👻GHOST LIFE👻

>> 200 あらあら 早く元気になってくださいね😊💕

人生 いろんな事がありますが 全てがいつか、ネタとして 作品の肥やしになって行くものですから😏💕

これ、🎁です😊💕

http://j.pic.to/gpcz4

キラ😺さんに戻れますように…🙏💕

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>> 201 ✨匿名さん😺🌟本当にいつも気にかけてくれてありがとうございます😽💕そうですよね…辛い事とかも乗り越えてきて今があるんですよね❗何か元気になってきました🙆単純なキラ猫なのです😼🌟よっし❗❗張り切りです🎵頑張りますよーッ😸🌟✨

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👻120👻
　楓の小さな呟きに頷き、悟が続ける。
「楓が睡眠薬で眠らされた夜…俺、夜勤のはずやったんよ…。それが急に変更になってな…やから俺はあの夜、病院におれへんかった。今から考えたら何で変更なんかもよぅ解るよ…俺の代わりにあの夜おったんは、院長の息のかかった奴やったんやから…意味解るかな？楓…。あの夜、俺の代わりにおった奴と院長が、お前と玲奈の血を入れ換える手術したんよ。」それで…次の日の朝には玲奈の病状が楓に出ていたのか！全て院長の企み…悟は関係ない！…いや、じゃあ楓の最後の意識の中で悟が楓に注射したのはどう説明がつくのか？しかも悟は…
「嘘だ！そんなの嘘だよ！！だって…」楓が叫んだ。
「だってカエデが死ぬ前に“すぐ楽にしてやる”って注射した！あれが毒薬で…」
「違う！」今度は悟が叫ぶ。
「違う…あれはな、あまりにも楓の病状がおかしいのに、院長が検査の必要はない言うてて…でもそんなん見てられへんかったから、俺が独断で検査してん。…何か打ったんやないで…採血したんや。結局検査結果出たんは楓が死んだ後やったけどな…」そういう事か…悟は院長とグルどころか、楓を助けようとしてた。これが…真実。

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無理しないで下さいね。
早く元気になれますように🍀✨

• << 206 ✨いつもありがとうございます😺🌟自由人様、初めましてですかね❓ショボ猫してましたが無事キラ猫に戻りましたよ😼🌟単純なので励まし1つで、ものすごく元気になれます🙆💕御心配していただき本当にありがとうございます💓これからもよろしくお願い致しますね🙇💕✨

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👻121👻
　沈黙が包み込む。知らなかったんだ…今この瞬間まで、楓は悟が助けてくれようとしていた事を知らなかった。悟は楓が死ぬまで、院長がしていた事に気付けず、楓が誤解していた事を知らなかった。そして玲奈は…何も知らない。誰が悪いと言えば、もちろん院長だ。だが院長も娘の玲奈を助ける為に…。ゆっくりうつ向いていた楓が顔をあげる。その表情は、怒っても笑ってもいない…涙が溢れる…10歳の女の子の切ない気持ちが滲んだ表情だった。
「サトル…カエデの事助けようとしたの？レイナの事選んだんじゃなくて？カエデよりレイナが好きだったんじゃなくて？」そんな訳がない。仲良かった叔父と姪だ。俺は交互に楓と悟を見る。悟が首を振る。
「楓より玲奈の方が好きだって誰が言ったの？楓が死んだ時、どれだけ多くの人が泣いたと思ってるんや…俺も…兄貴も…じいちゃんやばあちゃんも…みんな楓の事大好きだったで？」悟の目に涙が浮かんでいる。俺の目にも…
「ショウ…カエデ嫌われてた訳じゃ…ないのかな？」
「解ったろ？みんな楓の事大好きだった…お前玲奈の絵見たか？すげぇイイ顔した楓…描いてたぞ？」みんなに愛されてる親友を描いた絵だったぞ…楓。

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>> 204 無理しないで下さいね。 早く元気になれますように🍀✨ ✨いつもありがとうございます😺🌟自由人様、初めましてですかね❓ショボ猫してましたが無事キラ猫に戻りましたよ😼🌟単純なので励まし1つで、ものすごく元気になれます🙆💕御心配していただき本当にありがとうございます💓これからもよろしくお願い致しますね🙇💕✨

• << 210 初めまして。ご挨拶が遅れました🙇💦 こちらこそ、いつもありがとうございます(^^) ショボ猫ってかわいくて笑っちゃいましたが、無事元気になられたようで良かったです✨

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思わずこっちも うるっ😢と来ちゃいました😢

• << 209 ✨御感想ありがとうございます😺🌟やじ馬様、いつも見てくださって本当にありがとうございます😺💕キラ猫も自分で打ってて感情こもりまくってウルってなりました💦感情が伝わったようで…作者冥利につきます❗ラストもうちょいです❗❗最後まで是非お付き合い下さいね😽💕✨

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👻122👻
　俺の言葉に何度も頷いた楓は、フェンスから離れた。間を置かず、悟が楓を抱きしめる。楓は泣きじゃくりながら悟の胸の中であやまった。
「サトル…ごめ…ごめんね…カエデ、みんながレイナの事好きだからカエデの事殺したんだって…カエデはいらないんだって思ってたよ…寂しかったよぉ…」玲奈の白い腕が悟の背中をギュッと抱きしめるのが見える。
「もぅええんよ…こんな思いさせてごめんな…。俺がみんなに楓の気持ち伝えたるからな…安心しぃや？だから楓も、こんなにみんなが楓の事大好きだったって忘れんでほしいんよ…」悟が泣き続ける楓にそう言いながら玲奈の頭を優しく撫でた。いつの間にか時刻は夕方になっており、オレンジ色の世界が二人を包み込む。
「楓…復讐なんていらねぇよな？院長の悪事は悟が知ってる。それに楓が勘違いした、手術後の悟が採血した血が…証拠になるさ。生きている者を裁くのは生きている者だからな。俺達は任せよう…な？」真実を知り、やっと俺は最後まで説得の言葉を言う事ができた。楓が悟の胸の中から顔を上げ俺を見る。悟もこっちを向く。
「ショウ…あのね…ありがとう☆」
「おぅ！」素直になれば楓もカワイイもんだ。

