注目の話題
一人ぼっちになったシングル母
コンビニ店員、怖い
既読ついてもう10日返事なし

色んな出会いありますね…3…

レス76 HIT数 5663 あ+ あ-

花山薫( 40代 ♂ yQimye )
22/06/10 11:07(更新日時)

またしても携帯が壊れ、今までの「色んな出会いありますね…2…」の続きが書けなくなったので「色んな出会いありますね…3…」として続きを書きます。

あの「出会い系…ですかね?」から大分経ちます…あのイガグリし~君もかなり大人になりました。もし当時から継続して見ていてくれている方がいるなら幸いです。また、途中から見てくれている方も引き続き見てやってください。

タグ

No.2271319 15/11/03 07:56(スレ作成日時)

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.51 18/02/07 07:13
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

中指で十分に潤っている入口付近を、円を描くように優しく愛撫する…同時に親指の腹で突起物を弾いている。左手はきっこの左側の乳房を優しく揉みながら、乳首へと狙いを定めている…そして右側の乳首を甘噛みしながら、舌で転がし優しく吸う…

きっこの息遣いが荒くなる…序盤はなすがままだったが、何かを掴んでいないといられない様で、きっこは俺を強く抱きしめた…

俺はそれぞれの愛撫を強め、入口付近を攻めていた中指を中へと進め、前後左右と激しめに動かす…

『あぁ❗️あっ❗️あっ❗️』

声を上げながらきっこは、腰を浮かせ仰け反り敏感に反応する…

左右の手の愛撫を継続しながら、敏感に反応するきっこを眺める…指を動かす度に仰け反りながら歓喜の声を上げる…

まもなく果てる事を予感した
俺は中指に次いで薬指も中に入れ、激しく出し入れし始めた…
繰り返し仰け反っていたきっこは仰け反りっぱなしになり声を上げる…

『あぁ❗️ダメっ❗️あっ❗️あっ❗️イク❗️イっちゃう❗️❗️』

俺は更に激しく中指と薬指を出し入れする…

きっこは頭の下にある枕を両手で思い切り掴み、下半身を突き出し、ブリッジの様な形で全身を震わせながら思い切り果てた…

No.52 18/03/01 06:54
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

きっこの受入準備は十分に整っている…俺もまたそう…俺は一旦体を離しきっこの体を眺める。眺めながらも左手の五本指は、きっこの乳房や乳首を巧みに愛撫し間を空けさせない…

「いくよ…」

『うん…来て。』

短い会話の後、俺は初めてきっこの中にゆっくりと入っていった。

No.53 18/03/20 07:29
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

きっこの中は熱く柔らかい…

少し肉厚なウェスト、大きめな胸、丸い輪郭、厚めの唇、その中にある八重歯…俺はそんなきっこの中で優しく、時に激しく動き愛した…

これまで寸止め状態だったので、きっこも激しく俺を受け入れた…それはベッドで、洗面所で、風呂場で…汗だくになりながら、お互いの欲望でお互いの体を余す所なく貪った…

No.54 18/03/28 11:27
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

付き合い始めてから数ヶ月の間セックスがなかった反動か、それ以降、会う度にセックスはしていた…結局、このセックスのループからは抜け出せないのか?そんな事を考えながら俺はきっこに、きっこは俺に溺れていった…

No.55 18/05/28 09:54
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

きっこと付き合って半年が過ぎた頃、出勤する最寄りの駅で久しぶりに久美に会った…相変わらず綺麗だ。
中学の頃から何度も告白を試みたが、その都度彼氏がいた…反面俺にもその都度彼女がいた…サトミ、メグミ、敦子、千秋…そして今のきっこ。少し気持ちに余裕があったのか、久美の彼氏の愚痴を聞いてアドバイスをすることも出来た。

久しぶりの久美が珍しく俺に聞く…

【最近彼女とかどうなの?】

「うん…まあまあかな…多分結婚するかも。」

【え?あ、凄いじゃん!おめでとう!】

笑顔で祝福の言葉をくれた…

何年後かに愕然とするなんて、この時は思いもよらなかった…

No.56 18/05/28 13:35
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

久美の事を少し…

久美は中学二年から卒業まで同じクラスだった…顔つきは物凄い美人という訳でもなかったが可愛らしい顔つきで、当時のアイドルにいそうな感じだったので、割と男子からの人気はあったと思う。

