雑記帳(笑)

父親の手伝いをやめて
風呂の準備をしに帰った
庭に母親の車があった

もうこの頃には母親が大嫌いで帰ってくるなって思ってた

幼少期に母親がアソコを匂わしてきたりして
必死に逃げて泣いてたな
覚えてるんだよアホが
トラウマなんだよ！

玄関を開けて風呂場に行こうとした時に２階から降りてくる母親と遭遇

手に札束を持って…


今から仕事なの

会うたびそれだ…
子供だからって馬鹿にすんなよって思いながら無言で風呂掃除をしに行った

お母さんね仕事してるから世話できないけど
これでゲームとお菓子買いなさいと１万円渡そうとしてきた

泣いた

泣きながら
その金を叩き返した

お前なんか死んでしまえ
はじめて母親に死ねと言ってしまった…

すると母親は黙って車に乗って出て行ってしまう
何日も帰ってこなかったが居ても居なくても同じ
手に持ってた札束の事も父親に喋った

父親は２階で書類を必死で調べる様になった

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札束の事を父親に喋った日から父親の様子が変わった

小学校から帰り用事を済まして父親の工場に行く
工場に着いて父親を探して歩いていると呼ぶ声がした
機械の下に居て気付かなかったよ

父親は深刻な顔で話しだす

ワシらが離婚する様になったらどっちに行きたい？

即答した父ちゃんだと

そうか…と言って、また機械の下に潜ってしまった

今日は何手伝おうか？
と聞いても返事をしてくれない…

今日は帰るよ…と言うとおう、と返答が

変なのっと思いながら家に帰り風呂掃除をしていると親父が帰ってきた

あれ？今日は早いなぁと玄関に行くと母親も居た
母親はなぜか泣いていた
どうしたの？

もうお母さん居なくなるけど大丈夫？と母が言う
笑わせるな…

平気だよ！居ない方がいいよと返事をしてやった
それを聞いた父もビックリしていた(笑)

荷物をまとめる母親を無視して風呂掃除

母親が出て行くまで風呂から出なかった

車に荷物を詰め込んで
どっかへ行った

本当に母親が居ても居なくても生活は変わらなかった

小学校の行事にも来てくれない

１番嫌いだったのが授業参観日の家庭科だったな
皆は母親と野菜を切ったりして笑ってる

父親が来てる子居たなぁ
自分は誰も来ない…
タマネギを切っていると友達の母親が上手だねぇ～と近くに来た

苦笑いしかできない…

お家でも料理するの？
と聞かれた時に泣いてしまった

友達の母親がタマネギは涙出るからねぇとフォローしてくれた

母親が居ない方が良いのになんで泣いてしまったんだろう…

友達の母親の声が優しかったからかな

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運動会や遠足の昼飯も嫌いだった

婆ちゃんしか料理を作ってくれる人がいない

弁当は昔ながらのおかずだ

茶色一色のおかずにご飯は誰にも見られたくなかった

味は最高なのにね

周りが鮮やかな弁当で余計に並べて食べたくなかった…

小学生はこんな事でも悩む

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小５の時に親父から柔道の見学に行かないか？と言われ連れて行かれた

習う気はなかったが自分より大きな人や小さい子が一生懸命練習しているのを見学していると興味が湧いた

親父が習ってみるか？と聞いてきて無意識に
うん！と答えた

先生が近づいて来て呼ばれる…練習開始だ
仰向けに寝そべって頭だけ１分間上げろと言われやらされる

死ぬ…３セットでギブアップ(笑)

親父の方を見ると居なくなってて逃げられない…(笑)
前回り受け身の練習で
失敗した時に竹刀で殴られた…

なんだここはキツすぎる(泣)

殴られない様に頑張った小学生でも体が大きかったから中学生達と組んで練習していた

技も大外刈りしか教えてもらってないから勝てるはずがない

相手も知っている
こっちが使える技を(泣)
引っ張ってからやってみたり色々やった
動くのを辞めて一気に仕掛けた時に倒せた！

バーーン！

相手の受け身で音が響くと近くの皆が動きを止めて拍手してくれた。

柔道が好きになった瞬間である(笑)

先生が近づいてきて
来なさいと構える…

あっ…無理っす(泣)
今ならそう言っていたがお願いしますと組んだ

背負い投げをされて
それは習ってないと反論すると殴られた

今教えてるだろ！

理不尽だ…

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柔道の大会があると帰る前に先生から伝えられる
出るか？

勝てる気はしなかったが出る事にした

個人戦と団体戦だった

自分はまだ白帯で大外刈りしか使えない…
本を読んで新しい技を使ったら殴られたからだ

個人戦の１人目も白帯
無差別級にもなると体が大きい

先生に背中を叩かれ
お前の方が体はデカい
自信を持て！バチーン

痛い(笑)

試合開始の合図がされた瞬間走って組に行った

組んでからは足払いしかしてこない相手…
痛いから嫌いなんだよ！
と相手を勢い良く押して大外刈りを仕掛けた

１本！

初勝利は最高だったなぁまた習いたいくらいだ

個人戦２人目水色の帯
白帯の次に貰える色だった

これまた体が大きい(笑)
１人倒して自信に満ちた自分には関係なかった

試合が開始され、また走っていって組んだ

相手は連続で技を出してくる…タイミングなんて関係無いとばかりに

苦手な相手だった

相手が大外刈りを仕掛けてきた時に力でねじ伏せてやった

大外刈りを大外刈りで返す

１本！

先生も喜んでくれていた駄目かと思ったぞ(笑)
って言われた

個人戦３人目は茶色…
かなり上だ↓

先生も勉強だと思って戦ってこいと言う

試合開始がされて走って組に行った
これが駄目だった
走っている勢いのまま体落としを決められた

１本！

秒殺とはこの事だ(笑)

