泚目の話題
赀ちゃんの名前に぀いお
初めお䌚った圌に䜓型の事を蚀われたした、、、
🔥理沙の倫婊生掻奮闘蚘😀パヌト2⃣😞~

🌟俺はおたえに近づかない 🌟

レス500 HIT数 10638 あ+ あ-

 uySdj 
10/11/19 22:33(曎新日時)

         


     1=2


1=2の謎は千幎に枡っお科孊者、数孊者を困惑させた。


「勝っおいた オレは勝っおいたのに 」



事態は至っお単玔で、

単に「2は1であり、1は2である」ずいうだけである。

No.1451023 10/10/26 10:18(スレ䜜成日時)

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䞻のみ
付箋

No.451 10/11/19 16:33
 ( uySdj )

ずりあえず、今回は埌玉の事件の立件に぀いおも可胜になるかもしれないずの話を担圓にご連絡くださいずいっお、連絡先を曞いた玙を受付に私、タカシずトシミツさんは頭をかきながら無駄足の東京から藀沢ぞ垰還したす。

No.452 10/11/19 16:33
 ( uySdj )

藀沢2
しかし、無駄足ず思いきや、藀沢の探偵事務所ぞ垰るずそこには東京から次のような電報が届いおいたした。


「サむタマリツケンカノり アスコラレタシ オオノ」


どうやら無駄足の無駄足だったようです。


仕方なく、ダむニングルヌムで遅い昌食の支床を3人にお願いし、タカシは・・・

No.453 10/11/19 16:35
 ( uySdj )

桃倪郎さんがさえぎりたす。


「ちょっず埅っおください。
ダむニングルヌムっおのは぀たるずころ、台所っおこずですか」


「えぇ、掋通では普通にある倧きめの食堂みたいなものです」

「いくらなんでも、明智小五郎が掋通に䜏むっおのはどうかず思うんですが」


「ですが、暪浜でしたらごく圓たり前の話ですし」


「藀沢でもそんな掋通があったんですか」

No.454 10/11/19 16:37
 ( uySdj )

「いえ、たぁ、あったず蚀えばそのありたしたが、その」


「少なくずも、探偵事務所を掋通にしおしたったら。
竜安寺の話が台無しになるじゃないですか」


「はぁ、そんなもんですか」


「いいですか、この物語は倧正デモクラシヌの時代ずいう西掋化の進む時代に反発するかのように、日本人の持぀どす黒い意識が衚面化するか、ずいうのが倧事なずころなんです。


そんな䞭、いくら名探偵だからずいっお西掋の掋通に䜏むような人物を出しおしたっおは、聞いおるほうが目が芚めおしたいたす」。



さすが、桃倪郎さん、厳しい意芋です。



・・・タカシは探偵事務所の台所で玍豆ず癜飯をかっ蟌みたす。



そしお、食埌に、京郜で行った聞き蟌みの成果を3人に話したした。


食埌でよかった。


食䞭だったら吐いおいたした。

No.455 10/11/19 16:37
 ( uySdj )

しかし、それは事実なのです。

恐ろしいこずです、これが事実だずいうこずが3人にはずおも信じられたせんでした。


なお、タカシもこの話を聞いた埌、飯が2日ほど喉を通りたせんでした。


逮捕されたずいう連絡を聞いお初めお自分に䜓力がいるこずを実感したした。

No.456 10/11/19 16:52
 ( uySdj )

メッキ
翌朝、タカシは1人で東京ぞ向かいたした。


電車の䞭には女子孊生の制服ずしお流行りだしたセヌラヌ服がちらほらず芋えたす。


ゞむさんは寝がけ県でアクビをし、車掌さんが切笊を切りながら釣られおあくびを返したす。

あの地獄の震灜から1幎、ようやく人々に安心が芜生えおきたずきに、たた、地獄ぞず県を無理やりに振り向かせるような話が䞖の䞭に広たろうずしおいたす。



東京にたどり着いたタカシは颚呂敷を片手にたずは電報を打ちに郵䟿局たで向かいたした。埌玉の䟝頌人に䞀蚀、蚀䌝を残しおから、少し䌏し目がちに皀代の殺人犯の埅぀譊察眲ぞずずがずがず歩いおいきたす。

No.457 10/11/19 16:52
 ( uySdj )

「ふぅ」。


眲内はいただ喧噪の䞭にあり、座る堎所もないたたタカシはオオノ刑事ぞの面䌚を受付にお願いしおごったがえす䞭をぶらぶらず歩いおいたす。

No.458 10/11/19 16:53
 ( uySdj )

凶人
「その犯行の手口はじ぀におぞたしく、無蟜な少女たちを匷姊するこず数十件、そしお殺害するこず十数人ずいう皀代の極悪人である」。


そんな今朝の新聞の芋出しを眺めながら、タカシはがんやりずしおいたす。


血で染たったような凶悪犯ずいう芋出しは、残念ながらタカシの知っおしたった話ずは違いたす。


䞖の䞭には、どうしようもない悲劇がある、ただそれだけなのです。



ようやくオオノ刑事が珟れお、タカシを空いおいる郚屋ぞず招き入れたす。


そしお、タカシは京郜で圌の行った聞き蟌みの成果を䜙すずころ無くオオノ刑事に䌝え、そしお、関係者によっお曞かれた圌ぞの手玙も、あわせお、オオノ刑事に目を通しおもらいたす。

No.459 10/11/19 16:54
 ( uySdj )

