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【不思議体験】

No.495 11/08/09 16:59
ヒマ人27
あ+あ-

≫494

知らない老婆が・・・。



「あなた・・・だれ・・・?」

「七つ成田の不動さま~、八つ八幡の八幡宮~、九つ高野の弘法さま~、十で東京本願寺~♪」

「だれなのよ!!」

「会いたい、会いたいって言ってたから出てきてあげたよ」


老婆は加奈子さんの鼻先数センチにしわだらけの顔を持ってきて、ウフフと笑いました。「私ね、ここで殺されちゃったの」


確かに鼻の横にホクロはある。しかし、そいつは加奈子さんのおばあちゃんとは似ても似つかない顔をしていました。


「これほど心願かけたのに~、加奈子の病気は治らない~♪」
ポーン・・・ポーン・・・。

「もう、やめて」

「私を置いてなぜ死んだ~、泣いて血を吐くホトトギス~♪」
ポーン・・・ポーン・・・。


歌い終えると老婆はうつろな目で加奈子さんを見てぼそりとつぶやきました。


「あの子、かわいい。私の孫そっくりだ・・・」

「お願い、どこかに消えて!!」


加奈子さんが声にならない声を出すと同時に


トゥルルルルルル・・・トゥルルルルルル・・・


突然電話のコール音が鳴り、そこで加奈子さんの金縛りが完全に解けました。

布団から跳ね起きて周りを見たのですが、老婆の姿はどこにもありません。

それどころか、不思議なことに夜が明けていたのです。


「今の、夢?」


トゥルルルルルル・・・トゥルルルルルル・・・


なおも鳴り続ける電話のベル。


「はい、もしもし」

「あっ、ママ」


それはK太君の声でした。


「K太、今どこにいるの?」

「パパの実家だよ」

「大丈夫? 元気? 何か変わったことない?」

「僕は元気。変わったことなんて何もないよ」

「よかったー。ごめんね、辛い思いさせちゃって」

「謝ることないよ。だってママが悪いことしたわけじゃないもん」

「そっか、ありがと。じゃあ、もうちょっとそこでおとなしくしててね。すぐに迎えに行ってあげるから」

「大丈夫だよ」

「どうして? ママに会いたくないの?」

「会いたいけど、ママが来なくても大丈夫」

「どうして~」

「だってさっきまりつきのおばあちゃんから電話があって、迎えに行ってあげるからそこで待っててって言われたもん」

「え?」

「今、向かってるからってさ」

「K太、××(←姑の名前)おばあちゃんはいる?」

「お買い物に行ったよ」

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