注目の話題: 🍀語りあかそうの里🍀1️⃣0️⃣; 学校休むか休まないか…; ベビーカーの周りに家族が不在

👑フリードリヒ３世の吸血NACHTBUCH(夜記)♦🌃

No.31　13/08/24 18:24
F.vﾊﾌﾟｽﾌﾞﾙｸ=ﾎｰｴﾝﾂｫﾚﾙﾝ ( ♂ zNfWxe ) あ+あ-

そう言いおわると、●伯爵の息子ハインリヒは、猛烈な勢いで斬り込んで来た❗

私は彼の突きを２、３かわしながら、考えた♦

この男はどこまで私の秘密を知っているのか？
ともかく父がもう私を狙っていないなら、一安心だ。
この男にも同情の余地はあるが、しかし私ばかりか父まで狙い、さらに下手したら弟ヨーゼフや母にも危害加えるかも知れぬ😞
この剣幕では今、この男を宥め説得するのは無理だろうし、矢張り消してしまわねば将来に禍根を残すだろう❗

そう決心すると、私は彼とマトモに斬り合った！

彼はさすが●伯爵の子だけあって、プロイセンでも有数の刺客に恥じない剣の腕だった。

しかし、大公の城で２年、怪物達相手に剣の技を磨かされた私は、いつの間にか、人間離れした域に達したようで、軽々と相手の剣先を交わし、大した努力も無しに彼を追い詰めた♦

しかもその間に、腕を失いながらも隙をうかがって私を突こうと狙うもう１人の刺客に、ワザと背後を取らせ、後ろから突いて来たところをよけざまに、奴の右腰の短刀を引き抜くと、思いっきり奴の首の側面に突き立てたのだ。

これで奴は絶命し、私は余裕を持って●伯爵の息子ハインリヒに留めの一撃を与えるべく、彼に迫った♦

だが、その時、信じられない光景を目撃し、私は一瞬凍りついてしまった❗

それは…最初に私のマスケット銃の弾を心臓に食らい、落馬した筈の男が、ゆっくり我々の方に歩み寄って来る姿だった😱

ハインリヒも一瞬固まった。だがヴァンパイアの実在を知る私の方が、それだけ衝撃は大きく、もしや大公一味が現れたのかと考え、混乱した。

その衝撃の差が、致命的な運命の分かれと成った😱

一瞬先に我に返ったハインリヒは、素早く私の脇腹に鋭い突きの一撃を加えたのだ❗

そうして、更に留めの一撃を加えるべく、胸に向けて、必殺の一撃を加えて来た😱