自分を信じて…

レス234 HIT数 33796 あ+ あ-


2009/11/26 22:34(更新日時)

30半ばを過ぎ、自分が歩んで来た道を振り返ってみた… 忌まわしい過去 辛かった…     そんな中で望んた事…笑いたい…自分らしく生きたい… 今思えば、あの頃の私がいたから…今の私がいる。 未来は自分の手で切り開く… 誰もが その力を持っている。 どうか諦めないで…

No.1158482 (スレ作成日時)

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No.1

あの人と出会ったのは18の冬。 私は高校生だった。 友達のカナが「彼とカラオケ行くんだ。一緒に行こう」と誘われ、ついて行った。 カナの彼は友達を連れてきた。 「男がもう一人来るなんて聞いてない!」 私は怒った。 「まぁ…いいじゃん。彼の友達だから安心して」 …まぁ…いいか… 色々聞かれたけど、適当に流した。 解散する時に 電話番号聞かれたけど…慣れ慣れしくてムカついて警察の番号を教えた。 数日後、カナと飲みに行った店で、あの人と会ってしまった…

No.2

「あ!この前の!オマエ警察の番号教えただろ!あの後かけたんだぞ!」 …絶句 「私ナンパは嫌いなんで!」 「…?紹介って聞いてないの?」 「はぁ??」 どうやらカナにやられた… 「もうそろそろ いいんじゃない?」 カナが言った。 2年前に私は当時付き合ってた彼を事故で亡くした。 それからの私は かなり荒れた。 付き合う気持ちは無かった。 カナと彼が会う時、時々 私も一緒に遊ぶ事があった。カナの彼と あの人は友達…当然遊びに来る。「まぁ…いいか」あまり深く考えずにいた。 自然と4人で遊ぶ事が多くなった。 1ヶ月後… 「俺と付き合おうよ」物事ハッキリしてるカンジだったし、喧嘩が強い=男らしい…と思ってた私(若いだけあって未熟でした) OKしました。

No.3

3月 私は無事に高校卒業。特にやりたい事も無かったので、就職せず、コンビニでバイトを始めました。 あの人は1つ上だったので、既に社会人。 バイトが終わる時間と あの人の勤務が終わる時間が同じだった事が多く、迎えに来てくれる事もありました。 つまらない事で喧嘩もしたけど、優しいトコもありました。 ごく…普通のカップルだったと思います。 ただ…私の家は、父親が凄く短気で、つまらない事で切れる人で…私は 良く殴られてました。 思い切って相談したら「ウチに来る?親にもきちんと理由話すから一緒に住もう。オマエの体が心配だよ」 付き合って半年経過した頃だったと思います。何度か彼の両親に会った事もあり、夕飯もご馳走になった事がありました。2人で彼の両親に話しました。 自分の親に居場所を伝え、バイトもきちんと行く…という約束で承諾を頂きました。

No.4

食費は入れるようにしてました。時々 お母さんと一緒に夕飯を作ったり、買い物に行ったり…「娘が出来たみたいで嬉しい」と言ってくれ、私も嬉しかった。。。 2ヶ月後、私はコンビニを辞めて近くのスタンドでバイトを始めました。 何もかもが新鮮で 父親に殴られる事もなく(殆どヤツアタリ)毎日が楽しかった。 一緒に住むようになってから、あの人は 殆ど夕飯を食べる事もなく、先輩や友達と飲みに行ったりしてたけど、私は あまり気にしてなかった…籍を入れてるワケじゃないし、文句言う事ではない…と思ってたから。 ご両親の方が怒ってました。 その頃カナは、彼と別れた…と聞きました。あの人とカナの彼が友達という事もあり、なんとなく会いづらくて…連絡をとる回数が減っていった。 今思えば…もう少しカナを気にかけていれば…

No.5

19歳を迎えた夏。 あの人は相変わらず飲み歩いてた。時々一緒に出掛けたけど…必ず車中で喧嘩になり、よく車から降ろされて 置いてけぼり。駅を見つけて帰ったり 友達に連絡して迎えに来て貰ったり…。だんだんと喧嘩が絶えなくなった。友達は「置いて行くなんて信じられない!別れなよ!」って。家に帰りたくなかった…父親のヤツアタリを受けるのがイヤだった。秋が過ぎて…冬。 あの人の先輩が結婚するとかで…お祝いを兼ねて、皆で飲む事になり2人で先輩のアパートに向かった。車で40分程の場所。。。 やっぱり喧嘩になった…本当に些細な事。 「てめぇ降りろ!歩い帰れ!」私はいつものように「降りるよ!もう…いい!」怒ってるあの人に何を言っても聞いてくれないから…面倒くさくなって降りてしまった。ポケベル見たら19時を回ってたと思う。 知らない所じゃないし、どうにかなる…と思ってた。 あの人は戻って来ない 降りたのは自分。自力で帰ってやる!と意地になってた。