当時付き合っていたサトミとは遠からず近からずの関係で、クラス内で久美と仲の良かった友達がサトミのグループに属していた…といった事から、そいつと一緒になってたまにサトミネタで俺をからかいに来た。

俺とサトミとの付き合いが終わり、しばらくして俺は久美に告白しようとしたが、久美には同じクラスの彼氏がいた…残念ながら俺は身を引く事にした。

俺と久美は別々の高校に進学する…中学を卒業して何度か見かけた事もあったが、話をする事はなかった。でも想いはあまり変わらなかった様に思う。

高校三年になり、また近所で見かけた。当時は敦子と付き合っていたが、気持ちを抑えられず思わず久美に電話をした…
電話には母親が出た。久美は俺が見かけた日の翌日に剣道部の練習中にアキレス腱を切ってしまったらしく入院しているとの事。
俺は翌日初めて部活をサボり、久美の見舞いに行った…そこで彼氏の存在を知る。それでも俺は行ける範囲で何度か見舞いに行った。

退院してからは再び会わなくなった。
卒業後数年して、最寄り駅で再会した。
大体同じくらいの通勤時間帯だったので、出張が無ければ週に1度程会えた…でも同時にその頃は菜穂子と付き合っていたため、乗る車両を変えていた時もあった…

転職してからも最寄りの駅は同じだったので、出勤時に度々会う事が出来て、話をしながら途中の駅まで一緒に通勤した。

そして結婚報告まで…

俺が久美に結婚するかも…と言ってから再び会う事はなくなってしまった。

No.57 18/06/07 11:21
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

3月初旬、珍しく日曜日に休みが取れたきっこ…今度は房総方面へドライブに行こうという事になった。
待ち合わせはきっこの職場近くのガス会社の展示場前に朝9時…
一般道で大体1時間半…余裕を見て2時間前には出かけようと6時に起きる…

物凄く寒い…

窓を開け外を見ると、一面の銀世界が広がっている…

嫌な予感がした…

俺はすぐに出かける支度をして、タイヤにチェーンを装着し始めた。
この雪はいつから降っていたのだろう?深い所では10センチは積もっている。
電話をして待ち合わせ場所を変えるか、電車で移動するか…電話しようと考えたが、もしきっこの親が出て、こんな早朝に非常識だと思われるのは避けたい…
6時半過ぎ、チェーンも装着出来て出かける準備は整った。念の為テレビで雪の情報を確認…都内はダイヤがかなり乱れているが、千葉県内は幸い大きな乱れは無い様だった…

俺はすぐに出かけた。家を出てすぐの大きめの道路は既に渋滞している…待ち合わせ場所まで全て裏道で行かないとダメそうな勢いだ…俺は慎重に運転し、現地に向かった。

裏道にも限界はあった…裏道を駆使して比較的スムーズに、通常1時間以内の所1時間ジャストと想定内の遅れで中間地点まで来た…

ここから全く動かない…逃げ道回り道も出来ない場所で立ち往生…10分、20分が経過…なかなか進まない車列に苛立ちを隠せない…ジリジリとした動きでそのエリアを抜け出した頃、あと10分で待ち合わせ時間だ…

更に降り続く雪…やむ気配はない。

その後も裏道を駆使するが、進んだり止まったりの繰り返し…待ち合わせ時間はとっくに過ぎている…

つくづく今思う、携帯電波の普及が10年早ければ…色んな事が違う方向に進んでいたと思う。ただこの時代、無いものはない…

待ち合わせ時間からどの位過ぎたのか?恐らく2時間近く…ようやく待ち合わせ場所に到着…恐らくいない…と思ったが、建物の柱の陰に傘をさして立っている人が見えた…まさかと思い車を降りて駆け寄る…鼻と頬を赤らめたきっこがいた!


