歌舞伎町の女王

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名無し
07/04/18 03:40(更新日時)

とある田舎に住んでいた私は小さい頃から貧乏だった。お父さんは酒好きで女好きでいつも家にいなかった。そんなお父さんを、お母さんは泣きながらいつも待っていた。そんな両親に嫌気がさしていた年の離れたお兄ちゃんがいた。お兄ちゃんは私にとても優しくて、よく一緒に遊んでくれて、私はお兄ちゃんが大好きだった。でも、お兄ちゃんが20歳になった時、自分でバイトで稼いだお金を全部持って、私に紙切れを渡して、突然いなくなった。紙切れに書いてあったのは、
『歌舞伎町ヴィーナス
にいる』
その時10歳だった私には、何が何だか分からなかった。とりあえず悲しくて悲しくて、大好きだったお兄ちゃんが急にいなくって、毎日泣いていた。お兄ちゃんのことは一日も忘れることはなかった。


8年後、私は18歳になった。その間、私が15の時、両親はやっと離婚をした。私はお母さんについていったけど、私が17の時、お母さんは急に倒れて帰らぬ人になった。そして私は親戚に預けられた。そして18になった今、この紙切れをたよりに、歌舞伎町でお兄ちゃんを探す決意をした。高校行きながらバイトをしてコツコツ貯めたお金を握りしめて。お母さんのことを伝えに。

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No.440608 07/04/11 04:42(スレ作成日時)

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No.1 07/04/11 05:02
匿名1 

……??

No.2 07/04/11 05:18
名無し0 

>> 1 全然小説になってないけど私の人生をもとに小説みたいなのを書いてみようと思ったんですが、意味分からないですね…すみません。削除お願いいたします。

No.3 07/04/11 05:55
匿名3 ( ♀ )

>> 2 そんな事ないですよ😊小説かな❓実話かな❓と思いながら読んでいましたが、実話を元にした小説だったのですね😊わたし的にはこの先が気になるのですが…💦是非続けて下さい😊

No.4 07/04/11 09:11
主婦4 ( 30代 ♀ )

真剣に読んでしまいました😃
この後どうなるんですか❓
消去なんて言わないで~😢
続きをお願いします😊

No.5 07/04/11 15:55
名無し0 

…………………………
……歌舞伎町…………
田舎に住んでいた私は、歌舞伎町がどんな町なのか全く知らなかった。
でも聞いたことはある。有名な町なんだなと思っていた。お母さんがまだ生きていた時、歌舞伎町ってどんな町か聞いてみたことがある。お母さんは、
『そんなこと知ってどうするの』
と教えてくれなかった。お兄ちゃんの紙切れのことをお母さんに言おうと思ったけど、なぜか言えなかった。お母さんは、お父さんのことしか考えてなかったから。お兄ちゃんがいなくなっても、お母さんはお父さんの帰りだけを待っていた。
「お兄ちゃんはもう大人だから、お兄ちゃんのしたいようにすればいいのよ」
と言っていた。私は、お母さんが嫌になった。お父さんは前から大嫌いだけど。お兄ちゃんがなんで嫌気がさしていたか、今思い返すと分かる気がした。お母さんは、私達のことよりお父さんのことしか考えていなかった。ひどいことされてたのに、お父さんのことずっと愛していたのかな?それでもお兄ちゃんと私にとってはたった一人のお母さんだったから、お兄ちゃんにどうしても伝えたかった。会いたかった。

No.6 07/04/11 15:57
名無し0 

続けて下さいといってくださりありがとうございます。文章は下手ですが、よければ読んでください。

No.7 07/04/11 16:24
名無し0 

……………………………歌舞伎町………
歌舞伎町についた時、ここがどんな町か、すぐ分かった。田舎に住んでいた私には、別世界に見えた。怖かった。
風俗、キャバクラ、ホスト……そんな店があちらこちらにあり、もしかしたら紙切れに書いてある『ヴィーナスにいる』というのは、そうゆう店の名前のことをいっているのかと思った。ホストは、確か男が働いている所だ。もしかしたらここにいるのかもしれない。私はとりあえず、近くのホストに入って聞いてみた。
私は、誰がどうみてもお金をもってそうな女には見えない。服も流行のものじゃない、化粧もしていない。変な目で、店の人達が私を見た。
「いらっしゃいませ!!」
「あの、この人知っていますか?探してるんです。」
と、私は一緒に持ってきていた兄の写真を見せた。
店の人は、写真を見た。「う―ん…見たことないですね…」
そうだよな…そんな簡単に見つかるわけない。なんせ、もう8年もたってる。
「そうですか…」
その時私は、一番手掛かりになることを聞き忘れていて、急いで聞いてみた。
「あっ、そしたら、歌舞伎町にヴィーナスという店はありますか?!ここにいるらしいんです。」

