光ある未来へ

レス37 HIT数 1879 あ+ あ-


2007/10/06 17:53(更新日時)

小説書きます💓
初めてなので下手ですが…
感想やアドバイスをくれると嬉しいです✨

僕は待っている
彼女を
信じない
信じるもんか
彼女が死んだなんて…

No.574852 (スレ作成日時)

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No.1

絶望-…
彼女は僕の光
光が手の届かない所へいったら
なくなったら…
それは絶望というのではないだろうか
それはほかの意味でも絶望というのはある
でも少なくとも今の僕は…
絶望の中に生きている
違うか…?

No.2

>> 1 僕は柊千佳(ひいらぎちか)
高校生だ。
僕には彼女がいたんだ凄く綺麗な子なんだよ色白でさらさらな長い髪-…トロンとした飴玉のような目…優しくて強くて儚くて花のような女性だった。
そう
儚かった
彼女は
すぐに花びらが散った僕の目の前で
彼女は僕の光
その笑顔を大切にしたかった
守れなかった
弱い自分がいた
光のない世界で僕は生きろと…?

No.3

>> 2 中学生の冬
僕はずっと好きだった女の子に告白した
そしたらその子も僕のことずっと好きだったんだって。
嬉しかった
僕の家は母は死んで父は仕事で不在
一人暮らし同様だ
つまらない毎日だ
学校へ行って勉強して家に帰りご飯の用意をする…

つまらない
でもそんな僕の世界に光が生まれた
彼女は牧みちる(まきみちる)
彼女は毎日ご飯を作って持ってきて一緒に食べてくれた
楽しい毎日になった
でもね
そんな楽しい日々に終わりがきた

No.4

>> 3 デートの約束をした
待っていると彼女が来た。みちるは僕を見つけると走って来た
信号を渡った
みちるは僕の目の前にいる
その瞬間
みちるは僕の視界にいなくなった
代わりに車があった-


チカ「みちる!?」
みちるは道路で倒れていた
どれだけ飛ばされたんだ!
みちるは車にひかれたんだ
畜生畜生畜生!!!
チカ「みちる!しっかりしろぉ!」
救急車が来て僕をみちるから引き離した

No.5

>> 4 みちる「チカ…大丈夫だよ… また後でね…」

みちる!
僕はただ救急車が去った後を呆然と見ていた頬には涙がつたっている
だってわかる
みちるが死ぬのは
あんなに頭から血がでて無事な訳がない

No.6

>> 5 だけど無事を祈らないわけにはいかない
生きてほしい
そう思うのは当たり前で助かるかもしれないという淡い希望をもった

でもね
人の願いなんて勝手に願っているわけだからその願いが叶うなんて世の中そんなに甘くない
しかも助からない人を助かるようになんてねだから彼女は

死んだ

彼女の最後なんて
見てないし
見たくない
だけど
美しかったと思う
儚い儚い花のように
彼女は
散っていく-…

No.7

>> 6 絶望の中で生きる僕
だって彼女しかいない僕の光は彼女ただ一人今はそれだけしか考えられない

三ヶ月たったかな
もう毎日が退屈で考えたくもなくて
ずっと学校に行ってない
僕は変なのかな?
学校へ行こうか…

No.8

>> 7 つまらないつまらないつまらないつまらない
目が腫れてるよ、と女子に言われた
気づかなかったよ
そういえばずっと泣いてたっけ…?
家へ帰る
やっぱり学校へ行っても何も変わらない
僕にはみちるだけだったんだ
チカ「はは…ここまでみちるが大きい存在だったなんてね…」

No.9

>> 8 家の中に入ったら
違和感を感じた
何だ?この感じ
冷たい
だけど
何故か懐かしい感じだ部屋に入ると僕は目を見開いた


彼女がいる


なん…で…?
嬉しい、とか
そんな単純に喜べるものか
死んだ筈だ
彼女は

No.10

>> 9 なのに彼女は
何もなかったかのように

みちる「チカ!」

と、にっこり微笑んできた…夢じゃない
だけど非現実的だ
幻覚を見てるのか?
もう一度彼女を見る
やっぱりそこにいる
チカ「君は…誰…?」僕は冷静に言った

No.11

>> 10 みちるはきょとんとした顔をしてこちらを見てくる

みちる「何言ってるの~!みちるだよぅ 忘れちゃったかな…
三ヶ月もたってるから…」

優しく微笑む顔に少し寂しさを含ませて

チカ「みち…る?君は本当に牧みちるなのか?」

震える声で問う

No.12

>> 11 みちる「そうだよ…牧みちるだよ チカ…」

チカ「みちるは死んだ筈だ。何で」

みちるはにこぉっと笑った
その笑いは
あの優しい笑いじゃない
目を細めて口をつり上げて
怖かった

みちる「言った筈だよ…また後でね…って」
ああ
僕は認めなければいけないのか?
幽霊と
だったら
彼女を
成仏させなきゃな
それがみちるの為ならば

No.13

>> 12 チカ「未練がましい女だな…お前の事なんてもうとっくに忘れた
だからとっとと消えろ」

みちる…
僕は君の事が好きだ
大好きだ
だから
君の為を思って言っているんだ
傍にいてほしい
本当にそう思うけど…みちるはこのままじゃだめだ
幽霊ならば
幽霊でも僕は君の事が大好きだよ