そこには、たさに、鬌畜の所業ずそれにいたるたでの経緯、䜕よりもタカシの掚理によっお導き出された犯行の動機が䜙すずころ無く䌝えられおいたした。


そう、それは、けっしお、郚倖者には䌝えられない所業でした。


タカシに぀いおきたトシオさんは、耐え切れずに䟿所に駆け蟌みたす。


オオノ刑事は黙っおきいおいたす。


そしお青い顔をしたトシオさんが戻っおくるず、



䞀蚀、「鬌畜」、そう぀ぶやきたした。

No.460 10/11/19 16:56
 ( uySdj )

取調宀

犯人である䜐倪郎は取調宀で笑っおいたす。


自分がやった犯行をさも面癜かったかのごずくにしゃべっおいたす。


それを調査する刑事たちをあざわらい、被害者をバカにしお、そしお党お䞖の䞭が悪かったなどず語り、あたかも取り調べにあたる譊察官を愚匄するこずを楜しむかのようでした。


そこに、オオノ刑事ずタカシが宀内に入るず、䞭で取り調べに圓たった連䞭をみんな倖に出したす。


䞭には、半笑いの凶人ず眠たそうなタカシ、そしお䜕を芋るでもなく䞡者を芋おいるオオノ刑事の3人が取り残されたす。

No.461 10/11/19 16:57
 ( uySdj )

察決の前に
ここでようやく桃倪郎さんが䞀息぀きたす。


猶入りのタバコずマッチを手元に匕き寄せるず、しみじみず䞀服しお䞀蚀。


「重い、本圓に重い話ですね」。


汗たみれでちゃぶ台に前のめりになっお資料ず栌闘しおいたカズマも、桃倪郎さんから手枡された猶から䞀本拝借し、もらいタバコで玫煙をくゆらせたす。


「むしろ、こんな話を人様にきかせられるようにできる垫匠のほうがすごいですよ」


たごうこずなき本心です。


「いやあ、これは江戞川乱歩先生のやり方をそっくり真䌌ただけですよ。
あの先生は本圓に蚀葉にするこずができない異垞な話を曞いおそれを正垞ず思わせる達人です」


それに぀いおは、カズマも思うずころがありたした。

No.462 10/11/19 16:58
 ( uySdj )

むしろ、
いずれあの先生の曞いた話を真䌌る人間も出おくるだろうなず思っおいたしたが、
桃倪郎さんには黙っおおきたした。

No.463 10/11/19 18:58
 ( uySdj )

察決

譊察、取調宀、沈黙。


いきなり来た郚倖者に、䜐倪郎は怪蚝な目を向け、そしお10分、20分ず沈黙の時間が過ぎたす。


こずによるず、1時間は誰も䜕もしゃべらなかったかもしれたせん。


しかし、無粋な小間䜿いがお茶を持っおきた埌、぀いに名探偵カズマず凶人ずの察決が始たりたす。

No.464 10/11/19 18:59
 ( uySdj )

「これはあなたに殺された゚ミさん(仮名)が曞いたそうです」。


熱いお茶をすすりながら、カズマは䜐倪郎にわら半玙に曞かれた少女の将来の倢を芋せたす。

「もちろん、君が字を読めないこずは知っおいる」


そういうず、カズマはわら半玙をくしゃくしゃに䞞めおくずかごに攟り蟌みたす。


「内容は秘密です」。


なんのこずか分からない䜐倪郎に、二口目の茶をすすりながらカズマは次に長野県での犠牲者の父芪からの手蚘を芋せたす。


「これを読むず倚分、君は胞の底から喜びそしお激しく笑うだろう」


だから、䞀蚀だけ読むこずにしよう。



「おい、お前がやったのか」。

そういうず、カズマは再びくずかごぞわら半玙を䞞めお捚おたす。

No.465 10/11/19 19:01
 ( uySdj )

タカシは䜐倪郎に䞀瞥だにくれず、淡々ず茶ずわら半玙、そしお被害者、その家族の蚀葉が曞かれたわら半玙、くずかごず、淡々ず䞞めおは捚おおいきたす。


湯のみ茶碗が空になるず、タカシはトシオさんを呌びたす。


「すたないがおかわり、埌、これを捚おずいおくれ」


わら半玙で山になったくずかごを指差した埌、オオノ刑事に蚀いたす


「じゃあ、本日はこのぞんで」

そしお垭を立ずうずした瞬間、カズマは䜐倪郎の胞ぐらを぀かみ、壁に抌し付けたす。


「いえ、すいたせん。
これぱミさんのご䞡芪からのご䟝頌の䞀぀です」



その瞬間、䞀瞬だけ笑おうずした䜐倪郎の錻っ぀らに、匷烈な頭突きを叩き぀けたす。

No.466 10/11/19 19:03
 ( uySdj )

「違いたす。私は堅気だから、そういうこずはしたせんけれど、これもあいにくご䞡芪からのご䟝頌なんです」



「カタギだず」


初めお䜐倪郎が口を開きたす。

錻からは血がボタボタずこがれ萜ち


「その゚ミの䞡芪ずやらに䌝えおおけ、あんたの嚘は泣きながら、あんたらのこずを最埌たで叫んでいた。
俺は笑いながら䞀緒になっおさけんでやった。
でも、結局、あんたらはやっおこなかった、そし・・・」


「おっず、いけない。錻血を止めよう」



そういっお、オオノ刑事が䜐倪郎の口を手ぬぐいでふさぎたす。


笑い声ず䞀緒に錻血が噎出し続けたす。


「あずな、貎様は誀解しおるが俺は字が読めるんだ」


「あぁ、だから読たせなかったんだ」

No.467 10/11/19 19:03
 ( uySdj )

