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【この子の七つのお祝いに】

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スポーツ大好き
15/09/15 02:31(更新日時)

【この子の七つのお祝いに】という映画を観た

1982年の松竹作品で、主演は岩下志麻

夫婦の愛憎が生んだ悲劇を描いていて、そこには戦争が絡んでおり、何ともドロドロした不気味な内容だった

妻(真由美)役の岸田今日子(故)が強烈で、夫の浮気を知り、狂って行くのだが、その姿がゾッとするような場面ばかり…

深夜、寝床で夫が一人酒を飲んでいると、後ろから「くっ…くくく…」と小さな含み笑いが聞こえてくる…

夫が後ろを振り返ると、真由美が布団から顔だけ出し、「ちゃんと知ってるのよ…私に内緒で他の女の人と会ってるって事…くくく…」とニヤニヤ笑いながら呟くのだ

また、ある晩の事、夫は異様な気配で目を覚ました
ふと隣を見ると、真由美が大根の切れ端に「殺してやる」と呟きながら、針を刺している
「殺してやる」と一言呟く度に一針刺し、大根には無数の針が突き刺さっていた

その姿に夫は恐怖を覚えるのだ

真由美が怖くなった夫は家を飛び出し、女の元へ…

しかし夫の浮気相手は元妻で、徴兵で戦争から帰国した後、元妻の行方が分からず、再会を諦めた時に真由美と出会い結婚した

その後で元妻の消息が判明したのである

夫は真由美の元を逃げ、元妻と暮らすようになり、“きえ"という女児をもうける

真由美は二人の目を盗み、きえを連れ去り、“まや"という名を付け、我が子として育てる

そして、夫への恨みをまやに言い聞かせ育てて行くのだ

「お父さんをうんと憎んで恨みなさい」
「お母さんとまやがこんなにひもじい暮らしをしてるのは、みんなお父さんのせいなのよ」
「まや、お母さんが死んだらきっとお父さんを見つけ出して復讐してね、絶対に許しちゃダメよ、分かった!?」
毎晩そう言い聞かせた

そして、「まやにはお母さんの苦しみは分からないでしょうけど、この痛みなら分かるわね」と、七輪の火で鉄棒を焼き、それをまやの顔に付ける

「まやにも分かってもらいたいの。お母さんがどれだけお父さんを恨んで憎んでいたか…。火傷の痛みなんかよりお母さんの苦しみの方がずっとずっと辛いのよ?」と…

いくら映画とはいえ、よくここまで思い付くものだ

真由美を演じた岸田今日子がまた適役で、異様な不気味さと気色悪さを放っており、まさにハマリ役ではあったと思う

そして大人になってからのまやを演じた岩下志麻も、この役にピッタリだったように思う

父親を探す為に女友達を占い師に仕立て協力を乞うのだが、女友達はまやの異常な復讐心が恐ろしくなり、「もう無理、私、これ以上付き合えないわ」と言うと、まやはカンナ棒で女友達をズタズタに切り裂き殺す…

「お母さーん!お母さーん!お母さーん!」と叫びながら女友達を切り裂くのだが、その時の岩下の表情はきちがいそのもので(無論、演技ではあるが)、無表情で目だけを見開き、絶叫しながら殺すその姿は凄まじい迫力だった

昭和20年代の幼少シーン
木造の古く薄暗いアパート
並べられた日本人形…

日本独特のホラー感とサスペンスが混ざったような感じで、結局、最後は報われる事なく「一体私の人生は何だったんだ〜!」と泣き狂う姿で終わるのだが、何とも後味の悪い作品だった


No.2256028 15/09/14 12:35(スレ作成日時)

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No.1 15/09/14 12:45
テレビ大好き1 

その映画観た事ないのですが主さんの解説があまりに上手で怖くなりました(|| ゜Д゜)

No.2 15/09/14 12:46
匿名さん2 

懐かしい映画です。

No.3 15/09/14 12:51
茶の間のおばさん3 

あの当時は日本映画は二本立てが多かった。

私は、蒲田行進曲が観たくて、初めて1人で映画館に行った時の同時上映で観た記憶がある。

暗い映画で畳部屋に布団を敷いているシーンしか覚えて無い。
怖い印象だったのは覚えている。



No.4 15/09/14 16:15
匿名さん4 


本当にこの映画は
怖かった

No.5 15/09/14 16:57
通行人5 ( ♀ )

この作品のテーマは
『一人の女の人生を賭けた復讐』
だったのではないか?と思いました。

結婚した夫に愛されなくなり見限られて捨てられた女は、ここまで狂う事が出来るのか?と思いました。

女にとっては憎い仇達の娘は、真の復讐を遂げる為の只の道具に過ぎなかったのか?…と。

あの曲と独特の陰鬱さは、今でも忘れられませんね。

No.6 15/09/14 18:23
スヨン ( 6Fjj1b )

面白そう、観てみたい。

No.7 15/09/14 18:34
女子アナ大好き7 


素の岩下志麻って“いい女”だと思う!


No.8 15/09/14 22:50
通行人8 

子供の頃にテレビでみました。
子供だったから内容はよくわからないけど、不気味な雰囲気や通りゃんせの歌とか断片的に記憶に残ってます...

昔の映画って不気味に怖いの沢山ありましたね~
夏休みになるとよくテレビで放送してたし。
懐かしいけど、今は怖くて見れないかな(´д`|||)

No.9 15/09/14 23:39
匿名さん9 

観ました。岸田今日子が半端なく怖かった。
根津甚八さんが出てましたよね。事件を追う役だったと記憶してます。

鬼畜など昔は怖い映画多かったです。生きてる人間ほど恐ろしいものはない。
金田一シリーズも、因習に満ちた恐ろしい事件の数々。

No.10 15/09/15 00:46
通行人10 

ザ昭和!って感じの怖い作品でしたね~

子ども頃、テレビで見た記憶が残っています。
斧だか刃物で切りつけて、家の壁に血がビュー!って飛ぶところが怖くて怖くて、暫く2階に一人で上がれませんでした。

No.11 15/09/15 01:31
映画大好き11 ( ♀ )

「地獄」というのも是非見て頂きたいです。

岸田今日子・原田三枝子・林隆三・石橋れんじ・栗田ひろみ

岸田今日子扮する人妻が夫が外で作った赤ちゃんを育てたいと引き取る。(復讐の為に)

※夫と不倫女は赤ちゃんを残して亡くなる。

そうとは知らず相談されたその村の和尚さんは、その意思を汲むのだが、あまりに奥さんとその子が可哀想だと、別の赤ちゃんを連れてくる。


それを知らずに赤ちゃん=娘(栗田ひろみ)を育てるのだが、成長すると、村の男達にレイプさせる。娘は気が狂う。

同時期、夫の不倫で生まれた本当の娘(原田三枝子)は、夫婦の息子(林隆三)と恋に堕ちて契りを結んでしまう(近親相姦)。

息子が恋人(原田)を連れて実家に戻って来て、真実がわかり、皆で地獄に堕ちるという話。

みんなが堕ちるその地獄絵が気持ち悪くて・・。

因果応報を感じさせられるストーリーです。

No.12 15/09/15 02:31
匿名さん9 

悪霊島(金田一耕介は鹿賀丈史)の、巴御前を演じた岩下志麻に脱帽です。
美しく、狂気に満ちた女性はまさに適役。

「ぬえの鳴く夜は恐ろしい」のCMでお馴染みでした。

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