♒ LЁGЁЙD Ⅲ ♒
前スレⅡに引き続き
今回も伝説・神話etc…
自分の興味有る事を
ひたすら綴るだけ🎵
(〃・艸)
⚠ 前回同様
①人での~んびり
遣りたいので 横レスは
ご遠慮下さいますよう
お願い致しま~す🙇
(。・・。)ノ゙ ヨロシク~🎵
新しいレスの受付は終了しました
📝 概 要 📝
棲息地は🇨嶺南(広東・広西地方)の山林とされ、姿は🐵に似ており、大きさはタヌキかカワウソ程度。
👀が赤く、体色は黒っぽく、豹の様な模様がある。
尾は短い。
毛は👃から尾に掛けて青い毛が生えているのみとも言う。
夜行性で昼は動き回る事は無く、🌠になると木によじ登り、木々の間や岩間を滑空する。
その飛距離は、🌋の一つや二つを飛び越える程。
餌はクモ等で、香木の香も食べる。
人に捕らえられると、恥ずかしがる様な素振りをし、憐れみを請う様な仕草をする。
特筆すべきはその生命力である。
風狸は打ち叩くと呆気なく死んでしまうが、💋に風を受けただけで生き返る。
刀で斬っても刃が通らず、🔥で焼こうとしても焼けないと言う説もある。
但し、骨や脳を砕かれると生き返る事は出来ず、石菖蒲(サトイモ科の多年草のセキショウの事)で👃を塞いでも殺す事が出来るとされる。
─ 続 く ─
>> 201
─ 続 き ─
🇨の書『本草綱目』では、風狸は東南アジア産のヒヨケザルの事とされる。
🇯では、鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』、根岸鎮衛の『耳袋』、『和漢三才図会』等江戸時代の各種文献に名が見られる。
『和漢三才図会』では🇯にはいないとされているが、『耳袋』では🇯にも風狸の話があると記述されている。
それによれば、風狸はタヌキの一種とされており、ある種の草を抜き、梢に止まった🐤にかざすと、何故かその🐤が落ちて来るので、それを餌にしていると言う。
どんな草にその様な効果があるかは不明だが、ある者が風狸からその草を奪い、🐤を捕らえ様として木に登り、🐤に向かって草をかざしたところ、🐤と共にその者も木から落ちてしまったと言う。
📝 概 要 📝
山中に棲んでおり、怪力を有し、良く人間の女性を攫うとされる。
柳田國男の著書『妖怪談義』によると、狒々は猛獣だが、人間を見ると大笑いし、💋が捲れて👀まで覆ってしまう。
そこで狒々を笑わせて、💋が👀を覆った時に、💋の上から額を錐で突き刺せば、捕らえる事が出来ると言う。
狒々の名はこの笑い声が由来と言われる。
また同書では、天和3年(1683年)に越後国(現・新潟県)、正徳4年(1714
年)には伊豆で狒々が実際に捕らえられたとあり、前者は体長4尺8寸、後者は7尺8寸あったと言う。
北アルプスの黒部谷に伝わる話では、伊折りの源助と言う荒っぽい杣頭(樵の親方)がおり、素手で🐵や狸を打ち殺し、山刀一つで🐻と格闘する剛の者であったと言う。
ある時源助が井戸菊の谷を伐採しようと入った時、風雲が巻き起こり人が飛ばれてしまい、谷へ入れないので離れようとした途端、同行の樵が物の怪に取り憑かれて気を失い、狒狒の様な怪獣が樵を宙に引き上げ引き裂き殺したと言う。
源助も血塗れになり、狒狒は夜明け近くになりやっと立ち去ったと言う。
─ 続 く ─
>> 205
─ 続 き ─
この話では狒狒は風雲を起こしてその中を飛び回り、人を投げたり引き裂く妖怪とされる。
元は🇨の妖怪であり、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には西南夷(🇨西南部)に棲息するとして、『本草綱目』からの引用で、身長は大型のもので1丈(約3㍍)あまり、体は黒い毛で覆われ、人を襲って食べるとある。