No.6

当時はポケベルが流行りだしてた。私が持っていた頃は、まだ文字に変換出来ず、数字を暗号に置き換えてた。期待はしてなかったが 何度かベルを見た… メッセージなんて入ってるワケないのに… 真冬の夜 一人で歩いた…寒いというより足の指先が痛い感覚。 「この通りにコンビニがあるはず」 田舎だから 人通りも少なく、街頭も少ない…自販機で暖かいココアを買って飲みながら また歩いた。30分歩いて やっとコンビニ発見! 寒がりの私は真冬に30分歩くのは かなり辛かった。誰に電話しよう…迷った。 結局あの人の家に電話した。 迎えに来てくれたのは お母さんだった。 逆に心配かけてしまった…ちょっと後悔した。家に着き、理由を話した。「引かなかった私も悪いので…」 あの人のお父さんは、かなり怒ってた… 「喧嘩になったら、どうしよう…」 どうして その日によって私は友達に電話をしなかったんだろう…その日なんとなく違う部屋で寝た。週末で あの人は仕事が休みなので、帰って来たのは 明け方だと思う。 この日から…どんどん歯車が狂い出した。

No.7

翌日の朝…お父さんが 大きな声で、あの人を呼んでた。 なかなか起きて来ないので、どうやら部屋に入ったらしい。話し声は聞こえるけど、内容までは分からなかった…なんとなく…察してたけど…。 暫くして 怒鳴り声に変わった。「うるせぇんだよ!親父に関係ねぇだろ!」「うるせぇとは何だ!〇〇をほったらかして(私の事)自分ばかり遊んでて!」 暫く続いた…。 どれくらいしただろう…バタバタバタ!!!物凄い足音…「え?」凄い形相で向かって来たのは あの人。 「来い!!!」『何だよ!何もしてないでしょ!』車に乗せられ 走り出した。車中、文句を言われたが 私もムカついてて何を言ったか覚えてない… どれくらい走ったか…そんなに距離は走ってない。見覚えのある小さな公園があった。

No.8

シトシト…小雨が降ってた…「降りろ!」 『何で?降りる必要ないでしょ!』「いいから降りろ!!」私は無理矢理引きずり降ろされた。『離してよ!』聞く耳持たない…公園の片隅に連れて行かれた。隣には林があって なんとなく寂しい公園。雨が降ってるから誰も…いるワケない。「てめぇ…昨日、親呼んだろ!」『仕方ないでしょ!』「ふざけた事しやがって!」と同時に…パンチが飛んできた…『何するん…』2発目…お腹に入った。蹴りも入れられた。私は倒れて 泥まみれ…何発入ったんだろ…何を叫んでただろ…覚えてない。。。 覚えてるのは 痛みと寒さと…冷たい雨…

No.9

『どうして殴られなきゃならないの?どうして…どうして!』 お腹を抱えながら思った。だんだんとムカついてきて、頭に血が登ってきた。 『ふざけんな…』 私は あの人を睨んだ 「いちいち親に言いやがって!出て行け!」 また引きずられて後部座席に放り込まれた。 それから家に戻り、あの人は、その辺にあった私の荷物を持って来た。全部ではない…適当に丸めてビニール袋に突っ込まれただけ。そして、あの人は私の地元まで車を走らせた。私の地元までは車で30分程…地元に差し掛かったあたりで、降ろされた。 「覚えておけ…親に言うなよな」 運転席から右ヒジを出して、上目使いで私を睨みながら言った後、去って行った。 『ふざけんな…クソ野郎!ムカつく…ムカつく…ムカつくっ!!』 怒りで涙が出てきた。

No.10

『今日は土曜…お父さんが居る…帰れない』ムカついてたのと、これからどうするか…そればかり考えてて、体の痛みは さほど感じてなかった。 『みぃ先輩に電話してみよう…寝てるかな』 1コ上の先輩で姉さんのような存在だった。あの人に置いて行かれた時、時々迎えに来てくれた先輩。 当時、公衆電話はゴロゴロあった。 一番近い所まで行き、電話を掛けた。 「もしもし」 『あ…みぃ先輩、寝てた?』 「大丈夫さっき起きた…どうした?」 『ごめん…色々あって今地元。家には帰れなくて…』 「今どこっ?」 『〇〇街道沿いの公衆電話。沢山自販機が並んでる所』 「解った!15分で行く!待ってて」 『ごめん…みぃ先輩』 待ってる間は、うずくまってた。誰かに顔を見られたく無かった。みぃ先輩の声を聞いたからか…涙が沢山出てきた。