No.14

>> 13 みちる「そんな…チカ…本当にそう思ってるの…?」

チカ「…っ本当だ…!」
心が痛い
そんな事これっぽっちも思ってないのに
痛い
でもみちるはもっと痛いよな
みちる「…私…出られないの…ここから」

チカ「…え?」

みちる「気付いたら私…みんながいう幽霊になっててそれで…!」
チカ「もういい…!」
涙が溢れている彼女にもうこれ以上言えるもんか

No.15

>> 14 僕はみちるを抱き締めた
でも感触はなくてすり抜けた
みちる「ぐすっ…チカ…」

チカ「みちる…ごめん…ごめん…!」

僕は涙を流した
チカ「本当はそんな事思ってない…思うもんか!僕にとってみちるは」
みちる「光…でしょう?」

みちるは優しく笑った
みちる「幽霊でも…愛しい貴方の光でいられますか…?」

チカ「…うん…うん!」

抱き締めたいにも抱き締められない
幽霊でもいい
傍にいてくれ
光のない世界は嫌だ

No.16

>> 15 朝起きたら隣にはみちるがいた
幽霊でも寝るのか…?という疑問を持ちながらかわいい寝顔を眺めていた

みちる「チカ…あんまり寝顔見ちゃ嫌」

チカ「かわいいんだからいいじゃんよ」

みちるは真っ赤なる
そんなみちるに僕ははにかんだ

みちる「明日…学校行かなきゃいけないよ」
チカ「…どうして」

みちる「駄目!せっかくうかった高校なんだし」

チカ「うーん、そうだな、行こうか」

みちるは笑顔になる
君がいれば学校なんて親なんて
みんなどうでもいい
君さえいてくれれば…

No.17

>> 16 次の日僕は学校へ行った
みちるはずっと傍にいてくれた
幽霊の方がいいかもしれない
そんな事を思ってしまった
駄目だ
みちるは痛かった筈だ出られない…
成仏したいんだよな?でも僕の傍にいたいって
僕もそうだよ
休み時間
先生に呼ばれ職員室へ行った

No.18

>> 17 僕を呼んだ先生
高倉守(たかくらまもる)だ
守「何故呼んだか…分かるよな?」

チカ「風邪で休んでました」

守「嘘つけ。三ヶ月も風邪で休む事があるか重い病気なら入院するはずだ」

チカ「………」

守「…放課後職員室へ来い。話しを聞く」

チカ「…はい」

職員室から出るとみちるが心配そうな顔をした
チカ「大丈夫だよ みちるの事は話さないさ」

みちる「違うの。そうじゃなくて…三ヶ月も学校、行ってなかったの?」

No.19

>> 18 チカ「う、うん」

みちる「こんなに目も腫れて…私を思って…?」

チカ「うん…そうだよでも今は泣かない。だってこうやってみちるは傍にいてくれる」

みちる「でも…私幽霊なんだよ?」

チカ「いいさ 幽霊でも君を愛している」

みちる「っ…!チカ…」

キスする事も抱き締めることも出来ない
気持ちだけの世界
みちるは僕の為を思って僕から離れるかもねでもそうなると今度こそ壊れるよ?

No.20

>> 19 僕から離れるなんて許さない
チカ「みちる…僕から離れないでくれ…!もうこれ以上っ…」

みちる「私は貴方の光愛しい愛しい貴方の光私だってずっと傍にいたいよ…」

みちるは悲しそうだった
生と死
僕たちは越えられる?

No.21

>> 20 放課後
僕は職員室へ
みちるは玄関で待っててもらった
当然幽霊なのだから危険な目に合うこともないだろう

チカ「失礼します…」
守「…話しを聞かせろ」

チカ「…僕は」

風邪なんてもうこいつには通じない
どう言い訳しようか…?

No.22

>> 21 守「…柊、お前牧みちると付き合っていたようだな」

ドクン…

チカ「っ…は…い…」みんな知ってるよな
高校なんてそんなもんだ
守「だが牧は事故で亡くなった」

やめてくれ!

守「それからお前は休むようになったな」

もう…

守「牧が死んでお前は」

ガタン!

激しく机がなった

No.23

>> 22 気付いたら僕は先生を殴っていた

守「っ…柊、話しを聞け!」

嫌だ!