又、人の言葉を話し、人の生死を予知する事も出来るとも言う。
長い髪はかつらの原料になるとも言う。
実際には『本草綱目』のものはゴリラやチンパンジーを指すものであり、当時の🇯にはこれ等の類人猿は存在しなかった事から、異常に発育した🐵類に『本草綱目』の記述を当てはめたもの、とする説がある。
知能も高く、人と会話でき、覚の様に人の心を読み取るとも言う。
血は緋色の染料となると言い、この血で👘を染めると退色する事が無いと言う。
又、人がこの血を飲むと、👹を見る能力を得るとも言う。
─ 続 く ─
💜 百 頭 💜
百頭(ひゃくとう)は、仏教説話に登場する怪魚。
外見は巨大♓だが、頭部は🐎、🐵、🐶、🐷、🐯、狐、♈、🐍等、各々異なる100の頭からなる。
元はカピラと言う名の人間の高僧だったが、仲間の僧達が、聖典を読み違える度に「馬頭」「猿頭」等と呼んで馬鹿にした為、その言葉の罪によってこの様な怪物に生まれ変わってしまったとされる。
海中で怪魚の姿で自分の行いを反省した百頭は、寿命が来て死ぬ寸前に釈迦に出会い、その心は慰められたと言う。
❤ 鵬 ❤
鵬(ほう、おおとり、Peng)は、🇨に伝わる伝説の🐤。
その体の大きさから、大鵬(たいほう、Dapeng)とも呼ばれる。
北の果てにある天の池には、鯤(こん)と呼ばれる、体が数千里にも及ぶ巨大な♓が棲んでいると言う。
その鯤が南の🌊へ向かう時に、巨大な🐤「鵬」となる。
九万里(約36万㌔)上空まで飛び上がって舞い、その翼は天地を覆い隠すとされる。
(但し、西遊記に登場する雲程万里鵬は「一飛び」
で九万里となっている)
荘子の『消揺遊篇』を始め、『西遊記』や『封神演義』等、数々の🇨小説にも登場している。
❤ 封 キ ❤
封〓(豕希、ほうき、Houki)は、🇨の神話に登場する怪物の一つ。
巨大な🐗の姿をしており、🇨の天帝が尭であった時代に、南方の楚の国に棲んでいたと言われている。
とてつもない怪力と乱暴な性格の持ち主であり、家畜を襲い、田畑を荒らすだけではなく、人間も食い殺し、多くの人々にとって恐怖の存在であったと言われている。
又、鎧の様に頑丈な毛皮で覆われている為、普通の武器では全く歯が立たない。
修陀を始めとする多くの怪物を倒した英雄によって、足に矢を打ち込まれて生け捕りにされ、🍖を切り刻み蒸し料理として天帝に献上されたと言われている。
💛 マジムン 💛
マジムンは、沖縄県や鹿児島県奄美諸島に伝わる悪霊の総称。
様々なマジムンが伝えられている。
動物の姿をしたマジムンに股をくぐられると死んでしまうので、決して股をくぐられてはいけないと言われる。
又、奄美諸島の一部ではハブの事をマジムンと呼び、伝承では神の使いであるともされ、マジムンの中では唯一実在する生物である。
📝 マジムンの種類 📝
🔍アイフラーマジムン
家鴨の姿をしたマジムン。
アフィラーマジムンとも。
🔍アカングァーマジムン
赤ん坊の姿をしたマジムン。
動物のマジムンと同じく股をくぐられてはならないとされる。
🔍牛マジムン
🐎の姿をしたマジムン。
🔍ウワーグワーマジムン
🐷の姿をしたマジムン。
人間に化ける事もあると言う。
🔍ミシゲー・マジムン
ミシゲー(しゃもじ)のマジムン
。他にナビゲー・マジムン(杓子のマジムン)等がいる。古くなった食器等がこの様なマジムンになるとされる。
🔍龕(がん)のマジムン
龕の精(がんのせい)とも言う。龕とは棺桶を担ぐ葬具の事で、これが🐮や🐎に化けて人を襲うと言う。又、人が死のうとしている🏠の前を龕の精が歩き回り、人の足音やギーギーと荷物を担ぐ様な音を立てると言う。
💙 蛟 💙
蛟(みずち)は、本来は、🐲の一種を表す漢字である。