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>> 207 思わずこっちも うるっ😢と来ちゃいました😢 ✨御感想ありがとうございます😺🌟やじ馬様、いつも見てくださって本当にありがとうございます😺💕キラ猫も自分で打ってて感情こもりまくってウルってなりました💦感情が伝わったようで…作者冥利につきます❗ラストもうちょいです❗❗最後まで是非お付き合い下さいね😽💕✨

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>> 206 ✨いつもありがとうございます😺🌟自由人様、初めましてですかね❓ショボ猫してましたが無事キラ猫に戻りましたよ😼🌟単純なので励まし1つで、ものす… 初めまして。ご挨拶が遅れました🙇💦
こちらこそ、いつもありがとうございます(^^)
ショボ猫ってかわいくて笑っちゃいましたが、無事元気になられたようで良かったです✨

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>> 210 ✨いえいえこちらこそッ😺🌟見てくれてる方でもなかなかレスするまでは…って方もいると思うので、心配してわざわざレスしてくれのかッ❗って感激してました…嬉しいです🎵初レス大歓迎なのです😽💕嬉しくて今キラキラ猫ですよ😸✨まだまだ頑張っていきますので、応援よろしくお願い致します😼🌟✨

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こんにちは。初めまして…かな？
そう、実はGHOST LIFE自体は結構前から読んでいましたが、レスしたのは今回が初めてです。

この小説、ホント面白いですね。
実は一回読んで、むちゃくちゃハマってしまい、自分も影響受けて小説を書くにまで至ってしまいました。
主さんは心の師匠です。
故に、この書き込みを行っている現在、自分はめちゃくちゃ緊張してます。

主さん、多忙だと思いますがこれからも面白い作品を書き続けて下さいね。
楽しみにしています。
頑張って下さい！

では。



ちなみに自分もこの掲示板内で『リゼリア』と言う小説を書いています。まだ書き始めて２日ちょっとな上、文才が無く非常に恥ずかしい出来栄えなのですが、主さん含め、多くの方々に呼んで頂ければ幸いです。
(勝手な宣伝すみませんでした。)

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>> 212 ✨いつもありがとうございます😺🌟バトー様初めまして✨ずっと見てくれてたんですね❗めちゃめちゃ嬉しいです💓しかもいつのまにか心の師匠になっていましたかッ❗❗あわわ💦こんなキラ猫で良ければ是非よろしくお願い致します🙇じゃ…じゃあ師匠から一言💓ドキドキ…💕小説って本当に奥が深くて、同じストーリーでも読む人それぞれで想像するキャラクターや場面の詳細って違うと思うんです😺🌟それってすごいですよね✨キラ猫はそんな魅力に惹かれて10年…書いたノートは20冊あります(笑)文才なんてまずは置いとけば良いのです🎵私もまだまだ💧書き続け、たくさんの人に読んでもらって、一つだけじゃない自分の世界が伝われば嬉しいですよね😺💕お互い頑張りましょうね❗あぁ…何か師匠って…いいですね💕ご機嫌るんるんなキラ猫でーしたッ🙆🎵✨

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ノート20冊分…圧巻です…正直びっくりしまくってます。

まずお返事を頂けた事が第一にビックリです…感激です！

主さんのレスを読んで、自分以外の人の考えに触れることがどういった事を意味するのか…改めて考えさせられました。
主さん、貴重なご意見有難うございました。今後とも参考にさせて頂きます。
主さんの小説を読みながら。

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>> 214 ✨再レスありがとうございます😺🌟そう言っていただけて光栄です😸💕そしてちょっと照れます…嬉しいです🙆🎵第2部終わった頃にまた是非御感想お待ちしております🙇🌟そしておやすみなさい🌠明日も…あ、もう今日もですね💧更新頑張りますねッ❗皆様これからもどうぞよろしくお願い致します😺🌟✨

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👻123👻
　ついてない俺の1日が終わろうとしている。長い間オレンジ色の世界で、楓と悟は抱き合っていた。俺も二人を見守る。楓が悟からゆっくりと離れ、しっかりとした表情で悟に言う。
「…カエデもう行くよ！レイナの身体ずっと借りてる訳にもいかないしね☆」悟が頷く。
「兄貴に…会わんでえぇんか？」悟の兄貴…楓のオヤジか。
「パパに？んー☆いいや…。カエデずっとみんなの傍にいたし、パパやサトルは…これからもカエデの事ちゃんと覚えててくれるでしょ？カエデが生まれ変わったら…もぅカエデじゃないかもしれないけど、その時はきっと会えるからさ…うん、大丈夫だよ☆」ニッと笑う玲奈の中の楓…。悟も微笑みながら深く頷いた。
「あ☆でもね、お願いがあるの！…サトルのロッカーに、紙とペン置いといて☆書いとかなきゃいけない事があるから☆それだけ！」楓がニッと笑い悟に手を振る。
「バイバイ☆またね！」楓が言った瞬間、玲奈と楓の姿が重なって見えた。玲奈から楓が離れ、玲奈はゆっくりと前に倒れる。それを悟が抱きとめた。楓はその様子を俺の隣で見ていた。
「で…まだ成仏しないのな？」楓は満足そうに笑っている。まだ手の平のアザは消えない。

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>> 216 ｢キラ猫😺さんこんちくわ/｣
｢ふおっふおっ、第二部のストーリーもハラハラドキドキ読んどるぞい。儂の心臓にはよくないのう…｣ﾆﾔﾘ
｢儂的に楓は、最初嫌だったんじゃが読んでるうちに…ｳｯｳｯ｣
ｽﾞｽﾞｽﾞ
｢ふん!泣いてはおらんぞっ｣
ｽﾞｽﾞｽﾞ
｢それにしても、キラ猫😺さんの文章力には毎回驚かされるの!｣
｢では、
(^-^)ノ~~｣
｢凱爺ちゃんなに徘徊してんだよ!｣
｢孫の砕じゃ!キラさん宜しく頼むの｣
　　　〆
m⊆(_ _)⊇m
｢爺ちゃん何紹介してんだよ!｣
｢すんません(汗)
お邪魔しました。｣
ｼｭｺﾞｰｯ
砕は祖父を引きずって小型艇に乗り宇宙(ｿﾗ)へ旅立って行った。
自分が書いてる🚀🌏ｷｬﾗだして、ちょっと変わった長文ﾚｽ 失礼しました。応援しとります。
💪😤むは～っ💨
アル🍺