チカ「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいーーーー!!!!」
僕の中で何かが切れたような

守「ひいら…」

チカ「うるさい!死ね!死んじまえ!」

守「っ…!」

チカ「僕にはみちるだけだったんだ!それなのに…それなのに!あいつは奪った!あの車…許さない許さない」
ガッ…!
ガタン!

僕は倒れた
先生に殴られた
守「落ち着け…」

No.24

>> 23 先生は椅子に座る
守「…悪かった…お前にとって大切な存在だったんだな
彼女は」

チカ「畜生…!」

僕はポロポロと涙を流す

みちるがいるから…
泣かないのに

現実をつきつけられた
守「…明日…ちゃんと学校来いよ」

チカ「殴ったのに…」
守「お互い様さ」

先生は職員室から出ていった

職員室は夕焼けで真っ赤だった…

No.25

>> 24 僕はしばらく夕焼けに染まった職員室を見ていた
なんとも言えない美しさ
どことなく寂しさをただよわせる
みちるが待ってる
帰るか…


みちる「あ…チカ!」
チカ「ごめんみちる。遅くなって」

みちる「ううん、いいよ 帰ろう!」

みちるは何故遅くなったのか
どんな事を話していたのか聞かないのか?

No.26

>> 25 ふう…と、溜め息がつけばみちるは心配そうに僕を見る

みちる「大丈夫?溜め息なんかついちゃって…」

やっぱり聞かない
僕も言いたくないから好都合だけど

チカ「大丈夫…大丈夫だから…」

僕の顔…
そんなに寂しい顔でもしてた?
そんな悲しそうな顔するなよ…

No.27

>> 26 僕も悲しくなる
彼女が泣いたり落ち込んだりしたら
僕は抱き締めてあげたい
だから
僕のせいで泣くのはいやなんだ
笑ってくれ…
みちる…


みちるはずっと何かを考えていた
険しい顔で
何を考えているのか?チカ「みちる…みちる」

みちる「………」
チカ「みちる!」
みちる「はぅ!…ごめん」
チカ「…ううん」

No.28

>> 27 チカ…
私は貴方のことが好き大好き
愛しい貴方のためならなんだってできる
死ねと言われたら死ぬわ
私は貴方の光…
いつからそうなったんだろう…
そうか…
あの夏だわ

No.29

>> 28 修学旅行だったわ
中学生の思い出…
暑い夏の日に修学旅行なんて…
学校は私達を熱射病にさせる気なのかしら?くじでグループを決めた
私はチカと一緒になった
その時から私はチカのこと意識してた
整った顔
どこか寂しげな目
大人びた口調
気がつくといつもチカを見ていた

No.30

>> 29 チカ「これ…あの…牧さん?」

みちる「はひ!ははははいぃ!」

やばいやばい
見とれてたわ
それにしても綺麗な顔…
私なんか比じゃないわね…
チカ「…牧…さん…あの…パンフレット」

みちる「はっはい!」

No.31

>> 30 遊園地をまわることになったがまわる人がいない
周りはカップルばっかり…
呆れちゃう…
でもチャンスだと思うみちる「あの…柊君…その…ぃっしょに…まままままわらない…?」

チカ「え?あ…は…ぃ」
やった!
嬉しい

No.32

>> 31 まず私達はジェットコースターに乗ることにした
ゴウン ゴウン

みちる「ぅ…大丈夫?」

チカ「………だ…いじょうぶ…」

ゴウン
ゴウン
ゴー----!!

みちる「ひっ…キャアアアア!」

チカ「うっ…うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

ジェットコースターからおりた私達は抜け殻のようだったと思うわ…
でも
チカくんは意外と怖がりなのね
なんだか嬉しい

No.33

>> 32 質問していいスか?

チカが男性で?みちるが女性なの?逆でわない?

No.34

>> 33 あ…💦
みちるが女性でチカが男性なんです…
すみません🙇
わかりにくいですよね😭
今はみちるが主人公❓になってるんです

No.35

>> 34 夜、私はチカくんと夜景を眺めた
みちる「楽しい修学旅行も終わりかぁ…」

チカ「…うん…あの…今日誘ってくれてさ…」

みちる「うん?」

チカ「ぁ………じゃ!」

みちる「えっ?ちょ、ちょっと!?」

何を伝えたかったんだろう?
でも
楽しかった…

ひと夏の思い出

No.36

>> 35

受験も控えてて私はチカくんと同じ高校に入る事にした
頑張ろう
そして告白するんだ
大丈夫

最近、チカくんは元気がなかった
受験を控えてるせいかもだけどなんだか…
いつもボーッとしてる
それにケンカして男子生徒を殴ったりしたって…

No.37

>> 36 チカくん…
気付いたら私こんなにもチカくんの事気にしてた
貴方といると安心する貴方が元気じゃなきゃ私は悲しい
…それはチカくんの事好きってことなのかな?
よく分からない

なんか騒ぎ声が聞こえる
何だろ?

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