🇯では「みずち」の訓が当てられたが、ミズチ(古語ではミッチ)は本来は、八岐大蛇(八岐大蛇は川の神とされる事がある)に代表される🇯の水神、蛇神、龍蛇神である。
ミズチのミズは水であり、チは霊的存在・霊力の意であるとされる。
🇯においては、本来の意味の蛟「みずち」と訓じ、ミズチと蛟は習合、混同される。
📝 蛟 竜 📝
蛟龍・蛟竜(こうりゅう、こうりょう)は、蛟と🐲、もしくは、『荀子』勤学篇によると、鱗のある🐲の事であると言う。
蛟竜と蛟は同義とされる事もある。
旧🇯軍の特殊潜航艇(回天に類するもの)に「蛟竜」と命名されたものがある。
又、時運に合わずに実力を発揮出来ないでいる英雄を蛟竜と言う。
🇨 中国の蛟 🇨
🐲の一種、或いは、その成長の一過程の様なものとされる。
本草綱目によれば、🐍体に四肢を有し、頭に角と赤い髭を持ち、背には青い斑点があり、体側は錦の様に輝き、腰から下は全て逆鱗となっており、尾の先に瘤、或いは肉環があると言う。
カキツバタを食べると気を吐いて蜃気楼を作り(その為、『蜃』と表記される事もある)、燕の子を好むとも言う。
述異記には「水に住むきは五百年で蛟となり、蛟は千年で🐲となり、🐲は五百年角龍、千年で応龍となる」とある。
淡水中にあって昇天の時を持っているとされ、山海経には、池の♓が二千六百匹を数えると蛟が来て主となるとある。
これを防ぐには、蛟の嫌うスッポンを放して置くと良いとされるが、そのスッポンを蛟と別称する事もあるのだと言う。
─ 続 く ─
💚 八岐大蛇 💚
ヤマタノオロチ(八岐大蛇、八俣遠呂智、八俣遠呂知)は、🇯神話に登場する伝説の生物。
八岐大蛇は、『日本書紀』での表記。
『古事記』では八俣遠呂智と表記している。
意味は諸説ある。
「オロチ」の意味として、「お」は峰、「ろ」は接尾語、「ち」は霊力、また霊力あるものの意などとする説もあるが、🐍の一種の古語である「ミヅチ」や、ヤマカガシを「ヤマカガチ」と古来言った件等に見られる様に「ち」とは🐍の意味と考える方が自然であろう。
8つの頭と8本の尾を持ち、👀はホオズキの様に真っ赤で、背中には苔や木が生え、8つの谷、8つの峰に跨がる程巨大とされている。
📓 神 話 📓
高天原を追放されたスサノオ
は、出雲国の肥河(斐伊
川)の上流の鳥髪(とりかみ、現・奥出雲町鳥上)
に降り立った。
川上から箸が流れて来たので、川上に人が居ると思って川を上がってみると老夫婦が泣いていた。
その夫婦はオオヤマツミの子のアシナヅチとテナヅチであった。
夫婦には8人の娘が居たが、毎年古志『古事記』では高志と表記。
越国とも出雲国古志郷とも考えられる。
或いはその時代製鉄の先進地帯で、出雲側から山越しするので吉備地方を古志としていため考えられる。
からヤマタノオロチがやって来て娘を食べてしまった。
今年もオロチのやって来る時期が近付き、このままでは最後に残った末娘のクシナダヒメ(櫛名田比売、奇稲田姫)も食べられてしまうので、泣いているのであった。
─ 続 く ─
>> 218
─ 続 き ─
スサノオは、クシナダヒメを妻として貰い受ける事を条件に、ヤマタノオロチ退治を請け負った。
スサノオはクシナダヒメを守る為にその姿を櫛に変えて髪に刺した。
そしてアシナヅチ・テナヅチに、強い🍶を醸し、垣を作って8つの門を作り、各々に醸した🍶を満たした酒桶を置く様に言った。
準備をして待っているとヤマタノオロチがやって来た。
オロチが酔ってその場で寝てしまうと、スサノオは十拳剣『日本書紀』においては剣の名称を「蛇の麁正(おろちのあらまさ)」
「韓鋤の剣(からさびのつるぎ)」「天蠅斫剣(あまのははきりのつるぎ)等と呼称している。