No.11

みぃ先輩と出会ったのは17の頃。友達を通して知り合った。ホステスをしてて、たまたま女の子が足りない…と言ってたので、お店には歳を誤魔化し、夏休みの間だけ手伝った。その時の私の源治名が「アヤ」呼びやすいからか、先輩は それからずっと私をアヤと呼んでいる。 車中、みぃ先輩は何も聞かなかった。アパートに着いて お風呂を貸してくれた。 殴られて痛いのか、体が冷え過ぎて痛いのか…感覚がよく解らなくなってた。 それから…暫くボ~っとして、私は下を向きながらポツポツ話し始めた。 「なんだそれ?馬鹿みたいにキレて置いて行く方が間違ってるだろ?女に手挙げやがって…ふざけんな…許せねぇ」 みぃ先輩は曲がった事が嫌い。顔も広く、レディースはやって無かったケド…元ヤンだ。 『大丈夫…落ち着いたら自分で話しつけに行くから!少しの間だけ ここに居させて…』 みぃ先輩は拳を握ったまま立っていた。

No.12

その夜はアチコチ痛くて眠れ無かったのを覚えてる。 病院に行こうと言われたけど、保険証もないから断った。 湿布と擦り傷を消毒してバンソーコを貼った程度。幸い顔は殴られて無かった。 夜、みぃ先輩は仕事に出掛けた「好きにしてていいよ。なるべく早めに寝なよ」 『うん…ありがと。いってらっしゃい』 なんか…疲れた。 痛いトコをかばいながら横になった。

No.13

それから3日が過ぎ、私はバイトしてたスタンドに電話をした。 バイトを辞めたのだ。『いつまでも 先輩んちに居るのも悪いしなぁ…どうしよ…』 ピーピーピーピー ポケベルがなった。 家からだ。 「はい、〇〇です」 電話に出たのは妹だった。 『ベルなったんだけど、なに?』 「お姉ちゃん宛てに同窓会のハガキが来てるよ」 『同窓会?中学の?』「高校だよ」 『はぁ?卒業したばかりなのに?』 「高2みたい」 『とりあえず帰ってから見るよ…んじゃ』 『先輩、ありがと。落ち着いた…同窓会のハガキが来てるんだって。とりあえず帰ってみる』 「そっか…何かあったら また連絡してきなよ。もしバイト見つからなかったら ママに話し通すし」 『うん。本当にありがとう』 みぃ先輩は車で家まで送ってくれた。

No.14

『ただいま…』 私は、恐る恐る玄関のドアを開けた。父親が居たら また殴られるかも…と思ってた。 父親は寝てた。 少しホッとした。 「お帰り、これ来てるよ」 母親がハガキを持って来てくれた。特に何も聞かれなかったので、話さなかった。 『ありがと』 同窓会は正月あけ。新年会を兼ねてらしい。『急だなぁ…まぁ行ってみるか』 フと思い出した。『2年といえば…アイツがいたな』 中学も一緒だったアキラ。ずっと野球をやってて(そこそこヤンチャだった)高校時代は師匠もやってた。 『アイツ来るかなぁ』ちょっと期待して 参加に丸をつけて、ポストに投函した。

No.15

夕方になって父親が起きてきた。 茶の間に居た私は、ヤバい…って思った。 「なんだ…帰ってたのか」 『同窓会のハガキ来てるって連絡あって』 「飯、食べるのか?」『う…うん』 「お~い!飯食べるってよ!すき焼きにしてやれよ。」 父が母を探しながら 大きな声で言ってた。『良かった…今日は機嫌がいい』 母親は「はいはい」と言いながら買い物に出掛けて行った。

No.16

久しぶりに家族と夕飯を食べた。私は学生の頃から プラ②遊んで るか、バイトをしてて殆ど家で夕飯を食べなかった。 久しぶりに食べたすき焼きは、美味しかった。父親はテレビを見ながら ビールを飲んでいた。皆特に何も話さず、食べてた。父がテレビを見てる時に 会話をすると「うるさい!」と怒鳴り出すからだ。小さい頃から そうだった…。 『ご馳走様。美味しかった』私はコタツから出て、隣の部屋に行きベルを見た。 メッセージなし… なんとなくホッとした。『お母さんに何て話そうかな…殴られたなんて言えないし…』 窓を開けてタバコに火を付けた。『フゥ…』夜空を見ながら 考えてた。

No.17

家に戻って来て2日目母親が「何かあったの?」と聞いてきた。 『…べつに。同窓会あるし…あっちから会場に行くのも面倒だから それまで居る』 私が住んでる所も田舎だが、あっちは更に田舎だ。車の免許がない私は、バスを利用するしかない。しかも約1時間掛かる。 「そう…あっちの人は知ってるの?」 『う…うん。たぶん…ご両親にも伝わってると思う』 「バイトは?」 『あ…最近辞めた。スタンド寒くて体が冷えて辛くて…すぐ違う所見つけるから』 「そう…」 母親は余計な事は あまり言わない人だから話し易かった。 『バイト探さなきゃなぁ』私は茶の間に行って新聞に入ってくる求人広告を探した。