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>> 217 ✨御感想ありがとうございます😺💕そしていつもありがとうございます💕💕💕アル様こんにちは😺🌟って、凱爺様が遊びにいらっしゃった(笑)アル様にも凱爺様にも楓の気持ちが伝わったみたいで😸そう言っていただけて嬉しいです🎵嬉しさの勢いで、こっちからも誰か遊びに行くかもしれません👻💨その時は笑って下さいませ🙆💕お互い更新頑張っていきましょうねッ😼🌟✨

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キラ🐱さん✨はじめまして。はじめからずっと読んでますよ☺すっごい面白くて一日何回もチェックいれてます✨キラ🐱さんの文才には頭があがりません💦旦那と一緒に毎日楽しみにしてます✨マイペースで頑張って下さいね～✨

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>> 219 ✨いつもありがとうございます😺🌟主婦様💓お…同じ主婦仲間ですね…ドキドキ💕はじめまして⭐旦那様も御一緒に見て下さってるんですかッ❗しかも毎日何回もチェックとか嬉しすぎです😹めちゃめちゃ嬉しいです🎵それなのに更新遅くて申し訳ないッス🙇平謝りです…💔実は普段は土日休みなんですが3連休にかりだされまして…火曜日には更新できそうです❗❗待っててくださいませ🙆今度こそ第2部終わらせますんで💦✨

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👻124👻
　最後まで楓に付き合う。“ソウルシェア”したから…それもある。でも、もうそれだけじゃなくなっていた。最初は、生意気で乱暴で思うままに振る舞う楓にムカついていたが、真実を知った今…楓への見方が変わっていたから。俺と楓は屋上の扉をすり抜け…
「じゃ～ん💕再🌟登🌟場～✨」すり抜けようとしたのだが…扉から勢い良く見覚えありすぎる人物が飛び出してきた。
「桜…」何なんだ。
「意味わかんない☆」まったくだ。隣で楓もシラケた顔して呟いている。
「終わった❓良かった☺鍵開けとくね🎵」笑顔でそう言い、扉に引っ込むと、またすぐに出てきた。鍵開けるって…閉めてたのか？
「いなくなったと思ったら、鍵かけてここにいたのか？何でまた…」意味が解らず首をかしげる俺に、笑顔の桜がグッと親指を立てて言う。
「ショウくん❗グッジョブ👍🌟そしてナイスサポート私ッ😃✨」ますます意味が解らない。黙したままの俺と楓に、桜が大きな溜め息をつく。
「はぁ～💨もぅショウくんってば😚全然危機感ないんだから…大変だったんだよ❓屋上と裏庭の人払い❗手伝ってもらったけどね🎵」桜が両手を横にすると、左右に見覚えのある黒ローブの2人組が現れた。

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👻125👻
　笑顔の桜、右には優しい微笑みのマリア、左には不機嫌な様子のミツキ。
「屋上と…裏庭って屋上の真下だよな？何で人払い？」桜に訊いたのに、
「ふん…バカが。」と嘲笑を浮かべたミツキに思いきりバカにされた。嫌味な奴…。
「ん～💧解んないかなぁ…その子が“マインドソウル”したまま飛び降りた時に3人で助ける為だよ☺人がいたら助けられないからね🎵」桜が楓に視線をやる。楓はすぐに視線を外す。
「別にカエデ飛ばなかったもん☆」
「“マインドソウル”って…その話からすると桜が言ってた“憑依”の事だよな？楓が玲奈の姿で飛び降りた時助けるつもりだったのか！」それはつまり…俺の説得失敗、そして“ソウルシェア”していた俺が楓と一緒に狩られる瞬間だった訳だ。ハッとする俺に、ミツキが嘲笑を浮かべたまま言う。
「そうならなかったな。残念だ…」いやいやいや…ちっとも残念じゃない！今更焦る俺に、桜が背中を叩いて励ます。
「ショウくん🌟ど～んまい💓結果オーライだったから大丈夫🎵良かったね☺」横文字だらけの平安人に励ましてもらう情けない俺に、マリアの声が聴こえた。
「さぁ…徳永楓、死を認め再生への導きを受けてください。」

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👻126👻
　マリアの言葉で思い出す…それは大学での出来事。俺は教室から“狩る者”が“無の者”を“導く者”に受け渡す瞬間を見た。それは“漂う者”の楓も同じで…“導く者”である桜により、再生へと導かれる。だから3人一緒にいるのか。つまり…マリアは楓に、今…再生を選択しろと言っている訳だ。まぁ“漂う者”を追う“狩る者”としては当然…。だが、楓にはまだやり残した事がある。楓を見ると、まっすぐマリアを見据えていた。マリアは微笑んだまま楓の返事を待つ。
「ちょ…マリア待ってくれよ。こいつさ、もう自分が死んだ事もちゃんと認めてるし…真実も解ってるから絶対成仏するって！」楓は悟のロッカーに紙とペンを用意しておけと言っていた…何か書いておく気だろう。それが終わればちゃんと再生を選択するだろうし、俺だって“漂う者”から“運命死”へと戻れる。
「なぁ…ついでだ。すぐ済むって。な？」
「うん☆」楓と頷き合う。…が、マリアは首を横に振る。
「何で！？」即答でミツキが応えた。
「バカがッ！待つ理由などない！逆らうなら俺が今狩ってやる…」何ぃ！？このトンガリボーイめ！
「…じゃあしかたないかぁ☆残念！」…楓？妙に素直だ…。

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👻127👻
　俺の隣で楓がショボンとしている。諦める…のか？
「では…徳永楓、“導く者”の元へ…」マリアが指示する。ミツキは素直な楓の態度が不満なのか、腕を組んで不機嫌極まりない顔で俺と楓を睨む。本っ当に嫌味な奴だ。何かしたか俺…。
「しかたないね…」うつ向き、残念そうに楓が呟く。楓？これで…いいのか！？
「はいは～い💓心の準備はよろしい❓良かったら手ぇ貸してね🎵」桜が楓の方に手をのばす。楓は桜の手に自分の手を重ね…ようとして止めた。
「なーんて嘘ぷーだッ☆」顔を上げて、ベッと舌を出した楓は素早く…俺の手を取る。瞬間、軽い重力がかかった。消える一瞬…あっという間の最後に聴こえたのはやはり…ミツキの舌打ちだった。