この剣は石上布都魂神社で祭られたが崇神天皇の代に石上神宮に納められたと言うが所在は不明である。
を抜いてオロチを切り刻んだ。
尾を切り刻んだ時、剣の刃が欠けた。
剣で尾を裂いてみると大刀が出て来た。
これは不思議なものだと思い、アマテラスにこの大刀を献上した。
これが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)後の草薙剣(くさなぎのつるぎ)である。
─ 続 く ─
📝 解 釈 📝
記紀に見える神話には、動物神が人間神に倒されると言うアンドロメダ神話に代表される類型が見られる。
又、オロチは水を支配する🐲神を、クシナダヒメは稲田を表しているとみられている。
即ち、毎年娘を拐うのは河川の氾濫の象徴であり、それが退治された事は、治水を表しているとする。
また大蛇が毎年娘を拐って行ったと言う事は、神に対して一人の処女が生贄として捧げられていたと言う事であり、その野蛮な風習を廃しえた事も表している。
或いはこの当時、出雲国は実際に越国(北陸地方)
との交戦状態にあり、『出雲国風土記』には意宇(オウ)郡母里(モリ)郷(現・島根県安来市)の地名説話において「越の八口」を平定したと記されており、これがこの神話の原型ではないかと言う説もある。
高志=越とみる向きには、福井県に『高志(こし)
』『九頭竜(くずりゅう)
』と言う名称や地名が残っている事が挙げられる。
─ 続 く ─
>> 221
─ 続 き ─
天叢雲剣は出雲国の古代製鉄文化を象徴するとされている。
してみると天叢雲剣は鉄製であり、十拳剣が天叢雲剣に当たって欠けたと言う事は、対する十拳剣は青銅製であった事を類推させる。
当時としては最先端の技術であった製鉄、又はその結晶である鉄剣を「アマテラスに献上した」と言うのは、その頃の出雲と大和の関係を推し量る上で興味深いエピソードであると言える。
オロチの腹が血でただれているのは、砂鉄(或いは鉱毒)で川が濁った様子を表しているとする説もある。
又、たたら吹きには大量の木炭を必要とする為、川の上流の木が伐採しつくされた結果洪水が起きた事を象徴しているともされる。
後に宮中の天叢雲剣は入水した安徳天皇と共に失われるが、『平家物語』は、これを八岐大蛇が安徳天皇となって天叢雲剣を取り返しに来たとする。(天叢雲剣のその後の所在に付いては諸説ある)
─ 続 く ─
❤ 雷 獣 ❤
雷獣(らいじゅう)とは、落⚡と共に現れると言われる🇯の妖怪。
東🇯を中心とする🇯各地に伝説が残されており、江戸時代の随筆や近代の民俗資料にも名が多く見られる。
一説には『平家物語』に於いて源頼政に退治された妖怪・鵺(ぬえ)は実は雷獣であるとも言われる。
📝 概 要 📝
明治時代に近代化が進んで以来、雷獣は河童や人魚と言った妖怪・幻獣に比べると知名度が低下したものの、江戸時代には雷獣の知名度は非常に高かった。
航空技術のない当時の人々にとって、空とは全くの未知の世界であり、空の上がどうなっているかはあれこれと想像を巡らせるしかなかった為、空の上には未だ知られていない生物が住み、それが落⚡等の天変地異によって地上に落下するものと考えられ、雷獣の伝承が生まれたと言われている。
📝 概要:雷獣の姿 📝
雷獣の外見的特徴をごく簡単にまとめると、体長2尺前後(約60㎝)の仔犬、又はタヌキに似て、尾が7,8寸(約21~24㎝)、鋭い爪を有する動物と言われるが、詳細な姿形や特徴は、文献や伝承によって様々に語られている。
曲亭馬琴の著書『玄同方言』では、形は狼の様で前脚が2本、後脚が4本あるとされ、尻尾が二股に分かれた姿で描かれている。
