私を更正さしてくれた人

レス37 HIT数 3603 あ+ あ-


2010/05/27 13:51(更新日時)

出会うハズのない男女がmixiのオフ会で知り合う物語…


やがて二人は恋に落ちていく…

けれど運命とは時に残酷なものだった…

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No.1320495 (スレ作成日時)

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No.1

ここでは男の生い立ちから話そう。


彼は二人兄弟で姉貴がいる。

彼の名前は高橋貴司(たかはしたかし)

両親はサラリーマンにパートとごく平凡な家庭で育った。


姉の方は頭もよくいい子で勉強も出来て医者になった。


そのせいか貴司は比べられてどんなに頑張っても誉められなかった。

No.2

それでも貴司は頑張り最終的には市役所で働くようになった。


彼の趣味は子供の頃から変わらずゲームやアニメとオタクな趣味があった。

小さい頃から女の子にまったくモテた事のない貴司はいつしか好きな人が出来ても気持ちを伝えずにいた。

昔のトラウマがあったからだ。

高校生の時に初めて告白をして、気持ち悪いと振られたからだ。

それからというもののおしゃれもせずにいつも同じ服ばかり着て女の子に余計にモテなくなっていた。

No.3

けれど彼はいじられキャラということもあったのか友達は少なくなかった。

みんなからは愛され、あいつはいいやつだと言われていた。

そのうちの何人かはおもしろがってか心配してか服買いにいこうぜと誘っていた。

それを貴司はずっと断り続けてはいたが…

何故断り続けていたかというと、どうせかっこよくなれないしおしゃれしても気持ち悪いんだろうなあとネガティブでいた。

No.4

貴司が大学生の時になんとバイト先の後輩に告白された。


貴司は内心騙されてるんではないか?そんな都合よく俺なんかに?そう思い俺のどこが好きなのか聞いてみた。

彼女の答えは優しいところだと答えた、相談に乗ってくれたりバイトで夜遅くなった時に送ってくれたのとかすごい嬉しかったしメールもマメにくれるからという事だった。


貴司は騙されてるかも知れないと思ったけど付き合う事にした。

No.5

貴司は1ヶ月後その彼女と初めてキスをした。

そして3ヶ月で二人は結ばれた。

どっちも初めてだった。


そして彼女とは一年付き合ったある日突然振られた。

他に好きな人が出来たと…


貴司は思いっきり泣いた…来る日も来る日も彼女の事を思い出し泣いた。

No.6

彼はそれ以来余計に恋愛するのが怖くなり恋をする事はmixiのオフ会に行くまでなかった。


貴司は友達に誘われ好きなアーティストのオフ会に参加した。

貴司は人見知りのはずだったのに好きなアーティストが一緒の為か不思議とすぐ溶け込んだ。

オフ会だけではなくボーリングなど他の遊びもした。

No.7

そのボーリングであゆみという女に出会った。


彼女は5年付き合った彼氏に好きかわからんくなったといわれ距離を置いているという相談をみんなにしていた。


あゆみの相談を受けている内に貴司は何故か彼女のアドレスを聞き出しメールをした。


デートにも誘ってみた。

次第に二人で遊ぶようにもなった。

貴司はあゆみが好きだったのだ。


そしてあゆみに告白した。

No.8

もちろん告白の返事はノーだった。


いつもの貴司ならショックで自分の殻に閉じこもるはずだったのに諦めずにあゆみを追いかけた。


彼は来る日も来る日もあゆみを口説いた。

二人で遊んだりキスもエッチもした。

それでも答えはノーだった。

貴司の事はいい人だし好きだけどトキメかないと言われていた。

No.9

貴司はそれでもあゆみが好きになってくれると信じて待っていた。


不思議とおしゃれもするようになっていた。


貴司は毎日のように悩んでいた。

No.10

そして場面は変わりここでは女の生い立ちついて書きます。

彼女は母子家庭で育った。

彼女の名前は前原瞳(まえはらひとみ)


