注目の話題
一夜限りの関係のはずが妊娠
自分は47なのに、29の私に女として終わりと言う彼
彼氏と同棲し始めましたが嫌になってきました

゚:。+標的+。:゚

レス84 HIT数 2517 あ+ あ-

自由人
06/09/02 08:23(更新日時)

―私が今度転入する事になった学校は、地獄のような学校だった…―

はじめまして☆これから、ちょっとシリアスな物語を書いていこうと思うので、皆さん良かったら見てみて下さい!!
更新は私の気分次第です 笑

タグ

No.151832 06/07/23 10:57(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 06/07/23 11:00
社会人1 

楽しみにしてます!

No.2 06/07/23 11:08
自由人0 

>> 1 ありがとうございます!それではお話を始めます☆彡

No.3 06/07/23 12:24
自由人0 

~第1話~
「うわぁ~ここが新しい学校かぁ…。」
ここは超名門、早琉学園、中等部。
(こんな立派な学校に私が入って良いのかな…。)
今まで普通の公立中学で普通な生活を送って来た私にとって、この学園は宝石のようだ。
(よし!頑張ろう!!)
私は制服に着いているリボンをキュっと結び直すと、軽い足取りで門に向かった。
「ちょっと待って。」
門をくぐろうとすると、誰かに呼び止められた。
「え…?」
「君、今日来る予定の転入生の子だよね?」話しかけてきた人は目を疑うほどの美形だった。
「えっ…あっ!はい!!」
「そうか。ちょっと来て。」
何だろ…。
言われるがままに着いて行った。

気がつくと、校舎の裏に来ていた。
「あの…何でしょうか?」
「君…その髪染めてるよね?」
(ヤバッ…気づかれないように少ししか染めてなかったつもりなんだけど…。)
「いや…ちょっと昨日色落とすの忘れちゃって…。」
私がそう言った瞬間、その人の目の色が変わった。
「この学園は毛染め禁止だ!あとお前みたいに髪が肩についてる場合は結ばなきゃ校則違反だ!」
と言い、イキナリ私の髪を掴んだ。そしてスッとポケットからなんとはさみを取り出した。
「ちょっ…何!?」
「今ここでその髪を切る。」
その声と同時にザクッと音がした。
バサバサ…
少し茶色がかった髪が地面に落ちてゆく。
「これに懲りたら、二度と校則違反するな。名繋 湊。」
ナツナギ ミナト…。
何故か、自分の名前が胸に突き刺さる。

私の学園生活は、こんな最悪の形で幕を開けたのであった…。

つづく

No.4 06/07/23 14:15
自由人0 

~第2話~
「も~これじゃ人前に出られないよ…。」
私は学校のトイレの鏡の前でため息をつきながら髪を整えた。
髪型は見事におかっぱ状態。しかも所々髪が伸びていて、カナリ変な髪型だ。
「ふざけんなよ本当に…。」
私はもう仕方なく教室に向かった。
その時、後ろから声がした。
「これ、やる。」
「え…?」
振り返った瞬間、手に髪を結ぶゴムが置かれていた。
前を見ると、目つきが悪い茶髪の男子が立っていた。
「えっ…悪いよ…。」
「いや、良い。その髪型、どうせ生徒会長にされたんだろ?」
(生徒会長…?)
「ともかく、これはやるよ。じゃあな。」
「ありがと…。」
そのまま、その人は行ってしまった。

私は、この目つきの悪い人が神様に思えて仕方がなかった。

その時、床に何かが落ちているのに気づいた。
「何だ、これ…?」

つづく

No.5 06/07/23 16:23
自由人0 

~第3話~
「生徒手帳…?」
落ちていたモノは、さっきの人の生徒手帳だった。
「如月 真尋…?」
何となく、良い響きの名前。
「後で渡して来なくちゃ。」
でも今は教室に向かうのが先。私は貰ったゴムで髪を結び、私が入ることになった3-Aへと、足早に向かった。
これから、どんな学園生活が送れるだろうか……。

つづく

No.6 06/07/23 18:26
自由人0 

~第4話~
「大丈夫!私は何でも乗り越えられる!」
私は教室の前で、自分にずっと言い聞かせていた。
そして、ついに…
「では、名繋さん。入って来て下さい。」
来たっ!とうとうこの瞬間が来た!!
(第一印象は大事だもんね…。)
私は髪型を整えると、おもむろにドアを開けた。
「はじめまして!名繋 湊です!」
シーン……
(何この雰囲気…。)
今まで経験したことが無いこの沈黙。恐ろしいくらいに静かな教室。
生徒達は、制服をビシっと整えていて、クラスの三分の二は眼鏡をかけていた。
(ガリ勉学級だ…。)

