本との出逢い
古典文学、ライトノベル、ノベライズなど本を語り合う場。
16/08/25 09:06 追記
今年読んだ本で感動した本、よかった本。
『ゲゲゲの女房』
『お遍路ガールズ』
『仮面ライダーオーズ』(小説です)
『輝天炎上』
16/09/23 06:14 追記
海堂尊『ブレイズメス1990』 あとがき解説は西尾維新さんが書かれています!
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海堂尊先生の『桜宮サーガ』は本によってまるで印象が異なる。
根幹を為す『田口白鳥シリーズ』は硬派な作風かつ社会的。医療サスペンスから官僚社会を相手にしてる🏢。
個人的に好きなのは『極北クレイマー』『極北ラプソディ』は地域地方医療にメスを入れた本で身近に感じた。
代理出産をテーマにした『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』は男性には妊娠出産の痛みや苦しみのわからないところが読むことで伝わる。妊娠や胎児の危険など。
『夢見る黄金地球儀』は医療ミステリーではなくルパン三世を彷彿させるミステリー。他の海堂尊作品とは毛色がちがう📝。
最近読んだ『モルフェウスの領域』はコールドスリープ(冷凍睡眠)をテーマにした少しSF的雰囲気ありながら物語自体は私が読んだ海堂作品のなかではロマンチックだった印象❤。
ラノベのなかでなぜか未完になってる作品もある📖。
OVA『ジャイアントロボ 地球が静止する日』の小説。上巻だけで惜しくも未完。また『マクロスプラス』も上巻だけで終わってる。
『マクロスプラス』はたぶん続刊や新刊としてできそうだけどむりかな。
ノベライズは時にアニメやドラマ本編とちがう描写あってたのしめる。
個人的におもしろかったのは『マクロス2 〜Lovers Again〜』。全体的にOVAと同じ展開だけど三巻四巻はかなり展開が異なる。
三巻は復興した地球にマフィア同士の抗争があり主人公神崎ヒビキ、シルビー、イシュタルたちがそれに関わり最後はマフィアを倒してゆく。ちゃんとマクロスシリーズの文化の在り方も書かれ問いてゆく。
四巻は敵マルドゥークの侵略に伴いやむを得ず地球脱出を図ることが書かれるが、皮肉にも敵マルドゥーク本星で罠にかかる。
そこでマルドゥーク惑星の実態を知り独裁洗脳社会の恐ろしさがある。
だけど主人公神崎ヒビキたちはそれを打破してゆく。ヒビキとネックスはいがみ合いながらも協力してゆく(*^o^)/\(^-^*)。
『マクロス2』はOVAもおもしろかった作品だけど、ノベライズもまたおもしろかった作品。
この作品はたしかにマクロスシリーズのスマッシュヒットになった作品なのは時を重ねて伝わる📝🎾。
横山光輝さんが好きなひとには角川書店の重松敬の『鉄人28号』、朝日ソノラマの『マーズ』がおすすめ📝。
『鉄人28号』はアニメ第四作品同様に戦後を舞台にしながら“空想科学小説”と銘を打ちさも60年代くらいの空想科学小説ぽく書かれてる。
正太郎と鉄人28号、大塚署長と敷島博士の出逢いが冒頭にありその後は従来通りに少年探偵として正太郎と28号が活躍するなか不乱拳博士の娘を名乗るレナーテ・不乱拳と出会う。
そこから物語はさらなる方向に向かう……。
正太郎が少年探偵として活躍する理由が明かされる📝。
『マーズ』はOVA製作当時の現代を舞台にしながらマーズがヒロインたちとパソコンから人間性が与えられる(このくだりはあとがきによると『アルジャーノンに花束を』かららしいが私は未読)。
なぜ神体が襲ってくるのかマーズを狙う監視者の謎、太平洋沖に出現した新島にある謎をはらみながら神体が襲う。
戦記シミュレーション風に自衛隊、ガイアーと神体の戦いは描かれ迫力あるもの。
最後のくだりは地球爆破こそ原作と同じだけどまだそこが凝ってるつくりになってる。
あとがきには監督たちの座談会や自衛隊に取材した模様などもありこれもまたおもしろい📝。
『竜馬がゆく』では四巻で武市半平太が投獄されて土佐勤王党が瓦解するくだり。これは『人斬り以蔵』と合わせて読んだら半平太と以蔵、お互いが見えてくる📝。
半平太の謹直で誠実な性格。だけど吉田東洋暗殺をきっかけに少しずつなにかが彼の内で変わる。
以蔵もまた剣を殺人でしか表現しきれない生き方。剣こそが彼の言葉であり生き方。