母子家庭だったが瞳の母親はある男に媚びて生きてきた。


そしてそいつが父親変わりだった。


その男は最低だった。

来る日も来る日も瞳とその母親に暴力をふるっていた。

No.11

さらに瞳が15歳の時からその男にレイプされた。


母親はそれを知っていたが止めることもしなかった。

瞳はその日以来中学生の時にしりあったあい先輩の所に逃げるようになった。


受け入れてくれるまでは良かったのだがあい先輩は万引きや薬と非行に走っていた。


万引きは瞳もしたが薬は怖くて手が出せなかった。

薬をしていたあい先輩を見るのが怖くなった瞳は宛もなくそこからも逃げ出した。

No.12

あてもなくフラフラといたら、ある男が話しかけてきた。

行くとこないなら家に来ないか?って…

行くとこがなかった瞳はその男の家にいった。

もちろん瞳は犯された。

瞳はそれ以来泊まるとこがなければ見知らぬ男の家に行き泊めてもらいその代わりエッチをするという事を繰り返していた。

もちろん援交もした。

瞳は身も心もボロボロだった。

No.13

瞳はある日ギャバ嬢のスカウトにあい、ギャバ嬢をすることになった。

昼は援交、夜はギャバ嬢という生活を送っていた。


ギャバをしたおかげで寮で住むことが出来たため寝る場所には困らなくなった。

だけど一人で寝るのが寂しかったのか、こんな自分が嫌なのか一人でいるときはリスカを繰り返すようになった。

No.14

瞳には彼が二人いた。

ナンパで付き合い始めた彼と紹介で付き合った彼。

瞳は二人とも愛していなかった。

寂しいからか一緒にいれば物を買って貰えるからなのかとりあえず一緒にいた感じだった。

No.15

だが二股は長くは続かなかった。

紹介で知り合った彼にばれて振られたのだが瞳は全然悲しくもなかった。

ナンパで知り合った彼も実は二股もしていた。

瞳はその男が浮気している事を知りプライドが傷付き別れた。

それからの瞳は別れては付き合いを繰り返していた。

No.16

瞳はギャバの先輩にmixiのオフ会に誘われた。

行く気は無かったのだがそのアーティストは好きだったしなんせ先輩の誘いと言うことで断れなかった。


そしてそこで貴司とであう。

No.17

けれど瞳の第一印象は最悪だった。

何?このダサい奴、なんか気持ち悪い…こんな感じだった。


けれどその彼は何故かみんなの人気者だった。

幹事では無かったが彼を中心にオフ会は進んでいた。

瞳はそれが少し気になった。

No.18

瞳は後になって気付いた。

彼はいじられキャラでみんなに愛されていた。

常に彼の周りは屈託のない笑顔、そして笑い声…

瞳は彼をすごく羨ましく思った。

No.19

mixi外で貴司と会う機会が訪れた、それは偶然だった。


瞳が働いてるキャバクラに彼が部下を連れてやってきた。

いつもはいじられてたしダサかった印象だったのだがスーツを着ていた彼に少しドキドキした。

そこで番号を交換した。

No.20

瞳はその日にメールを送ろうとした。

みんなにはギャバで働いてる事を黙ってて欲しかったし、また来てほしいという営業メールも送りたかった。

だが文章が思いつかなかった。

いや送る勇気がないのかも知れない。


考えてるうちに貴司からメールが来た。

No.21

貴司からのメール内容は…


瞳が働いててびっくりしたわ!みんなには内緒にした方がいい?


瞳は返信した。


うん、お願い、内緒にして…

それから貴司と何度かメールした。

好きなアーティストのライブに何回行くとか、次のオフ会に行くの?とかそのアーティストの話ばっかりではあったが、瞳は何故か嬉しかった。

No.22

そしてまたオフ会の日がやって来た。


オフ会の説明をしてなかったので説明すると…ネットで知りあった趣味の仲間が実際に会うことです。


オフ会で貴司に会ったのだがおしゃれをしていた。

いつものようなださい格好ではなく決してかっこよくは無かったがマシになっていた。

瞳はそれが気になったがオフ会では聞けなかった。

No.23

オフ会が終わり貴司にメールしてみた。

今日はおしゃれしてたけどどうしたの?ってメールしてみた。


返信がきた。


友達に服を無理矢理買わされて…


そしてメールしてるうちにあゆみが好きだと言うことを聞かされた。

瞳は何故か悲しくなった。

No.24

それは貴司が好きだからなのかわからなかった。

瞳はそういう自分の気持ちが嫌だった。

瞳は実はあゆみが嫌いだったせいかそれとも嫉妬だったかわからないが貴司を誘惑してみようと思った。

瞳は貴司を遊びにさそった。

No.25

貴司の返事は意外にもオッケイだった。

瞳と貴司はデートをした。


ところがそのデートを瞳の彼氏に目撃されてしまう…


瞳の彼氏はキレて貴司を殴った。

No.26

貴司は彼氏に謝っていた。

僕が無理矢理誘いました。すいません。

彼氏はこういった。

おい!お前!無理矢理誘われたからって遊びに行くってどういうことだよ!?


