病気・別れ・出産➡現在

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ゆうか( ♀ 7IRu1 )
09/09/29 03:29(更新日時)

ゆうかです✨


日記と言うより、過去の出来事を書き連ねてゆく事で、自分て人間を客観的に見てみたい🌱

今、人生の岐路に立たされているので…♎


そして、持病から目を背けて来たけど、それも文章にして向き合おうと思う。



💡勝手ですが、誹謗・中傷はご勘弁下さい。

No.1162006 09/09/04 01:06(スレ作成日時)

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No.1 09/09/04 01:56
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

27歳のある夜だった。

いつも通りの生活を終えて、私はベッドにもぐり込んで本を読んでいた。

突然、耳元…と言うか頭の内側から声が響いて来た。

誰の声かも分からない、ノイズ混じりの低音が、ボソボソと何かを話しかけて来る。

瞬間、私は『霊だ❗』と思ってしまった。

手足はザワザワと痺れ、視界も狭まって、『どうしよう❗霊って本当にいるんだ❗私がこんな体験するなんて信じられないよ❗』とパニック状態の私に追い討ちをかけるように、人間らしきモノが背中に覆い被さって来て…

あまりの恐怖に、そのまま気を失ったと思う。



ぼんやりと光を感じて、意識を取り戻した私の部屋に、あり得ないが夫以外の人間がいる❗

再度の恐怖感に悲鳴を上げそうになった。

けれど、声が出ない、体も鉛のように重い。

夫の『大丈夫か❓』と言う声に我に反ると、夫の共に白い服、白いヘルメット姿の男性2人が私を見下ろしていた。

No.2 09/09/04 02:44
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

白い服の男性達は救急隊員だった。

夫が呼んだようだけれど、状況を把握しようにも、とにかく頭が割れるように痛くて思考停止状態。

そのまま担架に乗せられて、救急車で病院に運ばれてしまった。

そこで、医師だか看護師に処置を受けた覚えはあるけれど、そのまま深く眠り込んでしまったようだった。



目を覚ました時、夫と両親の顔があった。

頭の痛みは変わりなく、全身がひどい筋肉痛で動くのもきつい。

そして、鏡を見て悲鳴を上げそうになった。

顔中が赤紫の斑点だらけだったから…


医師は、私がストレス性のパニック発作を起こし、恐怖感から歯を食いしばり、顔の細い血管が切れ内出血したと説明してくれた。

パニックで発作❓

丁度ポケモンパニックの翌日で、問題のシーンをニュース画像で見たからだ😁と周囲からは笑われ、いいネタにされてしまった💧



あの恐怖体験のオチとしては、私は納得出来なかったけれど…

No.3 09/09/05 01:55
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

それからもパニック発作❓は続いた。

顔の斑点はほとんど出なかった。

それは、最初の発作がどれ程恐ろしかったかを私に感じさせた。

勿論2度目だって3度目だって恐ろしくて、発作中の恐怖と、意識を失う直前の…、二度と目覚めないのではないかと思う絶望感は言葉では表現し切れない。



原因は分からず、4つの病院を転々として、結局、心療内科にかかる事にした。

診察時間はたった5分程の経過報告、その後主治医が医学書を開いて治療方針を立てると言った心細いもので、私はこの薬を飲めという指示には半信半疑💧

自分が精神を病むような人間だったというショックは大きくて、この先の人生設計は見えなくなった。



漠然と、29歳位までには子供を生んで、30代でマイホームを建てて、なんて考えていたけれど、薬を飲む身で子供は無理。

でも、女としての自信を喪失した事が一番の理由だったと今なら思う。

夫が話してくれた、発作中の私の状態は…、到底受け入れられない、身の毛のよだつものだった。

No.4 09/09/05 02:53
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

その姿をこの世で一番見られたくない人に見られた‼

夫は『気にしないよ』と言ってくれる優しい人だったけれど、以前のように気楽に接する事が出来ない。

その頃、手足が震え、足取りも重く、吐き気も催すような状態となり、疑心暗鬼と化してしまった。

後にその体の変調は薬の過剰摂取による副作用と分かるのだけれど…



結局、夫とすれ違うようになり、離婚。


離婚は、甘くなかった。

当人同士だけでなく、双方の親や家族、友人に心配や迷惑をかけて、『病気のせいだ』と恨めしく思ったけれど、結局は自分の弱さや無知の招いた結果だ。

元・夫は今でも時折夢に現れて、私はひたすら謝っている。

彼への罪悪感は一生消えないのだろう。

No.5 09/09/06 01:10
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

何だか重っ苦しい雰囲気になってしまった💧



病気って、悪い事ばかりでもない✨

家族の大切さ。

健康のありがたみ。

そういうのは病気になって実感したから。



ネットで仲間と出会って、やっと冷静に、客観的に自分の状況を受け入れる事も出来た。

自分が苦しんだ人って、人に対してすごく優しい。

『病気は個性だ💪』と言い切る人。

難病に苦しむ子供達の夢を叶える為に奔走する人。

悩み相談員の資格を得る為に勉強する人もいた。



私はまだまだ病気を個性とは思えないし、他人を助ける余裕もないけれど、辛い経験が自らの心を磨いて、キラキラ輝いているような人に、いつか自分もなれたら…と思う。

No.6 09/09/08 01:25
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

病気の症状も落ち着いたので、仕事についた。



念願だった植物に関わる仕事🌱

美しい花に囲まれて、マイナスイオンなんか浴びまくりの素敵な仕事でいいねぇ~🎵とお客さんには言われたけど、実際はプラスチックケースや段ボールに入った何十箱もの植物ひとつひとつに値段シールを付けて、運んで、展示して、水をやって、手入れしてを繰り返す中々の重労働💦