「チッ！許さん…お前等がトロいからだ。導きなんか知るか。俺が狩る！」
「待ちなさいミツキ…。確かに“徳永楓”は“漂う者”の要注意リストでマークしていました…これ以上待つ理由もありません…しかし…自ら導きを選ぶならば、すぐに狩る必要はないのでは？」
「バカかッ！どこまで甘いんだお前は…」
「まーまッ☺いーじゃないの🌟私が責任取るよ💓ショウくんもいるし大～丈夫だって✨」
「チッ…もう知らん！」

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👻128👻
　瞬間移動した場所…俺の想像通りの場所だった。埃っぽく…日が暮れた室内は暗い。楓と初めて会った地下の一室だった。
「ホントむちゃするなー。ハンターコンビの左が絶対キレてるぞ…」今にもミツキの舌打ちが聴こえてきそうだ。楓が電気を点けながら、
「平～気だって☆カエデ逃げ足、超早いもん！だから今までも捕まんなかったし☆」と笑い飛ばす。
「で…何か書いたらちゃんと導き受けるんだよな？ここまで協力しといて、“漂う者”のまんまなんてオチは受け付けねーぞ？」楓に手の平の光るアザを見せながら言う。騙されたとはいえ、“ソウルシェア”してしまったのだから…楓の協力なしには戻れない。楓が導きを受け、成仏するか…俺が諦めて成仏するかしかないのだから。完璧に俺が不利だが…幽霊成り立てだし、潔く経験とする事にしよう！まぁ…楓次第だが？
「全部解ったしね…これが終われば、ちゃんと導き受けるよッ☆でもさ～ショウだけだよ？カエデに逆わずに協力してくれたの！5人と“ソウルシェア”したけど、すぐ成仏しちゃってさ☆本っ当…根性ないよね～☆」俺には騙された5人の気持ちがよく解る。が…とりあえずはホッした。やっと元に戻れる。

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👻129👻
　生前の思い出話しに花を咲かせ、あっという間に時間が過ぎる。時刻が10時を過ぎた頃、俺と楓は地下の部屋を後にした。電気を消す時に楓は、
「バイバイ☆カエデの部屋！」と言っていた。やはりここをアジトにしていた様だ。たまたまこの上を通りかかったばかりに俺は…こんなにも濃い1日を過ごすはめに…。改めて思い返すと騙されるし、追われるし、追ったし、説得したし、本当に長い1日だった。

　ロッカールームは明かりが点いており、看護師が着替えていた。
「書けないな。」
「ちょうど終わる時間なの☆サトルも…」楓が呟くと扉が開き、悟が入ってきた。
「ねッ☆」さすがによく解っている。悟は手にクリアファイルを持っていて…その中に約束の紙とペンが確認できた。悟を含め、看護師達が出て行くのを待つ。悟を静かに見つめる楓…。
「悟ともお別れだな。」真実が解り、仲の良い叔父と姪に戻れた今…悟を見つめる楓は優しい目をしている。
「またさ…生まれ変わったら…会えるかな？サトルやレイナやパパに…」宿命死の42日間で選択しなかった楓は、自分で次の人生を選べない。それでも…
「会える！次はお互い長生きしよーな！」
「ッだね☆」

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👻130👻
　誰もいなくなったロッカーに俺と楓。楓は俺に背を向けて何やら書いている。
「でーきたッ☆」何書いたんだ？俺が後ろから覗くと…“ｺﾞｯ”当然の様に殴られた。
「だーめー！最初に見る人は決まってんだから☆行くよ！！」行くって…どこに？っと俺が訊く間もなく、軽い重力がかかり場所が一瞬にして変わった。
「ここ…」見覚えのある…薄暗い病室。月明かりがカーテンの隙間から入り、室内を淡く照らしていた。楓に視線を移すと、口元に指を当てている。
「静かにしてて☆」楓はベッドで眠る少女の傍まで行くと、書き終えた紙をサイドテーブルの上にあるスケッチブックに挟んだ。
「レイナ…」楓が眠る少女の名を呟く。返事はない。玲奈はグッスリと眠っている…。
「カエデの血あげたんだから…長生きしなきゃダメだからね…夢も叶えて…立派な画家になるんだよ？」静かな病室内…楓の声は眠る玲奈に届いているだろうか？
「生まれ変わったら、絶対レイナの絵見に行く☆だから…それまで少しだけ…待ってて☆絶対捜すよ…もうカエデとレイナじゃないだろうけど…また仲良くなろ？ねぇ…また絶対親友になろうね☆」不思議と眠る玲奈の頬に一筋…涙が伝っていた。

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👻131👻
　楓が玲奈から視線を俺に移す。
「ハイ☆終わり！じゃ、導かれに行ってあげるか～☆ショウ着いて来てくれる？」着いて行かない訳がない。
「“ソウルシェア”した仲だろ！最後まで見送るさ。」俺の言葉にニッと嬉しそうに笑い、楓は手を差しのべた。俺はまだ光るアザのある手の平を重ねる…軽い重力がかかった。これが…楓と最後の瞬間移動だ。消える瞬間、俺も楓もきっと玲奈を見ていた…そう思う。

　―再び屋上。空には大きな満月が出ており、真っ暗なはずの屋上も明るく感じる。
「おっかぇり～🎵」桜が明るく迎えてくれた。その隣にはマリアの姿。
「…もうよろしいですね？」マリアが微笑みながら言う。楓はそれに深く頷き応えた。
「1人いねぇな…」俺はそう呟いといて、いたらどうしようと辺りを見回す…ミツキは本当にいないようだ。
「あぁ💡ミッキーねぇ機嫌悪そ～に、どっか行ったよ☺ショウくん嫌われちゃったね💓」最初から嫌われてた気もするが…。
「さ☆カエデの気が変わらない内に導いてよね☆」こんな時まで生意気だ。
「準備オッケー❓じゃあ手を重ねて🌟」桜に楓が手を重ねる…手が重なる瞬間楓が言った。
「ショウ！あっちで待ってる☆」