No.58 18/08/08 13:37
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

俺は車を降り、きっこの所へ駆け寄リ抱きしめた…

「ごめん!大分待たせちゃったね…」


『ううん…大丈夫。私もどこかに入ってれば良かったけど…』


「ホントごめん…」


『とりあえず温まりたい…寒くて凍りそう…』


「あ、ごめん…とりあえず車乗ろう。」


車に乗り、一息つく。


『こんな事言うのも少し恥ずかしいんだけど、お風呂に入りたい…』


「え?あ、風呂?でもここら辺で風呂って言ったら、ラブホくらいしかないよ…」


『いいよ、寒くてたまらなくて…すぐにでも温まりたいから…』


「分かった…行こう。」


俺はそこから10分くらいの所にあるホテルに向かった。

No.59 18/08/17 17:52
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

たまたまよく利用するホテルにすぐ入る事が出来た。
きっこは移動中も無口で、ホテルに入ってからもそそくさと部屋を暖め風呂の準備をした…

「本当にごめんね…」


『ううん……』


それだけ言って準備を続けた…


「怒ってるよね……本当にごめん。」


聞こえているのかいないのか…きっこはその問いには答えなかった。


この性格、この態度だけは、この先何年経っても好きにはなれず、慣れてくる頃には大分年を取っていた…

No.60 18/09/04 07:43
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

きっこは余程冷えていたのか、部屋に入ってもほとんど話さずに、風呂の準備をしながら、部屋に備え付けのお湯でお茶を飲み体を温めた…
俺は罪悪感から何も言えず、ソファに腰掛けきっこを眺める事しか出来なかった。

風呂の準備が出来たが、俺は一緒に入る気にはなれずテレビを観ていた。
無言で風呂に入るきっこを見て申し訳ない気持ちと、今更ながら電車で来れば良かったと後悔をし自分を責めた…

No.61 18/09/11 14:03
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

結局ここではサービスタイムの3時間何もせずに、ほぼ無言で過ごして部屋を出た…

確かに全面的に俺が悪い…都内とは違い千葉県内の電車は大幅な遅れもなく動いていた。会ってからもずっと2人の空間で過ごしていたかったから、車で向かう選択をした…冷静さを失っていた。

ホテルを出た頃には、あれだけ降っていた雪も小降りになり晴れ間が現れ、幹線道路はチェーン無しで運転する事が出来ていた。

モヤっとした雰囲気のまま昼メシ処を探しつつ、きっこの家の方へ向かった。

No.62 18/10/05 06:39
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

この日を振り返ると、午前中の事以外ほぼ何も覚えていない…
ホテルから出た後、昼飯を食べたがどこで何を食い、何を話したかも覚えていない…心ここに在らずといった雰囲気の中1日を過ごしていた…1日とはいえ、いつもはきっこの家の門限時間ギリギリまで一緒にいるのだが、この日は晩飯前には家路についた…

こんな事があっても別れるの何のといった事もなく、楽しくも寂しくも、色んな感情の元日々を過ごしていく…

No.63 18/10/05 10:26
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

仕事の事…

バブル全盛期、世の中は浮かれに浮かれていた。商売もやる事が全部当たる。自分の数字も良く会社の業績もうなぎ登りだ…

アパレルやタオル製品を取り扱う卸問屋業…売上の7割はプランドタオルや一般のタオル。自分の取り扱いは95%がタオル関連…なので、担当先もほぼタオル売場だ。

基本作業は売場メンテナンス…自分の会社から納入している商品の管理…店頭に無ければバックヤードから持ってきて補充。売場責任者と相談して季節毎のディスプレイをして売場を飾り売上に繋げる…カウンター内で接客しながら包装手伝い。外商部訪問で名入れタオルやギフトの客注、別注をもらう。セールの手伝い、中元や歳暮のギフトセンター立ち上げ手伝い…

売場に自社から派遣している販売員の管理、売場社員の相談に乗ったり揉め事の仲裁…外相員との飲みニュケーション、売場の中元期、歳暮期の決起会の企画、季節毎の飲みニュケーションの企画…担当百貨店ではどこに行っても挨拶をされる存在になる…そんな事を担当百貨店毎にこなしていた。