私はこの先、こんな真面目過ぎるクラスに馴染めるのだろうか…。

つづく

No.7 06/07/23 20:20
自由人0 

~第5話~
「じっ…じゃあ取りあえず名繋さんはあの一番後ろの空いてる席に…。」
先生は私を気遣っている様子だった。
「はい…。」
私は俯きながら一番後ろの席に座り、ふと隣を見た。
「うわっさっきの!」
私は驚いて、席を立ってしまった。
私の隣にはさっき私の髪をズタズタにした、彼奴がいた。
「あれ…名繋さん、祭君の知り合いだったんですか?」
先生は驚きながら私の方を見た。
「知り合いも何もさっきコイツが私の髪を…
「さっき名繋さんが教室の場所が解らなくて困ってたので案内してたんです。」

―なっ何言ってんのコイツ!!―
「ああ。そうだったんですか。」
先生はそう言って、HRを終えるとさっさと教室を出てしまった。

この先生の行動が、私を悲劇に陥れるなんて、今はまだ夢にも思っていなかった。

つづく

No.8 06/07/24 08:15
自由人0 

中間報告☆
このお話を読んでくれている皆さん、もうこのお話は5話まで紹介しましたが、どうでしょうか?質問、感想などありましたらレスよろしくお願いしますm(_ _)m

No.9 06/07/24 08:56
匿名9 

>> 8 楽しみにしてるよ♪

  • << 11 9さん、ありがとうございます☆まだ②足りない部分が沢山ありますが、中学生なので大目に見てくださいm(_ _)m

No.10 06/07/24 11:08
自由人0 

~第6話~
「ねぇっ何であんな事言ったの!?」
私は『祭』と呼ばれていた人に問い詰めた。
「俺に逆らわない方が良いよ。」
―ムカつく…。―
「大体、何であんたがいろんなこと仕切ってんのよ。リーダーシップとっちゃって…。」
「リーダーだからだよ。」
(え…?)
「言っとくけど、この学園の生徒会長は俺だから。」
「お前が…?」
私はカナリ動揺した。
「おい、みんな。これからはこの名繋って奴、無視しろ。」
―はぁっ!?何言ってんの…。―
「そんなのおかしいよ!!ね?みんな…。」
だが、生徒会長が言った言葉をみんなは鵜呑みした…。
みんなは、一斉に机を私から離した。
「ちょっとみんな…。」

この学級は、生徒会長に支配されていた…。

つづく

No.11 06/07/24 11:10
自由人0 

>> 9 楽しみにしてるよ♪ 9さん、ありがとうございます☆まだ②足りない部分が沢山ありますが、中学生なので大目に見てくださいm(_ _)m

No.12 06/07/24 12:14
匿名9 

>> 11 中学生なんだ!

すごいよ!勉強に差し支えない様に書いてね。

楽しみに待ってるよ!

No.13 06/07/24 18:30
自由人0 

>> 12 ありがとうございます。:゚(*´∀`艸)゚:。今は夏休み㊥なんで書きまくります☆彡

No.14 06/07/24 18:58
自由人0 

~第6話~
「何で!?何でみんなコイツの言う事聞くわけ!?」
「…。」
みんなは、黙ってしまった。
「ただ、コイツが怖いから言いなりになってるだけじゃないの!?」
私は、戸惑うみんなに追い込みをかけた。
「それは有り得ないな。」
―え…?―
「みんな、この学校から離れたくないんだよ。必死に勉強してやっとの思いで受験に受かって、そのまま高校にも行けるんだから。」
やっぱり、みんな中高一貫のこの学校から離れたくないんだ。きっと。
「そうか。生徒会長に逆らうような事したらこの学校から追放されるから、みんな反抗出来ないってわけね。」
「違う。コイツ等は自分の意志で俺についてきてるだけだ。」

―違う!それは違うよ!―
「そんな訳ないよ!みんなこの生徒会長に反論しなよ!!」
みんなは意地でも黙っている。もう私は呆れるしかなかった。
「ああ、そう。じゃもう知らないよ。こんな自分の意志も主張出来ない臆病学級。」
私はこの言葉を吐き捨て、教室から出てった。