No.18

何処か求人のチラシが貼ってないか…と思い、プラプラ歩きながら探したり、新聞に挟んである広告を見たり…ゴロゴロしたり…そんな生活が数日間続いた。 家事は少し手伝った。 夕方 食器を洗っていたら ベルがなった。 ピーピーピーピー 後で見ようと思い ほっといた。 ピーピーピーピー また…なった。 3回目。『誰だ~しつこいなぁ』 番号を見たら…… あの人の自宅番号…。『な…なに…何回も入れて来るのは、あの人しか居ない』 どうしよう…シカトするか…掛けるか…暫く迷った。

No.19

迷ったあげく電話した。しつこく鳴るのは解ってたし、自分が言いたい事も言えないままだったから。 「はい…」 電話に出たのは、やっぱりあの人だった。 『もしもし…なに?』「何処にいるんだ?」『家だよ』 「この前は悪かった」『は…??』 予想外の言葉に私は唖然とした。 「親父にガミガミ言われて 頭に血が登って 見境無くなってた。悪かった。やり直したい」 『あのさ…すぐにキレないでくれる?人の話しは ちゃんと聞いてよ!すぐ降ろすとかも止めてくれないっ?』「解ってるよ!悪かったと思って連絡したんだ!」 私は馬鹿だ…この時に戻らないで別れていれば…もっと違う人生を歩んでいただろう。

No.20

また同棲生活が始まった。私は徒歩5分程のレンタルでバイトを始めた。 あの人は、ご両親に何も話してなかった。あの人とお父さんがモメた後に 私が居なくなってたので、心配してくれてたみたいだった『チョット喧嘩はしたけど大丈夫です』 私は 殴られた事を言えなかった。 それから…特に何事もなかった。Xmasも特に何もなく(お母さんとケーキを食べたくらい)年末年始、私は仕事。そして…同窓会の日を迎えた。

No.21

あの人は正月休み。 仲間達と飲む約束があったので、その日は早々と出掛けて行った。私は同窓会に行く…と伝えて出掛けた。 卒業して何年も経ってないのに 久々に友達に会えると思うと嬉しくて、凄く楽しみ♪ ワクワクしながら 地元までバスで行き、店に向かった。 ドアを開けて『久しぶり~元気?』と皆に声を掛ける。でも…私が探してたのはアキラだった。『そういえばアキラは?』同じ野球部だったコウジに聞いた。「アイツ仕事だってさ」        『仕事…?何やってるの?』   「消防士だよ」 『マジ??』 欠席だったのは残念だけど、話しを聞いて嬉しかった。小さな頃から消防士になるのが夢…と話しを聞いた事があった。 『そっか~良かった』本当に嬉しかった。

No.22

皆と色々な話しをした。昔の話し、今何をしてるか。中には、もう結婚してるコもいた。私は暫くコウジと話してた。殆どアキラと野球の話題。私はアキラの野球してる姿が好きで必ず大会応援は行ってた。中学から見てきたが、アキラは野球が本当に好きで…頑張ってる姿がカッコ良くて…その頃の私はフラフラ遊んでて いつも家にいなくて…族の集会に行ったり 飲み歩いてたり…私から見たアキラは、全く違う世界の人に見えた。コウジとそんな話しで盛り上がってた。 ピーピーピーピー ポケベルが鳴った。 『こんな時に誰だ~?』番号はカナの自宅だった。

No.23

『コウジごめん、チョット電話してくる』 「おぅ。オマエ、ベル持ってんだ?後で教えてよ」 『うん。いいよ』 そう言って私は席を立ち、店内の公衆電話からカナに電話した。 『もしもし…カナ?』「そうらよ~ん。なぁにして~んの~」 ロレツが回ってない…『酒飲んでるの?』 「ち~が~う~」 酒じゃないなら…ラリってるんだ…と思った『どうしたの?止めたって言ってたじゃん』「らってさぁ~」 話しにならない…店からカナの自宅までなら15分程で行ける。 『今から行くから待ってて!』 私は電話を切ってコウジにベル番を教えてから 急いで店を出た。 何があっても、もうシンナーはやらない…と2人で約束したのに…とにかく夢中で走った。

No.24

息をきらしながらドアを叩いた『カナ!私!開けてよ!』 カナんちは 共働きで両親は あまり家に居る事がない。フラフラのカナが出てきた。 『何やってんだよ!やらないって約束したじゃん!』 カナはヘラヘラしてるだけだった。右手にはコーヒーのショート缶を持ってた。 私はカッとなって、カナの顔にビンタしてしまった。 弾みでカナの手からコーヒー缶が落ちて、転がった。その缶を追いかけるカナ。『止めろよ!』缶を拾った私の足にカナはしがみついて来た。「かえひてよ~」私はまた、ビンタしてしまった。