悔しくて泣いてしまったが、まだ団体戦があるだろ！とまた背中を叩かれる

団体戦の相手は個人戦の２人目の子とだ…
赤い目で睨んでくる
自分と同じく悔しくて泣いたのだろうな

自分の番は４戦目
皆勝って行く…
緊張高まって震えていたが隣の先輩に１度勝っただろ？と優しく背中を叩かれた

勇気が湧いて震えが止まった

試合前の整列
相手は睨んでくるが
こちらは余裕のドヤ顔していただろう

試合開始の合図がされた時相手が走ってきた

速い！
思わず動揺して横に体を逃がす

相手は場外まで飛び出た
仕切り直しされ
身構えた

今度は歩いても来ない
自分から近づいていくと小声で負けないからなと言われた

また無茶苦茶なタイミングで技を出しだした

一瞬相手を引っ張ってからタックルする勢いで大外刈りを仕掛けた

１本！

最後の子は自分より後に来た子だった
金メダルか銀メダルかとプレッシャーは凄かっただろうなぁ

試合開始され
相手に引っ張られた時にしゃがんでしまった

亀の様に固まる

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亀は駄目だ…
相手が悪かった

あっさり解かれ寝技に持っていかれた

団体戦は銀メダルに終わり大会は終了した

小６になると力も付いて体も完成してきている

根暗で笑わない不気味な自分

心も廃れていた

喧嘩になると容赦なく
ボコボコにしてしまう

挑発されないと手をださなかったが喧嘩は多かった

片親って事でいじられる
小学生なんてこんな物だと思いながら卒業まで耐えた

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中学生になると近くの小学校３校が集まる

今まで知らない奴が増えてトラブルも多くなる

他校だった奴に目を付けられ陰口を言われているのが分かる

態度がムカつくと２年生からも陰口を言われた

学校が嫌いだ…

中学校生活が始まって
２週間経った頃

陰口を言っている同級生と遭遇してしまった

無視して階段を上がって行こうとした時に

お前２年にも嫌われてるらしいな(笑)と挑発してくる

調子乗ってると殺すぞ！と階段の手すりに相手の頭を叩きつけた

バタリと倒れ下に転がり落ちる相手に唾を吐いた
上から視線を感じて見上げると２年の奴らが見ていた

お～怖い怖いと挑発して唾を垂らされた

当たらなかったが理性を無くし駆け上がる

学生服は柔道着並みに頑丈だ…廊下に相手を叩きつけた

こんな所もう通いたくない
死にたいと考える様になった

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死んでも良い

そう考えたら気持ちも楽になった事を覚えてる

学校に行っても避けられる

それでも登校は辞めなかった

部活の勧誘が始まり
３年生に柔道部に入れと言われる

家に帰っても楽しみもないし

軽い気持ちで入部した

部員にはあの時の２年が居た…

重い空気の中で練習なんてできず部活に参加する事も減った

やる事が無かったら駄目な事も考えると言うのは本当だ…

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校舎の回りをバイクで走りに来る元卒業生が居た自由に走れるバイクに憧れる…

乗ってみたい
後ろに乗せてくれないかな？と考える様になった
何日か過ぎ
またバイクの音がした

教室から出て行き
先回りして待つ

バイクの前に飛び出し
停めた

乗せてくれ！

簡単に乗せてくれた
凄い速さに感じたなぁ

目的地も無く走ってくれた

今日は帰るわ～とバイクの人が言うと悲しくなった

この後、先輩の家に集合すると話された

行きたい！

そのままバイクに乗って住宅街へ

途中でエンジンを切って押して歩く

路地裏にある倉庫にバイクを隠してた

６台くらいあったのが見えた

こっちこっち！

呼ばれた方を見ると男が何人か見えた…

見るからに不良(笑)
お邪魔しますと入ろうとしたら

コンビニで食い物を買ってこいって言われる

制服だから…と言うと服を貸してくれた

スウェットの上下で動きやすい
変な臭いがしたが言えなかった(笑)

弁当やらパンを適当に選んで買った

すべて自分に回ってきても良い様に自分好みのラインナップだ(笑)

買ってきましたぁと戻ると出迎えてくれた

階段上がって左の部屋にはマットレス１枚だけ敷いてあった

ヤリ部屋だ
お世話になる事はなかった

右の部屋で皆食べ始めてた

お前、毒入れてないだろうな？と笑いながら聞かれた

毒見しましょうか？と弁当を１個ペロリとすべて食べた
これで良かったみたいだ(笑)

この後に何処へ走りに行くのかと話し合いが始まり

長々とくだらない話しをしている

喧嘩の話題になって

お前できるのか？

と聞かれた、自分からはできないと伝えると
リーダーらしき人が
横の奴に殴ってみろよ
と命令した。

命令された奴が立ち上がる…

はぁ…と溜め息を吐いてこちらも防御体勢に…

喧嘩キックと言われていた蹴りを仕掛けてきた

こちらはその足を掴み
腹へ肘打ちを入れる

う゛ぅ～

腹を押さえ猫の様に丸くなる(笑)

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