技術の発達で、新種の植物は続々誕生し、その名前と栽培方法は無数で、勉強しても勉強しても追い付かない💦

でも、美しいものに関わる仕事って、感覚を磨いてくれて、心も豊かにしてくれる✨と思う。



色んな仕事をして来たけど、天職に巡り合ったと思った。

No.7 09/09/10 00:02
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

父と母は、私の再出発を温かく静かに見守ってくれた。


汗びっしょりでメイクも剥げ、クタクタで帰宅する私を、父は晩酌しながら待っていて、私が好きだと言ったニラレバ炒めをどっさりと、わざわざスーパーに材料を買いに行き作ってくれている。



父と差し向かいで飲むのは、心がじんと温かくなる幸せな時。



寡黙で思慮深い父は、あまりしゃべらないけれど、お皿いっぱいのニラレバが私への愛を感じさせて くれた。


色々あったけれど、病気の完治の道は全く見えないけれど、とにかく仕事を頑張って、親の心配を少しでも減らしたいと思った。

No.8 09/09/10 02:25
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

彼に出会ったのは職場だった。



職場は、同世代が多く、学生時代のガヤガヤした空気を感じさせてくれる所✨


上司からアルバイトの彼を紹介された時の第一印象は、『暗くて怖そう…』だった。


だから彼の事は眼中になく、仕事を楽しむ日々が続いた。


思えば、『仕事が楽しい🎵』と思えるような職に巡り会えた…って、それだけで幸運だ。


力仕事でありながら、ディスプレイなどのセンスも問われる園芸店の仕事は、限りなく男脳(と思われる)でガサツだが、一方でレースやフリルや花畑に憧れてしまうような二面性を持った私にピタリとハマったようだった。


私は、人前では決して、レースやフリルや花畑好きを見せられないタイプ。


自分をネタにして笑いを取る陰で、発作が起こりそうになると、ほっぺたや太ももをバシバシ叩いて耐えていた。


時々、そんな風になってしまった自分が情けなくて涙が出た。


でも、誰にも知られたくはない。


発作が起きたら全てアウトだ。


みんなこれまでと違う目で私を見るだろうから…

No.9 09/09/10 02:52
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

彼との関係に変化が起きたのは、職場の飲み会だった。


そもそも酒好きな私は、飲み会と聞いてワクワクした。


主婦だった頃の私は、世間と接する術の分からない引きこもりだった。


でも今はそれなりに社会で生きている。


この自信は、主婦では味わえないのだ。




店に着くと、席が彼の隣になってしまった。


内心、『こんな暗い人と何しゃべればいいんだ~⁉』とウンザリ。


しかし…


変身したのだ。


彼は…。


酒をグイグイ飲み、誰よりも大きな声で騒ぐ。


彼の一言で、場がウワッと盛り上がる。


初め、別人の彼にびっくりしたけれど…


いつの間にか、ボトルを注文して、差し向かいで飲んでいた。


すっかり彼と意気投合してしまったのだ。


後にこの男が夫になるとは露知らず、つまらない事でワ~ギャ~言い合いながら、楽しい酒が飲めたのだった。

No.10 09/09/11 00:07
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

翌日、私はあきらかにウキウキしていた。


彼と会ったら、互いにどんな言葉か出るのか、親しみを増した仲間の態度が楽しみだったのだ。


やって来た彼は、私を見る事なく、ボソリと挨拶すると行ってしまった。


思えばその瞬間に惚れた❓のかも知れない。


無口で、話の輪には加わらず、飄々とした彼は異質で、人の顔色を見ては合わせてしまう私には、憧れの存在になった。


けれど彼は私より6歳も下で、来春には遠方に就職する事が決まっていた。


どう考えても、私を恋愛対象に見るはずがなかった。


しかし人生とは不思議なもので、思いがけない展開が私を待っていてくれた。


彼も私に惚れたと言うのだ。


理由は、『一緒に飲んであれだけ盛り上がった女はいない❗』


なにそれ…💧


彼とのその後の展開は、月並みなので省略❗

No.11 09/09/20 01:48
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

そうして、彼との付き合いは始まったけれど、私は、次に付き合う人が現れたら、真っ先に病気の事は話す❗と決めていたので、恐る恐る持病がある事を切り出した。


答えはアッサリ『そう❓』で終わり。


気が抜けたけれど、彼には私の発作を見られていないという事が、私の気持ちをこんなにも軽くするのだと、改めて実感し、『女心って難しい💧』と、妙な感慨を深くしたのだ。

No.12 09/09/29 02:33
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

彼は当初から結婚を前提とした付き合いを望んでくれた。


バツイチ年上の私にとっては、とても嬉しい申し出ではあるけれど、そうなったら私は地元を離れなければならない。


彼の就職先は、飛行機で海を渡るほどの遠方。


勢いで結婚する程の若さはなく、持病があり、天職を見付けさあこれから❗と気合い十分の私にとっては究極の選択💧


まだ若かった彼は、焦って結論を急がせる。





若さって残酷だ。


彼は、私が失う物の大きさをこれっぽっちも思いやってくれないのだから…

No.13 09/09/29 03:29
ゆうか ( ♀ 7IRu1 )

悩んで悩んで悩んで、彼との結婚に踏み切ったのは、彼と別れるという選択が出来なかったと共に、自分の落ち着ける居場所を作りたいという気持ちがあったから。


バツイチで、持病があって、出戻っていた私は常に肩身の狭い思いを抱えていた。


一度結婚し独立してしまえば、実家であっても居候という感覚なのだ。


それは正常な感覚だと私は思う。


娘時代のように親に依存しては、親に負担をかけるだけの親不孝。


居場所を作って親を安心させると同時に、宙ぶらりんな立場から地に足を付けたかった。

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