よし!!
2013年から働きます!!
byニート
第一話・遅すぎた目覚め~終~
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>> 7
マジスレではないのでどなたでもご自由にお書き込み下さい。
第五話・今更説明~終~
- << 11 じゃあお言葉に甘えて>3の続き もちろん、俺だってそんなのが卑屈なニートのたわ言だというのはわかっている。堂々としたいなら働けばいいのだ。 だが、最近になって離人症と診断されたメンヘラの俺には、もうあの大通りを蠢き犇めいている人外どもの輪に収まることはできそうもないし、そうしようとも思わない。 …と、そうそう、何で朝早く散歩なんかしているのかだったか。 重大だといっておきながら恐縮ではあるが、なんのことはない、実はつい先日までコンビニでバイトをしていたのだ。 それがクビになったのは、まあまあ、いいものの、バイトへ行くのに早起きする癖がいまだに抜けず、こんな薄暗い雨模様のなかをピチャピチャと傘もささずに歩いている。 それだけのことだ。 しかしそれだけに、とても重大に違いない。
>> 8
マジスレではないのでどなたでもご自由にお書き込み下さい。
第五話・今更説明~終~
じゃあお言葉に甘えて>3の続き
もちろん、俺だってそんなのが卑屈なニートのたわ言だというのはわかっている。堂々としたいなら働けばいいのだ。
だが、最近になって離人症と診断されたメンヘラの俺には、もうあの大通りを蠢き犇めいている人外どもの輪に収まることはできそうもないし、そうしようとも思わない。
…と、そうそう、何で朝早く散歩なんかしているのかだったか。
重大だといっておきながら恐縮ではあるが、なんのことはない、実はつい先日までコンビニでバイトをしていたのだ。
それがクビになったのは、まあまあ、いいものの、バイトへ行くのに早起きする癖がいまだに抜けず、こんな薄暗い雨模様のなかをピチャピチャと傘もささずに歩いている。
それだけのことだ。
しかしそれだけに、とても重大に違いない。
続き
と、そんなうだつの上がらないことを考えながら小雨のせいですっかり湿気ったタバコを加えながらぼーっと突っ立っていた。
「ま、行くか」
あまりここにいても濡れるだけだ。
近くの公園には幸いにも屋根付きのベンチがあり、とりあえずそこまで移動するかと寄りかかっていた塀から背を浮かせたその時だ。
視界の一角を丸い紫色の物体が占領する。
「オッサン大丈夫?」
これでもまだ成人したばかりなんだが、と心の中で反論をなげかけながら、もう少し視線を引き下に向けてみる。
「なんか死にそうな顔してるぞ?」
見ると、小学生ぐらいのジャリ(これは死語か?)が怪訝そうな顔しながらこちらを凝視していた。
「あ、ああ…」
足首まである大きい紫色のレインコート。
そのせいで余りよく見えないが、同じく紫色でゴム製の長靴が裾から覗いている。
「子供がこんな時間に何してるんだ?」
突如豆粒のようなガキに話しかけられて口をついて出たのは、そんな社交辞令ともつかないさしたる面白味すらもない、そんな疑問の言葉だった。
「まだ学校のある時間だろう?」
「オッサンこそ、こんな時間にうろうろして、仕事はどうしたんだよ?」
「いや、それは…」
「朝っぱらから辛気くさい顔してさ。もう少しシャキッとしろよ!」
バンッと背を叩かれた。
なんと無礼なガキだろうか。ニヒヒと笑ってるらしいこのくそ生意気な顔をつねってやりたくなる。
「いでででで!ひだいひだい!ふねるなよ!」
つねっていた。
「…ったく、せっかく励ましてやったってのに…」
「あ、いや、悪い」
「悪いと思ってんならやるな!」
と言うと同時に俺の鳩尾を突いていた。
だが今、俺はそんなことに悶絶する余裕などないに等しかった。
- << 16 実際、17で測量バイト中に通りすがりの小学男子におじさん頑張れ!と激励された過去あり。 第八話・お前も頑張れよ!と言える余裕は無し~終~