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👻132👻
　最後に見た楓は…生意気な笑顔を浮かべていた。瞬きの瞬間…そこにはもう桜と楓の姿はない。
「待ってるって…」俺はまだ選択決めてないんだが…。
「すっかり気に入られてましたね。」マリアが楽しそうにそう言った。気に…入られてたのか？何か1日殴られてばかりいた気がするが…。
「マリア…いろいろありがとな。マリアがいなきゃ、カルテ探してた時に即効狩られてた…アンタの相棒に…」今この場にミツキがいない事にホッとする俺は、すっかり“漂う者”が板についてきている。
「ふふ…そうですね。“狩る者”としては、それだけ優秀なんですよ？ミツキのおかげで京都にいる“無の者”の数は、かなり僅かですから…」そりゃ“漂う者”の時点で狩りゃ“無の者”にはならないもんな。
「お！…消えてる。」手の平の光るアザがいつの間にか消えていた。“ソウルシェア”が…解けた？
「俺、元に戻った？」
「ええ、これでミツキから狩られる事もありませんよ。」まぁ…次に会っても嫌味は言われるだろうが…。
「はぁ～！やっと終わった…」満月を見ながら安堵の溜め息が出た。もうこんな経験こりごりだ…そう思いながらも、楓がいない事に少し寂しさを感じた。

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👻133👻
　楓と一緒にいる事に慣れたからか…もういないと思うと、急に静かに感じる。満月を見上げながら、今日の出来事を思い出した。玲奈と出会い…楓に巻き込まれ…それはもう濃すぎる1日で…それでも今日の出会いがあって良かったと思う。生きてても死んでても、いろんな事がある…でも死んでからの方が1日がどれだけ大切だったのかが、よく解る。だから俺は…明日から選択の日が訪れるまでの日々を大切にしたい…。明るい満月に見下ろされ、静かな時が流れる。っが、毎度のごとく俺の雰囲気をぶち壊してくれる人物が…
「たっだいまぁ～💓さ🌟今日のデートはどこに行く❓ダーリン🎵」っとの言葉と共に俺の視界を遮った。
「桜…何だデートって？しかも誰が、いつダーリンになったのか教えてくれ…」俺が言うと、桜はいつもの様に頬を膨らませる。
「ひっど～い💔ユッキー寝たら、いっつも一緒にデートしてあげてんのにぃ😚」ただの散歩だ…と言うと、また怒りそうなので…
「はいはい、幸人ん家に戻ってからな。」っと受け流した。
「オッケー👍じゃあね☺マリちゃん💕」
「ええ、デート楽しんでくださいね。」マリアが消える。デート…何やら誤解されている気がした…。

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👻134👻
　俺は明るい夜空を桜と2人、幸人のアパートを目指し飛んでいた。道中、桜に気になっていた事を訊く。
「桜、何で楓の事知ってたんだ？」桜があの時、楓の事を知らなかったら…瞬間移動のできない俺は、屋上までたどり着けなかったかもしれない。
「あ～💡あれね❗知りたい❓」知りたいから訊いてるんだ。軽く頷くとアッサリ教えてくれた。
「私⭐運命死リスト持ってるでしょ❓それと同じ様に“狩る者”も宿命死リスト持ってんのね🌟その中で42日間で選択をせずに、“漂う者”になったら“狩る者”にマークされちゃうの❗“徳永楓”は要注意人物としてマリちゃんとミッキーがマークしててね、情報は常に私にも入ってきてたから☺」なるほど…だから玲奈の絵見て、すぐに顔が浮かんだ訳か。それにしても…
「桜がちゃんと仕事してる事が意外…」思わずそう言ってしまい、頬を膨らませた桜に怒られた。
「もー❗ショウくん😣私これでも忙しいんだからね😚」
「解ってるって～エライな！すごいぞ桜ちゃ～ん。」
「何か気持ち込もってなーいー❗」そんなやり取りをしている内に、幸人のアパートに着く。電気は点いている。我が家のごとく帰ると…軽い衝撃が待っていた。

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ｷﾗ猫😺さん、
🚀parallelworld🌏にﾚｽ有り難う御座いました。
　　〆
m⊆(_ _)⊇m

拙い文章を読んで貰い😳返ﾚｽはおいの所に…
☝😁
然し、軽い衝撃…
続きの気になるばい💦

良ければ｢一緒お話作ろう会｣🈵レスで過去ｽﾚへ
続きの｢一緒にお話作ろう会②｣を読破していただけたら幸いです😚
売り込みアル🍺より😜
失礼しました💨
🏃💨💨

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>> 232 ✨アル様こんばんは😺🌟遊びに行ってきちゃいましたよぅ💕キラ猫ファンタジー大好きなんです🎵時間がある時にゆっくり読ませてもらいますね🙆💕続き気になる所で止めてみたりしたり😼第2部はお気に入りのユッキーをあまり出せなかったので第3部ではユッキーを…おっと続きは秘密です💓引き続きよろしくお願い致しますね😸🌟✨

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👻135👻
　幸人の部屋に入ってすぐ…それはあった。こ…これって…アレだよな？間違いなく。
「ただいま～🎵…何コレ❓ユッキー玄関に変なのあるよー🌟」桜が入ってすぐのキッチンから部屋に繋がる扉をスッと通り抜けていく。俺は玄関にある物から目が離せない。
「おー(^O^)もう寝よか思てたわぁ(-_-)女の子がこんな夜遅ぅまで1人で歩いとったらアカンで(>_<)」幸人の声が聴こえる。
「私飛んでたし、ショウくんと一緒だったよ～🎵」桜の声も聴こえる。
「さよか～(´∀｀)で…ショウくんも一緒やな(~∀~)」俺の視線は玄関の“コレ”に固定…今日最後の衝撃だった。扉が開き、ズガズガと幸人が来る。
「よッ！も～、そりゃも～楽しみに待ってたでぇo(^^)o」幸人が満面の笑みで“ソレ”を俺に手渡す。
「これは…つまり俺に行けと？」俺の手にはどこから持ってきたのか大きなシャベル。
「徳川埋蔵…」
「行くかーッ！どぅ考えても冗談だろ！？」そう…この額を4針縫った関西人は、本当に用意して待っていたのだ。
「嫌やわ～(>д<)冗談キツイわ～(@_@)行かな男やないわ～(^O^)」幸人のせいで、1日の疲れがドッと押し寄せた。

