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ちょっとした出会い

レス8 HIT数 1076 あ+ あ-

恋愛初心者（ 10代 ♂ ）
18/03/25 19:01(更新日時)

今年の3月上旬まで男子校に通っていたのだが、去年出会った女の子との会話が今でも印象に残っている。以下はその思い出をつらつら記述してみたものである。

塾からの帰り道で駅まで歩いたら、駅前の広場で三陸(東北の東側の地域)の名物を売るフェアが行われていた。面白そうだったのでちょっと見に行ってみたところ、俺と同じ高校生が数人で主体的にやっているようだった。

そこで貼られてた三陸の特産物のポスターを見ていたところ、とある女の子が俺に近づいてきて、「何か興味のあるものありますか～？」と話しかけてきた。顔面偏差値はちょっとだけ低めだが、明るい笑顔で、割とテンション高めに見えた。

そこで「え～、俺はこの辺のものは全然知りませんねえ。何か一番人気のものとかあります？」と答えてみたところ、「私たちのおすすめはこれですね！これが何だか分かります？」とポスターにある写真の一つを指しながら答えられた。「だから分かんねえ、つーの」と答えたら「まあとりあえず当ててみなよー」と振られた。

そんなこと言われても俺が東北地方の特産物で知ってるのはせいぜいずんだ餅くらいだったのである。なので、その写真は明らかにずんだ餅と違っていたが、半分冗談のつもりで「んーーーーーーー、ずんだ餅！」と答えてみた。

すると、その答が彼女のツボにはまったらしく、彼女は大笑いし、腕を上下に動かしながらその場で何回も飛び跳ね始めた。しょーもない冗談だったはずが、まさかこんなにウケると思わなかったので内心ちょっと嬉しかった。

そしたら、「知らないんですか～？これはカモメの玉子というお菓子なんですよ～！」と彼女は説明した。うーん聞いたことないなあ。なので面白半分で「カむメの卵？何じゃそりゃ？」と答えてみたところ、「カモメ！」と顔に直接言う感じで返された。今度はもう少し真面目に「カモメ？」と答えてみたら、また「カモメ！」と言い返された。結果二人で「カモメ」と何度も繰り返し言い合う羽目になるｗ。

その後も彼女に三陸の特産物について色々聞かせてもらったのだが、彼女が終始高いテンションだったおかげもあってかなり会話が弾んだ。そういえば俺が彼女の説明に対して「そうなんですか」とよく相槌を打ってたから「あなた絶対『そうなんですか』口癖でしょ～！」とつっこまれたりもした。

結局フェアで売られてた商品は一通り見てみただけで何も買わなかったが(←おい)、とにかく彼女と話すのが楽しかった。受験生生活で多少荒んでた俺の心にいくらか潤いを与えてくれたものである。

俺にもこういう明るくてハッピーで元気を与えてくれる女友達がいたらなあと今でも思う次第なのである。まああそこで彼女とマジでLINEの交換なんかしてたら実質営業妨害だし、ともすれば彼女の高校の男子の顰蹙を買うであろう。

ちなみに今年の春から大学生となるが、どうやら進学先の大学の女子率は冗談抜きで低いようである。