竜馬が互いに両者に歩みながらも彼は船から日本を変えたい思想。竜馬は暗殺からは日本は変えれないといい思想に気づくからこそ半平太に近づく危険に気づく、また以蔵にも暗殺をさせたくない心遣い。以蔵は勝海舟の言葉に気づけないあやうさ。
投獄されながらも山内容堂に談判しようとするが半平太は無視され勤王党のひとりでも多く生き残らせようとする。そのなかで捕まる以蔵。
以蔵の口から勤王党の秘密が漏れることを恐れる半平太。
半平太の闇により殺されかかる以蔵。
最後に以蔵は自分が半平太に利用されてたことに気づき人間性を取り戻す。
半平太は切腹、以蔵は斬首……。
幕末という動乱の時代のなかの物語ではあるが武市半平太、岡田以蔵から見えるモノはなにかしらあると思う📝。
『マクロスF』のTV版ノベライズ三巻でもいずれ同じ地球人同士という意識がなくなるとリチャード・ビルラーによって暗示されてる。
だけど同じ歌や文化に価値を見いだせばプロトカルチャーと同じ過ちは繰り返さないだろうとも言われる。
『伝説巨神イデオン』では皮肉にもそれがイデの力を畏れるあまりに同じ地球人という価値観さえなくなっている。
『イデオン』においてソロシップクルーを半ば見捨てる母性の地球連邦の人たち、対して執拗にソロシップを追うバッフ・クラン。どちらも人間の業と表現してしまえばそれまでだけど人間的とはいえない。
ソロシップクルーがイデの謎を解いていくことでソロシップクルーとカララ、ギジェとわかりあえる皮肉さ📝。
トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタディで興味深いのがスタースクリームは人間たちを騙そうとしながら人間たちが彼に疑いを持ちオートボットのオプティマスたちとコンタクトを取ろうと試みるところ。
また人間たちがスタースクリームについて話し合う時に車を売られた奥さんの話からスタースクリームの言ってることがムシが良すぎるところに気づくのはおもしろい📝。
スムーズに進む物事の裏側には“何かある”と勘づく。
それとバンブルビーが幾多の戦いのなかでセイバートロン星を含めた冒険をしてることで外宇宙生命体とコンタクトを取れるのも活躍のひとつ。
ゴースト・オブ・イエスタディはSFらしい物語📖。
『神様家族』は巻末を見たら三刷四刷とけっこう売れてたよう。
当時、アニメになってた人気もうかがえる。
ラブコメ的な一面もありながら神様見習いの佐間太郎くんと天使のテンコちゃん、悪魔の久美子さん。そしてハチャメチャな神様家族なご一家。
学校では三枚目な親友たちを相手にどたばたする物語
だけど、そこにひとが生きる意味、なぜ苦しみを持ちながら生きなければならない意味とかを桑島由一さんは笑いの中にシリアスなモノを描き伝える。
神様も悪魔もいる。だけど、神様も懸命に生きて自分も他人も助けたいという思い。
『神様家族Z』の中にある表現だけど、嫌なことも含めていい記憶、忘れないから生きていられるみたいなことがあったと思う📝。
『サイボーグ009vsデビルマン』というノベライズを見つけた。ついでに興味あった小説『仮面ライダーディケイド』も。
『サイボーグ009』も『デビルマン』もかつて東映動画がアニメ化した共通点や永井豪さん、石ノ森章太郎さんも水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』同様に一種、独特の毒っ気がある作品。
『デビルマン』は悪魔族と戦うために不動明がアモンの力を手にし、『サイボーグ009』のゼロゼロナンバーサイボーグはブラックゴースト(黒いゆうれい団)につくられ裏切り自分たちと同じサイボーグと戦い世界平和を守る物語。
かたや悪魔人間、かたやサイボーグというまったくちがう者同士。
まだ読んでないから内容はわからない。
小説『仮面ライダーディケイド』はどうやらテレビシリーズとちがってリ・イマジネーション世界ではオリジナル世界の平成ライダー何人かと士たちが出会うよう。
こちらも興味ある。
小説『サイボーグ009vsデビルマン』はあくまで物語はプロローグですね。
互いに直接、対面や共闘することなくそれぞれの物語が進行しながら途中、ブラックゴースト(黒い幽霊団)が目指すところに“悪魔”というひとつの頂点に達するみたいに触れられるみたいでクロスオーバーをしてるのは台詞で語られるほんの一端というところ📖。
序章という形だから、直接的に共闘というのではなく互いにそれぞれ独自に戦っているところがいずれ重なるでしょう、みたいな感じ。