そういうずカズマはオオノさんに䌚釈をしお、取調宀から立ち去りたす。

埌ろで䜐倪郎の怒号が聞こえたす。

No.468 10/11/19 19:05
 ( uySdj )

䌑憩

「カズマさん、今日はこれぐらいにしたしょう」。


「ふぅ」。


䞀幕物の悲劇を曞くずいう䜜業がいかに倧倉かが分かった気がしたす。


桃倪郎さんが倜の高座の支床をする間、カズマはちゃぶ台に突っ䌏しおいたす。


「いえ、これは笑えたせんけれど、十分面癜い話になりたすよ」。



資料を芋るたびに息が詰たりそうになるろくでもない話なんですが、桃倪郎さんの意芋は違うようです。


「萜語でももう半分や真景环ヶ淵みたいな話がありたす。人間の業の深さを垣間芋るような話ずいうのがあるから萜語は面癜いんです」


「はぁ、そんなもんですか」。

ちゃぶ台にヒゞを぀きながら、倕焌けに染たり぀぀ある東京の青空を芋぀めおいるず、カズマにもふず思い぀くこずがありたす。

No.469 10/11/19 19:06
 ( uySdj )

「垫匠、すいたせん。来週の打ち合わせなんですが、申し蚳ありたせんが、䞀床延期できたせんでしょうか」


「おや、そい぀は急な話で」



「いえ、長いこず東京で暮らしたせいで生たれ育った藀沢の話にどうも自信がないんです。
せっかく地元の話を入れおもらう以䞊、䞀床じっくり調べなおしおからでないずどうも安心できたせん」



「はは、それではしょうがありたせんね、では、぀いでに暪浜の話も仕入れおもらえたせんでしょうか、いえ、知らなくはないんですが、あの名探偵の話をもっず膚らたせるんでしたら、ダむニングルヌムずかいう話もそうですが、もっず西掋の話を入れたほうがいいでしょうから」

No.470 10/11/19 19:13
小悪魔28 

>> 447  ┌────────┐  │キラヌ汚ババァは│  │なかたをよんだ │  └────────┘  ┏━━━━━━━━┓  ┃ +  。   ┌───────┐
│プリンちゅは │
│マヒがなおった│
└───────┘

┏━━━━┓
┃こうげき┃
┃じゅもん━━━━━┓
┃にげる┃マホトヌン┃
┃どうぐ┗━━━━━┛
┗━━━━┛


┌─────────┐
│マホトヌンを唱えた│
└─────────┘

┏━━━━━━━━━-┓
┃     。  。 ┃
┃     |`☕| ┃
┃ - --  |汚-―| ┃
┃‥亠 ) (‥亠 ) ┃
┃🚬沈_、ず黙✚⌒⊃┃
┃―(( ∪―( ( お―┃
┃¹ L)〟゛L__ ぀ ┃
┃  ∪∪   ∪  〃┃
┗-━━━━━━━━━┛

┌───────┐
│汚ババァたちの│
│👄をふうじた │
└───────┘


  ヌTo be continueヌ

  • << 472 いいかげん、暪浜で時間を朰しすぎた気もしたすが、懐かしき藀沢町の実家ぞずカズマは顔を出したす。 蚀っおおくべきこず。 それは、その、なんおいうか、たぁ、結婚を前提にしたお付き合いをしおいる女性の話に぀いお、その。 で、早い話が、家族血瞁関係を通り越しお近所の仲間連䞭を巻き蟌んでの倧宎䌚に発展したずいう結末でありたした。 この芪兄匟芪戚䞀同仲間内連䞭のありがたさず気ぜわしさに私心のなさに感謝を。 そしお、明日仕事だずいっおいるのに延々ずビヌルを぀いでくれた極悪非道な連䞭に倩眰を。 倕闇迫る䞭、䞀族の墓前にか぀ぐようにされおお参りず珟況の報告をした埌、終電🚃🇯ð👿💚に抌し蟌たれおカズマは垰京したす。
  • << 475 ┌───────┐ │プリンちゅの │ └───────┘ ┏━━━━━┓ ┃👄こうげき┃ ┃ じゅもん┃ ┃ にげる ┃ ┃ どうぐ ┃ ┗━━━━━┛  ズザザザザヌン ┌─────────┐ │かいしんのいちげき│ └─────────┘ ┏━━━━━━━━┓ ┃汚ババァたちに ┃ ┃999pのダメヌゞを┃ ┃あたえた    ┃ ┗━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━┓ ┃        ┃ ┃        ┃ ┃        ┃ ┃――――――――┃ ┃š👄 〟゛👄  ┃ ┃〟 ゛  ゛ 〃┃ ┗━━━━━━━━┛ ┌───────┐ │汚ババァたちを│ │たおした   │ └───────┘   ヌTo be continueヌ

No.471 10/11/19 19:28
 ( uySdj )

>> 470 暪浜から藀沢ぞ

「・・・食パン、マフィン、スコヌンそしおサンドむッチ。
海の向こう、むギリスやアメリカではこんなものを食べおいるのか。
15幎前の暪浜旅行で初めお知った西掋の品物が、今の自分に぀ながっおいたす。
倖囜人居留区がなくなったのは1899幎。
自分が生たれる以前の話ですが、この地域に根付いた味が、1人の探偵芋習いずそしおなぜだか有名な萜語家兄匟を結び付けおいる」。



どうもいけない、私がこんなくだらない話を考える必芁はないのに。


土曜日の午埌、桃倪郎さんず䞀緒に仕事をするようになっおから、どうしおもこんな話を頭の䞭で始めおしたいたす。


ああいうのは本職がやるから様になるのであっお、なれない人間が䌌たようなこずをそうそうするもんではありたせん。


それがいいのか悪いのか。

No.472 10/11/19 19:29
 ( uySdj )

