集団で浮いてしまう私が、30を目前にして気付いたこと。

夏が来たら30になる。
辛い辛いと思いながら、なんやかんや逃げて逃げて、30年。

小中高、ずっと浮いてた。

みんな「◯◯ちゃん」と呼ばれているのに、私はいつも「✖︎✖︎さん」だった。

そんな私を可哀想だと思って、何人か話しかけてくれる女の子がいたけれど、私は自分が哀れまれているなんて、これっぽっちも気付かなかった。
だから、友達なんていない。

私をからかう男子やギャル系の女の子たち、あの子達の方がおかしいんだと思ってた。

だって私は「いい子」にしてただけだ。

どうして、人をバカにしたり、からかったりするような人ばかり人気があるんだろう。

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こんばんは。
私は根っからの文系根暗女子。
しかも、ヲタクとまでもいかないから、趣味友さえいない。

オシャレしてもなんか垢抜けない。
今日はちょっといい感じかも！と思ってお出かけして、ガラスに映る自分の姿を見てブスを再確認し消えたい衝動に駆られる。

なんで、他の女の子達と違うんだろう。
メイクだって、ちゃんとしてるのに…。

そんな毎日を生きて、もう直ぐ30歳。

結論を言うと、こんな私でも恋をし、結婚し、子供を授かり、今は「子育てに専念」という、幸せな引きこもりライフを満喫している。

夫になった人は、自分でも驚きだけど、クラスで発言に権力が宿るような人気者のヤンキー、だった人。
子供の頃出会ってたら、十中八九虐められただろうなって思う。

でも、大好きと言ってくれるから不思議。
いや、むしろちょっと理解できないレベル。
私のことがタイプなんて、希少種。

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【頼る強さが大切】

「自分一人でなんとかする」

それは立派なことだけど、あくまでも「なんとか出来る人」に限っての話。

そして私は、自分を「なんとか出来る」側の人間だと思っていた。
おとといまで（笑）

私みたいな、要領の悪い、鈍臭い、気が利かない、機転も利かない、テンパるタイプの人間が一人でアタフタやったって、結局無駄が多く、時間も労力も余計かかるだけ。

それなのに意地になって「できます、やります」言ってたら、そりゃあただの迷惑な人、だよね。

「あーいるいる、会社にそういう人」
って、思い当たる人多いんじゃないかな。
私、そういう人です。

それで、なんで私みたいな人間は、人を頼れないのか。

人に迷惑をかけることが、恐ろしく怖いから？

自分の鈍臭さ、気付かないフリしてるけど本当は気付いてる。
だから、誰かと一緒にやって、その人に鈍臭いところがバレるのが怖い。
迷惑だなーと思われるのが怖い。
仕事出来ないと思われるのが怖い。

眉をしかめられただけで、「あ、私嫌われた」と思う。
そうしたらもう、どう挽回しようかとそればかり考えて、「もうミス出来ない」というプレッシャーを自らかけ、そしてミスする。
何とか場を和まそうと余計なおしゃべりを始めてしまう。
少しでも要領よく、相手のサポートをしようとして、余計なことばかりしたり、全然無意味なことに一生懸命時間を費やしてしまって結局相手の人一人でやったみたいになる。

多分、そうなることが目に見えるから。

一人でやりたい。
要領悪かったとしても、誰に文句を言われることもない。

最終的に完成すればいいんだから。
要領の悪さは、人より少し早く動くことでカバーできる。

とすると、誰にも迷惑かけたくないから、なんていう理由は、まだ、自分を守るための綺麗事だ。

私が本当に恐れていることは、人に迷惑をかけることじゃない。
人に迷惑をかけて、「ごめんなさい」と、自分の弱さ、自分の未熟さを認めなければならないことだ。

私は自分の弱さを知っている。
それなのに、それを許せない。

自分の弱さを認めてしまったら…もう…
私をいじめたあの人たちを肯定してしまいそうで。
私をいじめられて当然の人間だと思ってしまいそうで。

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【心は、育てないと育たない】

夫と喧嘩をすると、そりゃあもう、痛いところを鋭く突いてくる。

付き合ってた頃は、喧嘩のたび「この人私のこと嫌いなんだ、もうこれで終わりだ」なんて、しょっちゅう思った。

でも、終わらなかった。
間違ってることは、間違ってると言う。
嫌なことは、やめてって言う。
したくないことは、嫌だっていう。
人間関係って、そうやって築いていくものなんだなって、初めて知った。
そして、愛っていうのは、もっと別次元の深い部分でのつながりのことなんだって。

怒っていい。甘えていい。我慢しなくていい。

それはわがままになれってことじゃなくて、そんなわがままな自分を知れってこと。
自分をいい人の仮面で隠さないで、どんなことで怒り、喜び、傷つくのかを、ちゃんと知れってこと。

