FUJIFILMにグリコ…化粧品を取り扱う企業が増えているワケ

異業種が化粧品業界へ新規参入するワケとは

富士フィルムやグリコ・日本盛・サントリー・味の素…「え!?何で!?」と思うような業種が突然美容業会へ新規参入した事が、話題になったのはそう昔の話ではありませんね。なぜ美容と全く関係のなさそうな企業が、美容業会へ飛び込み、その上成功するのでしょうか。その意外な理由をご紹介いたします。

業種本来の研究。その延長先の美容業界

例えば富士フイルムはフィルムに多く含まれているコラーゲンに着目し、美容業界へ参入しました。また、日本盛はお酒を生成する時のこうじ。またグリコは皮膚の中に潜む「グリコーゲン」をナノレベルにする事に成功し、アンチエイジングに乗り出しました。

このように、異業種が美容業界へ参入する裏には「元業種での研究から、美容に提唱できるような効果」を発見し、それを携えて乗り込むパターンが多いのです。

もう本来の業種ではある程度名の知れた企業ばかりですからネームインパクトもばっちり。その上で更に美容の分野での研究成果もあるのですから素晴らしいですね。

「あの企業、あっちが売れたからこっちでも成功しようと手を広げてきた…」なんて悪口を聞く事もありますが、それは間違い。論理的に筋の通った企画とそれを実証する研究成果を持っているのが現状です。ですから「あやしい」「本当に大丈夫なの?」という心配は、取り越し苦労のようですよ。

「絶対効果がある!」と言ってはいけない美容業界だからこそ!

美容業界には薬事法というものがあり、「絶対に綺麗になる」「絶対に治る」と言った「効果があると断言する言葉」の使用が禁止されています。

それは消費者にいらぬ誤解を与えてしまうため。薬や美容化粧品というものは「ある人には効果があるけど、ある人にはイマイチだった」という曖昧な性質があります。

例えば風邪で病院へ行ったとします。そして先生から錠剤を渡されますよね。しかし、それを飲めば必ず治るという訳ではなく、「この症例にはこの薬が比較的効くとされているから」という理由で処方される場合が多いのです。なのでその薬でしっかり治る人もいれば、飲み方が悪かったり、体質に合わなくて効果が出ないという方もいるのです。(ですから処方箋に沿った飲み方をする事は大切です)

化粧品も一緒で、肌質や環境によって効果があったりなかったりします。ですから「ニキビに必ず効く!」と打ち出してしまうとそれを信じて買ってしまった人が、騙されたと感じるわけですね。ですから効果を約束するような宣伝文句は書いてはいけない事になっています。

その点で、他業種からの参入組は有利です。なぜなら他の業種で成功をしているから。例えばお酒のメーカーであれば、「お酒の効果に着目して麹を使った化粧水を作りました」と宣伝すると、インパクトや説得力は強く打ち出されるという法則が働くので、ブランディング効果は抜群という訳です。

購入者のメリット

まず新規参入の企業は、一つの方面である程度の成果をだしているという事。それは研究室自体に資金力があり、質の高いものを作る事が可能という事を示唆しています。

そして、下手な商品をだしてしまうともう一方の業界での評判も下がってしまうので、そのあたりは信頼出来る企業と言えるのではないでしょうか。

お肌に合う合わないは大前提ですが、一度トライしてみるのも良いかもしれません。

化粧品についての雑談トピックス

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