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👻136👻
　関西人の重たいボケに突っ込む気力のない俺は、シャベルを桜にパスし、何やらぼやいている幸人に、1日あった事を教えてやる。その間、桜は嬉しそうにシャベルを持ち、ヘルメットをかぶり、ポーズを取ったりして遊んでいた。
「はッ(*_*)“ソウルシェア”したん(?_?)翔太バカやろ(^O^)」ケラケラ笑いながら幸人が指差す。
「や、笑ってるがシャレになんねぇよ！？“ソウルシェア”なんて知らねーし、楓には殴られまくるし、玲奈助けるのに必死で説得したし！」俺の苦労をそのまま体験させてやりたい…。
「よー戻れたな(^^;)あんなん巻き込まれたら俺なんか即ギブやで(>д<)」
「見～て🎵お宝調査隊👍」桜が幸人のジャケットまで着込み、シャベルを担いでポーズを決める。
「えーやんッ！明日からその格好にしや(^o^)」どこまでボケる気なのか…桜がその格好で人に見つかった瞬間、道端にシャベルもろともお前のジャケットまで転がる事になるぞ…幸人。
「ま、とにかくや…悟が玲奈のオヤジ訴えよーやろ？証拠あるんやし(._.)そん時玲奈は…まさか病院にはおれへんやろ(?_?)」
「あぁ…」10歳の玲奈に真実は…余りに酷だ。

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👻137👻
　だが真実は、どんなに隠そうとやがて玲奈に知れるだろう。酷な事とはいえ、俺が当人ならば…知りたい。
「早よぅて明日…大事件やろから、病院には近よれん様なるで(>_<)まぁ翔太は関係なく玲奈に会えるやろけど…(-_-;)」玲奈と別れ際に“また明日”と約束している。
「俺…何事もなかった様に玲奈に会っていいもんか？」少し迷う。俺から言う真実ではない…だがニュースや新聞で知るのも辛いだろう。となれば悟か…。言わないだろうな…あいつ。
「まぁ明日やな、まず病院移されるやろ(-_-)翔太は一緒におったり(^O^)俺も授業午前中までやから昼んなったら行くわぁ(^_-)」行くわぁって…どうやって場所を把握するつもりなのか。首を傾けた俺に、視線で合図する。その先には変な格好の桜。なるほどな…桜で連絡を取り合えばいい。
「桜、明日は仕事するのか？」
「む😣明日はって何よう😚今日もしてたよ🌟」そうか。じゃあ…
「明日は俺とデートとか…」っと、好みじゃないお宝調査隊をデートに誘う。
「ヾ(→ε←)ο」幸人が吹いた。
「ショウくんッ💓もしや桜にフォーリンラヴ❓」そんな言葉どこで覚えたのか…。深い溜め息が出た。

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👻138👻
　俺と桜は、幸人が就寝してすぐに移動した。さすがにまだ山崎病院は何事も起こっておらず、夜の静寂に包まれている。
「えー😥病院デートぉ❓」文句を言う桜の格好は普段通り。もちろんだ。お宝調査隊を連れて来る訳にはいかない。
「なぁ…桜が玲奈だったら…全部知りたいよな？」病院の正門に桜と腰掛け、話す。
「私ならね🌟ただ玲奈ちゃん…何となく気付いてるんじゃないかな❓」
「…何で？」玲奈のオヤジは元より、悟や楓も玲奈に真実は言っていない。楓は玲奈との別れ際に、それとなく解る様な事を言っていたが、玲奈は寝ていたはずだ。
「ショウくん聴いた事ない❓移植手術した人が、前の人の記憶や感情を受け継いだ～とか💡」受け継ぐ？
「そんな不確定な事で気付くもんか？」
「どうかな…解んない☺でも血ってさ…身体の中全部を巡るでしょ❓それを継いだんだよ🌟…だからそう思っただけッ😉」
「そんな事…」あるのか？そのまま空が僅かに明るくなるまで、その場を動かなかった。
　「来た…」早朝、まだ日が登っていない時間に、1台の車が山崎病院に到着する。運転手は悟…助手席には女性。綺麗なその女性は…どこか儚げな雰囲気で…玲奈に似ていた。

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👻139👻
　悟と…玲奈に似た女性が病室に向かう。俺と桜はその後ろを歩いた。途中、急に女性が立ち止まり…そして振り返る。
「え…」
「ん❓」ついピタリと止まる俺と桜。
「どうかしはりました？」悟が不思議そうに訊く。
「…久しぶりに…いえ、いいの。何でもないわ…気にしないで。それより早く玲奈を…」女性は小さく微笑み、また悟と歩き出す。
「何なんだ？今…」
「うん💡あの女の人…たぶん私達に気付いたね😃」って…
「意外に多いな。珍しいんじゃなかったのか？」桜が大げさに頷き応えた。
「そりゃユッキーみたいなタイプは超珍しいよ🎵玲奈ちゃんみたいに、半分だけって人も珍しい⭐でも感じるだけって人は意外といるからね💡豆知識～💕」そうか…俺は生前感じない奴だったが。
「誰なんだ？この人…」気になる。恐らくは玲奈に関係する誰か…親戚の線が怪しい。
「玲奈…玲奈起きや…」病室に入ってすぐ、悟が玲奈を起こす。
「…？」玲奈が目を擦りながら、身体を起こした。
「玲奈調子はえぇか？」
「悟先生…」不思議そうに呟く玲奈が女性に視線を止める。
「…慶子ちゃん？」慶子ちゃんと呼ばれて女性が頷く。
「久しぶりだね玲奈…」親戚…か？