No.25

カナとは15の時に遊ぶようになった。2人でツルむようになって色々悪さをしてきた。16の時 付き合ってた彼を事故で亡くしてから私は荒れた。シンナーに初めて手を出した。でも馬鹿馬鹿しくなって、シンナーにハマる事はなかった。逆にカナは どんどんハマっていった。ラリってる姿を見て『最悪』と思った。正直酷い顔になる『もう止めよなよ!』何度も怒った。カナは17の誕生日に止めると約束した…止めたと思ってたのに…

No.26

どうやら 付き合ってた彼(あの人の友達)は カナとは遊びだったらしい。二股をかけられてた事が解った…と言ってた。 相手の女が妊娠したので結婚する…と言う事を 他の人から聞いて やけくそになったみたいだった。 「あんたは今も同棲してるの?」 『うん…』 「ふ~ん。そっか」 面白くない…といった表情だった。 『とにかく もう19だし、止めなよ!あんな奴忘れな。私明日バイトだから帰るけど…無茶はやらないでよ』そう言ってカナの家を出た。

No.27

それから1ヶ月が過ぎた頃…ポケベルに知らない番号が入ってた。『そういえばコウジに教えたな…』私はバイトが終わってから公衆電話に行き、電話をした。「はい…」電話に出たのは男だった。 『もしもし…〇〇ですが、ポケベルに番号が入ってたんですけど』「俺…」 『誰ですか?〇〇さんのお宅じゃないんですか?」 「ごめん、この前コウジに会ったんだ。ベル番アイツから聞いた」『!!!…アキラ?』「おぅ…久しぶり」 あの時は、本当に心臓飛び出るかと思った。まさか…アキラだったとは…

No.28

「今何してる?」 『バイト終わったトコ…〇〇町のレンタルでバイトしてる』 「〇〇町?時間あるなら チョット渡したい物があるんだ」 『へ…?何?』 「土産。コウジ達とスキー行って来たんだ。迎えに行くからさ」 『マジ?ありがと!』そこからチョット離れたコンビニで待ち合わせをした。あの人の家に友達と会うので遅くなります…と、電話をして私はコンビニへ向かった。30分程してからアキラが来た。 『久しぶり!』 そう言って車に乗った。

No.29

「久しぶりだな。元気だったか?コレ土産」『開けていい?』 「いいよ」 真ん中にロゴが入ってる真っ白なマグカップだった。 『ありがと!そういえば消防士になったんだってね!おめでと!』「そうなんだよ~。そういえば同窓会やるって言うから何度かオマエんち電話したのに、オマエいつも居なくてさっ!結局仕事だから行けなかったけど」 電話くれたんだ…知らなかった(汗)親から何も聞いてなかった…。「同窓会にオマエ来たってコウジから聞いてさ。色々話したろ?」『あ~昔話しとか沢山して盛り上がったよ』どうやらコウジから色々聞いたらしい。 「実は…俺、高校ん時オマエの事好きだったんだ。でも俺野球やってて坊主だったし…相手にされないと思ってて言えなかった。俺と付き合ってくれないか?」 『……!!』 私はビックリし過ぎて言葉が出なかった。 実は…私は中学の時にアキラが好きだった。同じ高校を受験した事を知ったのは、合格発表の日にバスの中で会って知ったのだ。 その時もビックリして…声さえ掛ける事が出来なかった。

No.30

「少しドライブするか…」『うん…』 音楽は氷室京介だったのを覚えてる。私の好きなグッドラック マイラブが流れてた。 正直迷った…本当に迷った。過去に好きだった人から告白されるなんて…悩んだあげく 『ごめん…今付き合ってる人がいて、同棲してるんだ』と話した。「マジ?だから〇〇町でバイトしてるの?」『うん…ごめん。本当にごめん。嬉しいけど…ごめんね』 「別れるつもりないのか?」 『うん…ごめんね』 「解った…」 待ち合わせしたコンビニまで送ってもらい、私は車から降りた。

No.31

車から降りて もう一度お礼を言った。 『お土産ありがとう。大切にする…本当にありがとう。アキラが小さい頃からの夢叶えた事聞いて、私本当に嬉しかったよ。頑張ってね』「サンキュー。オマエも頑張れよ」 私は車が見えなくなるまで そこから離れなかった。マグカップは あの人に見せたくなくてバッグの奥へと隠した。

No.32

私は何事も無かったように、あの人の家に戻った。『ただいま…』「何処行ってた?」 『友達と会ってた。お母さんに伝えたけど…』 「男か?女か?」 『女だよ』 「名前は?」 『…そこまで言わなきゃいけないの?みぃ先輩だよ!』 私は…嘘をついた。 この剣幕じゃ男と言ったら キレだす…。 「ふ~ん…」 それ以上は突っ込んで来なかった。ホッとした。自分は何も言わず 出掛けるくせに、私にはシツコイ位聞いてくる。『勝手な奴…』心の中でつぶやいた。私は2階へ上がり 急いでポケベルを取りだして アキラの番号を消去した。見られたら何されるか解らない。マグカップは違うバッグに入れ替えて、クローゼットの奥に隠した。

