since-1988-forever・frends

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匿名（ ♂ ）
07/05/06 21:06(更新日時)

深夜の静寂を硝子の割れる音が打ち消した...

昨夜の喧嘩の出血が止まらぬまま、公平は右手に木刀を持ち外に飛び出し叫んだ。

『ﾄﾞｺのﾎﾞﾝｸﾗだｺﾙｱｧｯ!!』

石を投げ入れた少年達が走り去った排気煙に包まれ、公平は呟いた。

『寝ても醒めても殴り合い....殺し合い...』

1988年-春-

二度と戻らない彼等の魂に捧ぐ....

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忘れぬ友へ

No.458525　07/05/05 22:20(スレ作成日時)

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No.1 07/05/05 22:35
匿名0

公平は苛立っていた...

彼を慈しみ、愛してくれる筈の母親は公平の父親と離婚の後、自己の幸せのみに生きる様になった。

公平は自分に言い聞かせてきた。

『誰もが結局は独り。俺は俺だけを守る』

公平は己の拳こそが保護者であり、自分の存在理由だった。

だからこそ昨日の初めての敗北は、公平にとって存在理由の否定に繋がる恐れがあった...

『くそったれ💢』

公平は単車に跨がりﾒﾝｿｰﾙに火を点けアクセルを開けた。

『次は殺す💢』

公平は餓えていた、人から与えられるべき愛情にも、信頼するべき友達の友情にも、何より『大切に思う気持ち』に...

舌打ちすると、公平は更にアクセルを開けた...

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No.2 07/05/05 22:54
匿名0

『お～い‼アッキラー‼』

ｱｷﾗが振り返るとﾊﾟﾙｺは驚愕して言った。

『おぉっ‼❓どうした❓随分ｶｯｺﾖｸしてもらったな💧ﾀﾞﾝﾌﾟにでもひかれたか💧』

顔中が腫れ上がり顔の凹凸がなくなっている。

ｱｷﾗは舌打ちしながら言った。

『うるせぇよ💢ｸﾁ中切ってて痛ぇから話かけんな💧』

ﾊﾟﾙｺの傍らで賢吾が笑顔でｱｷﾗに話かけた。

『負けたんかよ😁もしかして泣き入れちゃった❓』

短気なｱｷﾗが賢吾に言い返す。

『やかまし💢あんなワケわかんねぇ金髪ﾘｰﾊﾟｰ小僧に負けるワケねぇべよ💢........いてぇ💧』

ﾊﾟﾙｺが爆笑しながら言った。

『オメーのツラをﾋﾟｶｿにするなんて気合い入ってんな😁ﾄﾞｺの小僧だよ❓』

『花保のｱｲﾂだよ💢樫村公平💢あんのｸｿｶﾞｷだけは💢次は必ず張り倒す😤』

ﾊﾟﾙｺと賢吾は蒼白になった。

『ｱｲﾂとやったんだ💧なるほどね😱』

ｱｷﾗは煙草をくわえ火を点けた。

『‼いってぇ‼』

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No.3 07/05/05 23:08
匿名0

『よくあんな狂犬とやりあったな💧ｱｲﾂ周り中敵だらけで、ここらじゃ一等ｱﾌﾞﾅｲらしいし😥』

賢吾はそういうと氷を包んだタオルを差し出した。

『あ❓知らねぇよ💢ｱﾉﾔﾛｰ人が本屋で立ち読みしてたっけ、外でどっかのﾔﾛｰと喧嘩しててよ💢相手9人いたから助け入ったらよ、邪魔すんなって俺ん事いきなしブン殴りやがってよ💢』

ﾊﾟﾙｺは更に笑う。

『ｶｯｶｯｶｯ😂助け入って喧嘩なってりゃ世話ねぇな😂まっオメーん事こんだけツラ変えるんだから根性座ってんぢゃん😂』

『う・る・せぇ💢』