―ああ…何やってんだよ私…。―

この先、楽しい学園生活は絶対送れないと分かった気がした…。

つづく

No.15 06/07/24 19:01
自由人0 

>> 14 ↑訂正
すみませんm(_ _)m 上の話は第6話じゃなくて第7話です。

No.16 06/07/24 19:06
匿名16 

ゆのです♪こんにちは(ピュア書いてる)予想出来ないに次の展開を毎回期待しちゃいます!(^O^)
ドキドキo(>ω<*)o

No.17 06/07/24 19:58
自由人0 

>> 16 こんばんは☆レスありがとうございますm(_ _)m私もゆのさんの物語毎日楽しみにしていますよ♪♪お互い頑張りましょうね(´∀`*)ノ

No.18 06/07/24 20:59
自由人0 

~第8話~
「はぁ…。折角この学校に受かったのに…。」
私は、沈んだ気分で学校の屋上で休んでいた。
ちらっと腕時計を見ると、もう10時をまわり2時限目が始まっていた。
「ああ…この学校でも問題児か…。」
私が落ち込んでいると、イキナリ屋上のドアがバンっと開いた。
「あっここにいた!!」
―えっ…誰…?―
「名繋さん!私、名繋さんがさっき生徒会長と言い争っているの聞いて、思ったんだ!!」
「え…?」
叫んで来た子は、目が大きい童顔で髪型は少しカールしてて肩よりちょっと短い、可愛い女の子だった。
「私も生徒会長にこの学園を占領されるのは嫌だ!!私も…名繋さんと一緒に、この学園を変えて行きたい!!」
―救世主だ…。―

暗闇に覆われていた私の未来に、細い一筋の光が見えたような気がした…。


つづく

No.19 06/07/25 07:51
自由人0 

~第9話~
「君…それ本気で言ってんの?」
「うん!!でも私みたいに頼りないのじゃ駄目かなぁ…?」
「ううん!そんな事ないよ!!」
私は、この子を快く仲間にした。
「ありがとう!あ、私は上月 行寿。よろしくね。」
コウヅキ アンジュ?
行寿は、生徒手帳を私に見せながら自己紹介をしてくれた。
「行くに寿って書いてアンジュって読むの?珍しいね…。」
「うん。よく言われるよ。私の事は行寿って呼んでね。じゃ私は授業に戻るよ。湊ちゃんは??」
「私は意地でもここにいるよ。」
「そうか。じゃまた後で来るよ。」
そう言って行寿は教室に戻って行った。

私は、学園生活がちょっと楽しみに思えて来た。ただし、現実はそんなに甘くなかった…。

つづく

No.20 06/07/25 09:21
自由人0 

~第10話~
「あっそう言えば生徒手帳…。」
すっかり返すのを忘れてた。
―また会いたいけど、やっぱ無理だよなぁ…。―
仕方が無く、私は職員室に届ける事にした。でも今はまだ授業中。職員室なんかに行ったら絶対怒られる。
(後にしよ…。)


♪キーンコーンカーンコーン
「湊ちゃあん!授業終わったぁぁ~!」
―早っっ!!―
「行寿!早いね!」
「うん!全力疾走しちゃった!」
ふとここで、私はあの生徒手帳の事を思い出した。
「ねぇ行寿。この人知ってる?」
私は生徒手帳に書いてある名前と写真を見せた。
「ああっ如月?知ってるよ。隣のクラスの奴だもん。その手帳どうしたの?」
「さっき拾っちゃってさ。」
「ああ~…それは気の毒だね…。」
き…気の毒??
「だって如月 真尋って言ったら唯一、祭君に反抗してる問題児だもん。」
「祭君…?」
「ああ。生徒会長の事だよ。祭 咲也(マツリ サクヤ)。」
「へぇーそんな名前だったん…
―え…??―
違う!話の主旨変わってる!!
「あの人問題児なの!?」
「うん。この学校ではカナリ有名だよ。」

―優しい人だと思ったのにな…。―


私は、心のどこかに何故かもやもやが生まれた気がした…。


つづく

No.21 06/07/25 10:02
自由人0 

中間報告☆その2
ようやく10話まで紹介出来ました☆彡皆さん、どぉでしょぉかぁ↑↑??今現在の登場人物は
名繋 湊
祭 咲也
如月 真尋
上月 行寿
その他モロ②…
です☆
皆さんは誰が好きですか??
これからドン②この人達の本性がわかって来ますョ♪♪(その他…は分からないかも知れませんが 笑)
皆さん、これからも
『゚:。+標的+。:゚』よろしくお願いします!!

