注目の話題: これからの時代子ども作っても大丈夫？; 声を掛けられなくなった; 皆さんならどう思いますか？

しんぺぇねぇさ

No.418　19/10/07 21:34
ワイ ( ♂ fX441b ) あ+あ-

【愛別離苦】

それではひとつ…
俺が体験した事を語ってみようか…
２０１１年９月中旬…
一年にわたった癌闘病生活をひっそりと終え、
父が病院で息を引き取った…
この間、母が父の見舞いに訪れたのは一回きり…
つまり二度目の来訪は父の亡骸との対面である…
病室は薄暗く冷え冷えとした空気に包まれていた…
先に到着していた妹が「おとうさん… おとうさん…」と泣きながら熱を失っていく父の手を握りしめていた。
部屋の隅には若い看護師が一人、視線を落として微動だにしない。
顔は紙のように白く、まだ患者の死に慣れていないのだろうか、
それぐらい若い女の子だった。

誰もが動けなかった。ｼﾄｼﾄ降る雨が雨樋を溢れさせ、ﾎﾟﾀ…　ﾎﾟﾀ…　と一定の間隔で落ちていくように
妹の湿った啜り泣きだけが病室に響く…

どれだけそうしていただろう。
ふと隣に立っていた母の硬い全身から弛緩した雰囲気が空気とともに伝わってきた。
俺は視線を母に向けた。
母は「ふぅーーーーーー」と長く深く強く息を吐き切ると、
父の亡骸に向かってこう言った。

「あ～～～～清々した😊」
場違いが過ぎるほどの過ぎる明るい声で。

妹の体が電流に打たれたように一瞬ビクッと震え、嗚咽も止まり、驚きの表情で母を見つめる。
病室は耳鳴りがするような静寂に包まれた。
若い看護師は患者の妻が今なにを言ったのか、頭にいくつものクエスチョンマークを灯らせて
怪訝な表情で母を見る。
このとき不意に、俺の頭の中であるﾒﾛﾃﾞｨｰが流れてきた。
いや実際に病室のｽﾋﾟｰｶｰから流れていたんじゃないか。
https://www.youtube.com/watch?v=GXAMQu6SF4o&list=LLqR0z0qAKIGhdViNHGqKAUw&index=3&t=0s

※実話です。

こんな愛別離苦もあるのです😊

「ねぇ～～～よ💢」(ミク友の総ツッコミ）