デーモンとブラックゴーストが目指すところが具体的におなじかは小説を読んだだけではわからない。アニメ本編で語られている可能性はあると思わせる。
『笑う大天使(ミカエル)』を読むと『マリア様がみてる』がいい意味で崩壊する(笑)。
『マリア様がみてる』にもお嬢様学校、しかもマリア様がいる学校にふさわしくないキャラとして仏像好きの二条乃梨子ちゃんが登場する。
なんでも当初は二条乃梨子ちゃんがメインヒロインだったらしいけどさすがに仏像好き設定がやや読者から離れてたみたいで現在のヒロイン福沢祐巳が設定されたとか。
祐巳ちゃんの方がたしかにふつうだけど世間一般の目からしたら彼女もまた生まれながらのリリアンっ子。
途中入学の乃梨子ちゃんや可南子ちゃんとはちがう。ちゃんとした“お嬢様”なのは各作品を読んだらわかる。
『笑う大天使(ミカエル)』なのもひとつの百合やお嬢様への憧憬とコメディ📝。
『ティターンズの旗の下に』は上下巻の構成から現在と過去を行き来しながらグリプス戦争で起きたことを手短にわかりやすく記されている。
時系列がグリプス戦争中が意外に早いことに気づく。
なまじエリアルドたちもまた真面目すぎますね。かえってそんな性格か任務に忠実かはわからないけど視野を狭くしている一面が見受けられる。
『ガンダムセンチネル』のニューディサイズと重なってみえる。
軍人に政治がわからないニュアンスもあるかもしれない。
『旗の下に』においては重要なことのひとつに“ガンダム”という象徴の扱い。連邦政府には諸刃の剣、戦場では味方に心強い存在、敵には脅威であるといういろいろな側面が書かれているのは興味深い。
軍人やパイロットにとっては憧れでもありまた畏怖でもある“ガンダム”。
若干、ガンダムやアムロ・レイなどに戦後に付加された事実にない点もあるでしょうけど“象徴”であるのは変わらない。
ジオンや敵の立場からしたらガンダムは恐怖、心理的効果もある。
だけど“ガンダム”を運用する部隊は戦争が進むなかありとあらゆるところから狙われる。
軍人の生き方の難しさを問われる。
『ティターンズの旗の下に』は戦争中と戦後の裁判を巧みに表現している。
ティターンズがガンダムを開発し使用していたことも焦点というのは興味深い。
あとガブリエル・ゾラというジオンのパイロットであり後にエゥーゴに所属する彼。ガンダムに執着心があるけど戦争中の終盤になるとやや気持ちの変化が見られる。
エリアルドたちは軍人としては愚直なまでに真っ直ぐ。
ゾラたちもまた同様。
時代の犠牲者ではあるかもしれない。
裁判がおこなわれるなか証人を探すのに躍起になる。厳かな裁判もある意味、司法における戦争。
人物の一生が左右される。
ティターンズだから、という理由だけで処罰や死刑の対象になってはいけない法やマスコミの在り方。
『Ζガンダム』の時代はいろいろなことが起きて戦争を目の当たりにする恐怖と戦乱の時代と伝わる。
『ティターンズの旗の下に』を読むと連邦政府がティターンズについての火消しに躍起になってたと思われる。
だけどコンラッドにすればエリアルドを無罪にしなくてはならない。末端の部隊や構成員が作戦のすべてを知ることはむずかしい。
『第08MS小隊』などもだけど最前線の兵士は生き残ることがすべてであり明日に繋がる📝。
政治的思惑を考えるにしても大概ガンダムシリーズの人物は個の利益や感情が入る。ある種のエゴ。
だけど『ティターンズの旗の下に』に登場する人物はコンラッドやエリアルドなどまともな人物として書かれている。
まともでない人物はごくわずか。法廷裁判や法務局の上司などはやや常軌を逸してなくもないけど、見方を変えたら彼らもまた任務に忠実であり保身になるのも人間的ではある。
ただそれを他人にわからせてしまうのがオールドタイプ的かもしれない📝。
コンラッドやエリアルドたちも充分にオールドタイプではあるけど愚鈍ではない。
だけど連邦政府がTR部隊を監視下においていずれは彼らもろとも“なかったこと”にしようとする発想は恐ろしい。
『ティターンズの旗の下に』に登場している人物は比較的に等身大の人物に書かれている。
ラストはこれ以上は戦争を広げないためにガンダムTR-6を破壊するというのは感動的(涙)。
敵であるガブリエル・ゾラも“ガンダム”に執着しても偏執狂の人物ではなくあくまで自身の誇りにプライドある人物として書かれている。
互いに命がけの戦争をしながらも最低限のルールを重んじている。