No.64 18/10/05 13:31
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

社内の仕事もいたって真面目…
9時半出社だが8時半には出社していた。
会社の規模が一番大きかった時に中途入社。仙台、名古屋、大阪、福岡、と東京本社。営業マンだけで100人はいたか…その内東京本社に60人くらいいた。

朝は大体俺が一番乗りで出社。2台あるファックスに届いている注文を各部署毎に分ける事から朝が始まる。分けたら担当者の机の上に置いていく。俺は自分の注文を、デスクトップパソコンに打ち込み入力。それは物流センターに繋がっていて、出された伝票は各担当の作業台へ運ばれる。作業台にいるお姉様方が、伝票にある商品を集め、値付けをして袋や段ボールに詰めて出荷する。

中元歳暮期はギフトの他に、名入れタオルの注文が集中する。あまりに集中すると、お姉様方だけではやりきれないので、自ら物流センターに行き、加工作業をする。最盛期になると、担当百貨店の売場に行っている場合ではなくなって、皆んなひたすら物流センターで作業をする…そこで、包装のスピードや正確さを競って、昼飯なんかをかけたりしたものだった…大変だったけど、良い時代だった。

No.65 18/10/05 22:03
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

タオル製品にも新作がある。取り扱いのブランドの季節毎の新柄や新しいアイテムの発表会を取りまとめて、展示会という形で得意先に案内、提案する。
取り扱いのブランド数や招待客の数を考えると、社内では厳しく、外の展示会場で行われる。秋頃に翌年の春夏向けの展示会。初夏の頃にその年の秋冬向けの展示会。年に2回開催される。
会場は都心が多い…故に会場費も高い。覚えている中では、1日400万で前日準備を入れて4日間で1,600万てのがあった…そこはバブルの象徴、ジュ◯アナ東京からほど近い場所にあった。更に交通の便も良く、地方からの得意先には評判が良かった。
俺ら社員も、準備を入れて夜は4日間ジュ◯アナに入り浸った…
最終日は、帰る方向が一緒の先輩が、なかなか捕まらないタクシーに業を煮やして、五千円札を振りかざしてタクシーを止めたのは感動だった…

No.66 18/10/09 15:59
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

二人が結婚に向けて歩き出したのはいつ頃、どんなタイミングだったのか?何年経っても分からなかった…
ただ何となく、付き合って2年近く経つ頃に家具を見に行ったあたりから、結婚というか一緒に暮らす事を意識するようになった…そこらへんだったと思う。

何気に新居の場所はどこにするか?って話を、何の違和感もなくしていた。

ロードマップを広げて30センチ定規を、俺の家ときっこの家を繋ぐちょうど真ん中にしよう…そんな話をした。
そこは俺の通勤にもきっこの通勤にも便利な所…きっこの実家にも俺の実家にも大体同じくらいの時間で行き来出来る所。

周りの人間も、そろそろかな?くらいに思っている。俺も嫌でもそれを意識しない訳にはいかず、貯金を始めた…

流れは、結婚に向けて勢いを増した。

No.67 18/10/10 07:01
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

俺ときっこは結婚というワードこそ出していないが、確実に結婚に向けて走り出している。それは普段の行動にも現れている。

デートは出来るだけ節約をした。ほぼ全て割り勘にした…また、かなりセコい話だが、きっこの家から帰る際に通る有料道路の一部を負担してもらっていた。結果的にこんな奴と結婚してくれたきっこに感謝です…

仕事帰りはきっこの職場近くのゲーセンで遊んだ。そこにはコインを預けてあるのでタダで遊べる。というのも仕事中、時間潰しのために寄ったゲーセンでパチンコをした…200円だったか300円だったか…そのくらいの投資で500枚近くのコインを当てた。それを基に2000枚近くまで増やすことができた。3ヶ月以内に1度でも預けたコインを出し入れすれば、その日から3ヶ月間預かりが延長される。俺ときっこは、一緒に帰る時はほぼ毎回ゲーセンで遊んだ。

何か特別な日(付き合い始めた26日や誕生日、バレンタインデーやクリスマスなど…)はゲーセン近くのパスタ屋で食事をして帰るが、普段の日は駅のホームの一番端っこのベンチで、ハンバーガーなんか食いながら話をして、きっこが乗る21時58分発の電車を待った。たまに◯越の外商部の課長に見つかって冷やかされる事もあった…