天保時代の地誌『駿国雑誌』によれば、駿河国益頭郡花沢村高草山(現・静岡県藤枝市)に住んでいた雷獣は、全長2尺(約60㎝)余りで、イタチに類するものとされ、😺の様でもあったと言う。
全身に薄赤く黒味掛かった体毛が乱生し、髪は薄黒に栗色の毛が交じり、真黒の斑があって長く、👀は円形で、👂は小さく🐭に似ており、指は前足に4本、後足に1本ずつあって水掻きもあり、爪は鋭く内側に曲がり、尾はかなり長かったと言う。
激しい雷雨の日に☁に乗って空を飛び、誤って堕落する時は激しい勢いで木を裂き、人を害したと言う。
─ 続 く ─
>> 227
─ 続 き ─
江戸時代の辞書『和訓栞』に記述のある信州(現・長野県)の雷獣は灰色の仔犬の様な獣で、頭が長く、キツネより太い尾と鷲の様に鋭い爪を持っていたと言う。
長野の雷獣は天保時代の古書『信濃奇勝録』にも記述があり、同書によれば立科山(長野の蓼科山)は雷獣が住むので雷岳とも言い、そな雷獣は仔犬の様な姿で、ムジナに似た体毛、鷲の様に鋭い5本の爪を持ち、冬は穴を穿って土中に入る為に千年モグラとも言うとある。
宝暦時代の怪異奇談集『斉諧俗談』では、下野国烏山(現・栃木県那須烏山市)の雷獣はイタチより大きな🐭の様で、4本脚の爪はとても鋭いとある。
夏の時期、🌋のあちこちに自然に空いた穴から雷獣が首を出して空を見ており、自分が乗れる☁を見付けるとたちまち☁に飛び移るが、その時は必ず⚡が鳴ると言う。
─ 続 く ─
- << 230 ─ 続 き ─ 享和元年(1801年)7月21 日の奥州会津の古井戸に落ちて来たと言う雷獣は、鋭い牙と水掻きのある4本脚を持つ姿で描かれた画が残されており、体長1尺5,6寸(約46㎝)と記されている。 享和2年(1802年)に琵琶湖の竹生島の近くに落ちて来たと言う雷獣も、同様に鋭い牙と水掻きのある4本脚を持つ画が残されており、体長2尺5寸(約75㎝)とある。 文化3年(1806年)6月に播州(現・兵庫県)赤穂の城下に落下した雷獣は1尺3寸(約40㎝)と言い、画では同様に牙と水掻きのある脚を持つものの、上半身しか描かれておらず、下半身を省略したのか、それとも最初から上半身だけの姿だったのかは判明していない。 明治以降も幾つかの雷獣の話があり、明治42年(1909年)に富山県東礪波郡蓑谷村(現・南砺市)で雷獣が捕獲されたと『北陸タイムス』(北🇯新聞の前身)で報道されている。 姿は😺に似ており、鼠色の体毛を持ち、前脚を広げると脇下にコウモリ状の飛膜が広がって50間以上を飛行でき、尻尾が大きく反り返って顔に掛かっているのが特徴的で、前後の脚の鋭い爪で木に登る事もでき、🐣を常食したと言う。 ─ 続 く ─
>> 228
─ 続 き ─
江戸中期の越後国(現・新潟県)に付いての百科全書『越後名寄』によれば、安永時代に松城と言う武家に落⚡と共に獣が落ちたので捕獲すると、形・大きさ共に😺の様で、体毛は艶のある灰色で、日中には黄茶色で金色に輝き、腹部は逆向きに毛が生え、毛の先は二岐に分かれていた。
天気の良い日は眠るらしく頭を下げ、逆に風雨の日は元気になった。
捕らえる事が出来たのは、天から落ちた時に足を痛めた為であり、傷が治癒してから解放したと言う。
江戸時代の随筆『閑田耕筆』にある雷獣は、タヌキ
に類するものとされている。
『古史伝』でも、秋田に居たと言う雷獣はタヌキ程の大きさとあら、体毛はタヌキよりも長くて黒かったとある。
又、相洲(現・神奈川県)
大山の雷獣が、明和2年
(1765年)10月25日と言う日付の書かれた画に残されているが、これもタヌキ
の様な姿をしている。
江戸時代の国学者・山岡浚明による事典『類聚名物考』によれば、江戸の鮫ヶ橋で和泉屋吉五郎と言う者が雷獣を鉄鋼の籠で飼っていたっ言う。