>> 470 ┌───────┐ │プリンちゅは │ │マヒがなおった│ └───────┘ ┏━━━━┓ ┃こうげき┃ ┃じゅもん━━━━━┓ ┃にげ  いいかげん、暪浜で時間を朰しすぎた気もしたすが、懐かしき藀沢町の実家ぞずカズマは顔を出したす。



蚀っおおくべきこず。


それは、その、なんおいうか、たぁ、結婚を前提にしたお付き合いをしおいる女性の話に぀いお、その。



で、早い話が、家族血瞁関係を通り越しお近所の仲間連䞭を巻き蟌んでの倧宎䌚に発展したずいう結末でありたした。


この芪兄匟芪戚䞀同仲間内連䞭のありがたさず気ぜわしさに私心のなさに感謝を。


そしお、明日仕事だずいっおいるのに延々ずビヌルを぀いでくれた極悪非道な連䞭に倩眰を。

倕闇迫る䞭、䞀族の墓前にか぀ぐようにされおお参りず珟況の報告をした埌、終電🚃🇯ð👿💚に抌し蟌たれおカズマは垰京したす。

No.473 10/11/19 19:31
 ( uySdj )

翌週

土曜日。


探偵ずいえども仕事がなければ半ドンです。


キクが䜜った昌飯をかっこんで、カズマは今日も桃倪郎さんの䞋ぞずいそいそず。


「たるで桃倪郎さんからキビダンゎをもらったみたいね」。


ずは、そのキビダンゎを着おいるキクの蚀葉です。


颚呂敷包みを持ちながら、鬌が島ならぬ桃倪郎さんの埅぀長屋ぞ自転車を挕ぎ挕ぎたどり着きたす。


1時半。
埅ち合わせ時間ぎったりです。


垫匠の家の玄関を開けるず、珍しいこずに垫匠の玄関に、明らかに垫匠のものではない䞊物の雪駄が䞊んでいたす。


おや珍しいず思い぀぀、カズマは磚り枛った自分の革靎から泥を萜ずしたす。


「ごめんくださヌい」


「おぉ、カズマさん、埅っおいたした。ささ入っお入っお」。

No.474 10/11/19 19:32
 ( uySdj )

障子を開けるず、茶の間には、なにやら曞生颚の男性ず桃倪郎さんが原皿甚玙を前にすでに物語の䜜成を始めおいたす。


「どうも、ごめんください」


「いや、お埅ちしおおりたした。ヒラむさん。この方が先日お話したした名探偵のカズマさんです」


「どうもごめんください。
私ヒラむタロりずいう、モノ曞きに毛の生えたような存圚で、今日はぜひずも本物の探偵さんのお話をお䌺いしたいず思いたしお、垫匠にご無理を蚀っお今日の䜜業に参加させおいただくこずになりたした」。


明らかに困った顔になるカズマに、垫匠は䞀蚀付け加えたす


「えぇ、倧䞈倫です。
この方の口の堅さは倩䞋䞀品、我々がちょっずいけないこずをしおいるこずもご承知で、この話に参加くださったので、どうぞカズマさんも気になさらずに先々週の続きに取り掛かりたしょう」



「はぁ、そうですか」


䜕かもんもんずした思いを抱え぀぀、カズマは抱えた颚呂敷をちゃぶ台に乗せたす。

No.475 10/11/19 19:37
小悪魔28 

>> 470 ┌───────┐ │プリンちゅは │ │マヒがなおった│ └───────┘ ┏━━━━┓ ┃こうげき┃ ┃じゅもん━━━━━┓ ┃にげ  ┌───────┐
│プリンちゅの │
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┃👄こうげき┃
┃ じゅもん┃
┃ にげる ┃
┃ どうぐ ┃
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 ズザザザザヌン
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│かいしんのいちげき│
└─────────┘

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┃汚ババァたちに ┃
┃999pのダメヌゞを┃
┃あたえた    ┃
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│汚ババァたちを│
│たおした   │
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  ヌTo be continueヌ

  • << 477 「よし、入れ」。 手鎖を぀けられた䜐倪郎が取調宀に入るず、そこには忘れるはずのない3人ずもう1人の顔が䞊んでいたした。 そういうず、タカシはトシオの 「あ、カズマさん、垫匠、ちょっずすいたせん」 「おや、どうしたしたヒラむさん」 カズマが取り出した資料ず原皿の束に目を通しながらヒラむさんが口を挟みたす。 「いえ、この前の前の章なんですが、名探偵の名前がカズマさんになっおいたすよ」 「え」 今気づきたした。 そういえば、垫匠の家から原皿を持っお垰っおから芋盎しおもいたせんでした。 「こらいけたせんな」 「すいたせん、たったく気づきたせんでした」 慌おお消しゎムで盎したす。 「垫匠がこんな間違いをするなんお珍しいですね」
  • << 478 「いやあ、い぀もこんなもんですよ、すごいのは兄貎であっお、私は䞖間では愚匟ずいうこずになっおいたすから」 「いえいえ、これたでの話にこの郚分だけでも、お二方が必死になっお物語に取り組んでるこずがよくわかりたすよ」 そう蚀いながらヒラむさんは2人の湯のみに急須からお茶を泚ぎたす。 家庭の䞭であるならば、鬌畜は鬌畜でいおもいいのか タカシから幌い日の話を聞かされお、䜐倪郎は笑いながらたずねたす。 俺にはわからない難しい話だっおこずはわかるよ、そう、きんしんなんずかずいうや぀だ。効たちは鬌畜の父の犠牲になった。 そしお、鬌畜の息子はやはり鬌畜だった。 俺達の家族は畜生道に堕ちた。 いや、堕ちおいた。 知らぬ間に。 気づいたずきにはもうどうしようもなかった。
  • << 488 ┌───────┐ │プリンちゅは │ │けいけんち69p │ │ゎヌルド69G  │ │をおにいれた │ └───────┘ ┌────────┐ │汚ババァたちは │ └────────┘    ___        |   l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l|   | ̄ ̄🔒 ̄ ̄| |   || ┏━━━━━━━┓ ┃宝箱を    ┃ ┃おずしおいった┃ ┗━━━━━━━┛ ┌───────┐ │プリンちゅは │ └───────┘      ~~ボ     /ノ)ノハ ̄ ̄/     <(癶◎癶)>/    ⊂ *)*)⊃|    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |    ||   ┏━━━━━┓   ┃南極1号を ┃   ┃おにいれた┃   ┗━━━━━┛    ヌそしお䌝説ぞヌ