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👻140👻
　悟が腕時計で時間を確認する。
「玲奈えぇか？病院は退院や。これから慶子ちゃん所でゆっくり休むんよ？」少し早口で言う。時間を気にしている様だ。
「…パパは？」玲奈の言葉に悟が一瞬ギクッとしたのが解った。
「パパね…これから遠くでお仕事するの。玲奈の事、私がお願いされてるからね…玲奈、慶子ちゃんだと嫌？」玲奈は首を振る。
「じゃあ急いで着替えよっか！最初の電車で一緒に帰るよ～！」
「解った！」玲奈は素直に返事をした。どうやら悟は、ゴタゴタが始まる前に始発で玲奈を女性の住む所へ移す気らしい。思ったより早く、院長は捕まりそうだ。玲奈が着替えている間、悟は先に車を入口で待機させていた。久しぶりに会ったらしい玲奈と慶子ちゃんと呼ばれる女性は、手を繋いで足早に病院を後にする。
「桜…玲奈の顔解るよな？後で瞬間移動できるか？」
「おまかせ～☺💕」病院から離れれば、玲奈がすぐに知る事もないだろう。少し安心した。来週誕生日だというのに…オヤジが捕まりましたでは、玲奈がショック死するかもしれない。その点、慶子ちゃんがしっかり手回しすれば、テレビや新聞からの情報は心配なさそうだ。これで…後は見守るだけか。

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👻141👻
　その日の京都は晴天で…もう殆ど緑色に変わってしまった桜の木に、爽やかな春風が吹き込み、今年最後の桜の花びらを空へと運んでいた。多くの人は、いつもと変わらぬ朝を迎え…一部病院関係者のみ裁きの朝を迎えた。
『今日未明、京都府内の山崎病院院長が、過去に不法な手術により患者を死亡させた事が発覚しました。詳細は不明ですが現在、山崎病院院長の山崎玲士被告（37）と手術に関わった医師、看護師等5人が署で取り調べを受けており、容疑が固まり次第逮捕される模様です。続いて…』部屋着姿の幸人がテレビを切った。
「早ぇーな(@_@)」
「悟が玲奈を移してる間に悟の兄貴…楓のオヤジが垂れ込んだんだろうな。たぶん…」準備がいい。玲奈の体調の配慮、証拠の確信、全て整うまで時期を待っていたのだろう。楓も見てるだろうか…。
「ねぇデートは❓」桜が天井付近をクルクル回りながら言う。
「デートしたろ？」
「病院じゃん❗あれデートじゃな～い😨」
「翔太そりゃないわーッ(>∀<)」俺達にとって病院の事件とは無関係に平和な朝。
「ユッキ～💔」
「はいはい、今度は俺がデートしたるよ(^_-)」 きっと玲奈にとっても平和な朝だ…。

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👻142👻
　週末明けの月曜日、俺と桜は兵庫県にいた。事件のあった日、やはり心配で桜と一緒に玲奈の元へ瞬間移動した。桜はデートだと喜んでいたが…。玲奈がいたのは母方の親戚の家で、慶子ちゃんは玲奈の母親の妹だと玲奈自身から聴いた。玲奈の母親は既に亡くなっていた事も解り、真実を知る俺も桜も複雑な気持ちになる…。慶子ちゃんの配慮でオヤジの事は何も知らない様子だった。話していると、俺達を眺めて慶子ちゃんが微笑んでいた。玲奈の霊感は…母方の遺伝かもしれない。誕生日にまた来る事を約束し…今日再び兵庫に来た。
庭先で絵を描く少女の名を呼ぶ。
「玲奈！」
「あ…ショウ兄ちゃん！」俺の声に反応し、キョロキョロする玲奈。
「玲奈ちゃん💕私もいるよ～🌟」
「桜ちゃんも！」
「幸人も後で来るよ。」
「電車でね☺」嬉しそうな玲奈…が、突然思い出した様に…
「あ！ショウ兄ちゃん、楓がありがとうって。」と不思議な事を言い出した。困惑する…俺は玲奈の中では、楓の事など知らないはずだが？
「ハイ！これ…」玲奈がスケッチブックから1枚抜き出し、俺に差し出す。それは玲奈が描いた絵ではない…
「！」その絵を見つめたまま言葉が出なかった。

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👻143👻
　お世辞にも玲奈の様に上手いとはいえない絵…予想通りの汚い字…。それでも俺は、その絵から視線を外せなかった。
「楓とショウ兄ちゃんってお友達だったの？」玲奈の声が耳を通り抜ける。
「あぁ…友達だよ…」描かれた俺の姿は、ひどいぐらい頭がデカくて足が短い。
「似てる似てる～☺」桜、俺はこんなに頭でっかちで目がギョロギョロしてるか？それでもこの言葉は…嬉しい。
「ん～っと❓“2番目の親友、ショウも大好きだよ☆ありがとう！”って💕良かったね🎵ショウくん2号さん☺」桜が意味不明な事を言った。
「って事は…1番は…」呟く俺に、玲奈がもう1枚見せてくれる。
「“1番の大好きな親友レイナ☆離れててもずっとずっと親友だよ！”って。誕生日プレゼントかな？楓いつ来たんだろう…知らない間にスケッチブックに入ってたんだよ。ビックリしちゃった！」それは楓から玲奈への最後のプレゼント…楓の気持ちがいっぱい込もったプレゼントだ。
「大事にしないとな…」玲奈に言いながら、自分にも言う。俺はどうやら、あの1日で楓の2番目の親友になっていたらしい。
「…なくしたら大変だから、玲奈が持っててくれるか？」玲奈は笑顔で頷いた。

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👻144👻
　楓がくれた最後のプレゼントだ。玲奈が持っていた方がいい。
「ねぇ、これからママとひいおばあちゃんのお墓に、11歳になったよって慶子ちゃんと言いに行くんだ！ショウ兄ちゃんも桜ちゃんも来てくれる？」
「あぁ、ユキ兄ちゃんはいいのか？」
「大丈夫！お墓は駅の向かいだし、ユキ兄ちゃんお迎えするの！」玲奈は嬉しそうに慶子ちゃんを呼びに行った。

