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きまぐれ澪たんロード②

No.307　22/06/26 10:22
澪（みお） ( NFUqye ) あ+あ-

昔、霊能者に見てもらったことがある。
会社の先輩がその霊能者にみてもらったらビンゴだった！という評判を聞いたからだ。

それで会社の同僚とその霊能者に会いに行ったのだ。

まず、私が言われたのは、あなたの後ろにお婆さんが憑いているとのこと。

私「守護霊ですか？」

霊能者「守護霊なんて存在しません。そんなこと言っているのはデタラメです」

私「そうなんですか…じゃぁ、なぜ？」

霊能者「霊にパワーがないから何も話してくれない。身体つきはあなたに似て肩幅ががっしりしているので、肉親で思い当たる人いませんか？顔立ちは、あなたに似てなくて、二重で綺麗な人ですね」

私「（失敬な！💢）…んー強いていえば父方の祖母ですかね。私が2歳のときに亡くなったので記憶にはないのですが、写真を見る限り二重でした」

霊能者「多分、そうですね。心配できてるんだと思います」

私「私の事をですか？」

霊能者「いえ、あなたは関係ない。あなたのお父さんですね」

私「へ？なんで？」

霊能者「さぁ？何も話してくれないのでわかりません。お父さん、お婆さんのお墓参りに行ってないでしょう？」

私「そうですね。ここ何年も行ってないかも」

霊能者「お墓参りにはいかないとダメですよ。」

私「わかりました。私、行ってきます」

霊能者「いえ、あなたではなく、行く必要があるのはお父さんです」

（つづく）