No.476 10/11/19 19:40
 ( uySdj )

>> 475 䜐倪郎の錻血

芋抜けない嘘はない。


もはや嘘かどうかも自分では分からなくなっおいる男だずしおも。


タカシに頭突きを食らった䜐倪郎ですが、翌日ず、その翌日にはタカシは姿を珟したせんでした。


オオノ刑事もです。


しかし、錻はずきずきず痛み、そしお目の前には愚かな譊察がどうでもいい人間の呜の倧切さをずいたり、犯した眪の重さに銖を掗っお埅っおおけなどず浪花節のようにうなったり、さらには無蚀のたたただただ時間を過ごしたりず、たるで面癜くも無い時間が過ぎおいきたす。


笑いながら自分の犯行を面癜おかしく語っおも、以前のように楜しくないのは、そう、錻の痛みによるのです。



しかし、そんなこんなで4日目の朝。

No.477 10/11/19 19:42
 ( uySdj )

>> 475 ┌───────┐ │プリンちゅの │ └───────┘ ┏━━━━━┓ ┃👄こうげき┃ ┃ じゅもん┃ ┃ にげる ┃ ┃ どうぐ ┃  「よし、入れ」。


手鎖を぀けられた䜐倪郎が取調宀に入るず、そこには忘れるはずのない3人ずもう1人の顔が䞊んでいたした。


そういうず、タカシはトシオの


「あ、カズマさん、垫匠、ちょっずすいたせん」


「おや、どうしたしたヒラむさん」


カズマが取り出した資料ず原皿の束に目を通しながらヒラむさんが口を挟みたす。


「いえ、この前の前の章なんですが、名探偵の名前がカズマさんになっおいたすよ」


「え」


今気づきたした。


そういえば、垫匠の家から原皿を持っお垰っおから芋盎しおもいたせんでした。


「こらいけたせんな」


「すいたせん、たったく気づきたせんでした」


慌おお消しゎムで盎したす。


「垫匠がこんな間違いをするなんお珍しいですね」

No.478 10/11/19 19:44
 ( uySdj )

>> 475 ┌───────┐ │プリンちゅの │ └───────┘ ┏━━━━━┓ ┃👄こうげき┃ ┃ じゅもん┃ ┃ にげる ┃ ┃ どうぐ ┃  「いやあ、い぀もこんなもんですよ、すごいのは兄貎であっお、私は䞖間では愚匟ずいうこずになっおいたすから」


「いえいえ、これたでの話にこの郚分だけでも、お二方が必死になっお物語に取り組んでるこずがよくわかりたすよ」


そう蚀いながらヒラむさんは2人の湯のみに急須からお茶を泚ぎたす。



家庭の䞭であるならば、鬌畜は鬌畜でいおもいいのか


タカシから幌い日の話を聞かされお、䜐倪郎は笑いながらたずねたす。


俺にはわからない難しい話だっおこずはわかるよ、そう、きんしんなんずかずいうや぀だ。効たちは鬌畜の父の犠牲になった。


そしお、鬌畜の息子はやはり鬌畜だった。


俺達の家族は畜生道に堕ちた。


いや、堕ちおいた。



知らぬ間に。



気づいたずきにはもうどうしようもなかった。

No.479 10/11/19 19:45
 ( uySdj )

ある日、知り合いの家に駆け蟌み効たちを助けおくれず叫んだものさ。


だが、そい぀らには鬌畜をどうするこずもできなかった。


俺は父をうらんだが、結局、自分も同じだず気づくのにそう時間はかからなかったさ。


そしお今、俺のおかげであの家も鬌畜も党お畜生道から地獄に堕ちたこずが、心底うれしいのさ。



タカシは湯のみ飲み干したした。


「  」



「おっず、すたない、お茶を持っおきおくれ」



トシオさんがすっず垭を立ちたす。

No.480 10/11/19 19:46
 ( uySdj )

トシオさんのお茶

トシオさんが台所でお茶を入れおいるず、担圓の刑事が手招きしたす。


「それで、犯人は䜕かしゃべったのか」


だの


「家族に察しおの蚀葉は䜕か蚀わなかったか」


だの、トシオさんもトシオさんで芋たもの聞いたものは包み隠さず話したしたが、ずにかくオヌノさんもりチのタカシさんもたったく反応せずに淡々ずしおいたすず語り、そそくさず熱いお茶を持っお取調宀に垰っおいきたす。



しかし、わずかな間に取調宀は倧倉な状況になっおいたした。

No.481 10/11/19 19:55
 ( uySdj )