小学校の辛かった記憶をいつまでも引きずって、誰に対してもいい人になろうとして、自分が嫌われそうになると、すぐに相手のせいにした。
「だって私はこんなに優しいのに、嫌われるなんておかしい」

だから、周りの子たちが成長して人間関係の築き方を学んでいく間も、私はただ自分が傷付かないことばかりを考えて、いつまでも成長できなかった。

私は辛かった、だから人を傷つけないようにしようと思った、それは良いこと。
でも、それはあくまでも「私の辛さ」を相手に押し付けただけに過ぎない。
だから、私以外の人が、どんなことで傷付くのかを、よく知らない。
そして誰も傷つけてないと思っていたし、自分ばかり傷付いてると思っていた。

私はきっと、無意識に、いろんな人を傷付けていたことだろう。

「お前どんだけ自己中やねん！大概にせぇよ！！」
ある日喧嘩でこう怒鳴られて、グサッときた。
ほら、元ヤンだから、言葉きついのよ(泣)
そんなひどい…怒鳴ることないじゃない…私、あなたのためを思って…

って、今までの私ならさめざめと泣いて、結婚するんじゃなかった、なんて究極の答えにたどり着いていたかもしれない。

でも「あっ、そうか、今のは自己中だったか…」と、気付けるようになった。
優しさも、押し付ければただのわがままなんだなー。

私は、いじめられて当然の人間ではない。
だけど、いじめられたからもう嫌だ、と、閉ざした心は、いつまでも小学生のまま。

我が子と一緒に、この傷ついた幼い私も、育ててみようと思う。

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【プライドが傷付くと、言わずにはいられない】

この間、BSテレビでね、なんたら歌謡祭的な、歌手がたくさん集まって順に歌を披露する番組をやってたの。
その中で、ある若い男性歌手が、『花は咲く』を歌ってた。
東日本大震災の、復興ソング。

「羽生選手と意気投合して、彼の演技の時に歌わせてもらったんです」みたいなことを言って、羽生くんの映像とともに歌を披露。

んでね、番組の最後。

司会者が、出演者の中では一番の大御所なのか、徳◯英◯に「いや〜徳◯さん、番組を通していかがでしたか？」って振ったのね。

したらさ。

「◯◯くん(若い男性歌手。忘れちゃった)は素晴らしいね。僕もね、花は咲くを歌ってるんですよ。羽生選手のスケーティングの前にね。でも彼の方が素晴らしかったね、彼が本家ですよ」

司会者、「あは、あ、いやいや、そんなこと…それではまたお会いしましょう〜」で無理やり締める。
徳◯英◯、カメラ目線で微笑み続ける…

…えー、番組の感想でそれ言うー？
若い歌手や、この企画した番組スタッフに、「本家俺だぞ」って言ってるようなもんじゃないのー。

性格悪ーやだわー。

…。

でもね、ちょっと気持ちわかる。

かつて自分が誇りを持って歌い上げた歌。
若い子にあっさり、あたかも俺特別に歌っちゃいました、みたいに同じシチュエーションで歌われて、番組も「素晴らしい」とそれを評価する。
まるで自分が歌ったことなどなかったかのように。

これは、大御所なら特にプライド傷付いて当然だなーって思った。

テレビで言っちゃうのは自分の印象悪くするだけで、きっとそれもわかってて、でも言わずにはいられない。

わかるよー！すごくわかるよー！

でもね、徳◯さんほどのキャリアがあってのことなら、きっと周りも「ヤベッ」て反省したと思う。
でもね、私みたいな小さな人間が、のみほどのプライドが傷付いたからってチクチク刺したってね…

性格悪っ。

で、終わるのです。
身の丈にあったプライドの高さと、ぐっとこらえる強さが欲しいです。

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【実はインドア向いてない】

「私インドアだから」

という人は、家にいてコツコツ掃除をしたり、インテリアこだわったり、料理やお菓子作りを楽しんだり、手芸に没頭出来る人、なんじゃないだろうか。

家にいると、1日ぼーっとして、DVDみたり、音楽聴いたり、「はっ！そろそろご飯しなきゃ…」と、家事はバタバタ…

インドアの時間を、全然有効活用できてないの。

いっそ外に出る予定があったほうが、気持ちは急くけど時間を決めて動けるし、気分も外向き。

ちょっと試してみようと思うんだ(*^_^*)
別に、ガヤガヤ人のいる所や、苦手だなーって場所に行く必要はないんだし。
落ち着いた神社とかお寺とか、散歩コースとか、ちょっとしたお買い物とか。