No.33

数日後 ポケベルに実家の番号が入ってた。『もしもし…』 「あ、お母さん。明後日 病院だよ!」 『忘れてた…ごめん。明日そっちに行くね』私は少々腎臓を患っていたので17の頃から定期的に通院してた。軽い方だったので、食事、飲み物、風邪をひかないよいに気をつける程度だった。普通の人よりも少々疲れ易かった。高校時代は、医師の診断で体育は出来ず、風邪で調子が悪いと、すぐ早退させられた。サボりたい時は、風邪ひいた…と嘘をついて帰った事もある。診断されてから薬は常備。なのに飲み歩くとは…今思うと無茶苦茶だ(汗)当時は若い事もあり『面倒だから治療はしない!』と言ってた。医師と母親に「酷くなったら どんどん体力持たなくなるよ。赤ちゃん生む力も無くなるよ?女の子なんだから体を大切にしなさい!」と説得を受け、しぶしぶ治療を承諾したのだった。

No.34

あの人とご両親に受診があるので 実家に行きます…と伝え、翌日私は実家に戻った。 アキラから貰ったマグカップも持ち帰った。『ただいま。お母さん、アキラに会ったよ!お土産貰った。アイツ凄いよ!消防士になってた!』 「本当?凄いじゃない!元気だった?頑張ったんだね…」 『うん、元気だったよ。坊主がリーゼントになってたけど(笑)』 私は母親にマグカップを見せ、台所に行きマグを洗い 紅茶を入れて飲んだ。 なんだか特別美味しかった気がした。 「あまり飲み過ぎるんじゃないよ。明日検査だからね。」『大丈夫解ってる。』翌日…病院で医師から驚く診断を聞かされる事になる。

No.35

通院を始めた頃は毎月受診していた。19の頃から2ヶ月に一度の受診になった。この日は尿検査の他に血液検査もあった。尿検査は毎回イヤだな~と思った。血液検査の結果は次回受診時に知らされる。尿検査は確か…1時間程して結果が出ると思った。結果が出て診察室に入る。タンパクが漏れてて数値が何とか言ってた。あまり無理しないように…と。次の言葉に耳を疑った…「妊娠…してるんじゃないかな?」 『え…?』 「生理は来てた?」 『そういえば…遅れてるとは思ってましたけど…』 「念のため産婦人科に回すから検査しましょう」 診察室を出て暫くボーっとしてた「どうだった?」と母親に聞かれ私はボソボソと小さな声で答えた。『妊娠してるかもしれない…って。これから産婦人科で検査』「え…!!」母親は声にならない声を出してた。私は母親の顔を見られなかった。『気をつけてたはずなのに…どうしよう』頭の中が真っ白になってた。

No.36

また産婦人科で尿検査だ…。沢山飲み物を飲んで無理矢理出した感じだった。結果は…陽性。2ヶ月だった… 母親と一緒に帰って来たのだが 何を話して 帰って来たのか覚えてない…。確か医師は…「薬も服用してるし 今の状況で生むのは危険。障害を持って生まれる可能性が高いし、母体の体力が持つか保証出来ない。よく考えて決断して下さい」との事だった。 母親が「相手に話すしかないよ」…と。 『うん…話す』 そう言って 私は横になり、そのまま寝てしまった。

No.37

夜 父親が帰宅。父親が夕飯を済ませた後で父親も交え話す事になる。さすがに黙ってるワケにはいかない…。『殴られるなぁ…言いたくないなぁ』私は憂鬱な気持ちだった。 「今日病院だったんだけどね…」母親が切り出してくれた。「どうだったんだ?」 「いつもの検査は、まぁ…ちょっと数値が出てしまって…」 『あの…妊娠してるみたいで…』 チラッと父親の顔を見た。目を真ん丸にして「この!馬鹿たれ!」怒鳴られた…当然だ。私は、あまりの恐怖に肩をすくめた。 「相手は知ってるのか?」『まだ話してない…先にお父さんに話さなきゃと思って』 私はエコーの写真を父に渡した。今日医師に言われた事を母親が説明してくれた。 父は それを見ながら母親の話しを聞き、 「とにかく近いうちに相手と親御さんにも話そう」 父親は そう言って茶の間を出た。 私は息が止まるかと思う程 緊張した。 昼寝したのに、なんだか一気に疲れて いつもより早い時間だが 寝てしまった。

