一人では抱えきれないから。

レス14 HIT数 1255 あ+ あ-


2013/12/09 04:56(更新日時)

毎日のつぶやき。

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No.2004898 (スレ作成日時)

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No.14

由香「ふぁー疲れたー」

やっと片付いた。
ここに一年間住むんだ。
おじいちゃんもちいちゃんも居て、賑やかで楽しいだろうな。

下の階に降りると、ちいちゃんとおじいちゃんの声が聞こえた。
ちいちゃん「ママ、おじぃーずるーい」
おじいちゃん「ちひろールールに縛られてたらどんな時も勝てんぞっ」

おじいちゃんの家に叔父さん夫婦がいて、その子どもがいて、小さい頃たまに遊びにきてた私はすごく楽しかった。賑やかで、皆で食べるご飯は美味しかったなぁって。

由香「優香さん、片付け終わりました」
優香「お疲れ様、飲み物飲む?」
由香「ありがとうございます。いただきます」
由香「そいえば、修二君は?」
優香「ああ、修二は友達とどこか出掛けたみたい。あー修二の事、あまり気を使わないでね。由香ちゃんは誰とでも仲良くなれそうだけど、修二はね…何考えてるか私もよくわかんないの(笑)」
由香「ほー」

No.13

優香「ただいま〜」
ちーちゃん「ただいまー!」

おじいちゃん「おっきたきた」
由香「おじいちゃん!!」
おじいちゃん「由香、大きくなったのー!」
ちーちゃん「おじぃー、由香ちゃんはちーちゃんと遊ぶんだよっ」
ちぃちゃんが膨れつらだ。
由香「お邪魔します…」
優香「やだぁ、ただいまでいいんだよ、由香ちゃん」優香さんの優しい笑顔。
由香「そっか…ただいまー!」
優香「由香ちゃんの部屋はね二階の…」
ちぃちゃん「ゆかちゃんあそぼー」
優香「ちひろ、由香ちゃん荷ほどきとかあるし、疲れてるだろうから、後でね」
ちぃちゃん「えぇー」
おじいちゃん「ちひろーおじいちゃんならいま暇だぞ〜」
ちぃちゃん「やだーおじぃはいつもズルするもんー」
優香「由香ちゃんの部屋は二階だからね。一応修二とは離れてるから」
由香「ありがとうございます」

部屋にはベッドと机が置かれていた。
あとは、自分の送ったダンボールが積み重なってる。

よーし、片付けはじめちゃおう!
早くちーちゃんとも遊びたいしー

No.12

私の父は私が小学校6年生の時に他界してしまった。そして、母は海外へ赴任することになったのだ。
母は初めは海外へ行く事を辞めようと考えていた。私を一人にするのが心配だったそうだ。
それを知った母の弟、叔父が家に連れてきたら?と提案した。
優香さんは叔父のお嫁さんで、母の父と一緒に住んでいる。
叔父は私が孫なのもあり、かなり心配して半ば強引にこっちへ来いと言っていたそう。

私は、おじいちゃんの家が好きだったし、高校も近くに行きたいと思っていたところがあったので、是非行きたいと母に伝えた。
母はかなりの心配性で、すごーく悩んでたけど、私はおじいちゃんの家に住める事が嬉しくて、受験も頑張って見事に合格した。

母も折れて、最後は泣きながら、電話するからね手紙も出すねと、旅立って行った。

No.11


「風がおいしい」

見慣れた風景、木の葉が揺れる、まだ肌寒い春。

由香は久しぶりに立つ場所に気持ちの高ぶりを見せた。

暖かい昼には散歩しよう、夜には星空を見よう。そう決めて、必要な分だけ詰まった小さな荷物を手に持った。

「ー…!!」
遠くから声がした。

由香「お久しぶりですー!」
由香は笑顔で手を振る。

ちーちゃん「ゆかおねーちゃん!!」
小さな女の子が由香に抱きついた。
その後ろで、女の子の母親が微笑む。

優香「由香ちゃん、久しぶり!」
由香「優香さん!お久しぶりです!」
優香「荷物、届いてるよ」
優香は優しく微笑んだ。

ちーちゃん「ゆかちゃんっゆかちゃんっ、今日ねーママとケーキ作ったんだよー!」
優香「あっ、ちぃ。それ内緒だよっっ」
由香「ちーちゃんケーキ作ったの?すごーい!」
ちーちゃん「早くおうちで遊ぼっ」
優香「ごめんね、ちひろ、由香ちゃん来るのすごく楽しみにしてて」
優香さんはちーちゃんとケーキのことはサプライズにしようと思ってたようだ。