そんな幸せな日々の中で、ちょっとした事件が起きる…

No.68 18/10/10 07:57
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

いつも約束をしている訳ではないが、俺がきっこの職場に行く時は大体一緒に昼飯を食う。俺自身貯金をしているので、給料が入ると◯越の社員食堂の食券を5,000円分程購入して、週に3回は利用する。◯越だけではなく、担当する百貨店の食券は大体買っている。
◯越の社員食堂は午後3時半くらいがL.Oとなる。なのできっこには、ちゃんとシフトが決まってるんだから、無理して俺が行くまで待ってないで、出来るだけシフト通りに食事をした方が良い…と言っているのだが…2時位にきっこの売場に行くと売場の子に、早くきっこを連れて食事に行って欲しいと言われる…訳を聞くと、売場が忙しいと言って中々シフト通りに食事に行かず仕事を続けている…との事。それを見ている後輩などがちょっと食事に行きにくい…というのだ。確かに…シフト通りとはいえ先輩を差し置いて食事に行きにくい…分かる。俺は何度かきっこに言った。
一緒に昼飯行くために待っていてくれるのは嬉しいんだけど…周りの事も考えた方が良い。

逆に俺の仕事のやり方を変えてみてはどうか?と考えた…結構時間がかかったやりくりする事が出来て、午後1時前くらいには売場に行く事が出来た。ただ、きっこの仕事終わりにゲーセン行ったりホームでの時間は以前より減った。

ある日、仕事中にトラブルが発生してきっこの売場に行くのが夕方近くになってしまった…以前シフト表を確認したら、この日は早番になっており5時半には退勤になっていた。流石にもう食事は済ませているだろう…と思っていた。
が、売場に着いた4時前にきっこはまだ食事を済ませていなかった。きっこは少しフラフラになりながら仕事をしていた。しかもこの日はいつもきっこに小言を言ってくれるアッキーが休みだった。

そんなフラフラなきっこの横で後輩女子社員が…

【超ダル〜い!帰りたぁ〜い!】

と言った。
そんな女子社員に思わず俺は…

「飯も食わずに動き回ってる奴もいるんだよ!売場でそんな事を口にするな!」

とその子に向かって怒鳴ってしまった…
するとその子の隣にいた、仲良しで同業の木内さんが俺に向かって…

【岩舘ちゃんも朝から具合が悪いんだよ!中々昼飯に行かないつっちゃんも悪いよ!】

最もだがそれ以上に岩舘ちゃんの言動も許せなかった。
俺と木内はバックヤードで暫く口論となった…

No.69 18/11/07 14:25
花山薫 ( 40代 ♂ yQimye )

木内さんとの事は当然きっこの耳にも入った。流石にきっこも行動を改めるかと思ったが、自分のルーティンは中々変えられず、極力気をつける…という事で収まった…

その後、俺と木内さんの間では特に蟠り等は無く、普段通りの生活になった。

No.70 20/03/25 20:05
花山薫 ( 50代 ♂ yQimye )

きっことのデートは主にドライブが中心になった。
朝早いうちに出かけ、きっこの家の近くに行く。大体決まった場所で待ち合わせてドライブ…県内をあてもなく走り昼飯を食ってまたドライブ…夕方くらいにホテルに入りセックス…夕飯を食べて門限までドライブするも、またムラムラして車中でセックスかイチャイチャ…そして門限ギリギリにきっこを送り届け帰る…
こんな変わり映えしないデートでも飽きた事がない…ただ月日が流れると、このルーティンに不動産屋巡り、家具屋巡り、ブライダルフェア巡りが加り余計に結婚に向けて加速していく…

No.71 20/03/27 12:00
花山薫 ( 50代 ♂ yQimye )

たまに…俺って本当にきっこが好きなのか?体が目当てなんじゃないか?なんて思う事がある…会えば必ずセックスする…飽きない。生理の時は口でしてもらった事もある。でも一緒にいて楽しいし会える予定が会えなくなると悲しいし心配になる…
以前、きっこが研修で新潟に行くという時は、男性社員も一緒だと聞かされて、出来れば断って欲しいとも言った事がある…当然仕事だし無理なのは分かってた。だから、出発の日は平日だったけど休みを取って午前中少し遊んで東京駅まで見送りに行った事もある。
やっぱりちゃんと好きなんだな…って確認した。

