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🎭ある暗黒卿の気紛れな呟きⅡ🎵+⚡✒🐱

No.153 19/06/22 17:05
メッテルニヒ=パレオロゴスAUT ( 40代 ♂ MLdWxe )
あ+あ-

≫152

次の「頭で一応完成させた作品は必ずすぐ楽譜化させる事」。

これは、ハイごもっとも、と答え、怠惰な私自身をひたすら恥じるしかあるまい💦

最後の、
・勉強に終わりはない!

も全くもってその通り。イタリア・オペラの作曲家何人かみたいに、もうオペラで成功して金持ちになったら、作曲家を引退して悠々自適、なんてのは、芸術家の正しい生き方からしたら邪道なのだ。

ただシューマンの場合、皮肉にもこのモットーが自分自身を苦しめた面もかなりあったか!?

と言うのは、シューマンはロマン派の大作曲家である。ロマン派の中でも大胆に情熱と才能によって、名作を次々に生み出したタイプ。

大体ロマン派自体が形式や伝統より感情や個性を尊重する芸術運動だったわけだが、そのロマン派を代表するようなシューマンの場合、とにかく46歳まで生きた中でも20~30前半までのピアノ作品と声楽作品が、一番個性的な代表作とされている。

つまり長年勉強し続け、30代後半からやっと本物になるバロックや古典派とは全く逆なのだ。

極端に言えばロマン派とは、勉強の積み重ねより、ひとえに天才、霊感の閃きだ。

で、シューマンはその天才の閃きと高い教養により、個性的で優れたピアノ曲と声楽曲を30代初めまでに殆ど書き終えた。

それからは更に勉強し、室内楽や交響曲に踏み込むワケだが、こういう分野の勉強には古典派、更にはバロックの勉強が必要になる。全ての音楽の基礎だから。

だがシューマンはこれらを勉強すればするほど、曲作りの技術や理論を円熟させていったが、逆に若い頃の個性や無茶苦茶な情熱は丸くなり、失せていった。

それでも偉大な作曲家に変わりは無かったが、しかし他の作曲家に無くてシューマンだけに顕著なロマン派的長所というか、シューマンで無ければ聞けないという面は失せていったのだ(と乱暴に書く)。

つまり、「勉強に終わりはない」は、シューマンの場合には両刃の剣に成ってしまった可能性が大いにあるのだ。
(彼の晩年ひどくなった精神的疾患の問題を考えない場合にも)

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