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No.325 19/09/26 22:37
英 ( NIolye )
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続きです。

これらを受けて、有田氏は同月、「『ザ・ワイド』(編集部注:日本テレビ系列のワイドショー番組・2007年9月放送終了)に1回だけ出演して降板させられた腹いせではないかと思えてしまう」とツイッターに投稿した。

●1審、2審ともに橋下氏の請求を棄却していた
橋下氏は2017年8月、有田氏によるツイッター投稿が、橋下氏の能力に関して否定的な印象を与え、社会的評価を低下させるものだとして、大阪地裁に提訴した。

1審の大阪地裁は2018年8月、有田氏のツイート中「『ザ・ワイド』に1回だけ出演して降板させられた」の部分について、社会的評価を低下させたとしながらも、名誉毀損は限定的にとどまると判断した。

そのうえで、「原告(橋下氏)は、インターネット上において、被告(有田氏)を批判するに当たり、被告を蔑み、感情的又は挑発的な言辞を数年間にわたって繰り返し用いてきた」「(原告は)一定の限度で、被告から名誉を毀損されるような表現で反論される危険性を引き受けていた」として、橋下氏の請求を棄却した。

2審の大阪高裁は2019年2月、「相手方が、自己の正当な利益を擁護するためやむを得ず当該表現者の名誉、信用を毀損するような言動をしても、当該言動が当該表現者がおこなった言動に対比して、その方法、内容において適当と認められる限度を超えない限り違法性を欠くものと解するのが相当である」として、橋下氏の控訴を棄却した。

●有田氏「精神的な打撃は大きなものがあった」
有田氏と代理人弁護士は9月26日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いて、最高裁の決定について報告した。有田氏は、内容証明などの事前予告もなく、ある日突然、橋下氏から訴状が届いたというエピソードをあげて、「精神的な打撃は大きなものがあった」と述べた。

そのうえで、いわゆるスラップ訴訟が社会問題になっていることに触れて、「裁判の勝ち負けに加えて、相手にいかに打撃をあたえるのか、という手法と思わざるを得なかった」「今回の裁判に勝てたことは、私個人としてとてもうれしい」とホッとした表情で語っていた。

以上です。

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