No.73 21/11/10 08:45
花山薫 ( 50代 ♂ yQimye )

今思うと、俺は本当に失礼なやつだ…
きっこに対してプロポーズをしていない…
強いて言えば、ちゃんとした予定もないのにブライダルフェア巡りをし、互いの空気感が結婚に向けて流れているのを良い事に、大事な一言を言わず口にした言葉が…

そろそろお父さんの所に挨拶にいかないとね…

だ…

きっこも良くない…いや、絶望なのか諦めなのか…俺の言葉に乗り、話を進めはじめた。

あのダメなイガグリ君、ダメはダメになりにこの仕事をやり遂げる事が出来るのか?

No.74 21/11/10 09:08
花山薫 ( 50代 ♂ yQimye )

結婚まで1年の某日…
行き慣れたきっこの家が、初めて訪れる家の様に見える…
古風な家、職人気質の義父…

仕事でもないのにスーツ…そりゃそうだ。

いつもの定位置で、今日は正座…

義父さんは家にいるが、庭に出ていて中々部屋に入って来ない…今になって分かる…

ようやく義父さんが部屋に入り、定位置に座る。当然胡座…

義母さんが世間話から入ってくれた…

義父さん無言…

俺ときっこが少し乗っかり話し始める…

世間話が少し盛り上がってきた頃、義父さんが一言…

何だ今日は、珍しく背広なんか着てきて…かしこまった話でもあるのか?

と、暖まってきた場の空気を、バッサリと斬った…

緊張感が走る…

俺は油断して丸まった背中をピンと伸ばし、義父さんの顔を見て話し始めた…

これまできっこさんとお付き合いをさせていただいたおりましたが、お互いが結婚したいという気持ちになりました。どうか、きっこさんと結婚させて下さい❗️

座布団を外し、畳の上で正座し深く頭を下げた…

犬や猫じゃねぇんだから、簡単にはいそうですか…って訳にはいかねぇよ…

父親ならではの反論…

すかさず義母さんが…

まぁ、良いじゃないですか…二人で決めた事なんだし…

仕方ねぇか…

こうして結婚が決まる…

No.75 21/11/10 11:56
花山薫 ( 50代 ♂ yQimye )

この後、飯を食うわけでもなく、酒を飲むわけでもなく、ましてやきっこの昔話をするでもなく、義父さんがつけたテレビを只々無言で見る…俺は真横にあるテレビを観ることもできず、ひたすら正座を継続する。

これで失礼します…

という一言を出せる空気でもなく、ただ目の前にある冷めたお茶を少しずつ啜る動作を繰り返すのみ…

やがて2時間近くの時間が経ち、ちびちび飲んでいた冷めたお茶も無くなり、飲んでいるフリも出来なくなった頃、意を決して…

すみません、そろそろ失礼します…

絞り出した一言に…

宜しくな…

と、義父さんが一言…

ありがとうございます…と言い、立ち上がろうとした時、2時間近く正座をしていた為、足の感覚がなくなっていて上手く立ち上がれずその場で転倒してしまった…
あまりの恥ずかしさと情けなさに笑うしかなかった。

義父さんも少し笑っていたのが救いだった…

No.76 22/06/10 11:07
花山薫 ( 50代 ♂ yQimye )

お義父さんの許しも出たので、結婚に向けての準備が加速する…

まずは式場探しから…ホテル、専門式場など、この頃は携帯でネット検索なんかは無かった…
なんとなくきっこの職場近くのショッピングモールをウロウロしていると、式場案内『ジョイジョイブライダル』なる物があった…要するに結婚式場の総合案内の様な所…
とりあえず便利そうなので入ってみる事にした。
一応一人で入るので軽く説明を聞いておいて、後から改めてきっことくる事にした。

投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

日記掲示板のスレ一覧

携帯日記を書いてみんなに公開しよう📓 ブログよりも簡単に今すぐ匿名の日記がかけます。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