　墓地は本当に駅の真向かいで、俺の予想を裏切り、幽霊は1人もいなかった。玲奈と慶子ちゃんが手を合わせる。フと…墓地に刻まれた名が目に飛び込んできた。
「そっか…」どうしてあんなに彼女が優しかったのか…やっと理解できた。
「何❓」
「別に？」駅に電車が着き、改札からプレゼントを抱えた幸人が出てくる。
「ユキ兄ちゃ～ん！」駅に向かって歩き出す玲奈の背後の墓石には、玲奈のオカンとひいばあちゃんの名前が刻まれている。
「やっぱそうだよな…」その名前を眺めて呟く。
「何が❓」
「何でもない…」“山崎紗理奈”玲奈のオカンの名前。そして…
「行くぞ！」
「あ💦待ってよぅ😚」ひいばあちゃんの名前…“石川真理亜”同じ名の知り合いは…今も京都で“狩る者”として生きている。

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✨っとまぁ、何か変なオチですみませんが…これで一応第2部“幽霊まだまだ初心者でした！ソウルシェアで漂う者に？暴け悪事！？どんとこい狩る者コンビ！！お宝調査隊も出動しまっせ大パニック編”…今つけたタイトル(笑)は終了です😺🌟誰が何と言おうと終了です😼いや、ちょっとコレ…長々とすみませんでした🙇ここまでの御感想、御質問などもらえると飛び上がって喜びます😽💕迷惑な事に第3部もあります💓引き続き読んでくださる海より広い心と、マリアナ海峡よりも深い慈悲をお持ちの貴方様🎵これからも是非よろしくお願い致します🙆キラ猫で～した😺💕✨

• << 251 ｼｭﾀ 鉛色の空模様の中、独りの大柄な男が舞い降りた。黒装束に身を包み漆黒の鎧を装備している。背中には奇妙な形の刀を背負い辺りを見回している。 ｢ﾊｧ～ｯ!確か地図じゃこの辺だとおもったんだがよ!?道に迷ったか…｣ 男はﾎﾞﾘﾎﾞﾘと頭を掻きながらｸｼｬｸｼｬになった地図を腰袋から出すと指でなぞった。 見渡す限り肩まである覆い茂った植物を手で押しのけて行くと一軒の家が現れた。 ｢おっ、ここだぜ!!｣ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ 呼び鈴を何度も押すがただ無機質な電子音が鳴り響くだけだった。 ｢ﾁｯ！留守か…しゃあねぇなぁせっかく遊びに来たのによ…｣ 独り呟くと紙に何やら書き出した。 ｻﾗｻﾗ 『第二部も面白さ120%だったぜ。お疲れっ！オーラ(気)充電したら第三部頑張ってくれよな！待ってるぜ。ｷﾗ猫読者の一人より』 男はﾎﾟｽﾄに放り込むと左のﾌﾞﾚｽﾚｯﾄに話しかけた。 ｢ｼｬﾄﾞｰちょっと迎えに来てくれ。｣ PPP ｢ﾏｯﾀｸ ﾋﾄﾂﾞｶｲ ｱﾗｲﾝﾀﾞｶﾗ…｣ ｢つうか、てめぇ人じゃねぇだろ!!｣ 数分後、上空からｼﾙﾊﾞｰﾒﾀﾘｯｸの小型艇が着陸すると男は乗り込み元の世界へと飛びたっていった。

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>> 244 スッゴい面白かったです🙌💕

今日なんかもう 仕事しないでずっと📱見てました😂💕💕💕

第３部も 楽しみにしてますね😤💕

気持ちは さぁ書け❗ 今書け❗ 早く書けっ‼て感じですが(笑) ちゃんと じっくり更新待ってます🙋💕💕💕

頑張ってくださいね😊💕

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>> 245 ✨御感想ありがとうございます💕匿名さぁん😺🌟ちゅ💋💕って、やめんか自分ッ👋仕事そっちのけで楽しんでもらえた様で…すごく嬉しいです🎵ちょっと長すぎて読み直しあまりしてないので、全部読んだ時に意味不明じゃないか心配です…ドキドキ💦最後のオチだけ決めて始めた第2部だったので…もぅどんどんあらぬ方向へと広がり…やっとラストにたどりつけました😽それもこれも、応援してくださった皆様のおかげで…もう土下座もんです🙇🌟本当にありがとうございます💓空白すぎてどうしような第3部も、考えながら行き当たりばったりに書いていきます😼こんなんですが…引き続きよろしくお願い致しますね🎵✨

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読ませて頂きました。やっぱりこの作品面白い!友人にも紹介しました。感動しました。有難うございました。
やっぱりこの作品ドラマが深いですね。一気に読み切ってしまいました。
今回も個性豊かなキャラクターが続々出演していましたね。しかもどのキャラも『キャラクター』と言う概念の殻を破って『人間』として描かれて居たところに大変感銘を受けました。

これからも読ませて頂きますのでどうか頑張って下さい!
(無理し過ぎないで下さいね。)

バトーでした。

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>> 247 ✨御感想ありがとうございます💕バトー様こんにちは😺🌟いつも見てくださってありがとうございます🎵しかも友人の方に紹介まで…❗嬉しいッス🌟楽しんでもらえてるみたいで…本当に幸せです💓キラ猫も読ませてもらってますよう😼お互い更新頑張りましょうね💕これからもよろしくお願い致します🙆✨で…第3部書いてもいいですかね❓何かあまり感想ないから…もしやみんな読むの辞めちゃった❗❓とかちょっと思ってたんですが…もちょっとネタ固めてからにしようかな…とか言って感想待ってみるキラ猫なのです😺🌟ドキドキ💓✨

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>> 248 主様へ、第三部だいぶ期待していますので是非また書いて下さい！最近ではこれが一番の楽しみですので。
自分も小説がんがん書いていこうと思うので、主様もがんがん書いて下さいね。(もちろん無理はなさらないように頑張って下さい。)

また、イメージが固まったら濃密な新話を書いて下さい。一人の読者兼ファンとしてのお願いです🙏。

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>> 249 ✨わぁい😺🌟本当にありがとうございます💕感想や応援はやる気のミナモトなので🎵今充電中です🙆💕もちょっと感想や応援レス待って、充電でき次第、第3部書きますね😸バトー様もマイペースで頑張ってくださいね😺楽しみにしてます⭐✨

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