No.22 06/07/25 11:09
自由人0 

~第11話~
「き・さ・ら・ぎ・ま・ひ・ろ……かぁ…。」
放課後。私は、生徒手帳を片手に職員室へ向かった。
すると、向こうの方から先生と生徒の争うような声が聞こえた。
「お前、生徒手帳はどこにやった!?」
「だからぁーどっかに落としたんだってばぁ。」
「ったく如月はいつもいつも…。」
―えっ…如月!?―
「ちっ…ちょっと待って!!如月君の手帳はここだよ!!」
私は焦りながら二人の所へ向かった。
「はい!私が拾ったの!!」
如月は私の手からスッと手帳を抜き取ると、満足気に先生に手帳を見せながら言った。
「ほら!俺は無実だっての!!」
先生は苛ついた様子で職員室の中に入っていった。
「あの…ごめんね。本当は早く渡してあげたかったんだけど…。」
如月はフっとこっちを向いて来た。
―うわ…怒られるよ…。―
「サンキュー。おかっぱ頭。」
―えっ…?―
「冗談だよ。また祭に何かされないように気をつけろよ。じゃ。」
「あ…ありがと…。」


やっぱり私には、どうしても如月が問題児に思えなかった。


つづく

No.23 06/07/25 11:10
☆アイスクリーム☆ ( Y5Of )

始めまして♪
いつも、読ませてもらってます♪
コレは・毎回続きが気になります(3э3)

これからも頑張って下さい☆

No.24 06/07/25 11:30
自由人0 

>> 23 アイスさん(←勝手に省略しちゃってます)ありがとうございます☆まだ②な部分も沢山ありますが、いつも読んでくれてありがとうございます
m(_ _)m
これからも頑張りますヾ(≧∇≦*)〃

No.25 06/07/25 11:57
自由人0 

~第12話~
「あ~終わったぁ。」
ドタバタしていたが、やっと一日が終わった。
「帰ろ帰ろ~♪」
私はホッとした気分で玄関を出ようとした。
その時、誰かに呼び止められた。
「名繋 湊。」
「えっ…?」
目の前には、祭がいた。
「なっ…何?」
「お前…授業さぼってどうなるか分かってんのか?」
「何が?前からしてる事だし、別に困んないし。」
私の言葉に、祭は一瞬驚いたようだったがすぐに冷静を取り戻し、私を突き放すようにこう言った。
「その言葉、忘れるな。明日から、どうなる事か…。」
私はドキっとしたが、いえ、動揺なんて全然してませんから。と言う顔をした。
「上等だよ、祭。」
私は平然な顔をしてこう言った。だが、内心は怖くてどうしようもなかった。


こんな、最悪の形で始まり最悪の形で終わった一日だった…。


つづく

No.26 06/07/25 13:17
自由人0 

~第13話~
「うぇ~…むにゃむにゃ…。」
ジリリリリリ!!!!
「うわっ!!」
一気に鳴る無数の目覚ましに、私は頭が痛くなった。
「何でこんなに目覚ましかけたんだ…?」
―あ…そうか。学校変わったからか…。―
仕方なく、私は制服に着替えて菓子パンをかじりながらテレビをつけた。
家には、共働きの両親が朝早くから仕事に行ってる為私以外誰もいない。
「ふぅ…そろそろ行くか…。」
私は洗面所に行き、ちらっと鏡を見た。
「えっ何この髪型!?」
―…ああ、そうか。祭に切られたんだっけ…。―
私は、無理矢理髪をスプレーで形づけて、少しカールさせた。
「よし!これでなんとかなる!!」
私は電車に乗る為、駅へと急いだ。

これから、どんな事が学校で起きるのだろうか…。


つづく

No.27 06/07/25 13:52
自由人0 

~第14話~
「あぁ~…気持ち悪~…。」
電車に揺られ30分。車内は混んでて暑いし苦しい…。
キィーッ!
電車がとまったと同時に人の雪崩がホームから押し寄せて来る。
(うざっ…。)
私は、この雪崩に負けじとホームの方へと向かった。
―あと少し…。―
シュー。
電車のドアが閉じた。
―セーフ…。―
朝から何でこんな格闘を繰り広げなきゃなんないんだ…。


もう新しい学校は良いとこ無し!!この先どうなっちゃうんだろうか…。


つづく

No.28 06/07/25 15:53
自由人0 

~第15話~
「やばっ遅れる!」
人間雪崩と格闘していたせいで、5分のロスだ。
―よし!この角を曲がったらすぐ…―
あと5歩
4歩
3歩
2歩
1歩…
「着いた!!」
私は汗を拭きながら、教室へ向かった。
(よし…。)
私はガラッとドアを開けた。
「おはよう!!」
でも、相変わらずみんなは無視。行寿もまだ来ていない様子だった。
「はぁ…。うざ…。」
私は小声で文句を言いながら席に着いた。

