがカラーテレビを買いました。ゆきえの家のテレビは18型だったので私は20型を買い、今まで夕刊だけだったけど朝刊も配ることにしました。早朝、雨風、結構辛いものがありましたが毎月、17700円の支払いはしなければならないので頑張りました。

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訂正します。
最初は朝刊ではなく、夕刊配達を始めました。カラーテレビを購入してから朝刊も始めました。

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中学二年生の夏休み、朝刊を配達している途中で交通事故に遭い４０日ほど入院しました。
運悪く、加害者は自宅の向かいの家の親戚でした。
兄はどちらがどう悪かったのかも知らないくせに向かいの家へ怒鳴り込んだそうです。
そして退院後、また新聞配達を再開しました。

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