猫爪日記

レス82 HIT数 3405 あ+ あ-


2008/12/29 22:40(更新日時)

祈る。


ただ祈る。


ひたすら祈る。

No.931986 (スレ作成日時)

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No.1

暑い夜だと寝返れば

紅く朧に細い月

風を待ち待ち微熱持ち

派手な物音聞かぬふり

No.2

>> 1 氷枕を取り換える

幼い頃の夢見歌

心配いらずの大きな手

私に何が出来るだろう

No.3

話す言葉を持ちながら

効率だけに気を取られ

甲斐なく益なく情もなく

若い瞳の行く末は

No.4

眼鏡の奥を覗き込む

前髪かきあげ真意問う

待ちくたびれたあの人は

待っても来ないと哭かせたい

No.5

一途な想いを額に入れ

聞き取り辛い低い声

探して手渡し再確認

光の先のその先へ

No.6

報われないかもしれないと

止めて背中を抱き締める

癖までついたその涙

見えないもの程突き刺さる

No.7

>> 6 黒い傘から盗み見る

汗を流して生きる君

白いシャツ濡れ光受け

止まる事すら考えず

No.8

>> 7 静かな寝息を聞きながら

我が身の非力に指を噛む

風は強すぎ後ずさり

反撃好機を伏して待つ

No.9

>> 8 あっという間の昼下がり

お喋り雀をやり過ごす

等身大の愛の歌

抱いていたくて目を凝らす

No.10

>> 9 深い闇見るその前に

カルピス飲んで思い出す

貴方は何がしたいのと

生真面目に問うその指を

No.11

>> 10 寝ても醒めても貴方だけ

眼鏡が似合う貴方だけ

複雑極まる性格と

柔らか過ぎる心臓と

No.12

>> 11 星と目が合う熱帯夜

悩んでばかりの猫二匹

ベースの音に誘われて

ごめんなさいねと手を離す

No.13

>> 12 今日は下界の前夜祭

酔客避けて行くつもり

半分残した液体の

正体告げずに席を立つ

No.14

多分貴方は腕の中

優しく強い愛の中

好きよ好きです好きでした

今夜はやけに絡む夢

No.15

>> 14 黄色い袋に詰め込んだ

書類と貴方の隠し事

声なく笑う猫の鈴

影絵まがいの逢魔時

No.16

>> 15 少しは声を潜めたら?

無能とよく似た貴方達

熱帯び強欲振り回す

恥から一番遠い猿

No.17

>> 16 大した事はないからと

入道雲にいいわけし

たった独りで足を止め

打たれるままに通り雨

No.18

>> 17 夢と現の境界線

真珠のピアスと感情線

秘密を一粒呑み込んで

いいから急げと目を閉じる

No.19

>> 18 錯覚だよと否定され

そんな筈はと振り返る

だって貴方が笑ってた

こちらへおいでと手まねいた

No.20

>> 19 ただ黙々と打ち込んで

白い背中の美しさ

目を閉じ口閉じ耳すます

貴方の気配が肌にしむ

No.21

>> 20 気配で解っていたけれど

気付かぬふりが楽しくて

後ろを二三度通り過ぎ

偶然装い笑う君

No.22

>> 21 薄い肩さえいとおしい

なんの保証もない貴方

うつ向き加減で笑う癖

触りたいのを我慢して

No.23

>> 22 知らない言葉に包まれて

小さな小さな旅をする

文化という名の杖を振り

笑う貴方を見る誰か

No.24

>> 23 絶対イヤとは言わせない

雄弁飲み込む沈黙に

ついつい折れる優しい手

可愛がる場所熟知して

No.25

>> 24 爪染める事も忘れ果て

一体何を手にしたか

荒い呼吸に支配され

己の馬鹿が身に沁みる

No.26

>> 25 全身全霊捧げられ

ちょっと待ってと涙ぐむ

愛しい貴方と手を繋ぎ

明るい未来を見たいのに

No.27

>> 26 迷い疲れて座り込む

非力を悲しむ暇もなく

貴方の貴方が貴方をと

絵に描いたような悪循環

No.28

>> 27 一人で観るのが惜しい位

白くてまあるいお月様

似合いの曲はかけたけど

貴方に伝える術は無く

No.29

>> 28 多分貴方は水槽を

見上げて優しい物語

鯨が居たら良かったな

戯言さえもいとおしく

No.30

誘われるままに下に降り

線香花火を持たされる

わざと視線を外しつつ

煙のせいよと涙ぐむ

No.31

>> 30 いい気になるなと締め出され

幼い心に疵つける

だったらどうすりゃ良かったの

混乱混乱また混乱

No.32

>> 31 考えまいと気を閉じる

カタカタカタと音がする

いい子いい子と撫でられて

年甲斐も無くくず折れる

No.33

>> 32 ちょうど6年前になる

土砂降りだけを思い出す

自分が独りと感じた日

罪悔い扉を閉めた夜

No.34

>> 33 6年前の今頃は

全てを失う筈だった

武骨なその手が無かったら

心の居場所は消えていた

No.35

>> 34 海風受けて一眠り

虹まで見えて薄笑い

乱れる髪もそのままに

残りの幸せ噛んでみる

No.36

>> 35 やめるんだってと囁かれ

少し驚く他人事

涙目隠すいじらしさ

まだまだ迷う道半ば

No.37

>> 36 小さな嵐が去った後

銃声聞き過ぎ飽きてくる

報われなくても眠らずに

我が身を削る愚か者

No.38

>> 37 七滴垂らすおまじない

効き目は効いてのお楽しみ

白く漂う甘い夢

忘れた頃に偏頭痛

No.39

>> 38 貴方が一番好きだから

心配しないで泣かないで

寝顔に誓うやわな夢

力が欲しいと呟いて

No.40

>> 39 懐かしい曲に再会し

元気そうねとくちづける

洗った髪を掴まれて

どうにかなるさと受け止める

No.41

>> 40 受話器の向こうの遠い声

こころもとない薄い声

私は此処よと叫びたい

愛しているわと叫びたい

No.42

>> 41 早くこの手で抱き締めて

好きよ好きよと伝えたい

離れて解るその重み

居てさえくれたらそれで良い

No.43

>> 42 嬉しい知らせに胸弾む

頑張り屋さんにご褒美を

ただ誠実にコツコツと

貴方に学ぶ事多く

No.44

>> 43 程良さに身を委ねる夜

月と寝息と虫の声

無垢と枕を並べつつ

鈍い痛みを飼い馴らす

No.45

>> 44 責任所在は明確で

力不足も自覚して

誰にも責めを問われずに

恥ずかしさだけが身を焦がす

No.46

>> 45 待ってみたらと雨が降る

我儘三昧確信犯

貴方が居ないと気が楽で

その倍くらい寂しくて

No.47

>> 46 朧にまあるいお月様

お願いひとつ良いですか

彼の希望を叶えたい

心の底から手を合わす

No.48

>> 47 眠い眼こすりしがみつく

可愛さ余って抱き締める

いつまでこうしていられるの

一生一緒と笑われる

No.49

どうにもならない血の濃さを

抱き締めたまま夜がふける

貴方の為に祈ります

私の全てを賭けていい

No.50

>> 49 雨が降るからお休みを

静かな静かな昼下がり

ひんやりとした水の音

このまま何処まで沈もうか

  • << 51 片目を閉じて旅をする 曲がりくねった夜の道 誰かが呼んでる夜の海 手を伸ばし掴む夜の意味
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