No.38

あの人の家に電話して検査結果と妊娠の事を伝えた。週末お互いの両親を交え 話し合いをする事になった。 あちらのご両親も驚きました。産めるなら産んで欲しいし、これを機会に入籍しては どうか…と。あの人の意見は違ってた。 「母子共に危険なら今回は諦めた方がいい。まして障害を持って産まれる可能性が高いなら尚更。自分達は年老いて子供より先に逝く。その後は誰が面倒みるんだ?」 その言葉を聞いて何故か私は『産みたい』という気持ちが大きくなった。泣きながら 産みたい…と言ってた。あの人の意見にご両親も「確かに そうかもしれない」と思ったのだろう。体を考えて今は治療優先にした方が…と説得された。 1ヶ月経過し、結局反対され、諦める事になる…。

No.39

体の状態を検査する為 手術前日入院。状態が良ければ翌日手術となった。「手術当日病院に行くから」と、あの人は言ってくれた。凄く怖かったから絶対来て欲しかった。 入院当日 母親は「明日 朝来るから早く寝なさい」と言って病院を後にした。夜、私はあの人の家に電話をしたが留守だった。 『何処行ったんだろ』急に不安になり その夜は よく眠れなかった。翌朝…体調に問題ない為 予定通り手術。私は病院の公衆電話から何度も電話をした。誰も出ない…。ご両親は仕事と知っていた。あの人は休みのはずだ…『どうして出ないの?もうすぐなのに』母親が私を呼びに来た「連絡取れた?」 『取れない…』 連絡取れないまま 私は診察台に上がった。麻酔を打たれ 看護師さんの後に続いて数を数える『1…2…3…4…ご…』たぶんその辺から麻酔が効き始めたが 私の下半身を医師が何かしてる感覚は少し覚えてる。『あ…』と思ったが、完全に麻酔が効き、気が付いた時は終わっていた。

No.40

まだ完全に麻酔が切れてないので横になったまま、看護師さんが運んでくれた。病室には母親一人だった。「大丈夫?まだ…来てないよ」私はうつろな状態で『うん…』と言った。母親はギリギリまで居てくれた「そろそろ帰るね。大丈夫?とにかく寝なさい」『大丈夫。ごめん…ありがとう』母親は帰った。 私は病院のベッドで声を押さえて泣いた。 『嘘つき!嘘つき!』何度もつぶやいた。 病室のドアが開いた…「悪い遅くなった!昨日皆で飲みに行って帰ったの遅かったから寝ちゃってさ~お詫びにケーキ買ってきた」 掛け布団の上にポンと置かれた。 私は泣きながらケーキの箱を投げた。 『嘘つき!手術の日知ってたくせに飲みに行くなんて!帰って!顔も見たくない!』 あの人は凄くムカついた顔してたが さすがに院内だから我慢したんだろう…私を睨みながら病室から出て行った。

No.41

その晩は泣きながら寝た。中絶のショックと あの人の軽々しい言葉が頭から離れなかった。翌日の夕方には退院。バイトは体調不良を理由に5日程休みを貰っていた。朝ポケベルが鳴った。 あの人だ… 『今度は何?』 鳴ったら電話しないと怒るし…勝手な奴!と思いながら電話した。『何か用?』 「夕方退院だろ?」 『そうだよ。だから何?』 「悪かった…本当にごめん。せめて迎えに行くよ」 『母親とタクシーで帰るから!』 「タクシー代高くつくだろ?帰りだけでも送るから」 『解った…じゃ母親に連絡する。絶対時間通りに来てよ!』 そう言って私は実家に電話を入れ、迎えに来るから大丈夫…と母に伝えた。 あの人は時間通り迎えに来てくれた。

No.42

「今回は流石に俺が悪かった。これからは大事にするから」 『約束くらい守ってよ!本当に解ってるの?凄く不安だったんだから!』 「悪かったよ。バイトどうするんだ?実家からバスで通うのキツイだろ?夜は家に居るようにするからさ…親にも話すからウチに居ろよ…」 確かに1時間バスに揺られるのはキツイと思った。あまり優しいトコを見せなかった人が…心配してくれてる…と思った。もう一度信じてみよう…。 『バイトは続ける。あと2日休んだら復帰する。ご両親迷惑じゃないかな…聞いてからにするよ』 そう答えた。 あの人の家に向かい、ご両親に『ご心配かけて すみません』と謝った。私から切り出す前に、あの人が「バイト、ウチから通っていいだろ?バスじゃキツイし。俺も家に居るようにするからさ」 「私達はいいけど…向こうのご両親は?」 『話してみます』 そう言って私は実家に電話をして、母親に話した。