怒鳎り声

トシオさんが廊䞋を歩いおいくず、進む先から怒鳎り声が聞こえおきたす。


急いで取調宀の前たで来るず、その声はタカシさんを散々に眵倒する䜐倪郎の声でした。驚いお戞を叩くず、䞀瞬、静寂が蚪れたす。


䞭からオヌノ刑事が珟れお、お茶だけ受け取り、トシオさんに

「倖で埅っおいおください」


そう䌝えお戞を閉めたす。


あっけに取られたトシオさんでしたが、そっず廊䞋を歩いおいくず、やはり狂気に満ちた声が聞こえおきたす。



しかし、トシオさんも分かっおいたした。


぀いさっきたで笑い声しか聞いたこずのない犯人が、今はたるで狂ったかのように倧声を䞊げおいるずいうこずは、タカシさんが䜕かを䌝えたためなのでしょう。

No.482 10/11/19 19:56
 ( uySdj )

しかし、その日は結局、䜕事もなかったかのようにタカシさんずオヌノ刑事は取調宀から戻り、䜕事もなかったかのようにタカシずトシオさんは䞀緒に藀沢たで戻りたす。


翌日、再び東京たで出かけようず支床する䞭で、珍しくトシオさんがタカシに質問したす。


それは、昚日の取調べ宀の話ではありたせんでした。


さらに蚀うなら、事件の話でもありたせんでした。

No.483 10/11/19 19:56
 ( uySdj )

トシオさんは、取調べ宀の䞭でのお茶の事情を聎き、でっかい急須を家から持っおくるかどうかを聞きたした。


タカシもタカシで、お茶の葉の味も出がらしだずそろそろオヌノ刑事が気分を害するから、新しいのを買っおこようなどず蚀いたす。


2人は東京ぞ出お行く前にトシオの家に行き、持っおいけるよう颚呂敷に包んであった急須ず新茶を抱え、汜車🚃👄💚に乗り蟌みたした。

No.484 10/11/19 19:58
 ( uySdj )

その日、2人は皀代の殺人鬌ず最埌の勝負に出かけおいきたした。




虎の子枡し
「うヌん、すごいっ」。


ヒラむさんが驚きの声をあげたす。


倕日はかげり、カラスが鳎いお、桃倪郎さんずカズマは魂が抜けたようにしおタバコを吞っおいたす。


い぀もそうです。


垫匠は物語の盛り䞊がりを倧事にしお、自分はその敎合性を必死になっおずる。


これの繰り返しです。


自分がこれこれこういう蚌拠を出せば確実に裁刀で死刑になるずいう話をしおも、垫匠はそれでは面癜くない、ずいっお犯人にも䜕かを語らせようずしたす。


そしお、2人でうなりながら犯人の蚀葉を考えた埌で、それに察する答えを、たた2人で考える。


しかし、そのほうが物語は面癜くなるんですからどうしようもない。

カズマは2本目のタバコに火を぀けお🇯ð👿🚬、最埌の最埌、ようやくたどり着いた事件解決に぀いお思い描きたす。

No.485 10/11/19 20:00
 ( uySdj )

「どうしたす。今日は店屋物をずっお、最埌たで䞀気に曞きたせんか」


そんな垫匠のご奜意に甘えるこずにしお、3人は各自、電話を関係先ぞず぀ないでもらいたす。


どうせ今日はキクも仕事。


なんだったら、曞き終わった埌にキクの店にみんなで行きたせんかず蚀っおしたったがために、たさかあんなこずになるずは、カズマは想像もしおいたせんでした。


「そうですか、では、私も参加したしょう」


それたで芋るだけだったヒラむさんが加わった結果、芋るだけで頭の痛くなった資料がさらにずんでもないこずになっおしたいたす。



タカシずトシオさんが取調べ宀に入ったのは午埌1時。


トシオさんずの昌食もそこそこに芋たくもないのに芋慣れおしたった凶悪犯の元ぞやっおきたす。



最埌の決戊です。

No.486 10/11/19 20:01
 ( uySdj )

さお、突然ですが、皆様方。


ここからは倧倉にひどい描写がでおきたす。


もしよろしければ、そのたた解決するずころたで飛ばしたすがいかがいたしたしょう。



そうですね。


ここたで話しお意味も分からず解決ではワケが分かりたせんですよね。




では、ご芚悟を。

No.487 10/11/19 20:03
 ( uySdj )

入宀し、怅子に座るず開口䞀番にタカシが蚀いたす


「さ、昚日の話の続きだ」


するず、䜐倪郎がにやけた面でタカシに蚀いたす


「探偵さん。あんた、そこにいる小間䜿いずやったのかい」


錻で笑っおタカシは続けたす


「いや、そんな面倒くさいこずをするほど逓えおはいないさ。君の芪父のようにね」。


䞀瞬で䜐倪郎の顔が玅朮したす。

しかし、䜕か蚀いそうなそぶりも芋せずにプむずそっぜを向きたす。


タカシは続けおいいたす


「で、君の話に぀いお効さんから詳しく聞いた結果、昚日、最終的に君は逃げ出さなかったずいう結論に達したよな。

そこで今回もその話なんだが、結局、芪父さんがにくかったのか、それずも奜きだったのか。

そしお自分が嫌いになったのか。なんだったら、芪父が奜きになったのか。

No.488 10/11/19 20:48
小悪魔28 

>> 475 ┌───────┐ │プリンちゅの │ └───────┘ ┏━━━━━┓ ┃👄こうげき┃ ┃ じゅもん┃ ┃ にげる ┃ ┃ どうぐ ┃  ┌───────┐
│プリンちゅは │
│けいけんち69p │
│ゎヌルド69G  │
│をおにいれた │
└───────┘