全体はモグラかムジナ、鼻先は🐗、腹はイタチに似ており、🐍、ケラ、🐸、クモを食べたと言う。
─ 続 く ─
>> 228
─ 続 き ─
江戸時代の辞書『和訓栞』に記述のある信州(現・長野県)の雷獣は灰色の仔犬の様な獣で、頭が長く、キツネより太い尾と鷲の…
─ 続 き ─
享和元年(1801年)7月21
日の奥州会津の古井戸に落ちて来たと言う雷獣は、鋭い牙と水掻きのある4本脚を持つ姿で描かれた画が残されており、体長1尺5,6寸(約46㎝)と記されている。
享和2年(1802年)に琵琶湖の竹生島の近くに落ちて来たと言う雷獣も、同様に鋭い牙と水掻きのある4本脚を持つ画が残されており、体長2尺5寸(約75㎝)とある。
文化3年(1806年)6月に播州(現・兵庫県)赤穂の城下に落下した雷獣は1尺3寸(約40㎝)と言い、画では同様に牙と水掻きのある脚を持つものの、上半身しか描かれておらず、下半身を省略したのか、それとも最初から上半身だけの姿だったのかは判明していない。
明治以降も幾つかの雷獣の話があり、明治42年(1909年)に富山県東礪波郡蓑谷村(現・南砺市)で雷獣が捕獲されたと『北陸タイムス』(北🇯新聞の前身)で報道されている。
姿は😺に似ており、鼠色の体毛を持ち、前脚を広げると脇下にコウモリ状の飛膜が広がって50間以上を飛行でき、尻尾が大きく反り返って顔に掛かっているのが特徴的で、前後の脚の鋭い爪で木に登る事もでき、🐣を常食したと言う。
─ 続 く ─
>> 230
─ 続 き ─
昭和2年(1927年)には、神奈川県伊勢原市で雨乞いの神と崇められる大山で落雷があった際、奇妙な動物が目撃された。
アライグマに似ていたが種の特定は出来ず、雷鳴の度に奇妙な行動を示す事から、雷獣ではないかと囁かれたと言う。
以上の様に東🇯の雷獣の姿は哺乳類に類する記述、及び哺乳類を思わせる画が残されているが、西🇯にはこれ等と全く異なる雷獣、特に芸州(現・広島県西部)には非常に奇怪な姿の雷獣が伝わっている。
享和元年(1801年)に芸州五日市村(現・広島県佐伯区)に落ちたとされる雷獣の画は♋又はクモを思わせ、四肢の表面は鱗状のもので覆われ、その先端は大きな✂状で、体長3尺7寸5分(約95㎝)、体重7貫900目(約30㎏)あまりだったと言う。
弘化時代の『奇怪集』にも、享和元年5月10日に芸州九日市里塩竈に落下したと言う同様の雷獣の死体の事が記載されており、「五日市」と「九日市」等多少の違いがあるものの、同一の情報と見なされている。
─ 続 く ─
>> 231
─ 続 き ─
更に、享和元年5月13日と記された雷獣の画もあり、やはり鱗に覆われた四肢の先端に✂を持つもので、絵だけでは判別出来ない特徴として「面如蟹額有旋毛有四足如鳥翼鱗生有釣爪如鉄」と解説文が添えられている。
又、因州(現・鳥取県)には、寛政3年(1791年)5月の明け方に城下に落下して来たと言う獣の画が残されている。
体長8尺(約2.4㍍)もの大きさで、鋭い牙と爪を持つ姿で描かれており、タツノオトシゴを思わせる体型から雷獣ならぬ「雷龍」と名付けられている。
これ等の様な事例から、雷獣とは⚡の時に落ちて来た幻獣を指す総称であり、姿形は一定していないとの見方もある。
📝概要:その他の伝説📝
松浦静山の随筆『甲子夜話』によれば、雷獣が大きな🔥の塊と共に落ち、近くにいた者が捕らえようとしたところ、頬をかきむしられ、雷獣の毒気に当てられて寝込んだと言う。
又、同書には、出羽国秋田で⚡と共に降りた雷獣を、ある者が捕らえて煮て食べたと言う話もある。
江戸時代の奇談集『絵本百物語』にも「かみなり」
