生きる意味も消える

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夜空（ gRqcob ）
2023/01/09 08:13(更新日時)

ザバッ。バケツ一杯ほどの水が、降りかかる。その瞬間周りからクスクスと声が聞こえた。
私は烏丸結奈。いじめられてる。
「おい。これの後片付けお前がやっとけよ」
「これ見てwめっちゃウケるww」
「キャハハハハ！」
皆、いじめがあることを見て見ぬ振りして過ごしている。
紫「結奈！大丈夫？」
声を掛けてきたのは私の親友の紫。紫だけが頼りだ。両親にいじめのことを話しても
「どうせ休みたいんでしょ？嘘つかないで」だけ。子供の言う事を嘘って決めつける。紫がいるから今日も生きられる。唯一の希望が紫だ。
ある日。今日も水を掛けられた。紫が教室に入ってきた。また心配させたな、と思いつつ挨拶をしようとした。
「おはよ！」
その声を向けたのはいじめっ子達だった。
「おはよwゆかりん。元気だねw」
「それより見てよこれw無様じゃない？w」
「たしかにw負け犬って感じw」
紫が…紫があいつら側に着いた。裏切った。私は、小声で言った。
「………もう、ダメだなこりゃw」
昼休み。私は急いで階段を登った。
「はぁ、やっと着いた。」
風が強く吹いていた。髪の毛が揺れる。
「…はぁ。」
私は、白い封筒を置いて屋上の手すりを軽々と乗り越えた。そして、
「さようなら。大っ嫌いな世界」
そういい落ちた。ゆっくり落ちていった気がした。
「次のニュースです。◯◯学校で、自殺がありました。死亡したのは女子生徒の烏丸結奈さんです。警察はいじめが原因と見て調査を進めています。」

ども！夜空でございます！いつも見てくださってありがとうございます！