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お金なくても車ある

No.13　15/04/27 02:22
匿名さん12 ( ♂ ) あ+あ-

クラウンスーパーデラックスなどというと、ショボい廉価グレードと感じるかもしれません。

でも当時は、クラウンのトップグレードでした。

これより上になると、センチュリーになり、これは最低グレードが230万円ぐらいで、法人需要が殆どでした。

この110万円ぐらいのクラウンも基本的には法人需要がメインです。

これでは個人需要向けには価格が高すぎるということで、より装備を簡略化した、オーナーデラックスという、個人需要向け廉価グレードまで設定されていました。

これは88万8千円で、お買い得クラウンとして大人気でしたが、それでも当時の大卒初任給のおよそ30ヵ月分で、現在のロイヤルサルーンよりも割高だったことになります。

因みにこのオーナーデラックスは、パワーウィンドウもパワーステアリングもありません。

エアコンもオプションです。

後部座席のセンターアームレストすらもありません。

最上級のスーパーデラックスでさえも、パワーウィンドウや後部座席のセンターアームレストこそ標準装備でしたが、パワーステアリングやエアコンはオプションでした。

ボディーサイズも現在のクラウンより小さく、且つこれらの装備品をフルオプションすると更に価格は高騰し、如何に当時は車が割高だったかが伺えます。

加えて現在では当たり前になっているシートベルトもオプションですし、エアバッグやＡＢＳ、ＶＳＣに至っては、オプションすらもありませんでした。

これでも庶民にとっては、夢のような最高級車だったのです。