ここのところ、夫の仕事や接待が忙しくて外に出てなかった。
でも、夫が一緒じゃなきゃ出られないなんて、どんなお姫様だよ！と。

赤ちゃんと一緒に出かけられる場所、探してみよう♪

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【掲示板で性格は治らない】

これ。

私はミクルにお邪魔して長い。
きっかけは、些細な悩み事。
ちょっと親には相談出来ないし、友達にも知られたくないし…というデリケートな悩みを匿名で相談し、結果ものすごく温かい言葉をもらって救われた。

だから、私ミクルには感謝してる。

でも、これに味を占めた私。

リアルの私はスレ分の通り、人をイラッとさせたり、仲間外れにされたり、勝手に仲間外れにされたと思い込んだり、とにかく自分で蒔いた種のせいで傷ついてばかりだった。
でも、自分で蒔いたなんて気付いてないもんだから、しょっちゅうミクルに相談に来た。

「誰々に突然こんなことを言われ傷ついた、私が悪いのでしょうか」

ぜーんぶ、私の主張、主観。
だから、みんな私に同情してくれた。
嘘はつかなかったけれど、自分の悪いところは書かなかった、というか、自分に悪いところがあったなんて、気付いていなかったわけで。

例えばさ。
「彼氏と婚約し、友人にそのことを報告したところ態度を変えられ、今では疎遠です。友人は独身。僻まれたのでしょうか」
て書いたら、8割方「独身の僻みだね、気にしないでお幸せに」と返ってくる(みんな優しすぎ)。
でもその実「私婚約したんだ。こんな素敵な人と出会えたのはマジ奇跡だと思う。なかなか出会えないよ。今までの恋愛でもさ、云々。あー本当今幸せ♡」と、長年彼氏のいない相手にペラペラ話して、態度変えられたって当たり前じゃん！？っていうこと。

心のどこかでは私にも悪いところがあるって気付いているのに、「でも怒ることないじゃん」という気持ちが、素直に反省することを阻害する。
掲示板に書き込み共感を得ることで「やっぱり私悪くないよね！？」と思い込んでしまう。

自分の非を認める事って、すごく難しいんだね。
だから、もうミクルに相談するのはやめたんだ。

みんな、優しいからさ。

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【お母さんありがとう】

赤ちゃんがお腹に宿ったときから、じわじわと感じ始める親への感謝。

泣けばあやしに行き、自分のことは後に回して子供中心の生活が始まると、特に思う。
私もこんな風に、大事に大事にされてたんだなぁって。

泣いても笑っても可愛い我が子。

ミルクの後、ゲップのために背中をさすられていたこと。
夜、薄暗い部屋で抱かれながら子守唄を歌ってもらったこと。
膝に乗せられて頭や体を洗ってもらったこと。

不思議とね、思い出した。

私はアホでわがままで、思春期には自分が辛いのは親の育て方が悪かったせいだとか思った時期もあった。
だから、自分一人で生きた方がよっぽどましだと、勝手ばかり。

でも、その勝手だって、結局親の懐の内側で偉そうにしてただけ。

ほんと馬鹿だなー。
自分一人では何も出来ないくせにさ。

きっと私も、娘のわがままに手を焼かされるんだろう。
もちろん、私みたいな残念な人生にならないようには躾けたい。
でも、ある程度因果応報は覚悟してる。

先日伯母から内祝いのお礼電話がかかってきた。
「うちの娘、『お出かけのとき赤ちゃん預かろうか？その方が動きやすいやろ』って言ったら『いちいち介入せんといて！』って、ピシャリ。こっちは良かれと思って言ったのに。私も、子供出来た時もっとお母ちゃん(つまり私のお婆ちゃん)に感謝したらよかったと思うと悔しいわ〜」
ですって。

まさにこれ。

親孝行したい時には親はなし。

今ならまだ間に合います。

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【大人ADHD】

私、多分これなんだろうなーって思います。
『懲りずに毎日やらかしてます』という、ウェブ漫画の立ち読みでものすごく共感できちゃった。

そして、同じように悩んでいる人も、結構いるのだなぁと。

というか、実は前々から自分がADHDである事に気付いていました。
だけど、病院に行くほど困ってなくて、さらに夫が、そんななにも出来ない私をわかってくれているから、安心してたのですね。

でもねー、気をぬくといけないね。
部屋が散らかっちゃうから（笑）

診断されて薬を飲んでという闘病生活を送る勇気はないけれど、自分の特性をちゃんと理解しなきゃ。

子育てのせいにして引きこもったり、子育てのせいにして家事を適当にしたり、良くないな。
でもこの「良くない」という自己嫌悪が、また私を悩ませて、腰を重くする。

ポジティブに、そしてなるべく自分を許すように、そうするとうまく自分を動かせるっていうことを、私はもう知っているのでした。

さて、今日も1日頑張ろう！

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