「…ふーん…まあいいや。オッサンこれからどこ行こうとしてたんだ?」
「え?ああ、公園へ暇潰しに行くところだ」
どうやらこいつには、俺がどういう人間か大方の予想がついているようなので、あえて見栄を張ったりせず正直に言うことにした。
「そうか。じゃあ俺も連れてってくれよ」
思わぬ返答。
「は?」
「話し相手になってやるっつってんだよ!俺も暇だからさ、オッサンの暇潰しに付き合ってやるよ」
「付き合っ…!?」
「ん?」
そして思わぬ言葉に過剰反応する俺。
「あ、いや、まあ、俺としては願ったりだが、お前みたいな子供が見も知らないオッサンに着いていってもいいのか?」
「ん?何だ、オッサン俺のこと誘拐でもする気かよ?」
「そんなことは…」
またもや、唾涎もの…いや大変けしからん言葉が聞こえてきたが、離人症で曇りがかっている理性をフル稼働し、言葉と自分を殺した。
「じゃあ別にいいだろ?さっさと行こうぜ。このカッパ気に入ってるからあんま濡らしたくないんだよ」
「それじゃカッパの意味がないだろ」
…と、そんなからっぽで虚ろな愚痴を叩きながら、俺は公園へと足を延ばした。
「へえ、じゃあ兄さんはこの近くに住んでんだ」
公園にある屋根付きのベンチ。
小降りな雨の中、二十歳をすぎたばかりのニートと、紫色のレインコートを着た小5らしい幼子が談笑しているの図。
ちなみに、俺への呼び方は、年齢を教えたときに「そんな顔してるから老けて見えるんだよ」という叱咤とともに変えてくれたようだった。
「…なあ」
「…ん?」
やはり、あの頬をつまんだときの感覚が頭から離れず、俺は思い切って聞いてみることにした。
「お前、何でそんな話し方してんだ?」
「…へ?何でって…」
「だってお前、女だろ?」そう、“彼女”は女の子だった。
あの頬の柔らかさは、子供とはいえ、男には一生涯もてぬ代物だ。いや、それを抜きにしても、俺には間違いえないという確固たる自信があったのだ。
「…………」
「…ん?違ったか?」
彼女はキョトンとした表情をしながら目を丸くし、言葉を失っていた。
沈黙。
それは永遠のようにも感じるし、比較的刹那の時間だったような気もする。
そんな不定形な間。
「…………はあ」
「ん?」
彼女が重い口を開く。
「よくわかったな。バレたこと、なかったのに」
パサッと、彼女はそう言い終わるやレインコートのフードをゆっくりと、そしてしぶしぶと外した。
「でも、だから何だって言うんだよ?別に俺がどんな話し方をしてたっていいだろ」
それは俺には、とても、眩しく見えた。
不眠の頭で、失礼ながら再開
紫色のレインコートとは対照的に少し赤みがかりながらも、決して厚かましく感じさせない艶やかな色合いをしたロングの髪。
三つ編みにした脇の髪で後ろを縛って、その端点を可愛らしいゴムで留めている。
「ん?兄さん?」
左右の分けた前髪から覗く広めの額と大きな二重瞼をもった利発そうで整ったその顔立ちは、艶やかな赤茶けた髪ととても相性がよく思わず見とれてしまう。
「兄さんってば!」
「はうっ」
と、翠月へと容赦のない正拳突きを食らって我にかえる俺。
「ぼあっとすんな!しっかりしろよ兄さん!」
「悪い………なあ」
「今度は何だよ」
「…………さい」
「?聞こえないよ。もっと大きな声ではっきり言え!そんなんだからダメなんだよ!」
「……じゃあ」
一拍の呼吸を置いて
「僕のために毎朝味噌汁をつくってください」
「………………は?」
「わかりにくかったか?じゃ言葉を換えよう」
もう一拍の呼吸を置いて
「結婚してください」
「……………………」
「………………………」
続き
最初に断っておこう。
俺は俗にいう“ロリコン”などではない。
ロリコンというのは、ただの異常性愛者に対する名称なのであって、飽くまで“子供”のことを愛してしまう一種の病気のようなものだろう。
