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Everything Love─葛藤─

No.95 14/07/15 02:12
匿名0 ( ♀ )
あ+あ-

≫94




そして…
朝が来た。

いつもと変わらない朝。




「時間だよ~!
今日は大事な日なんだから起きて!!」




「はいよ~ (´0`)zz
ねみぃ~!」




「二度寝しないでね!」




「はい‥ちゃんと起きたぁ(^_^)v」




会社に着いても、いつもと何も変わらない。



時間になり、みんなが5階へ移動する。
さりげなく私は、織田さんの姿、顔が見える位置をキープした。



これくらい…いいよね…?
せめて、大事な日くらい
顔ぐらい見たっていいよね…?




仲良しの沙織が
「凛ちゃんみっけ♪」
と、言いながら私の隣りに立つ。
反対側の隣りには吉野さん、その向こうに木村さん。




いよいよ、移動する人の名前と場所が淡々と読まれ始めた。
静かだ。
みんな黙って聞いている。
なんだかとても不思議な雰囲気に感じた。



驚く声も何もない。
あまりにも淡々としたこの発表は、よく聞いていないと聞き逃す可能性もある。



私はふと、織田さんを見た。
姿勢よく、前を向いて立っている。
その姿がとても凛々しかった。



「○○部 織田 敦、○○○部○○営業署………
○○部 林 孝太郎、………」



あ…呼ばれた!




そう思った瞬間、静まり返ったこの部屋が一瞬にしてざわめき始めた。


あまりのざわめきに部長の声が一旦止まる。
と、主任がみんなを
「静かにしなさい」と言う顔で見た。




ざわめきが収まると、また部長が続けた。
織田さんは動揺する素振りもなく、前を見ていた。



その時、私の左から吉野さんが腕をツンツンしてくる。


「ん?」と、吉野さんを見ると
顎で「見てみ (¬_¬)」との合図。




その瞬間、私の目に入ったものは未だかつてない異様な光景だった。
毎年あるこの形式でも見たこともない光景。


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