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【不思議体験】

No.494 11/08/09 16:57
ヒマ人27
あ+あ-

(おばあちゃん、一度でいいから私にも会いに来て)

「ただいまー、遅くなってごめんね。」
ある日、仕事が遅くなってしまい、急いで帰ってアパートのドアを開けると

「あっ」

加奈子さんはすぐに異常に気付きました。
部屋が、真っ暗、K太君の姿がありません。


腕時計を見るともうすぐ六時。学校からはとっくに帰ってきているはずだし、

もし友達の家にお邪魔していたとしても相手方のお母さんから電話なりメールがあって然るべき。

すぐに部屋に上がり電気を付けるとテーブルの上に置手紙がありました。


加奈子さんはそれを読みました。


“K太はこちらで面倒をみます。あなたには理解できないでしょうが、すべてK太を思ってのことです。

もうK太のことは忘れてあげてください △△××(←姑の名前)”


どうやら義母がK太君を連れ去ったようです。
電話も住所も教えていないはずなのに興信所でも使ったのでしょうか。


加奈子さんは実家に電話をかけ
「K太を返して!」
しかし、姑は、それはできないの一点張り。


すぐに実家に向かったのですが家の中にさえ入れてくれません。
失意のうちに加奈子さんはアパートに戻ると、日ごろの疲れやストレス、

K太君が連れ去られたショックでそのまま寝込んでしまいました。


すると、真夜中に体が固まったように動かなくなり


ポーン…ポーン…。


何かを床に弾ませているような音が聞こえました。


「いちばんはじめは一宮~、二で日光東照宮~、三は佐倉の宗五郎~♪」
ポーン・・・ポーン・・・。

(おばあちゃん?)

「四また信濃の善光寺~、五つ出雲の大社~、六つ村々鎮守さま~♪」
ポーン・・・ポーン・・・。

(会いにきてくれたんだ)

「そうだよ、会いにきたよ。お前があまりにも悲しそうだったから」

その声を聞いた途端に胸の奥がじんわりと熱くなり、堰を切ったようにとめどない涙があふれてきました。

(おばあちゃん、私ね・・・)

「何も言わなくていい。寝てなさい。おばあちゃんには全部わかっているよ」

おばあちゃんの声はすぐ耳元で聞こえました。

(ねえ、おばあちゃん・・・まりつきしよう)

「ああ、いいよ」


柔らかく優しい声にゆっくり目を開けると、すぐ目の前でにっこり微笑んでいました。


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