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👑フリードリヒ3世の吸血NACHTBUCH(夜記)♦🌃

No.29 13/08/23 19:54
F.vハプスブルク=ホーエンツォレルン ( ♂ zNfWxe )
あ+あ-

≫28

私は森を避けつつ、ひたすら平原を駆けた♦

大公の忠告を守り、北と西は避け、星を頼りにひたすら東-ジーベンビュルゲン-の方向を目指した。

昔、まだ何も知らない頃、義父と平和に暮らした思い出の地めざして…


私が大公の城で2年過ごしている間に、外の世界は大きく変わっていた♦

父フリードリヒ2世を悩まし、何度も自殺を決意させた七年戦争は、やっと終わり、追い詰められていたプロイセンは、ロシアで父の崇拝者ピョートル3世が即位すると、新帝は単独でプロイセンと和平を結び、ロシアを戦争から引かせ、あまつさえプロイセンから奪った土地や財産を、全て父に返却した❗

窮地を脱した父は、残る敵フランスとオーストリアのうち、まずフランス軍を集中攻撃し破り、フランスも戦争から退いた。

残ったオーストリアは、最早単独でプロイセンを追い詰めるのが無理と悟り、母マリア=テレジアは泣く泣く矛を収め、父のシュレジェン領有を認めた上で、父と和解した🎂


結局、私がオーストリアでクーデター起こさずとも、ピョートル3世が代わりをロシアでやってくれたお陰で、父は戦争に勝利したのだ♠


ピョートルは、その後、不満と反感が爆発したロシア貴族らと、皇后エカテリーナによって、廃位させられ、人知れず暗殺された😱


こうして、私が直接、父に狙われる心配は無くなり、大公もそれ故に、私を城から出したのだ♠


数時間駆けに駆けて、最早大公の城からかなり離れた場所に達すると、朝が来た。

何度も振り返ったが、誰も平原をつけて来る気配はなし…

ここで、ヴァンパイア連中が殆ど動けない昼間、更に一気に駆けて、夜までにジーベンビュルゲンに着いてしまおうと思ったが、さすがに連日の疲れから憔悴しきっていた私は、近くの森でちょっと休憩の積もりが、丸1日眠りに落ちてしまった♦

眠りから覚めたのは、夕暮れ、近くに数騎の馬蹄の音を認めて、慌てて飛び起きたのだ❗



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