小さい頃から私は父親が大嫌いである。
ﾍﾋﾞｰｽﾓｰｶｰで、短気で、すぐに大声で怒鳴るし、母親といつも喧嘩していた。

母親のことも好きではなかった。

『お前は橋の下から拾ってきたいらない子だ』
『お前の夜泣きがうるさくて何度殺そうと思ったことか』

よくこんなことを聞かされた。
小さいなりにも意味を理解し、隠れて泣いた。

今思うと、母親も父親からのストレスから、私に当たっていたんだろう。

でもそんな事ばかり言う母親を、心底憎んだ。

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No.4 2010/01/10 23:56
美夜 ( IPHl1 )

※1/10

あばばばばば―

今日も眠れないのか
明日って何だっけ

てめぇに何がわかるんだよ

あたしもえみさんのとこ行きたい

いや、逝きたい

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No.5 2010/01/11 00:18
美夜 ( IPHl1 )

幼稚園を卒園する頃、夫婦喧嘩は更に酷くなり…
とうとう父親は母親を殴った。

DV野郎。

(この場面を思い出すと、今でも涙が出る。)

でもその数日後、父親は私に謝ってくれた。

『美夜、怖い思いをさせて本当にごめん。もう絶対お母さんを殴らないって約束する。』

幼い私は、父親を信じることにした。

それから父親は相変わらず毎日怒鳴っていたが、暴力は私に言った通りしなかった。

だが、その約束は破られた。