ただ戦時中のゾラにしたら複雑でしょうね。ジオン軍人であるのにジム2に乗らざるえなく敵は連邦のハイザックやマラサイといった機体を相手にしないとならない複雑な心境。
これ日本人が敵国に寝返って日本兵や零戦を相手にしているみたいな状況でしょうね。
新型ガンダムが存在したか否かというが裁判の最後の焦点。記録には残ってないけどゾラたちの証言から明らかになる。
従来のガンダム小説と描き方が異なるけど手堅く書かれている。
さりげなくお薦めの作品。
キングコング西野さんの絵本の2000円はたしかに高い。
いまの時代の文庫でも700円くらい中古でもその半分の350円。
だけど2000円の絵本を無料公開はどうかと……。
西野さんの絵本についての評価は後々、後世の人たちがおこなうでしょう。
作家さんと変わらないと思う。作家さんだってテーマや思いが伝わらなくてもどかしい気持ち抱えたり羽田圭介さんみたいにテレビ出ながら書いてる人もいる。
マスコミから脚光浴びない作家も多くいる。
そういう作家さんは多くいるし知られていない作家の本を読む読者もいることを忘れてはいけないと思う。
ところで又吉直樹さんの『火花』もまだ中古書店でまだ値がついてますから📖。
小説『サイボーグ009 GOD’S WAR』一巻だけ手にしたけど凄い。
生前の石ノ森氏の姿が書かれなおかつフィクションの世界の住人のアイザック・ギルモア博士が彼のもとにあらわれる。
どこからそんな発想されたか。冒頭とラスト、あとがきを読むとまるで石ノ森章太郎氏の追体験みたいな雰囲気。
ぎりぎり生と死の狭間に体験されたんでしょうか?確かめる術はありませんが。
一巻で001とギルモア博士から物語が始まり004までとなり四人のサイボーグとギルモア博士がふしぎな体験をしていく。
文章ですが、漫画やアニメの『009』を読んでるように情景が浮かぶ。
あとがきで息子の小野寺丈さんに託された経緯が書かれてますけどかなりアイデアノートからなにからなにまで解読や解釈は難解だったとうかがえる。
『平成ライダーシリーズ』にも石ノ森氏のNG案やデザインが多数あることからも『009』もそれと同様だったと思われる。
小野寺丈氏が石ノ森プロの人たちの協力あったとはいえ書き上げたものと感心する。
小野寺丈氏は主に俳優さんで近年は演出家にもなられてるようだけど『009』を文章で表現するのは難しかったと思う。
だけど世界観や人物は洗練されてるし原作や人物の背景は生かされている雰囲気ある。
『平成ライダー』とはおもむきはちがうけどおもしろい。
小説『仮面ライダークウガ』は物語から十三年経ちそれぞれがそれぞれの思いを抱く物語。
だけどグロンギは滅びてなく深く静かに人間社会に溶け込む怖さ。
グロンギが人間の欲望につけこむ。
小説『フレッシュプリキュア!』もまた人間の心の闇が新たな不幸せを呼ぶ。
人間が怪人になってしまうのはむかしの『セーラームーン』を彷彿させて懐かしい雰囲気。
四人そろってのプリキュアグランドフィナーレはまんま『ゴレンジャー』(笑)。
人間が怪人になるけどプリキュアがそれを救う。しっかりテレビシリーズのレギュラーやゲストキャラを出しながら展開していくのはOVAみたい。
映像で見てみたい。
『クウガ』『フレッシュプリキュア!』共に名作。
『機動警察パトレイバー TOKYO WAR』の描写で好きな場面に野明と遊馬が篠原重工の食堂で特車二課ではありつけない食事に慣れ遊馬が食券の賭けの胴元になってる前編と後編の後藤隊長と荒川が立ち食い蕎麦で食事する場面。
実はこの場面は食べるということ共通点を持ちながら後編の立ち食い蕎麦屋で食べながら自衛隊や警察がいかに現場が貧しい食事をしてるかと後藤隊長と荒川は話す。
現場の惨状を互いに会話しながら貧しい食事をしながら敵がいない状況で現場の自衛隊員がなにを考えるかと自問自答するのでは、とふたりは話す。
燃料などはある程度どうにかなるが現場で市民を守る警官ないし自衛隊員が食事を通して市民からなにを守るかを考えることの場面は興味深い。
著者である押井守氏が『うる星やつら』や過去の『パトレイバー』作品などを通しながら食という場面があることからのひとつの名場面と思われる。
小説『サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR』二巻。
006張々湖のエピソードはちょっとわかりにくい雰囲気。
彼が出会った青年は張々湖自身の彼の過去の姿だったのでしょうか?