もしかしたらあの話も本当なのかも知れないな!

No.27

瞳はあの話って何?と聞いた。


お前が援交してるって話だよ!?

瞳はその場から逃げたしたくなった。

瞳はなんて言っていいかわからずその場で黙ってしまった。

No.28

貴司は落ち着いた場所で話しませんか?と提案した。

三人は喫茶店に入った。


瞳はなかなか喋らなかった。

長い沈黙だった…時間はどれぐらいたったのだろうか…


その時瞳が重たい口を開いた。



私は…

No.29

瞳は援交していることを白状した。


瞳の彼氏はぶちギレて瞳を殴った。

貴司はそれを止めに入り殴られた…

貴司は無言で瞳をかばおうとした。

彼氏は声を震えながらこう言った。

オレの前に二度と現れるな!お前とは今日限りだ!そういって彼氏は喫茶店を出ていった。

貴司は大丈夫?怪我してないか?と瞳に尋ねた。


瞳はまた黙ったままだった。

No.30

瞳には貴司の優しさが辛かった。

貴司はとりあえずその傷手当てしないと、そういって瞳を病院に連れて行こうとしたが嫌がったので自分のアパートに連れていった。

傷の手当てをしている最中、瞳は重たい口を開いた。


ねえ、なんでそこまで優しくしてくれるの?私の事幻滅しないの?

No.31

貴司は幻滅なんてしない、何か事情があるかも知れないし、それに俺は優しくなんかしてるつもりはないよ。

そう答えた。

また暫く沈黙が流れた。

瞳はここまで優しくされていたが、まだ貴司を信じれずにいた、心の中ではどうせ幻滅してる、私としたいがために優しくするんだ、そう思ってしまった。

No.32

瞳は貴司を試そうとした、いや貴司の事を気になっていただけかもしれない。

瞳は泣いたふりをしながら貴司に抱きついた。


貴司は焦りはしたが泣いている彼女を見るといてもたってもいられなくなり抱き締めた。

瞳は目をつぶりキスをねだった。

No.33

貴司は焦った。

貴司はかなり迷った。俺が好きなのはあゆみだ、けど今までもてなかったしこんな可愛い子がキスをねだってきたのに何もしないでいいのか…いやでも…

俺が好きなのはあゆみなんだ…あゆみなんだ…そう自分に言い聞かせた。

けど、あゆみと付き合ってるわけではないし、おそらく付き合えないだろう…だから…

No.34

キスをしないともったいない、男ならするべきだと貴司はわかっていたのだが…貴司はしなかった。

そして、ごめんなと謝ってしまった。


瞳はいいよ、気にしないで、私のほうこそごめんなさい。今日はもう帰る。

そう言って瞳は帰ってしまった。

貴司は送ろうとしたが瞳は一人になりたいといい断った。

No.35

瞳はその晩、一人で泣いていた。

プライドを傷つけられたからなのか、彼氏と別れたから寂しくて泣いたのかわからなかったが何故か涙は止まらなかった。

そして瞳は悩んだ。

あの人は…何故私にキスしてその後押し倒して来なかったの?今までの男は押し倒して来たのに…


貴司は私に魅力を感じないって事なの!?

そしてその晩、貴司から電話があったが取らなかった。

No.36

貴司もまた悩んでいた。

電話したが取らなかった理由を自分なりに考えてみた。

女の子に恥をかかしたから…出ないのも当然だよな…

貴司はどうしていいかわからず、今日はごめん、傷付けた事は謝りたいから電話したい。そうメールした。

しばらくするとあゆみから電話があった。

貴司はドキッとした、付き合ってるわけではないが瞳とあんなことがあったからなのか罪悪感で一杯だった。

No.37

あゆみからの電話の内容はこうだった。

彼氏とは別れた、けど貴司じゃなく他に気になる人がいる、だから貴司とは付き合えない…けど今まで通り友達以上恋人未満の関係は続けたいと…


貴司は承諾した、電話を終えた後、貴司は大泣きした。

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