┌────────┐
│汚ババァたちは │
└────────┘
   ___
       |
  l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l|
  | ̄ ̄🔒 ̄ ̄| |
  ||

┏━━━━━━━┓
┃宝箱を    ┃
┃おずしおいった┃
┗━━━━━━━┛


┌───────┐
│プリンちゅは │
└───────┘


     ~~ボ
    /ノ)ノハ ̄ ̄/
    <(癶◎癶)>/
   ⊂ *)*)⊃|
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
   ||

  ┏━━━━━┓
  ┃南極1号を ┃
  ┃おにいれた┃
  ┗━━━━━┛

   ヌそしお䌝説ぞヌ

  • << 490 「぀たり、むダよむダよも奜きのうち、それが自分の父芪であったずしおも」。 䜐倪郎の目は芋開かれ、ぶるぶるず震え始めたす。 口からはよだれがたれ、そっぜを向けおいる䞭で、明らかにこちらに向かっお呪詛を぀ぶやきたす。 しかし、それも冷静に聞き流しおタカシは続けたす。 「で、母芪ず効が芪父の被害を受けたずき、最初、子䟛心に助けたいず感じおいたんだっおな。 でも、い぀のたにか嫉劬しおしたうわけだ。嫌いな人間なのに。 今日は自分ではないのかず。気にするな、客あしらいが䞋手な女郎ほどむダな客に惚れるもんだ。 これはどういうこずか分かるかね」。

No.489 10/11/19 22:02
 ( uySdj )

たぁ、男色の話なんおのは぀いぞわからないけれど、君の幌幎時代の終わりに果たしお君の父芪がどんな圹割をになったか。話したくなったら話しおみおくれ」。


トシオさんは驚きたした。


そんなこずは、タカシが京郜から持っおきた資料には䞀文字も曞いおなかったこずです。


では、トシオさんがいなかった昚日のわずか数分間に、タカシがどんな話をしたのか。


それはオヌノ刑事ず犯人以倖には誰も分かりたせん。


しかし、トシオさんにも分かりたす。


タカシがしゃべった事実の䞭で、確実に犯人は死んでいたのです。


それも、幌幎期の終わりに。

「タカシ君。どうやら正解のようだ」。


オオノ刑事がだんたりを決め蟌む犯人の傍で぀ぶやきたす。

No.490 10/11/19 22:03
 ( uySdj )

>> 488 ┌───────┐ │プリンちゅは │ │けいけんち69p │ │ゎヌルド69G  │ │をおにいれた │ └───────┘ ┌────
 「぀たり、むダよむダよも奜きのうち、それが自分の父芪であったずしおも」。


䜐倪郎の目は芋開かれ、ぶるぶるず震え始めたす。


口からはよだれがたれ、そっぜを向けおいる䞭で、明らかにこちらに向かっお呪詛を぀ぶやきたす。


しかし、それも冷静に聞き流しおタカシは続けたす。


「で、母芪ず効が芪父の被害を受けたずき、最初、子䟛心に助けたいず感じおいたんだっおな。
でも、い぀のたにか嫉劬しおしたうわけだ。嫌いな人間なのに。
今日は自分ではないのかず。気にするな、客あしらいが䞋手な女郎ほどむダな客に惚れるもんだ。
これはどういうこずか分かるかね」。

No.491 10/11/19 22:05
 ( uySdj )

その盎埌、譊察眲内郚に響き枡った犯人の怒声は、ずおも人間のものずは思えなかった。


そう、関係者は蚀いたす。


「はいはい。萜ち着いお萜ち着いお。
君がいくら殺した少女たちを自慢しおも、結局のずころ、自分がいかにひどかったかずいう楜しい、そう、こちらにずっおは楜しくお仕方のない話に比べれば、どうっおこずはないさ。

私がいえるのは、父芪が鬌畜で子䟛が鬌畜だったら、そこには深い愛情が生たれおいおも仕方がないずいう話だ。

君が始めお少女を手にかけたずき、そう、竜安寺の裏手での話さ。

適圓に掚理しようか。


その少女は芪父を愛し始めた君、もしくは芪父でもいいさ。
で、その少女はそんな二人ずは知らずにカマをかけおきた。

No.492 10/11/19 22:06
 ( uySdj )

で、ずっくの昔に女性を知っおいた君だったが、もし芪父を倱ったらずいう思いから、自分の女性ぞの性欲に無理やり濡れ衣をかぶせお、芪父ぞの愛を守った。
いや、別にあっおようがなかろうがそんなこずは関係ないのさ。
善良な垂民を殺しおしたった悪鬌矅刹の所業、それがどうしたっおこずだから。

そう、それがどうしたっおこずなんだ」。



  䜕か、店屋物でずった鰻重が食道をさかのがるような話です。


カズマも桃倪郎さんもあっけに取られながらヒラむさんの぀むぎだす物語に魂を吞い取られおいたす。

No.493 10/11/19 22:20
 ( uySdj )

吊定


「その、なんずいいたすか、これは人ずしおどうかずいう話をさらに茪をかけおひどくしお、それに゚ログロナンセンスの面癜さをふりかけたような話ですねえ」


桃倪郎さんも呆然ずしおいたす。


カズマはヒラむさんの぀むぐ蚀葉をさえぎりはしたせんでした。


人間はここたで衚珟できるのだずいうこずがよく分かりたした。


しかし、どうしおも蚀わずにはいられない蚀葉もありたした。


「スむマセン、ヒラむさん。
私は探偵をやっおいる身ずしお蚀わせおもらうずすれば、近芪盞姊やらシロシロ、クロクロずいった話はあくたで物語の䞭だけであった、それを実際に芋聞聞きできるようなこずはたずないんです。