一巻二巻通しての個々のエピソードではギャグ色が濃くたのしくもあるがちゃんとここにも民族の生き残りが深く書かれている。
張々湖が出会ったイエティについては後々正体はわかりますが彼の章だけを読んだだけではまったくの謎。
005ジェロニモのエピソードにも滅んでいくのではないかという原住民について語られる。
そして彼の生い立ち。ひと知れず語られる彼の一面。
00ナンバーのサイボーグ戦士たちは互いに共有している一面がありながらそれぞれ生い立ちがちがうからこそ重ならないものもある。
ちがう人格や人間の集まりだからこそ9人でひとりということ。能力だけではない互いに持ってない一面を協力しあうことでひとりでありひとつ。
私の場合たまたま子どもの頃に見たいアニメや特撮などがリアルタイムでけっこう内容を含め中途半端に終わった過去がある。
その頃にたまたま当時の『Ζガンダム』のノベライズを見かけたのが読書する最初のきっかけ。
いつか読もうと思いながら学校の図書室に通っていたらこれも当時の『金曜ロードーショー、水野晴郎さんが映画を毎週紹介してた頃でしょうかね。ハマッたのが『刑事コロンボ』シリーズ。
だけどノベライズとしては中途半端にしかついていけなかった。これは読書にまだ慣れてなかったり作風と気持ちがマッチしてなかったからかな。
だけど『世にも奇妙な物語』のドラマ初期シリーズからいくつかの何回目のシリーズを経て『世にも奇妙な物語』のノベライズを『ガンダム』シリーズと平行してこの辺から本格的に読む時期に入った。
ラノベやドラマのノベライズという自分の興味あるところから入ったからその辺はいまも変わらないけど20年以上かなり読書したけどややジャンルに偏りあるのは否めないけど若い頃に読まないジャンルが自然と入っている。
これは読書で得られたひとつの結果。知らないことを知りたい知ろうとする探求心が芽生えたかもしれない。
アニメなどを子どもの頃にちゃんと見れなかったから得た結果とも言える。もし満足に見れてたらそこで満足して終わってたかもしれない。
小説『機動警察パトレイバー THE next generation』。
時代がレイバーを必要としなくなったのは皮肉なこと。
だけど特車二課はふしぎなことに存在している。
現隊長の後藤田と篠原重工とのパイプ、おとがめなしの警視庁上層部との謎のやりとり。
高度経済成長期や(むかしの)東京オリンピックは日本人が輝いていた時代。
だけど『next generation』のパトレイバーは夢を喪失した日本の日本人の物語にも見える。
レイバー=ロボット、ロボットが数少なく見れる日本と作中揶揄される姿がまさに皮肉めいている。
塩原たち現隊員たちの姿は若者だけでなく現在の日本人の姿でもあるのかと考えてしまう。
眉村卓先生の『時空の旅人』。
この作品の未来社会は厳しい管理の下に置かれていて主人公たちを巻き込むアギノは歴史を勉強して過去の時代がよかったと知り彼女たちを当初は巻き込む。
第二次大戦や戦国時代を経て自分たちの時代がいかに恵まれているのを知りながらアギノを追う時間管理局の追跡者は信長を本能寺の変から生かし歴史を変えようとする。
歴史は最終的に守られるが主人公たちをもとの時間に戻す時間管理局の人物は言う。
歴史が分かれたかもしれないと。
主人公たちが歴史に関わったことで枝葉ができたがまたそれは別の流れの歴史と。
この作品においては多重平行世界論が取られているみたい。
主人公たちがふつうのままな時間の流れ、アギノにより時間旅行に巻き込まれた流れなど過去の歴史に関わったことで無数に枝葉ができているのではと時間管理局の人物は示唆している。
