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No.388　19/02/01 15:48
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急ブレーキ　２分間に９回も　堺で危険運転
読売テレビニュース

　大阪府堺市の幹線道路で今月２０日、前を走る車が、後続車に対して約２分間に「９回」もの急ブレーキをかける「危険運転」をしていたことが分かり、後続の車を運転していた男性から被害の申告を受けた大阪府警は、近く実況見分を行うなど捜査する方針だ。　堺市の幹線道路を走っていた車に取り付けられたドライブレコーダーの映像によると、時速約４０ｋｍで走る車の前に、左前方の店から白い車が一時停止をせずに、道路に飛び出してきた。　あわや追突しそうな状況に、後続の運転者が、注意喚起のため、ヘッドライトを前の車にあてるパッシングをしたところ、すぐ１回目の急ブレーキがかかった。　ドライブレコーダーには、その後も急ブレーキを繰り返した後、ドアを開け、後ろをにらむ様子が映っている。もう一度、車を止め、後ろをにらんだ後、加速を始めた。　一度は、車と車の距離は離れるが、約１００ｍ走った後、再び、ブレーキをかけ、最初の急ブレーキから約１分半後、赤信号の交差点で追いつくと、白い車から和服姿の男が降りてきて、怒鳴るとともに、男性が着てるジャンバー掴んだという。　男性にケガはなかったが、白い車は、さらに急ブレーキをかけ続け、その数、約２分間で９回。そして、白い車は走り去って行った。　甲南大学法科大学院の園田寿教授は「この運転中の全部の行為については、道路交通法違反の進路妨害とか、そういった点数（減点）の対象になるような反則。胸ぐらつかむということは、相手に対して不法な力を加えているので、暴行罪の可能性がある」と語った。　昨年７月には、堺市の幹線道路で、前を走るバイクに対して「あおり運転」を行った後、時速約９７ｋｍで追突し、男子大学生を死亡させる事件が発生。大阪地裁は、殺人罪の成立を認め、車を運転していた男に懲役１６年の実刑判決を言い渡した。