「あーっ!!湊ちゃん!!おはよう!!」
後から来た行寿が明るい声で挨拶をしてくれた。
その様子に、周りのみんなはカナリ驚いていた。
「行寿!おはよう!!」
―はあ…良かったあ…。―

その時、またドアがガラッと開いた。
「まっ祭…。」
―来た…祭…。―
「何だ。上月は名繋と同盟を結んだか?」
「祭君!私、湊ちゃんの言葉聞いて思ったの!!私も、今の学級は祭君に支配されているみたいで嫌!!」
「そうか…。じゃあ、もうお前も好きにしろ。その代わり、どうなるか覚悟しといた方が良い。」
―……。―


祭が、本格的に始動し始めた…。


つづく

No.29 06/07/25 16:50
自由人0 

゚:。+著作者紹介+。:゚夜宵(やよい) ♀
12歳 蠍座 O型
中学一年生♪♪
です☆暇なのでちょっと紹介してみました☆以上、要らない情報でしたυ

No.30 06/07/25 17:11
自由人0 

~第16話~
「はぁ…。」
授業中。私の隣の席からわずかに殺気が感じられる。
「授業つまんね…。」
私が小言を言っていると、
「だったら抜け出しゃ良いじゃん。」
祭の心無い言葉が私に突き刺さる。
「酷い奴…。」
「生まれつきなんで。」―むかつく、ムカツク、ムカつく!!―
「ああ、そうですか。」「何話勝手に終わらそうとしてんだよ。」グサッ。
祭の毒舌針は、かわそうとしている私を追い詰めて行く。
「あ、あと放課後生徒会室に来い。話がある。」
―え…?何…?―
良くない事が起きると言うのは目に見えていた…。

でも、もう、逃げちゃ駄目だ湊…。逃げたら、負けなんだから…。

つづく

No.31 06/07/25 18:23
自由人0 

~第17話~
「祭っ!いないのっ!?」放課後。私は強気で生徒会室に来た。
ガラガラ…
ドアが開いた。
「祭っ!一体私に何の用!?」
「お前、昨日その髪の色は校則違反だって言ったよな…?」
「えっ…?」
祭はそう言った瞬間、私の腕を掴んで私の髪に何か分からないスプレーをかけた。
「うわっ!?何だよっ!?これ!!」
「ペンキ。」
―はあっ!?―
祭の手に握られた缶を見ると、スプレー型の黒色のペンキだった。
「ちょっと待ってよ!何でこんな事するんだよ!!」
「校則違反をする奴には、痛めつけて徹底的にやめさせる。」
「じゃあ、何で如月は良いのよ。」
「は…?」
「如月なんて、茶髪でしかもピアスつけてるし、髪型だって肩まで伸びてて違反じゃん!!なのに…何で私ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないのよ…。」
「だから…
「もういい!祭の声なんて聞きたくもないよ!!」
「…。」

―最悪!!もう絶対祭の言う事聞かないんだから!!―

私は、一大決心をしたのであった…。


つづく

No.32 06/07/25 20:39
自由人0 

~第18話~
「もーっ!酷い!!」
私は、また学校のトイレの鏡で変わり果てた髪を整えていた。
「ペンキって…落ちねーよ!」
「大丈夫か?」
「うわっ!!」
鏡には、如月が映っていた。
「如月…。ここ、女子トイレなんですけど…。」
「気にするな。」
(いやぁ…気にするって…。)
「それより、この髪…また祭の仕業か?」
「う…うん…。」
「ひでーな。髪バリバリに固まっちゃってんじゃん。」
「本当…酷いよね。」
「女の髪は命だもんな。」
―うわ…以外に分かってるんだな…。―
「これ、染めた方が良いぞ。」
「…うん。あのさ…一つ聞いて良い?」
「何?」
「何で、如月はこんな外見校則違反しまくっているのに何にもされないの?」
「ああ…。」


私は、理由を聞いた。聞かないと、どうしても納得いかなかった…。


つづく

No.33 06/07/26 07:38
自由人0 

~第19話~
「教えてくれる?」
私の問いに、如月は素直に応じてくれた。
「この学校ってさ、凄い外見綺麗だろ?」
「あ…。うん…。」
「これは、生徒の親から寄付金を貰って細かい所を建て直すんだ。」
「へぇ…。でも、それと私が質問した事と何か関係があるの?」
「この学校は、毎年うちの親から莫大は寄付金を貰ってんだ。」
―それって…。―
「つまり、俺をここから追い出しちゃったりするとその莫大な寄付金が貰えなくなっちゃうから、俺には何の手出しもしないの。」
―それって…差別じゃん!!―
「本当は早く俺を追放したいと思ってるよ、祭だってこの学園だって。」
「そうなんだ…。」