最終的には信長が生存し歴史が変わることはなかったと思われる。歴史の流れに抗いようのない力が働いているのか時間管理局により厳しく管理されているかはわからない、が歴史の流れはかんたんには変わらないらしい。
近年の『仁-Jin-』や『信長協奏曲』に似た歴史改変やロマンは通じる。
歴史の出来事がひとつ変われば後の歴史も大幅に変わるのか否か。
もし信長が本能寺の変で殺されなければ江戸時代がなくなる可能性がある。
『時空の旅人』ではいろいろ示唆はあるけど推測の域は出ない。
ドラマ版『仁-Jin-』は医療関係についてのみ歴史が変わったがこれはフィクション作品のやさしさ。
実際に歴史が変われば生まれるひとが生まれなかったり何らかのパラドックスや時間の流れが強制的に元に戻る作用が働く可能性もまたある。
『時空の旅人』では光秀が亡くなっても代わりに光秀の代わりを演じる人物が出てくることで歴史の修正がされてるよう。
時間の流れは現実もフィクションもわからないことだらけ。
90年代版OVA小説『GACHAMAN』および『キャシャーン』を再読したら『キャシャーン』のブライキング・ボスが唱える地球環境論には一理ある。
だけどあくまで科学やアンドロイドは手段であって手段が一人歩きしてはいけない愚行。
『GACHAMAN』についていえば星間戦争に巻き込まれた代理戦争。
むだにスケールはでかいけどギャラクターに手を貸す者、南部博士は宇宙からのメッセージに気づき総裁Xを倒さんとする者。
柿沼秀樹氏の描写はディテールや描写に凝りながらも物語として読んだら人物の台詞に警鐘を挟み読者に考えさせる。
『GACHAMAN』では甚平が南部博士がメッセージを解いた異星の者たちへ理解を示しながらも話がわかる相手かもしれないと説く。だけどまた彼等も戦争を終わらせる術を知らない者であるとま南部博士は言う。
『キャシャーン』でも最後ブライキング・ボスとの戦いで人間や父に絶望しかけたキャシャーンががルナや母みどりの言葉で人間鉄也の思いを取り戻す。
考え方が変わる兆しはふつうの小説を読むということ。
この土壌は若い頃の『世にも奇妙な物語』のノベライズを読んだことがきっかけと思う。
この作品以降ドラマや頴娃がのノベライズを意識しながらラノベなどを読んでいく。
次のきっかけは海堂尊先生の『桜宮サーガ』シリアス。
デフォルメされた人物や架空の舞台設定の桜宮市を中心とした物語。医療問題のありとあらゆるところを切り込みながら端的に描写し物事の本質を貫く。
等身大の人物だけどデフォルメされてる魅力。
次のきっかけは『Advance OF Ζ ティターンズの旗の下に』と『サイボーグ009 完結編 GOD’S WAR conlution』。
『ティターンズの旗の下に』は物語の半分は裁判だからこの辺は『桜宮サーガ』の一部に通じる。
軍事と医療裁判はまたちがうけど硬派に書かれる物語は共通してる。
『009 完結編』は“神”について考えるきっかけ。石ノ森章太郎先生の作品は『仮面ライダー』の漫画、他小説などで土壌はこちらもあったけど『009』の00サイボーグ戦士、ギルモア博士、多彩なゲストたちが物語を構築しあとがきの亡き石ノ森先生と書き手である息子丈氏が物語にいたるまでの経緯。
これは作家の人生が伝わったあとがき。
『GODZILLA 怪獣黙示録』を読むと破滅願望や人類滅亡説というのが人間の内につくづくあるものと感じる。
ことごとく怪獣たちに蹂躙される世界各国。
日本の描写はおもしろかったところのひとつ。軍隊に徴用されるよりはマグロ漁船に乗って船酔いする若者たち。
だけど怪獣の被害がないわけではないが水産資源は回復していたという描写もまた興味深い。
また『インデペンデスディ・リサーシェス』にも通じる友好的な異星人に対して懐疑的な人が『怪獣黙示録』にもいるが主人公は彼らを嫌悪していた。