と題し、以下のように雷獣の記述がある。
下野の国の筑波筑波は下野ではなく常陸の地名であり、『絵本百物語』文中の「下野の国」は「常陸の国」の誤りとされる。
付近の🌋には雷獣と言う獣が住み、普段は😺の様に大人しいが、夕立雲の起こる時に猛々しい勢いで空中へ駆けると言う。
この獣が作物を荒らす時には人々がこれを狩り立て、里の民はこれを「かみなり狩り」と称すると言う。
二荒山付近でもこの獣を見る人がおり、江戸中期の学者・新井白石も随筆にこの事を詳しく記したと言う。
─ 続 く ─
📝 概要:雷獣の正体 📝
各種古典に記録されている雷獣の大きさ、外見、鋭い爪、木に登る、木を引っかく等の特徴が実在の動物であるハクビシンと共通する事、江戸で見世物にされていた雷獣の説明もハクビシンに合う事、江戸時代当時にはハクビシンの個体数が少なくて未だハクビシンと言う名前が与えられていなかった事が推測される為、ハクビシンが雷獣と見なされていたとする説がある。
江戸時代の書物に描かれた雷獣をハクビシンだと指摘する専門家も存在する。
又、🐶や😺に近い大きさであるテンを正体とする説もあるが、テンは開発の進んでいた江戸の下町等ではなく森林に住む動物の為、可能性は低いと見なされている。
落雷に驚いて木から落ちたモモンガ等から想像されたとも言われている。
イタチ、ムササビ、アナグマ、カワウソ、リス等の誤認との説もある。
─ 続 く ─
📝 遺物・史跡 📝
新潟県三島郡の西生寺の宝物館には、寺宝として伝わる雷獣のミイラがあり、一般公開されている。
その由来や伝承は不明だが、体長35㎝程の😺の様な姿で、大きく牙をむき出して威嚇する様な姿勢を取っている。
妖怪研究家・多田克己はこのミイラを見て「😺そのものだった」と語っている。
🇯には人魚や👹のものとされるミイラが多数あるが、雷獣のミイラは珍しい。
静岡県でも、ある旧家の蔵から「雷獣」と墨書きされた和紙に包まれたミイラ
が発見されており、やはり由来は判明していない。
岩手県花巻の雄山寺にも「雷神」と札の掲げられた獣のミイラがあり、雷獣と見なされている。
一見すると😺に似ているが、😺に比べると四肢が以上に長く、頭部に眼窩(がんか)が無い事から明らかに普通の生物とは異なる物と言われる。
滋賀県東近江市今代町の富士神社は、雷獣を祀ると言う全国でも珍しい神社であり、これには次の様な謂われがある。
─ 続 く ─
❤ 花 魄 ❤
花魄(かはく、Hua-po)は、🇨に伝わる木の精の一種。
3人以上が首吊り自殺した木に、自殺者達の生前の無念が凝り固まって誕生すると言われる。
掌サイズの大きさで、肌色の白い美女の姿をしている。
その鳴き声はインコに似ているとされる。
そのまま放っておくと干からびるが、水を掛けると元通りになると言う。
💛 木 霊 💛
木霊(こだま、木魂)は、樹木に宿る精霊、又はその宿った樹木自体を指して言う語。
前者は山中に敏捷に、自在に駆け回るとされる。
🌋や谷で音が反射して遅れて聞こえる現象である山彦(やまびこ)は、この精霊の仕業であるともされ、木霊とも呼ばれる。
後者は外見はごく普通の樹木であるが、切り倒そうとすると祟られるとか、神通力に似た不思議な力を有するとされる。
これ等の木霊が宿る木と言うのはその土地の古老が代々語り継ぎ、守るものであり、又、木霊の宿る木には決まった種類があるとも言われる。
古木を切ると木から血が出ると言う説もある。
怪比、獣、人の姿になるとも言い、人間に恋をした木霊が人の姿をとって会いに行ったと言う話もある。
鳥山石燕の妖怪画集『画図百鬼夜行』では「木魅(こだま)」と題し、木々の側に老いた男女が立つ姿で描かれており、百年を経た木には神霊が籠り、姿形を現すとされている。