「まあ結局、世の中金があれば何でも出来るってわけ。」

―…。―


私は如月が発したこの一言に、何故か凄くもの悲しい気分になった…。


つづく

No.34 06/07/26 08:43
自由人0 

~第20話~
「あ~も~!落ちないよ!!」
家に着いて、私は風呂場でペンキを一生懸命落とす。
だがペンキはベトベトにくっついている。バリッ
メキメキッ
ザッザッ
―何で髪の毛からこんな効果音が出るんだ…?―
「やっぱ染めちゃお。」
私は市販の奴で髪を染め始める。
しばらくすると私の髪は綺麗なキャラメルブラウンに染まった。
「よし!これで大丈夫だ!!」


さあ一体、明日はどんな風に祭にいびられるのだろうか。


つづく

No.35 06/07/26 09:23
中学生35 

夜宵サン+゚*。+゚*。+
初めまして!!
いつも読ませてもらってます。本当に中1?!って思うくらいすごく文章が上手くて、びっくりします(*^-^)ノこれからも楽しみにしてるので頑張ってください!!!

  • << 37 35番さん、ありがとうございます☆そう言ってくれると凄く嬉しいし力になります〇((*>∀<*))〇 まだ②未熟な部分が沢山有りますが、これからも頑張って行きますヾ(´∀`)゚*。:゚ by 夜宵

No.36 06/07/26 10:07
自由人0 

~第21話~
「行ってきます!!」
翌日。私は髪を完璧にセットして学校へ向かう。
電車に揺られ、また雪崩に飲み込まれそうになりながら、ようやく学校に着いた。
(よしっ頑張ろ!!)
私が気合いを入れると、後ろから呼ばれる声が聞こえた。
「よぉ。問題児、名繋 湊。」
「何だよ祭。」
「相変わらず校則違反かよ。髪の色明るくなってんじゃん。」
「あんたにペンキかけられたから、誤魔化す為。」
「…覚えてろよ。」
祭は一言告げると、校舎の方に入っていった。
―何なんだ…?―
私は少し戸惑いながらも歩いて教室へ入った。
「ねー湊ちゃん!聞いてぇー!!」
行寿のカン高い声に、耳が痛くなる。
「えっ?なっ何?」
「あのね、今日下駄箱に私宛のラブレターが入ってたの!」
「本当!?誰から!?」
「今日の昼休みに屋上で待ってるだって!!誰かは分かんないけどっ。」
「そうか。良かったね!」
「ありがとう!!」
―ラブレターか…。良いなぁ…。―

♪キーンコーンカーンコーン
昼休みを告げるチャイムが鳴った。
―行寿、大丈夫かなぁ…。―


私は、行寿がどう答えるのか凄く興味があった。


つづく

No.37 06/07/26 10:36
自由人0 

>> 35 夜宵サン+゚*。+゚*。+ 初めまして!! いつも読ませてもらってます。本当に中1?!って思うくらいすごく文章が上手くて、びっくりします(*… 35番さん、ありがとうございます☆そう言ってくれると凄く嬉しいし力になります〇((*>∀<*))〇
まだ②未熟な部分が沢山有りますが、これからも頑張って行きますヾ(´∀`)゚*。:゚ by 夜宵

No.38 06/07/26 10:48
自由人0 

゚:。+質問+。:゚
いつも私の
『゚:。+標的+。:゚』
を読んでくれてる皆さん、ちょっと私の質問を聞いてくださいm(_ _)m
この物語の更新…早すぎますかね??
皆さんの意見によって更新時間を決めたいと思いますので皆さんレスお願いします゚:。+
by 夜宵

No.39 06/07/26 11:00
中学生35 

>> 38 またまた来ました!!
中学生です(≧-≦) 更新早くないと思いますよ!!
それより早く続きが読みたいって思いますから☆★☆

No.40 06/07/26 11:13
自由人0 

>> 39 35番さん、また来て下さってありがとうございます☆そう言う事を言ってれるともの凄く嬉しいです(≧艸≦)゚:。+
では、これからも頑張って書きまくります!!+。:゚

