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🎭ある暗黒卿の気紛れな呟き🎵＋⚡✒🐱

No.321　18/03/17 23:51
Rudolph-v.Oesterreich ( 40代 ♂ MLdWxe ) あ+あ-

次いでにタイタスの次のこのレスを読んで、色々感慨深い思い出が…。

ピアノを始めたのは５歳だった。だが一年くらいで、クレメンティのソナチネが弾け、更に自然に作曲を始めた。

これが幸いか不幸か、父親が一流のウィーンの作曲教授に見せたら、恐ろしい才能だとか言われ、その作曲家に個人的に弟子入りさせられてしまった。

ピアノも普段はその作曲家に習った。大体、優れた作曲家ならピアノも上手いから、音大ピアノ科に入るまでくらいなら指導できるのだ。

日本では知らないが。

で、様々な和声や基礎対位法に沿ったテーマで、毎週作曲の宿題を貰い、ピアノはツェルニー30番を妥協なく指定テンポまで、しっかり弾く事を厳しく要求された。

同時にベートーヴェンの初期変奏曲やショパンの易しいプレリュード、またドビュッシーは子供の領分から始めて、次第にプレリュード集まで。

バッハのインベンションだけは、大嫌い過ぎて、私は極力抵抗した。

こうして父親のスパルタ教育(笑)(泣)も加わり、11歳でベートーヴェンのエロイカ変奏曲Op.35、ドビュッシーのプレリュード集第１巻(全)、それから自作のプレリュード全12曲を、ある大きなホールでリサイタルやらされた。

一応上手く行ったが、今思うと、11歳の子供にあんな負担かけるなんて、キチガイ沙汰だ！

その後、１～２年間、父と教授の確執が起きたり、私もピアノに興味失い、ただ漫然と悲愴ソナタなど弾いている毎日が続いた。

だがレコードは割合よく聞き、ベートーヴェン･ソナタ全集をバックハウスとグルダ両方で全部聞き、特に29番ハンマークラヴィーアと、32番が強く印象に残り、感動した。

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