八丈島ではこれをキダマサマ
と呼び、木を刈る際には必ず祭を行うと言う。
これ等の樹木崇拝は、北欧諸国を始めとする他の国々にも多く見られる。
📝 概 要 📝
人里離れた深山の谷間に人知れず生えており、人の顔そっくりな🌼を沢山咲かせている。
この🌼は単に外見が人に似ていりだけでなく笑ったりし、笑い過ぎるとそのまま落下する事もある。
言葉を話すとも言う。
『和漢三才図会』では南方産の木とされ、秋には人面子(じんめんし)と言う実がなると言う。
この実にも人の顔の様に👀、👂、👃、💋があるらしく、食べると甘酸っぱい味がすると言う。
又、奇談集『老媼茶話』では、千里(約4000㎞)先の西南にある国に、この様な人の顔の様な🌼の咲く木があると言うが、これは🇨の文献等の伝承によるものとされる。
又、昔は伝承とは別に、人間が何人も立ち木に登って物事を見物していた様子を、この木に例えて人面樹と呼んでいたとも言う。
💚 息 壌 💚
息壌(そくじょう)は、🇨に伝わる土の怪物。
息土(そくど)とも呼ばれ、絶えず増殖を続けると言う。
🇨神話の中では、天帝の至宝の一つとして、秘密の場所に隠されていたとされる。
天帝が尭であった時代、22年間も大洪水が地上を襲っていた。
この時に治水を命じられていた鯀(こん)と言う神が、息壌を盗み出して洪水を治め様とした。
盗んだ息壌の量は極僅かであったが、使った途端にどんどん増え、巨大な堤防を築く事が出来た。
治水は成功したかに見えたが、息壌を盗んだ事が尭にばれてしまい、鯀は殺されてしまった。
結局、工事は失敗したと言う。
💜 ケサランパサラン 💜
ケサランパサラン、又はケサランパセランは、江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物とされる物体である。
外観は、タンポポの綿毛や🐰の尻尾の様なフワフワした白い毛玉とされる。
📝 概 要 📝
白い毛玉の様な物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。
一つ一つが小さな妖力を持つ妖怪とも言われ、未確認生物として扱われる事もある。
名前の由来については、スペイン語の「ケセラセラ」が語源だという説、「袈裟羅(けさら)・婆裟羅(ばさら)」
と言う梵語が語源だという説、羽毛のようにパサパサしているからと言う説等があり、はっきりしていない。
穴の開いた桐の箱の中でおしろいを与える事で飼育でき、増殖したり、持ち主に幸せを呼んだりすると言われている。
更に、穴がないと窒息して死んでしまう、おしろいは香料や着色料の含まれていないものが望ましい、1年に2回以上見るとその効果は消えてしまう等と言われる事もある。
ケサランパサランを持っていると言う事はあまり人に知らせない方が良いと言われている為、代々密かにケサランパサランを伝えている🏠もあると言う伝説もある。
1970年代後半に、ケサランパサランは全国的なブームとなった。
この時ケサランパサランとされた物の多くは、花の冠毛から出来たものであった。
📝 正体:動物性 📝
山形県鶴岡市の加茂水族館ではケサランパサランと思われる物体を展示しており、その説明によれば、🐰等の小動物が、ワシ等の猛禽類に捕食された際に排泄される毛玉(ペレット)であると言う。
又、東北等の寒冷な地域に於いて、小動物が捕獲された際に残った毛皮の皮膚の部分が縮まり、毛を外側にして丸まったものとも言われている。
この他、🐮や🐎等と言った動物の胆石や結石等だと言う説もある。
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