恋人がいる同性を好きになった体験談

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好きな人は同性で恋人がいるという体験談

同性を好きになり、しかも相手にはすでに恋人がいる…そんなせつない体験談を取材してきました。形は違えどやはりその中心にあるのは相手への愛。異性も同性も変わらないのかもしれない…そんな気持ちにさせてくれるお話を2つご紹介します。

彼氏がいる子を好きになった

私は高校時代、ひとりの女の子が好きでした。彼女は先日大好きな人に告白され、幸せの絶頂にいて、私なんかが好きといってもきっと困らせてしまうだけだとわかっていました。

それでも彼女のことが好きで、彼氏と手をつないで帰るその後ろ姿が羨ましくて切なくて、毎日悲しい気持ちで学校へ通っていました。何度嫌いになろうと努めてもそう簡単に思いって消えないんですよね。むしろそう思うことで強く相手に惹かれてしまいました。

そんなある日彼女が私に何かあった? と話しかけてきてくれたのです。どうやらよっぽど暗い顔をしていたのでしょう。心配げに覗き込む彼女になんて答えたらいいのかわからず、黙り込んでいたら「何かあったら相談してね」と手を握り微笑んでくれました。

私はそれだけで十分幸せを感じたし、「ああこれで私の恋は終わるんだな」と確信に近いものがこみ上げ、少し泣いてしまいました。

また、彼氏と手をつないで帰る彼女を眺めながら、さみしいような、スッキリしたような気持ちに満たされていた事を覚えています。

大切だからこそ側にいて欲しかった

僕はずっと親友が好きでした。親友はとても元気だけど実は真面目で小心者。口下手だからいつも彼女に誤解され、たまにいいように扱われていたりして、恋愛が長続きしない男でした。僕はそんな彼の事をずっとずっと想っていました。

そんなある日、また彼女ができたと嬉しそうに話す彼を見て、なんだか怒りがこみ上げてきてしまったのです。「またいいように扱われてフラれるに決まってる‼︎」僕はよくないと思いながら彼に辛辣な言葉を投げつけてしまいました。そして「僕だったらお前の言葉にしない言葉が聞き取れるし、誰よりも分かってやれる」と言って、彼女と別れて僕と付き合え‼︎ と言ってしまったのです。

完全に勢いでした。でも大切だからこそ僕の側で笑っていて欲しかったし、僕が彼を幸せにしてやりたかった。彼は少し考えた後「じゃ、今回の彼女がハズレだったらな」と言いました。

そんな二人は来月結婚式を挙げます。報告を聞いた時僕はもう少し早い段階で彼に伝えておけばよかったととてつもない後悔をいだき、何日か潰れていましたが、今は「アイツが幸せだったらもういいか」と思えるようになりました。

恋人がいたとしても思い続けるのは自由

もし相手に恋人がいたとしても相手を思い続ける事は自由です。打ち明けたとしても勝率はきっと僅かな可能性。だけど手に入らないと感じれば感じるほど、相手が輝いて見えるものですよね。

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