むしろ、その察象を貶めるために敵方が流すそんなデマゎヌグを吊定するほうが探偵の仕事です。

No.494 10/11/19 22:22
 ( uySdj )

実際、そんな話を䜕床も耳にするんだったら、私は探偵をやめたくなりたすよ」。


ヒラむさんは鉛筆で耳の埌ろを掻きながらにやりず笑いたす



「ああ、確かに。でも、蚀葉ず内容で人をひき぀けるのには、こういう普通の人は知らない、いや、むしろ知りたくないような話を混ぜるずいうのも䞀぀の手ではあるんです」。


しかし、珍しくカズマは匷く吊定したす


「はぁ。たぁ、そんなもんですか。ですが、そうした手によっお捲かれた皮が、倉なずころで花を咲かせるような話は、それこそ文明開化で新聞や雑誌、さらにはラゞオなんおものができおしたった以䞊、これからいくらでも出おくるず思いたす。
鬌熊事件みたいに、3人殺した男が英雄みたいに扱われたり、たしおや譊察に远われおいる犯人を取材しおいる新聞蚘者が、犯人の自殺を手助けするような銬鹿げた、いえ、バカ以前に、あっおはいけない話を、これから連綿ず垫匠に語り継がせるのは絶察にいけたせん」


「あ、なるほど。確かに、桃倪郎垫匠の立堎っおものがありたすよね」

No.495 10/11/19 22:22
 ( uySdj )

ヒラむさんは鉛筆をアゎのしたで぀っかえ棒にしお、カズマの話に玍埗しおくれたした。



こうしお、名探偵タカシは䞀瞬、人ずしおどうかず思われそうな探偵のむメヌゞを脱华し、䜐倪郎事件の鬌畜、畜生道の話もやめるこずになりたした。



しかし、埌幎、桃倪郎垫匠はこのずきの話をちょっずだけ倉曎しお酒垭で話したそうです。

No.496 10/11/19 22:23
 ( uySdj )

だっお、高名なヒラむタロりさんの手で䜜られた話ですから。

そのたた忘れ去られるなんおもったいないじゃないですか。

No.497 10/11/19 22:25
 ( uySdj )

有名探偵カズマ誕生

職業䜜家ず話術の専門家を前に、倧孊を出たばかりの探偵の新米が蚀っおいいこずず悪いこずがありたす。


ですが、そこはそれ、その䞡者ずも良い人でしたので、カズマのある意味青い話に぀いおも䞀定の理解を瀺したした。


桃倪郎さんが蚀いたした


「どうです、カズマさん。
今日はもう日も遅い。ここは䞀぀、党員で䞀床ここたでの筋を怜蚌しお、来週、もう䞀回最埌の堎面を怜蚎しおみたせんか日にちはたたこちらからご連絡したすよ」


カズマ自身、埮劙な雰囲気にあるこずは気づいおいたしたので、その申し出に快く賛成したす。

No.498 10/11/19 22:26
 ( uySdj )

しかし埌に、この堎においおもっずも意地悪でいたずら奜きで、雰囲気を自分からこのような圢ぞず持っおいったのは、その桃倪郎さんだったずいうこずに気づいたずき、い぀の間にかカズマは新米探偵でありながら䞀郚で有名な探偵ぞず祭り䞊げられるこずになっおいたのです。


事件は玙の䞊だけではなく、目の前のちゃぶ台の傍でも起こっおいたした。

No.499 10/11/19 22:30
 ( uySdj )

カズマがお二人に頭を䞋げお颚呂敷包みを片手に自転車で垰宅の途に぀いたあず、ひそかに桃倪郎さんの家の前にショりむチさんが運転する自動車が止たりたした。


匕き戞を叩きながらショりむチさんが䞭に呌びかけたす


「先生、お埅たせしたした」


䞭から、ヒラむさんが倖装を枈たせお出おくるず、埌ろで桃倪郎さんが倧きくお蟞儀をしたす。


「今日はどうもお疲れさたでした。先生のおかげで、今回の話も随分面癜くなっおきたした。たた来週、先生のご郜合のよろしいずき、ぜひお越しください」


「あぁ、垫匠、本職の人ずの亀流はやっぱり楜しかったよ。スケゞュヌルが分かったらすぐ連絡するよ。たた、こっちはこっちで色々ず調べるものが出おきそうだけど、来週も絶察にこの制䜜珟堎に顔を出すこずにするよ」

No.500 10/11/19 22:33
 ( uySdj )

「いやあ、先生もお人が悪い」


「いやいや、垫匠も負けおはいたせんよ」



倧の倧人が二人で含み笑いをする傍らで、実は思いっきり眠にはめられたカズマさんのこずを思うず、詳现を知っおいるショりむチさんも少しかわいそうず思い぀぀、二人ず䞀緒に含み笑いをするこずになりたした。


金語楌垫匠の発案ずはいえ、䞀介の新米探偵をビックリさせるために、ずんでもないビックネヌムを動かしたものだずいたさらながら笑えおしたいたす。
そんな䞉人、いや、四人の思惑をよそに、カズマはカズマでペダルをこぎながら䜕かいい堎面はないかず逡巡しおいたす。


「よし、蚌拠はそろった」


「お前を逮捕する」


倜道でそんなこずを考えお、なおか぀口にたで出したこずが、実はものすごく恥ずかしいこずだず気づいたずき、もはやカズマは元の堎所には戻れなくなっおいたした。


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