けど『怪獣黙示録』では人類が万や億単位で消えていくスケールは怖いこと。
さながら第三次世界大戦ともいえなくもない。
眉村卓先生の『時空の旅人』を再読してるけどもし歴史改変されたらどこかの歴史の流れで消えてしまう人物や出来事などあると感じてしまった。
小説『仁-Jin-』も南方先生が怪我した子どもを助けたがために歴史を変えた変わったかもしれないと悩み葛藤する場面があったと思う。
ドラマ『仁-Jin-』では医療技術が現実の歴史と少し違えた形で改変されたけどあの歴史の流れでなくなった人物や出来事もあると思うんですよね。良心的に解釈したら別な人物や出来事としてあらわれるかもしれないけどIF(もし)という可能性としかいえない。
映画『本能寺ホテル』で堤真一さんが演じてた織田信長は歴史改変を望まなかった。
歴史改変を望む者望まない者のちがいはなんだろうと考える。
小説『ガンダムUC』各人物たちの背景や細部が細かいぶん少々わかりづらいところある。
ロンド・ベル、連邦、ピスト財団、袖付きなどの各勢力や宇宙世紀になってから『UC』本編までの背景など凝りすぎな描写。そこが好きというひともいるかもしれないけど理解はしづらい作品かもしれない。
世界は陰謀で満ちているみたいな表現は福井晴敏先生にはなんというかわざとらしい表現みたい(苦笑)。
それだけ世界には表と裏があると言いたいか伝えたいのどちらかでしょう。
ただガンダム作品あるいはガンダムラノベにしてはわかりづらい作品。
ラプラスの箱を巡ってバナージ、オードリー、リディ、フル・フロンタルなど各勢力の人物たちがまた多い。
ジンネマンなどある程度できた人物もいるのはまた魅力はある。
文章や表現の端々に宇宙世紀ガンダムの(富野由悠季氏の『∀ガンダム』を除けば)総決算なところはある。
『ガンダムUC』のラプラスの箱の在りかを段階的に示していく物語。
はじめはかつて爆破されたラプラス官邸その次は『Ζガンダム』劇中の舞台にもなったダカール。
『逆シャア』で壊滅したラサから再び遷都されたというのもなんとも因縁深い地。一方では連邦政府の悪辣さも肌に感じてしまう。
ガンダムシリーズは必ずしも連邦が絶対正義ではなく潜在的な悪の一面を内包しそこにジオンやジオンの残党などが戦いを挑む物語でもある。
連邦政府への不信感は現実における国々の不信感にもつながるところあるからかんたんには言いあらわせない点はある。
福井晴敏先生は事細かに描写してる点は読みにくいところもあるけどまあ伝わる方。一回で理解できないのは言葉や表現の難しいところ。
小説『ガンダムUC』では言葉は言葉でしかなくうつろいやすいものとしてとらえられている。
だけど伝わる者たちに伝わればいいともいう。
ジオン共和国は宇宙世紀100年をもってニュータイプ神話と共にジオンの名と共に歴史から消えた。
オリジナルの碑文そのものは連邦政府を縛り偶然にもジオン・ダイクンのニュータイプ論と結びつき宇宙世紀100年の時代を呪縛していった。
オリジナルの碑文が宇宙世紀の早い時代や段階で明かされていたらその後の悲劇はなかったかもしれない“別の世界”。
富野氏の『∀ガンダム』でもディアナやキエルは言葉により戦いをなくそうと伝えてはいるが聞く者もいれば聞かない者たちもいる。
その意味では『ガンダムUC』『∀ガンダム』は同じ。
碑文や月の女王の言葉でさえ絶対ではないということかもしれない。
あとラストにフル・フロンタルにオリジナルのシャアの意識が憑依したかあるいはシャアに代表されるシロッコやハマーンなど宇宙世紀の悪役たちの怨念や残留思念がフロンタルという器に憑依したかもしれない。
シャアやフロンタルを器や礎にして……?
