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子供に甘える父親

白銀翼の彼方

No.210 07/09/28 20:16
アルミ‡ ( ♂ yXSV )
あ+あ-

≫209

雷鳴は部屋に入ると奥の棚から何かを持ってきた。良く見ると長細い物でどうも刀のようであった。

『凱、昇、そこに座れ!』

凱達は雷鳴の前に座った。すると先程の刀らしき物を目の前に出して来た。

『凱、お前にこれを渡しておこう…』

凱は受け取ると聞いた。

『これは何ですか?』

『それはお前の父親の形見、妖刀残月だ。今まで俺が預かっていた』

『父親の形見…?妖刀残月と言うと伝説の忍、八雲様が持っていた刀ではないですか!』

雷鳴は頷いて言った。

『そうお前の父親は八雲様だ』

『俺の父親が八雲様…』

『そうだ…この続きは後で話す。今は風雅に向かうぞ』

『はっ!』

そう言って雷鳴達は里を離れた。走る彼らの早さは常人の目には見えないほどであった。彼らの後にはただ風が吹いたようにしか見えなかった。

『凱、お主ならその残月を使いこなせるはずだ。その刀はその一族でないと普通の刀と変わらぬ…風雅の直系であるお主ならばその力を引き出せるはずだ』

凱は驚いた。それはそうだ、孤児で拾われて来たとばかり思っていたからだ。その上、今向かっている風雅の者だったからである。

『俺が風雅の直系…』

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