大人になりたくない少年

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自由人（ ♂ ）
2007/05/26 09:43(更新日時)

この話は、世間の大人たちの考えに立ち向かいながら成長していく一人の少年の心を描いた作品です…。

主人公は、
小学一年生のﾀｹﾙ。
普通の家に産まれ

普通に育てられ

普通に育っていく

はずだった……

(第一章) 入学式

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No.479350　2007/05/26 08:54(スレ作成日時)

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No.1 2007/05/26 09:09
自由人0 ( ♂ )

(第一章)
入学式

(母)
｢ﾀｹﾙ～起きてぇ～｣

ここから僕の大人との
戦いが始まった。

(母)
｢ﾀｹﾙ～起きなさい
今日から学校に行くんでしょ!!楽しみにしてた小学校に。｣

母は、父と共働きをしていて今日は仕事を休んでの"入学式"

他に兄が２人、弟が２人と大家族な家柄だった…
(ﾀｹﾙ)
｢まだ眠たいよぉ～｣
｢寝させてよぉ～｣

(母)
｢早くしないと入学式に遅れるよ!!｣

母の声が響く…

こんな光景は、
どの家庭でも日常的。

いやっ、

[普通]

なのかもしれない。

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No.2 2007/05/26 09:30
自由人0 ( ♂ )

(チャイムの音)
｢ｷ～ﾝｺ～ﾝｶ～ﾝｺ～ﾝ

ｷ～ﾝｺ～ﾝｶ～ﾝｺ～ﾝ｣

それでは只今より

×××小学校入学式を

とりおこないます。

(ﾀｹﾙ)
｢緊張するなぁ～
足ガクガクしてきた…｣
ピカピカの洋服を
身に付けて"ｺｺﾛ"も新たに。

<新入生の入場>

(ﾀｹﾙ)
｢何か色んな子いるな～
あっ、ｻﾄﾙ君もいる!! ｺｳｷ君も。｣

保育園からの友達も居て
ｻﾄﾙは興奮が冷めないまま………

式は進んでいき終わった

この時は、まだﾀｹﾙは
知らなかった…。

泣きながら出るのを
嫌がっていた子

ガキ大将面をした
体付きの大きな子

親がｴﾘｰﾄで、勉強ばかり詰め込んできた子

たくさん居たのにﾀｹﾙは
気が付かなかった………

まだﾀｹﾙ六歳の出来事だった。

(第二章) ともだち

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No.3 2007/05/26 09:43
自由人0 ( ♂ )

(第二章) ともだち

(母)
｢ﾀｹﾙ～学校行かないと遅れちゃうよ～｣

いつもの会話が始まった
(ﾀｹﾙ)
｢は～い!!服が沢山ありすぎてお気に入りのキャラクターTシャツが見つかんなかった!!｣
ﾀｹﾙは、兄がいるので
お下がりが多かった。
ﾎﾞﾛﾎﾞﾛだけど安心な服。
ﾀｹﾙはお下がりが大好きだった…

"普通"だと思っていた間は………
(母)
｢ﾀｹﾙ～ごはん食べちゃったら、流しにお茶碗置いて準備してお兄ちゃん達と学校行っておいで～｣

(ﾀｹﾙ)
｢は～い行ってきまーす｣

ﾀｹﾙの学校一日目が始まった。