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世の中のお母さん、お父さんへ

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匿名さん
24/04/07 10:05(最終更新日時)

しょうもないつぶやきです。

私は我ながら“完璧な”母親だったと思います。

平成初期〜中期にかけて、私もフルタイムで働いているのに夫が育児に全くの無関心で、ワンオペどころかほぼシングルマザーのような状態でした。

私は一人娘に不便をさせたくなくて、仕事も家事も育児も完璧にこなしました。
当時の私は睡眠時間が短くても風邪一つ引かない、丈夫な体だったのも幸いしたのだと思います。

娘が着る服は常に毛玉を取り、肌着にすらアイロンを掛け、毎週末には上履きをピカピカに磨き、髪の毛も毎朝セットし、お弁当もご飯も手作りにこだわって、勉強もしっかりと見、躾も大きくなった時に娘が恥をかかないようにきちんとしていました。

家は散らかる事なく、掃除も常にしピカピカ。
仕事も完璧にこなし、間に合わない場合は仕事を持ち帰り、娘を寝かしつけた後、明け方までやっていたこともありました。

分刻みのスケジュールを常にこなしているような毎日でした。

今娘は結婚し、孫がいます。

ふと、5歳になった孫を抱きしめてふと、私は娘をこうして抱きしめたことがほとんどないことに気がつきました。
それどころか一緒に遊んだ記憶も、一緒に笑った記憶も、おしゃべりした記憶もほとんどありません。

あるのは、娘を怒っているか、勉強を教えているか、急かしている記憶がほとんどです。

娘の寝顔が、どんなだったのかすら思い出せません。
娘が何が好きだったのかも分かりません。

私は娘に不便にさせない事に必死で、娘そのものを見ていていなかった事に今になって気がつきました。

続きます。