ちーちゃん…可愛い。いつの間にこんな大きくなってたのかな。
感動して少し涙腺が緩む。

由香「いえ、こちらこそなんか、お世話になることになってごめんなさい。」

優香「あはは、うちは全然大丈夫だよぉ〜ささ、荷物積むね。」

No.10

寂しいの。
夕方になると不安になる。
怖くて眠れない日もある。
誰も助けてはくれない。
ただ耐えて待つだけ。
生きているだけで、辛くなる時もある。
空いた穴を埋めたくて、いろいろやったけどダメだった。
この穴にぴったり入るのは、何だってわかってる。
それでも見つけようとしたんだよ。
お金はどうかな。気休めにでもなるかな。
悔しいから、稼ぐよ。
頑張って頑張って。
自分の子供に同じ想いは絶対させたくない。

No.9

寂しかった。
父はわたしに無関心だし、母は弟につきっきりでお姉ちゃんはもう自分の机とか持ってて、勉強したりしてた。
寂しかった。
王子様が迎えにくるよね、こんな人がいいなって絵を書いてた。
お弁当箱に適当にご飯詰めて、近くの公園で食べたりした。上の階の住人のピアノをずっと聞いてた。ビデオで映画を見た。
外へ出て、何かを探してた。
秘密基地だって作った。綺麗な石を集めたりもした。
外が暗くなっても、誰も呼びにはこないから、夢中になってたら夜になってた事もあった。

No.8

わたしが年長くらいになった頃、わたしは元気で、意志の強い子どもだった。
父は毎日お酒を飲んで顔を真っ赤にしてた。
そういう時は近づかない。
何か嫌なことをされるから。
寂しかった。
お母さん、一緒にお風呂はいってくれない、歯磨きもしてくれない。
だからわがまま言った。
小さい弟と一緒にお風呂に入ってた時に、軽くお風呂の窓を蹴った。
お母さんはお父さんを呼んだ。
目が真っ赤な父は、怒ってわたしを叩いた。
すごく怖かった。痛いのは嫌いだ。
だけど、絶対泣かない。泣いてやるもんか、と思った。
足にガラスが刺さって痛かった。
親が機嫌が悪いのは嫌だ。

No.7

お母さんは、わたしのことを元気だねー手先が器用だねーって言った。
保育園で何かを作るとき楽しかった。
頑張ったら母に褒めて貰えるとも思った。
自分の持ち物が他の子よりきたなかった。
遠足の日なんてドキドキした。
お弁当の中身が恥ずかしくて、周りにどう見られるかに緊張していた。

No.6

お母さんとお父さんと弟が同じ部屋で、わたしと姉が同じ部屋で寝ていた。
寂しかった。
よく、お母さん達の部屋にはいって一緒に寝て、と言ってた。
お母さんは嫌がったな。
だから、寂しかったり怖い日は部屋の前に行ったり、お姉ちゃんを起こしたりした。
どうしても一緒に寝たくて、少し扉を開けたら、母と父が交わろうとしていた。
それに対して、父に少し嫌悪感を抱いた。

No.5

弟が産まれた。
病院で母が嬉しそうに笑う。
わたしはうらやましかった。
あんな風に笑って貰えて。

No.4

大型のショッピングセンターへ行くと、わたしはお姉ちゃんとおもちゃ売り場によく行ってた。
白馬に乗った王子様の人形を見て、可愛いドレスを着た綺麗なお姫様に憧れた。
いつか、わたしのところに来てくれるだろうと思っていた。
おもちゃやアニメって、夢はあるけど非現実的なものがある。
大きくなって、現実にはあり得ないと絶望するのだ。

No.3

私はきゅうりが好きだった。
お母さんはよく、きゅうりにマヨネーズをつけて食べさせてくれた。
野沢菜の葉にくるんだご飯と、カレイを焼いて身をほぐしてご飯に混ぜてくれたのも好きだった。

No.2

積み木で遊んでいた。
男の子とわたし。
ふたりで。
とくに話はしなかった。
お互い笑ったり、積み木を取り合ったりして。
部屋の真ん中で、ただそこで遊んで居るだけ。
お母さんの迎えを待つだけ。

No.1

私の記憶が残っているところから。

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