【BMIで体重変化チェック】妊娠初期に注意したい太り過ぎ、痩せ過ぎ

妊娠初期のBMI

妊娠中の体重管理は、とても重要です。 太り過ぎてしまうと妊娠中毒症などの弊害も出て来ます。 大切なことは、妊娠前の体重をチェックして自分の体型が標準体型なのか確認することから始めましょう。

妊娠中の肥満

安産で済む為には、「妊娠中に太り過ぎてはいけない」と思っている方も多いと思います。 しかし、安産にする為には、胎児の状態、陣痛の状態などの要素を総称して決まってくるので、肥満とは直接は関係ありません。 「8割の方は、安産」という統計データもあります。 確かに、太り過ぎると出産の際に出血が多くなったり、帝王切開のときに麻酔が難しくなります。 妊婦の死亡率が高い血栓症も肥満が原因です。 他には、糖尿病、妊娠中毒症などの発症率が高くなります。 その体重増加の判断基準としてBMIが役に立つのです。

標準体重

妊娠前の標準体重を計算してみます。

標準体重体重kg=身長m×身長m×22


肥満度を計算するには、

(実際の体重-標準体重)÷標準体重×100=20%以上は肥満

BMI

BMIとは肥満度を表す数値です。

体重kg/身長m×身長m=BMI


BMIが

  • 20未満は痩せ気味
  • 20~24未満が普通
  • 24~26.4未満が太り気味
  • 26.4以上が肥満

です。

体重増加

妊娠前が標準体重でも妊娠してから体重が増加し過ぎないとは限りません。 油断は、禁物です。 肥満気味の方は、過食する傾向があるので普段の摂取カロリーに注意しましょう。 太り過ぎると帝王切開になる確率が高くなり、体重増加がみられない場合は低体重児が生まれる確率が高くなります。 体重増加を気にするあまり、食べない過激なダイエットに走る方もいますがこれは間違いです。 あまり体重増加を抑え過ぎると生まれてくる赤ちゃんの体重が低めになってしまいます。 最近は、低体重の赤ちゃんが増えています。 食事は、バランスよく摂り、ミネラル、食物繊維、ビタミン、ポリフェノールなど、抗酸化食品を積極的に摂りましょう。 炭水化物や、菓子類、穀類、油は、少なめに摂るように心掛けます。 塩分は、1日に10g以下に抑えます。

1日の総カロリーの目安

妊娠初期の場合

妊娠初期で30kcal×標準体重+200kcal
※肥満の人は、食事は増やさずに現状維持にします。

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