No.41 06/07/26 11:58
自由人0 

~第22話~
「ちょっと屋上行ってみよ。」
私は屋上に行き、ドアを開けた。
そこには、誰かが寝っころがっていた。
(誰だ…?)
私は恐る恐る近づいてみた。
「うわっ如月!!」
「んー…?ああ、お前かぁ。どうしたぁ…?」
如月は、いかにも眠そうな声で答えた。
「あっ如月!さっき行寿来てなかった?」
私は、寝てる如月の横に座りこんで訊いてみた。
「ううん…。来てないよぉ…。」
―もう戻ってたのか…。入れ違いになっちゃった。―
「ああ、そうか。ありがとう如月。」
私は教室に戻ろうと立ち上がった瞬間、何かに引っ張られた。
「うわぁっ!何っ!?」
「んん…。名繋ぃ…。」―えっ!?如月っ!?―見ると、如月が私のブラウスをギュッと掴んでいた。
「何してんのっ?離してよー!」
以外に手強い。なかなか離してくれない。
「どうしたの??」
「名繋…。ここに居て…。」
―えっ!?―


凄いドキドキしてしまう。如月は一体どうしたんだろうか…。


つづく

No.42 06/07/26 12:44
自由人0 

~第23話~
「如月…どうしたの?」如月は黙っている。
―何か喋ってくれよぉ…。ドキドキしちゃうじゃん…。―
「ねぇ…?如月…?」
如月は、ようやく口を開いた。
「昨日俺、名繋をいびるのをやめろって…祭に言って来たんだ…。」
「え…?」
「そしたら、出来ないって…。理由訊いたら…。」
「何て言われたの?」
「…。いや…何でもない。」
「えっ何で!?そこまで言っておいて…。」
「ごめん…。ともかく、いびりをやめるつもりは無いって。じゃ、気をつけろよ。名繋。」そう言って、如月は教室に戻って行ってしまった。
―ちょっと…何…?―
何で、話を途中でやめてしまったんだろう。
―でも、その前に…
何で如月は関係無いのに、私にいびるのをやめろって祭に言ってくれたんだろ…。―

以外に優しい如月の事を、私はもしかして…

つづく

No.43 06/07/26 13:43
自由人0 

~第24話~
「好きかも…。」
「何言ってんのお前。」―やば…。―
今は授業中。私がいった独り言が祭に聞こえたらしい。
「何お前。もう好きな奴でも出来たか?」
「良いじゃん別に。祭はいないの?」
「知らね。」
―ムカつくなぁ…。―「まぁ、あんたみたいにひねくれた人は、一生恋なんて出来ないよね。」
「お前に言われたくない。お前だってどーなんだよ。」
「私はついさっき好きな人が出来たんだよ。祭とは正反対な優しくて素直な良い人。」―何で私こんな事祭に話してんだ…?―
「ああそう。せいぜい頑張れよ。」
(素っ気な…。)

―やっぱり、祭に比べると如月は凄い良い人だよな…。―


私は、もう完璧に如月に惚れているようだった…。


つづく

No.44 06/07/26 14:29
自由人0 

~第25話~
「行寿ー?どこ行ったのー?」
休み時間。行寿の姿が教室に無い事に気がついた。
「ねぇ。行寿知らない?」
と、みんなに訊いても「知らない。」
の一点張り。
やっぱり教室に祭がいる事も有り、みんな親切に教えてくれない。
ちらっと祭を見ると、良い気味だと言う目で私を見てる。
―うざい…!―
私は駄目もとで、黒板を綺麗にしている人に訊いてみた。
「ねぇ…。行寿知らない?」
「あっさっき気分悪いって言って帰ったて聞いたよ。」
―えっ??―
親切に教えてくれて、私は逆に驚いた。
「あっありがと!えっと名前は…何だっけ?」
「海堂 明日美(カイドウ アスミ)だよ。」
海堂さんは、髪を一つに結んでて、目は一重のわりに大きい子だった。
―海堂さん…。なんか仲間に出来るかも…。―


私は、ある作戦に出た。

つづく

No.45 06/07/26 14:42
自由人0 

中間報告☆その3
新しいキャラの登場です♪♪その名も
『海堂 明日美』!!
私自信はこのキャラ気に入ってます!
ちなみに性格は、
優しいがネガティブ思考な所がある。
結構泣き虫。
積極的に何かに取り組めない。
です☆話の中には出てきそうになかったので今ここで紹介させて頂きますm(_ _)m
皆さんは、どのキャラが好きですか??是非私に教えて下さい☆お願いしまーす゚:。+

