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アルルの呟き②

No.126　17/12/03 07:52
アルル ( Z2Knye ) あ+あ-

昨日、とあるお店に行きましてそこで今にも崩壊しそうなボロいペットショップへ寄ったんです。

これは廃墟か？と思うような外観で外には多分使ってないであろう多数のゲージが乱雑に置いてある。

外にはそれに似つかわしくない可愛いワンちゃんが訪問者を歓迎するようにゲージの中でぴょんぴょんと飛び跳ねている。

店内も結構な乱雑ぶりで、奥には水槽がある。うん、緑の水でどんな金魚がいるのかよくわからない。
でも至って金魚らしき魚は元気だ。

入り口以外にも出入り口があり、勝手口っぽいところから出ようとしたら真っ白ななんとも可愛いスピッツがじっとこちらを見ていた。

スピッツはキャンキャン吠えるイメージだったけどその子は大人しかった。

小さな頭を撫でる。
私の手の匂いをクンクンしてペロリと舐めた。
可愛い！すごく可愛い！

一度店を出てからもまた会いたくなってそのワンちゃんの所へ行く。

ウルウルした目で私を見る。

や、やめてくれ・・
そんな純粋な目で私を見ないでくれ・・

連れて帰りたかったけど出来ない。

「またね」
私はその場を去った。

あの廃墟のようなお店で過ごしてるんだね。
次に来た時はもういないかな。
良い人に巡り会えるといいな。

ペットショップへ行くとなぜか切なくなるのは私だけでしょうか。

昨夜寝る時にあの子を思い出して「ちゃんとご飯を食べて寝てるかな」なんて心配をした。

ワンちゃんを飼いたい。でもまだ私には小さな命を守る余裕がない。

我慢だ。