No.43

電話に出たのは母親だった。父親は まだ帰宅していなかった。 『バイト休めないし バスじゃキツイから こっちから通いたいんだ』 母親は いい返事をしなかった(当然だ) その後 あの人のお母さんと替わり 私の母親と話した。代金の事も含めて…。ウチの親は娘の事だから…と断ったが 息子にも責任がある…という事で結局全額あの人が払う事になった。体調が落ち着いた頃、私は代金を預かり実家の母に渡した。 結局バイトは あっちの家から通う事になる。何処まで親不幸な娘だ…後々になって反省する私でした。

No.44

約束通り あの人は仕事から帰ると出掛ける事なく家に居ました。ご両親も 息子がフラフラせずに家に居たので 少し安心してた様子でした。 私はバイトに復帰して、体調が戻ると今まで通り 夕飯の支度を手伝いました。 時々 一緒に出掛けたりもしました。 遊園地に行ったり、買い物に行ったり…。 相変わらず 飲みに行く時、私は留守番でしたが…まぁ、男だけで飲みたいだろう…と思い その辺は何も言いませんでした。

No.45

でも…そういう生活は1ヶ月程しか続かなかった…。 籍を入れてるワケじゃないから いちいち言いたくなかった。 でも、だんだんと…飲みに行く回数が増え、1ヶ月過ぎた頃には 家で夕飯を食べる事なく出掛けて行った。 私が出掛けると煩いくせに…でもいい加減バカらしくなって、久々にカナのベルを鳴らし連絡を取ってみた。 「もしもし…?」 『カナ、私…ごめん急に…元気?』 「うん…まぁね」 『誰かと一緒?』 「う…ん、ミユキ」 『は?まだミユキとツルんでたの?』 ミユキはカナと同じ高校だった。結構タチが悪い。前にカナが私に話した事があった。 ミユキと薬に手を出した事がある…と。 カナが私とツルむようになり ミユキは面白くなかったらしい。 「アイツ ハブれよ」とミユキに言われた事があるそうだ。 『まさか…薬やってないよね?』 「やってないよ!約束は守ってる。今から遊べるの?」 『アイツ…帰って来ないからさ。いい加減ムカついて…ミユキが居るなら、いいよ…』 「大丈夫!適当に別れるから。じゃ、迎えに行くね」 そう言ってカナは電話を切った。

No.46

1時間後 待ち合わせをした。時間になったから待ち合わせ場所に行った。 暫く待ったが カナの車が来ない…。 『どうしたんだ?ミユキとモメてるんかな』コンビニだと目立つし あの人に見つかったら面倒だから ちょっと離れた公民館の前で待ってた。 30分位してカナが来た「遅くなってごめん!」 『どうした?ミユキとモメたん?』 「うん…ちょっとね。でも大丈夫。たぶん帰ったから」 『たぶん?』 「彼氏に迎えに来て貰うから それまで待ってて…言われてさ」 『そっか…じゃカラオケ行こうぜ!』 地元のカラオケボックスに行き 3時間程騒いだ。久々に歌って騒いで 今までのウサを晴らした。 退室時間になったので解散する事になった。

No.47

この日は実家に帰る事にした。私の実家は駅から近い為 駅で降ろして貰う事が多かった。ただ…田舎なので終電も早く、深夜になると人通りが少なくチョット不気味だ。 「気をつけてね」 『うん、ありがとう。楽しかったよ~タバコ買って帰るわ』 そう言ってカナの車を降りて手を振った。 『久々に騒いだな~』発散出来て私は満足だった。やっぱ友達っていいな~なんて思いながら 少しボーっと空を見上げて、タバコを買いに自販機に向かお~とした。 ププ… 車のクラクションが鳴った。『カナか?』と思い振り返ると、違う車だった。

No.48

私は車を背にして歩き出した…というか2歩程踏み出したとたん 背後から押さえられ 口をふさがれた。耳元で「わめくな」と言われた。男2人の力に敵うはずがなく…殺されるのかとさえ思った。目を手で覆われ車に引きずり込まれ目隠しされた。 数秒単位の出来事だったと思う。何処に連れていかれ降ろされた。私は強姦された。声にならない声でわめき暴れた。また「わめくな…」後は殆ど覚えてない…恐怖で…覚えてない。どれくらいの時間で、何処を通って帰ったのかも…よく覚えてない。それから私は、ずっと風呂に居た。

No.49

肌が赤くなるほど力を入れて体を洗った。 泣きながら ひたすら洗った。それから…どうしたのか…ポツポツとしか覚えてない。 怖くて妹の隣で寝た。家族とも 殆ど口をきかずにいた。記憶から消したかった…あの人の家に戻らないと怪しまれる…私は黙って実家を出た。

No.50

なんだか あの人が私に向かってわめいてたが 何を言ってたのか覚えてない。私は無言で2階に上がった。 しつこく何か言ってた。煩い…と思った。 もう…どうでもいいや…『マワサレタ…』 また何か言ってる…煩い…煩い…。 『一人にして…』とお願いして部屋から出て貰った。疲れた…そのまま横になった。

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