No.46 06/07/26 16:29
自由人0 

~第26話~
「海堂さん、私と喋っちゃって平気なの?」私は小声で聞いてみた。
「何で?祭の事なんて、うちには関係無いもん。」
海堂さんは、大声で言ってしまった。
―もしかして海堂さん天然なんじゃ…?―海堂さんの台詞に、祭も、みんなも、そして私も驚いた。
ちらっと祭を見ると『殺』と言う怪しいオーラが出ていた。
―絶対やばいって海堂さん…。―
「じゃ、名繋さん。うちはまだ日直の仕事が有るから、話はまた後で。」
「えっ?あっうん!!」
―変わった人だ…。―

海堂 明日美…。
これから、いろいろ問題を起こしそうだな…。

つづく

No.47 06/07/26 17:12
自由人0 

~第27話~
「あーあ。結局行寿帰っちゃったのかぁ。」放課後の誰もいない教室。
私はいかにも暇ですと言うような感じで、ため息をついていた。
「さっさと帰っちゃお。」
私が席を立った瞬間、誰かが入って来た。
「あっ海堂さん!」
「あれ?名繋さんまだ帰んないの?」
「ううん。今帰るとこだよ。海堂さんはどうしたの?」
「日直だったから。仕事してたんだよ。」
「そっか。」
―いや、私が聞きたい事はそんな事じゃ無いんだよな…。―
「あのさ、海堂さん…。」
「何?」
「あの…私の仲間にならない?」
「仲間?」
「うん!このクラスを、変えていく為に!」
「ああ。祭の事でか…。」
「うん!駄目かな…?」
「良いよ。」
「本当!?」
「うん。実はうちも祭はやり過ぎてると思うんだ。うちも仲間に入るよ。名繋さん。」
「ありがと!あと、名前で呼んで!海堂さんは?」
「うちはみんなに明日って呼ばれてるからそれで良いよ。」
「じゃ、よろしく!」
「うん!頑張ろうね!」


私達は同盟を結んだ。
これでまた、希望の光が大きくなった気がした。


つづく

No.48 06/07/26 18:00
自由人0 

~第28話~
「みんな、おはよう!!」翌日、私は教室に入って大声でみんなに挨拶した。
やっぱり返答は無し。挨拶してくれるのは明日だけだった。
「おはよう。湊ちゃん。」
「明日、おはよ!」
「え…明日まで名繋さんに挨拶してるよ…。」
「何で…?」
クラスの一部には、動揺し始めた人も結構いる。

―あれ…?そう言えば…。―
「ねぇ。行寿見なかった?」
「今日は休みだって。」―え…?―
行寿、あのラブレターを貰ってから何かおかしい。
―何かあったのかな…。―

その時、チャイムが鳴った。
私は行寿の事が気になったが、仕方が無く席に座った。
HR。出席をとると、先生はすぐ廊下に出ていってしまった。


すると、ドアがガラッと開いた。
「おはよーございまーす。皆さーん。」
―きっ如月…?―
如月は、キロッと祭を睨みながら、こう言った。
「祭。話がある。ちょっと来い。」
「…。分かった。」
祭は、薄笑いを浮かべながら席を立ち、廊下へと出ていった。

―なっ何…?―


私は、気になって二人の後をついていった。

でも、これはしてはいけない行為だった。だが、今の私には気がつかなかった…。


つづく

No.49 06/07/26 20:24
自由人0 

~第29話~
「二人、何処行くんだろ…。」
私が二人の後を追うと、屋上に来ていた。
―何話すんだろ…?―
私はスッと、開いた屋上の扉の裏に隠れた。
私は、興味本位で二人の会話を聞くつもりだった。
しかし、そんな簡単に受け止められるほど、二人の会話は楽なものでは無かった。

如月は、なかなか話し始めない。
それに見かねた祭は、ため息をつき、
「話す事が無いなら、俺は帰る。ちゃんと話す事決めてから俺を呼べ。」
と言ってその場を去ろうとした。
その時、如月がグッと祭の腕を掴んだ。
「話す事が有りすぎて整理がつかないんだよ。名繋と、上月の事について訊きたい。」


―私と、行寿の事…?―

それを聞いた時、良い予感は絶対しなかった。でも、私は何故か金縛りにあったようになって、動けなかった…。


つづく

No.50 06/07/26 21:24
匿名9 

続きがすごく興味あるよ~。

おもしろい!がんばれ♪

  • << 51 9さん♪また来て下さってありがとうございます゚:+ だん②展開変わって話がちゃんと通じない事もあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします☆☆
投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

お知らせ

6/10 カテゴリの統合(6月20日、26日実施)

テーマ別雑談掲示板のスレ一覧

テーマ別雑談掲示板。ひとつのテーマをみんなでたっぷり語りましょう❗

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