出産のスペシャリスト!妊婦さん、赤ちゃんをケアする助産師さん

助産師

名称は以前は助産婦となっていましたが、2002年の保健婦助産婦看護婦法が保健師助産師看護師法に改正さてから助産師となりました。名称こそ差別がないように助産師となっていますが、助産師になることができるのは女性のみです。これは男が助産師になったとして、その男のもとへ助産を頼みに行く女性がいるのか疑問であり、需要がないと考えられているので、女性のみの仕事となっています。

助産師の国家試験を受験するためには文部科学大臣の指定した学校で6か月間以上助産に関する学科を修める必要があります。

また、助産師育成所を卒業するか外国で看護師免許を取得した者は助産師の国家試験を受験する資格をえます。 4年制の看護大学に進学し、卒業と共に看護師免許に合格した者は自動的に助産師の免許を得ることができます。これは看護大学で助産に関する学科を修めますので、同時に免許を取得しても問題ない学力と経験を修めていると認められての結果です。

助産師ができること

助産師は、医療行為をすることは認められていませんので、帝王切開などの高度な分娩をすることはできません。そのような高度な分娩をしなければならない時は、助産師はアドバイスや提携する病院へ妊婦を紹介する措置をおこなわなければいけません。

助産師ができることは、正常な経過で分娩を迎える妊婦の助産、つまり出産を手伝うことです。そして無事出産が完了しましたら胎児のへその緒の切断をすることができます。へその緒の切断は保助看法に記載された立派な助産行為となります。 また助産師の免許を取得しますと、医師と同じように助産院を開業することができます。

医療行為ができませんのでこのようなアドバイスがメインです。

助産師を利用しての出産

日本国内の統計では助産師の数は増えており、平成24年現在では31,835人の助産師が日本国内にいます。しかし、助産所に勤める、もしくは自分で開業するというよりは、病院などの医療施設に勤務する助産師が増えています。

就業先は病院への就職が約65%と断トツに多く、次いで診療所21%、助産所その他、育成研究機関が11%となっています。

助産師を利用しての出産

助産師を利用して自宅で出産するという方もいますが、助産師を利用する事態、公益財団法人日本助産師会が定めるリーフレットにクリアしなければ、医療機関で分娩をした方がいいと推奨しています。さらに多くの制限がありますので、日本助産師会のホームページをチェックしてから助産師の利用を考える必要があります。

質問・悩み

いかなる記事内容もその正確性が保証されているものではありません。自己判断でお願い申し上げます。
この記事に誤りがある場合は、こちらまで詳細をご連絡ください。
※対応結果等はご案内差し上げておりませんので、ご了承ください。

他のテーマも読んでみませんか