No.8 07/04/12 00:42
主婦4 ( 30代 ♀ )

お兄さんは見つかったの❓
先が気になるよ
つづきお願いします

No.9 07/04/12 02:41
名無し0 

…………………………
「ヴィーナス??」
店の人は眉をしかめた。「う~ん、似たような名前の店、ここらへんじゃいくつもあるから…俺にはちょっと分からないな。すんませんね。」
「いいえ、そうですよね…ありがとうございました。」
私は店を出た…
歌舞伎町にきたものの、そう簡単に見つかるわけないよな…なんせ8年前だし…でも8年くらいだったら、まだあるような気もするけど…と、1人で考えながら歩いていた。でも、なにか行動しなきゃ見つかりっこない。
「よし、とりあえず探そ!」と、とりあえず、いろんなお店に入って聞いてみた。もちろんお店の名前もあちらこちら見た。でもヴィーナスなんて名前の店なんてない。でもとりあえず探した。
「知らないですね」
「こどもはこんなとこきちゃだめだよ。あははっ」
「なんなのあんた?」
そんな答えしか返ってこない。東京の人ってなんか冷たいなと思いながら、探した。気づいたら夜になった。
歌舞伎町の夜はなんだかすごかった。人も多くなり、明かりがたくさんついて、私は疲れてぼーっと歩いていた。その時、風俗店から女の人が出てきた。

No.10 07/04/12 02:59
名無し0 

…………………………
私は、とりあえず聞いてみようと、小走りで女の人に近づいた。
「あの、すみません!ちょっといいですか?!」急に話しかけられて、女の人はびっくりしていた。
「何?なんですか?」
女の人は私を変な目で見ている。巻き髪で、細くてとてもきれいな人だ。手にはタバコを持っている。
「急にすみません。私、人を探してるんです。この人知りませんか?!」
と、写真を見せた。
女の人は、はぁ?って顔で写真を見た。
写真を見た瞬間、女の人の顔が変わった。
「あんた…こいつと知り合い?」
と、聞かれた瞬間私はびっくりした。
びっくりして、女の人の腕をつかんで、
「知ってるんですか?!私の兄なんです!探してるんです!8年前に、急にいなくって、それで、それで、でも、いなくなる前に、歌舞伎町のヴィーナスってゆう店いるって紙を兄に渡されて!それで…それで…」
もうパニックになった私はとにかく女の人に話した。女の人は、痛いから離して!と、私の手を振り払った。
「あんたのお兄ちゃん?あいつ、妹いたんだ。」と女の人は笑いながらいった。

No.11 07/04/12 03:20
名無し0 

…………………………
「兄は今どこにいるかしってるんですか?!ヴィーナスってゆうお店は?!」
私はとりあえず必死になって聞いた。
女の人は、にやけながら話し始めた。
「あいつねぇ~…私と同い年でさぁ、お互い20歳ぐらいの頃に、あいつ店で働いてたんだ。私もその店で働いてたんだけど、その店が『ヴィーナス』っての。」
それを聞いた瞬間、私はまた女の人の両腕をつかんで、
「ほんとですか?!その店はどこにあるんですか?!どんな店ですか?!今から行きますから教えてください!!」
「ちょっともうっ!いたいってば!!」と、また手を振り払われた。
「すみません…でも、今すぐ教えて下さい!」
すると女の人はこう言った。
「風俗店だよ。店はもうない。あいつは、店がまだやってた頃に、同じ店で働いてた歌舞伎町の女王って言われてた女と、急にいなくなったんだ。」
「え…」私は呆然とした。そして、女の人の次の言葉に頭が真っ白になった。
「噂では、二人は…」







「一緒に死んだらしいよ」

No.12 07/04/12 05:14
匿名3 ( ♀ )

>> 11 こわっ😨えっ⁉もしかしてこれってホラーですか…😨まだ続きあるんですよね⁉
それにしても主さんは文の才能ありますね😃最初からかなり引き込まれました😃

No.13 07/04/12 11:57
名無し0 

………………………
しばらくぼーっと立っていた。でも女の人は行かないでその場にいてくれた。
「大丈夫?」
そう聞かれた瞬間、私の目から涙がぶわっと出てきて、しゃがみ込んだ。「兄は…死んだ…んですか?どう…して?その歌舞伎町の…女王っとかっ…て…なんなんです…か……?」
泣きながら震えた声で私は聞いた。
女の人は、たばこを吸い、立ちながら言った。
「あくまで噂だけどね。どっからそんな噂が出たのか分かんないけど。」 「風俗やってるやつなら女王のことはほとんどが知ってる。今じゃ伝説ってゆうか…そんなんみたいになってるくらい有名だったから。あ、風俗の間ではね。」