俺は断じて違う。
俺の世界の定義では、高校生が塾女、中学生が成人女性で、小学生がピチピチギャル(死語)なのである。
だから、俺がこの子に求愛するのは、成人男性が少し年下の女性を口説くのと同じく、少なくとも倫理的にはまったくもって正常な言動だと言える。
しかし、世間の風は冷たいものだ。「そんなのは屁理屈だ。この変態め!」と罵られること請け合いだろう。
でも今の俺には、そんなことはどうでもいい。変態だというならそうなのだろう。そうだとしても、この気持ちはとめられないのだから仕方がない。
もひとつ続き
「…………えっと」
「………………」
「兄さん、それは冗談か?それとも熱でもあるの?」
「離人症を抱えてはいるが、それはおそらく関係ないだろう。そして俺は大真面目だ」
「そうか……いやいやいや待て待て待て」
「ん?」
彼女は眉間に指を当てて、はあとため息をつきながら、酷く困ったような顔をしていた。
「アンタ、そりゃいわゆる変態だぞ?」
「違う!他の幼女に興味などない!お前が好きなんだ!」
「うるさい黙れ死ね」
どうやら熱いタイプの告白はお気に召さないようだった。
「つーかそういうのは犯罪なんだぞ!?アンタわかってんのか!?」
「その点は大丈夫だ。とりあえず高校生になるまでは待ってやるから」
「なんで上から目線なんだよ!だいたいお前みたいなバイトをクビになったばっかのニートにプロポーズする余裕なんかねえだろーが!」
「それも平気。お前ためなら俺は死ぬ気で働ける。常時3徹で働くつもりだ」
「うわー。初っぱなのギャグパートで何この重い話題……ていうかアンタどんだけ生粋なんだよ……」
「別に18禁に触れなきゃいいだろ。出版するわけでもなし」
「いや、問題はそこじゃないから」
なんか手が止まらないんだが、しかもスレ主でもないのにスレ独占しちゃってるし…
でも俺は強い子なので続きは書く
「わかったからまずちょっと落ち着けよ兄さん」
「俺は至って冷―――」
「いいから黙ってろ穀潰し!」
「…はい」
一応ちゃんと自分でつくった金で食っているので穀潰しはあんまりだとは思ったが、この子になら罵られるのも、それはそれで乙というものだ。
「親がいたらどうすんだよ?兄さん完全に誘拐犯だろ」
「む…それは確かに…」
「だろ?」
「というかですね先生。ちょっと聞きたいんですけどいいでしょうか?」
「はあ…なんだよ?」
「そもそも、俺が結婚だの何だの言い出した時点で普通の子供は脇目もふらず一目散に逃げていていい、というかそれが当たり前だと思うんだが……なぜだ?」
「…………」
おや、また押し黙ってしまった。俺は、いや俺にしてはまともな見解だったと思うのだが、どこがマズかったのだろう。
「そ、そういう常識には気が回るんだな。変態のくせに」
どうも“俺”の部分ですでに問題があったようだ。
しかし、ミクルは真面目なヤツ多いから、こういうの需要ないだろうな
「いや、そりゃ俺だって、見も知らないロリコンが鼻息を荒くしながら襲ってきたら、逃げるに決まってるけどさ…」
頭を掻く仕草をしながら、なんだか言いにくそうにしている。
というか、一般的にはそんなものかもしれないが、すごい偏見だ。ロリコン全般への。
「で、でも、あんな、その、そういうのとのは違う意味でストレートに面と向かって言われたら、さすがに、何も言わずに去るのは悪いかなっていうか…」
少し顔に赤みが射しているのは俺の錯覚だろう。
「それにその…わりと…言われて悪い気は……しなかったし……」
そう言うや、彼女は後ろのフードを被って俯いてしまった。
「…………」
「な、何とか言えよ」
「……決めた」
「ん?」
「直談判にいく」
「…へ?」
「だから、お前の両親に、お前を譲ってくれるよう、頭を下げに行く」
「は、はあ~?」
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