小説『ガンダムUC』最終巻でフル・フロンタルがアクシズ・ショックで宇宙の深淵を見たという発言。
たぶんにシャア本人の残留思念や意思が憑依したと考えられるけどガンダムシリーズには木星圏まで行った人物は多々いる。シャリア・ブルやパプティマス・シロッコ、ハマーン・カーン、ついでに木星圏にいるジュドー・アーシタ。
ジュドーは前向きなキャラだから悪しき怨念や情を生き霊としても残し憑依する可能性は極めて低い。
シャリア・ブルは『ガンダム』(アニメと小説共に)で天才的なニュータイプとそれなりに歳を重ねた出来た人物として演出されてたと思うから闇は少ない人物と思いたい。たぶんに木星圏でヘリウム調査や回収などで部下が悲惨な目に遭う場面は見てるでしょうけど。
むしろシロッコやハマーンの方が闇を抱えている一面があり結果的に『逆シャア』でシャアはハマーンと同じ愚行をおこなっている。
シャアが『Ζ』時期に連邦をエゥーゴ(とカラバ)という武力をもって連邦を変えようとしたが失敗に終わりミネバをハマーンのもとから救出しその後新生ネオジオン創立に向かう。
『Ζ』時期後半や描かれてない『ΖΖ』時期に連邦の闇を見て『逆シャア』でアムロに戦いを挑むも敗北。そしてアクシズショックで見てはいけない宇宙の深淵を見てしまい闇にとらわれた。
フル・フロンタルに何らかの形でデータや催眠、投薬などでオリジナルシャアの記憶やデータがつくられ移され彼が生まれた……。
フロンタル自身がつくられた人間いわば強化人間であることから何らかの不安定さを持ってたとしてもふしぎはない。
シロッコのデータはネオジオンが持ってるのはいささか考えにくいがハマーンのデータや記録は残ってるでしょう。ハマーンを通してシロッコの記録はあるかもしれない。
フル・フロンタルの内にシロッコやハマーンあるいはプルシリーズを含みまた異なる強化人間のデータがあったかもしれない。どこかでアクシズショックのシャアの意識を拾ったか掴むかしたのだろうか……。
フル・フロンタル自身は理解に苦しむ人物ではある……(--;)。
最近は『ガンダムUC』ばかりの話題なので購入したDVDのお話しを。
最近は『ゴジラ』『インデペンデス・デイ』そして『踊る大捜査線 THE movie 2 レインボーブリッジを封鎖せよ』など中古DVDの購入がマイブーム。
『ゴジラ』も本来はノベライズあるはずですがあいにく未入手。だけど『インデペンデス・デイ』や『踊る大捜査線』シリーズはあらかじめノベライズを読んでる。
DVDがだんだんと中古価格が安くなってるので見やすくなったのもある。
『ゴジラ』はもちろん古い作品ですが『インデペンデス・デイ』『踊る大捜査線』などは小説と比べるとまたちがうおもしろさがある。
映画DVD鑑賞という新しい趣味ができる感じもある。
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複雑でちょっと辛い3レス 69HIT 匿名さん
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何でもないです。戯言です。1レス 70HIT 匿名さん2025 (50代 ♀)
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私と恋愛しない方が幸せだよね7レス 136HIT 社会人さん
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✨GOLD🥇トリケラトプス🏅蔵前2号店3レス 87HIT 大鷹オレン (♂) 名必
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複雑0レス 80HIT 匿名さん
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来れる時に。待ってるよ。
💬 去年から、ムカッいていた事だ。 我の居心地、良い所で。 …(美喜)
66レス 2867HIT 美喜 (♀) -
気ままに。
🦻👓️ 精神的な疲れやなぁ。 見回り2回(( ̄_|ストレス。 (…(常連さん0)
71レス 4242HIT 常連さん (♀) -
つぶやき日記
今日も濃厚接触 さすがにきつい(匿名)
141レス 4800HIT 匿名 -
ぽつり☺ №8️⃣
こんばんは&お疲れ様です (❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ …(ピノ)
121レス 3548HIT ピノ (50代 ♀) -
来れる時に。初夏🍦
こんにちは(๑´ω`๑)ノ 暑い中お疲れ様 今日は窓を開け…(ピノ)
381レス 6839HIT 美喜 (♀)
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いきていてもつまらない1レス 69HIT 匿名さん (♀)
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男を全員こらしめたい3レス 118HIT 匿名さん (♀)
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いまに見てろよ1レス 91HIT 匿名さん (♀)
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孤立化しすぎているわたし3レス 188HIT 匿名さん (♀)
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慰謝料がっぷりっいただきます。1レス 65HIT 匿名さん (♀)
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つぶやき
何であの世に居て記憶が消えるのか。 この世と記憶は一緒じゃない。…(匿名さん0)
500レス 3536HIT 匿名さん (40代 ♂) -
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いきていてもつまらない
たいしたことしてないから終わるのが早いんじゃないですか?(匿名さん1)
1レス 69HIT 匿名さん (♀) -
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男を全員こらしめたい
男ですが、あなたに幸あれ。過去に負けるな、自分の弱さに負けるな、たとえ…(匿名さん3)
3レス 118HIT 匿名さん (♀) -
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ぶちぶち〜
良かったぁ😊 お役に立てたなら嬉しい❣️ 何故子供の頃 蝶々…(ご近所さん286)
343レス 13400HIT 社会人さん -
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いまに見てろよ
北極が南に行くの?それは新しい。 チ。(匿名さん1)
1レス 91HIT 匿名さん (♀)
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