「噂ってゆうことは…もしかしたら生きてるかもしれない…ってこと…ですか?」
私は泣きながら聞いた。「まぁ、そうなるんじゃない?まぁでも、妹のあんたには悪いけど、あの二人相当病んでたように見えたからなぁ…私は噂はほんとかもって思うけどね」
「病んでたって…なんで…どういうことですか…?」
そう聞いて泣いてる私を上から見て、女の人はまたたばこを吸い、話し始めた。

No.14 07/04/12 12:23
名無し0 

…………………………
「女王は、ほんっとにきれいな人だったんだよ。あんなきれいな人見たことないぐらい。髪が黒くて長くてストレートで、いつも赤い口紅つけてた。それがまたよく似合う女だったんだ。私がやったら恐いけどね。」
そういうと女の人は、ははっと笑った。
「客は女王にメロメロっだった。当然店のNo1で、女王を指名するやつが多かった。でも女王はいつも無口で、必要なことしか喋らない暗い女だった。だから客にはどうやって接客してたか、謎。」
「喋りかけずらかったし。みんななんか引いてた。不思議な女だって。で、私は思いっきって喋りかけてみたんだ…。」

その時女の人の顔が変わった。
「ほんと恐かった。なんなのこの女、気持ち悪いって思った。」
「え…?どういうこと…ですか?」
私は、泣くのを我慢し、立って女の人の話しを聞いた。
「なんであんなこと聞いたのか、自分でもよくわからないけど、多分おもしろ半分で聞いたんだと思う。女王にね、『金稼げていいよね~ずっとここでやってくの?なんか将来の夢とかあるの?』って聞いたんだ。そしたら、『ある』って答えたんだ。」
「喋ったのにびっくりして、『何何?!』って聞いたら…」

No.15 07/04/12 12:53
名無し0 

…………………………
「目ぼーっとさせて、薄笑いしながら…」





『夢はね……』













『死ぬこと…』

















「びっくりして、どういうこと?って聞いてもそのまま、また何もしゃべらなくなって…目ぼーっとさせて…あぁこの女病んでんなって思った。」

女の人の話を聞いて怖くなった。お兄ちゃんはその女王って人と一体何があったのか…もしかしたらほんとに死んだのか…もう頭がパニックになってて何がなんだか分からず、とりあえずいろんなことを聞いてみた。
「あの、兄は?兄はその女の人とどういう関係があったんですか?」
「さぁ…全くわからなくて…こっちが聞きたいくらい。」
「え…?意味が分かりません!じゃあなんで二人は一緒にいなくなったって言われてるんですか?!」
「二人が朝早くに一緒に歩いてるのを、ホスト遊びしてた店の子が朝帰る時に見たって言ってたんだよ。その日から二人とも無断で店にこなくなったんだよね…」
そういうと、吸っていたたばこを、地面に落とし、ハイヒールで火を消した。
「あんたのお兄ちゃんはね…」女の人は話し始めた。

No.16 07/04/12 13:48
名無し0 

読んでくださり、レスありがとうございます。
時間かかりますが、また良ければ読んでください。

No.17 07/04/12 14:54
名無し0 

…………………………
「よく働いてたよ。喋ったこともある。でも、あいつも無口な方だったかな。あいつの目はなんだか冷たかった。女王になんだか似てた。」

私は、その話を聞いて、本当にお兄ちゃんなのか?そう思ってきた。
「お兄ちゃんは、そんな冷たい目をする人じゃない。無口でもないです!だって面倒見よくて、よく遊んでくれて、優しかったんです!」
ムッとした私を見て、
「……まぁ、その時のあいつのことなんて、私には分からないし。でもヴィーナスにいた時はそうだったんだよ。」
そして女の人はため息をついた。
「あの二人は何してるのか、死んでるのか、私には関係ないし。もういい?遅くまでこんなとこいたら危ないよ。」
と言って、女の人は行ってしまった。
こんなに早くお兄ちゃんのことを知ってる人を見つけられると思わなかった。でも、死んでいるかもと言われた…どういうこと?他の風俗店に行けば他になにか知ってる人がいるかもしれない。でも、探すのが怖い。怖くなった。その歌舞伎町の女王という人は一体…?
歌舞伎町…人がだんだん多くなっていく。私は、しばらくぼーっと立っていることしかできなかった…。

No.18 07/04/16 05:09
匿名3 ( ♀ )

続き待ってます🎵🙆

No.19 07/04/16 21:29
通行人 ( 30代 adaTi )

思わず、よんでしまいました。
続き待ってます。

No.20 07/04/18 02:59
名無し0 

すみません、ここのところ忙しくて、なかなか書けなくて…待っててくれてありがとうございます。近々書きます。

No.21 07/04/18 03:40
匿名3 ( ♀ )

>> 20 お時間ある時にお願いします🙇
気長に待ってます🎵

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